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THE COLLECTORS、1980年代東京モッズシーンを記録したドキュメンタリー映画完成

StoryWriter

THE COLLECTORS主演のドキュメンタリー映画『さらば青春の新宿JAM』が、11月23日(金・祝)より新宿ピカデリー他にて劇場公開されることが決定した。

THE COLLECTORSにとって初のドキュメンタリー映画、そして日本初となるモッズドキュメンタリー映画となる。

THE COLLECTORSが結成後初のワンマンライヴを行った彼らにとって原点であり、ハードコアパンク、ガレージパンク、そして東京モッズシーンの聖地であるライヴハウス、新宿JAM。

その新宿JAMが2017年いっぱいで閉店することが決定し、閉店直前の2017年12月24日に行った初ワンマン完全再現ライヴへと向かう姿と、その過程で関係者によって語られる1980年代から現在へと続く東京モッズカルチャーとは何かを追った作品となっている。

監督はBOREDOMSやアナーキー、bloodthirsty butchersなどのドキュメンタリー作品で知られる映像作家・川口潤が務めている。

新宿JAMを拠点に盛り上がりを見せた東京モッズカルチャーが日本の音楽に与えた影響や、そのシーンとは一体何だったのかが数々の証言で次第に浮き彫りになっていく。THE COLLECTORSファンだけではなくすべての音楽ファンが楽しめる作品となっている。

11月の公開を心待ちにしておこう。(西澤裕郎)


■コメント
(加藤ひさし)
ベスパとフレペのポロとリッケンバッカー3000が宝物だった時代。今の俺はそこから始まってまだそこにいるんだよ。今もモッズのままってことさ。

(古市コータロー)
あの頃の新宿はロックンロール・ドリームであふれていた。タイムマシンに乗ってちょっと覗きに行って来たんだ。

(川口潤監督)
都会の景色はいつだって目まぐるしく変わり続け、月日は流れ、そこにかつてあった景色はいずれ誰も気にしなくなる。ここに映し出したのは、そんな大都会に「ただあった」だけのライヴハウスにまつわる街の風景画でもなければ、かつてあったであろう景色を記録に残して語った回想記でもない。そういったものを全部ひっくるめて30年以上にもわたって音に焼き付け続けているロックバンドの魂の陰影であり、そこにこびりついて消えることのないストリートの香りである。


■作品情報
『THE COLLECTORS~さらば青春の新宿JAM~』
2018年11月23日(金・祝)より新宿ピカデリーほかにて劇場公開
主演 : THE COLLECTORS(加藤ひさし、古市コータロー、山森“JEFF”正之、古沢“cozi”岳之)
出演 : 會田茂一、岡村詩野、片寄明人、黒田マナブ、THE BAWDIES、真城めぐみ、峯田和伸、リリー・フランキー / The NUMBERS!他
声 : 曽我部恵一
監督・編集 : 川口潤
音楽 : THE COLLECTORS(主題歌「明治通りをよこぎって」)
制作 : アイランドフィルムズ
製作 : THE COLLECTORS映画製作委員会

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