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StoryWriter

こんにちは。ディズニーはお好きですか?

特にめちゃくちゃ好きなキャラクターがいる訳でもないけれど、ディズニーは好きという人は多いのではないでしょうか。

私もそうなのですが、強いて言うなら『ふしぎの国のアリス』のヤングオイスターが好きです。赤ちゃんの格好をしてるのに顔は皺々なのが滅茶苦茶キモくてツボ。牡蠣なので一瞬で食べられて終わっていた気がしなくもないですが……。キモカワで好きです。

ディズニー映画は『パイレーツ・オブ・カリビアン』と『ナルニア国物語』が圧倒的に好き。

今は『アラジン』の実写化を楽しみにしています。ジーニーがただの青いウィル・スミスと話題のやつです。

家族や友達と夢の国へ旅行に出掛けた思い出は沢山あります。卒業旅行か何かでどうしても行きたくて、その頃一緒にいける友達がいなかったので祖母に連れて行って貰ったディズニーの思い出が1番記憶にあります。

幼い頃からどこかしらで触れてきたであろうディズニー。今回はそんなどこか懐かしさを感じる、今1番ホットなディズニー映画をご紹介します。

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GANG PARADE・ヤママチミキのオススメ映画です。

ちなみにミキちゃんは超超超ディズニー大好き人間、グーフィーが恋人。年パスを持っており、どれだけ忙しくても気づいたらディズニーに行っているような子です。

Vol.16『メリー・ポピンズ』

 

ロンドンに住むバンクス氏は、娘ジェーンと息子マイケルのために”厳しい乳母”を捜していました。ところが、”優しくて若くて美人で親切”な乳母を求める子供たちの願いが届き、ある朝、パラソルを開いた女性が東風に乗って現れます。その名はメリー・ポピンズ。彼女がやって来た途端、子供たちは大喜び。大道芸人のバートと美しい絵の国で遊んだり、空中に浮いたままお茶会を楽しんだり……。しかし、いつも気難しいバンクス氏は、メリー・ポピンズをよく思っていません。はたして、メリー・ポピンズは、バンクス氏の心を見事にほぐすことができるのでしょうか?

なんだかとても懐かしい気持ちになりました。ディズニーの色んなビデオが家にあったことを不思議と思い出します。

ストーリー展開自体は比較的ゆっくりなので、140分は長く感じました。

メリー・ポピンズを観たことがなくても、音楽だけは聴いたことがあるという人もいるのではないでしょうか。ずーっと前に聴いたはずなのに未だに口ずさめる、耳に一生残りつづける曲ばかり。「チム・チム・チェリー」は勿論のこと、思わず魔法の言葉「スーパーカリフラジリスティックエクスピアリドーシャス!」と叫びたくなります。

https://youtu.be/kG6O4N3wxf8

https://youtu.be/U3zAbQ0aMK8

絵の中に飛び込むシーンは、アニメーションと実写の融合がとても斬新。細部まで作りこまれており、これぞメリー・ポピンズの世界観だ! と見せつけられます。現代の映像技術に慣れた私達が観ると60年代の技術に違和感を覚えてしまう点もまたそこが良い。

煙突掃除屋さんが煙突から次々と出てきてくどいくらい踊りまくる長いシーンは、アクロバットで奇妙な姿にしつこいと思いつつもニヤニヤして観てしまいます。

そんな平和で楽しい音楽に対して、当時のイギリスの時代背景や大人になることへの寂しさ、皮肉も描かれていたり。女性の政権を勝ち取ろうとする運動や、男尊女卑、父親の背負うものの大きさや窮屈さだったり。意外とそういった問題も描かれています。

ですが最後には厳格な銀行員の父親までも歌い踊り出す、どんなキャラクターも不幸にならない気持ちの良いハッピーエンドを観せてくれます。

ひたすら夢を並べるだけではなく、ハッとする現実味をスパイスとして描いているところが面白いなと思いました。メリー・ポピンズもただの陽気なおちゃらけた人間ではなく、真面目で堅い部分もあることが良いスパイスになっていると思います。

そして『メリー・ポピンズ リターンズ』も鑑賞しました。現在公開中ということで紹介は軽くにしますが今作は前作の20年後、前作の子供達が親世代になってからのお話。54年経っても変わらずに素敵な音楽に溢れていて楽しくって、子供達に素敵な夢を見せてくれるメリー・ポピンズがそこに居ました。前作から引き継がれているポイントも多く、それを見つけるのも面白いです。

これだけの年月が経っても続編として帰ってくる、1964年から時代が変わっても変わらずに愛され続けた証拠だと思います。

前作を観ないと続編のストーリーが理解できない、と言ったことはありませんが、『メリー・ポピンズ』を観てから現在公開中の続編『メリー・ポピンズ リターンズ』を観ることを全力でオススメします!

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次回はBiS、アヤ・エイトプリンスのオススメ映画をご紹介します。

それでは、また来週!

※「それでも映画は、素晴らしい。」は毎週火曜日更新予定です。

【連載】Vol.1『THE LIMIT OF SLEEPING BEAUTY』(推薦者:テラシマユウカ)
【連載】Vol.2『ライフ・アクアティック』(推薦者:渡辺淳之介)
【連載】Vol.3『そこのみにて光輝く』(推薦者:ココ・パーティン・ココ)
【連載】Vol.4『ダンサー・イン・ザ・ダーク』(推薦者:沖悠央/SCRAMBLES )
【連載】Vol.5『ライフ・イズ・ビューティフル』(推薦者:GANG PARADE マネ 辻山)
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【連載】Vol.7『はじまりへの旅』(推薦者:ランタン 村上真平)
【連載】Vol.8『バック・トゥ・ザ・フューチャー』(推薦者:松隈ケンタ)
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【連載】Vol.10『トイ・ストーリー3』(推薦者:T-Palette Records 古木智志)
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【連載】Vol.15『トゥルー・ロマンス』(推薦者:UGICHIN)

テラシマユウカ


2014年に結成され、現在9人組として活動中のアイドル・グループGANG PARADEのメンバー。2016年に行われた新生BiSの合宿オーディションに参加し、BiS公式ライバル・グループSiSのメンバーとして活動を始めるが、お披露目ライヴ直後にまさかのグループが活動休止。2016年10月にGANG PARADEへ電撃加入し、多くを語らない性格ながら強い意志と美学を持ってグループになくてはならない存在に。映画好きが高じて、StoryWriterにてテラシマユウカの映画コラム「それでも映画は、素晴らしい。」の連載スタート。

テラシマユウカ Twitter

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