【連載】なにが好きかわからない vol.30 PENICILLIN

皆さんこんにちは。

最近は毎週末インターンであちこちへ行ったりしていてだいぶ忙しくしております。それで最近までは正直体力的に疲れていたのですが、今は一周して前より楽しくなってきております。

人生に於いて充実している時期というのがあまりなかったもので、やり甲斐のあることに接している今が楽しくて、興味のない内定先の研修に全く一度たりとも参加しておりません。

さすがにヤバいんじゃないかなあ、とぼんやりは思っているんですが、やりたい事しか頑張りたくない、加えて楽観的な性格もあり「大体のことはどうにかなる」の精神が強いので、未だに内定先に対して頑張れないでいます。

でも、きっとあの内定先に僕は向いていないしITという仕事も違うなと思っているので、以前ここで書いたように編集の仕事にいくんだと思います。(まだ直接は先方とお会いしていないけど)

やりたい事をやってこそが人生だし、興味のあることなら結果が出せるんじゃないかな…… 頑張ろうオレ。

さて、今回お話したいのはボーカルの声のクセの強さでお馴染み「PENICILLIN」です。

実は先日インターンでお会いした方がLUNA SEAやPENICILLINのコピーバンドのヴォーカルを務めている方で、お酒の場で90年代の邦楽の話に華が咲きました。本当に楽しい時間であったのに加えて、その方の動画を観てめちゃくちゃ感動しまして、同時に僕がPENICILLINにドハマりしていた時期(高校生の頃)の気持ちが一気に高まって参りました。

そんなこともあって、ここ数日はずっとPENICILLINの動画と音源をひたすら見聞きし続けております。僕の好きなもの、殊に音楽についてはクセがあるものが本当に好きなんだなと再確認しました。

PENICILLINというグループで代表曲と言えばアニメ「すごいよマサルさん」(ちなみにこれも名作漫画)の主題歌にもなった「ロマンス」という曲だと思います。

思い返してみると「エログロでアングラな世界観、乱れてナンボ」というのが僕にとってのヴィジュアル系バンドへの偏見だったのですが、高校生の時に初めてPENICILLINを聞いてそのイメージが少し変わってきました。

シンセサイザーとバンドサウンドという僕の大好物に加えて、当時の僕のイメージにはない純で劇的な歌詞がドハマりまして、どうしてこんな凄いバンドなのに同級生の皆は知らないんだろう? と不可思議に思ったものです。加えて、ボーカルのHAKUEIさんの誰にも真似できないような歌唱力が衝撃的にカッコ良かったです……。

ともすればクセがありすぎて避けられてしまうかもしれないような歌い方で、結果として多くのフォロワーを惹きつけるって一番尊敬できるカッコイイ生き方ですよね。僕にはとてもできないかもしれない、HAKUEIさんもやはり充分に強虫なんですね。

よく分からないITに入って社会の常道に呑まれてボチボチの人生に沿って生きるのか、何かしらで形を残せる事ができる人生になるのか…… どっちが良いかって言われたら勿論後者なんですが、僕にはそれが貫き通せる自信が絶対あるかって言われると分からない。

自信はるかもしれないけど、その為の武器が何なのか分からない。持っているかどうかさえも分からない。だからこそ、それが明確に分かっていてその生き方に従事できる人に憧れる気持ちが人一倍なんです。人生で一番必要なことは目標を持つことかもしれないけど、僕はその第2段階の「目標の為に何の準備をすべきか」を強く意識することなんです、きっと。

HAKUEIさんばりの武器が早く僕にもあればいいのになあ…

また、先に挙げた代表曲ロマンスの他に人に勧めたい、個人的に好きな曲とPVが「Make Love」という曲。一番大好きな曲。

真っ白な砂浜で演奏するメンバーの様子と、ちょっとエッチなんだけど純粋な愛情を歌った歌詞が相まってステキなんです。例えるなら、場所はギリシャのサントリーニ島、真っ白な壁に囲まれて、窓から青い海と空が覗けるような一室で純に互いを求めるようなおアツいカップルの情事を綺麗に表したような世界観。僕には自発的に想像もできないような綺麗な世界観にまどろんでしまえる名曲。ぜひ皆さんにも耳にしてもらいたい一曲です。

本当に90年代の音楽ってこんなに僕に色々残してくれるんだろう……。

せっかく彼ら彼女らが僕に色々なものを残してくれるのに、なんで何にも還元できていないんだろう。自分の中で消化していい気持ちになるのは誰でもできると思うけど、ここからもう一つ上の段階に昇華できるように、早くなりたい。

書いているうちに自分の無力さをひしひしと痛感してしまいました。しょんぼり。

今週はこの辺で。また来週、よしなに。

※「【連載】なにが好きかわからない」は毎週木曜日更新予定です。
エビナコウヘイ(えびな・こうへい)
1993年生まれ、青森県出身。進学を機に上京し、現在は大学で外国語を専攻している。中国での留学などを経て、現在では株式会社WACKで学生インターンをしながら就職活動中。趣味は音楽関係ならなんでも。

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