【連載】なにが好きかわからない vol.33「ジョジョの奇妙な冒険」

こんにちは。

内定式に出て「やっぱり俺のやりたいことはここじゃできない!」と息巻いて、他のメディア編集ができる場所を探している話まで以前したかと思いますが、早速自分で能動的に動いて編集者の方にお会いしてきました。

中国語も使う仕事でしかも働きやすい職場環境ということで、ここしかない! くらいの気持ちがあったのですが…… どうにも直接的に来年4月から働いていいという事にはなりませんでした。他の人と繋いでくれるという旨のお話ではあったのですが、それも12月に台湾に来たらとのことで……。

「俺は御社で使ってほしいんじゃ!!」の言葉を必死に飲み込んで、トボトボと帰りました。惨め。

一方で内定先のITの会社からは、いつから研修に来るんだ! 課題は進んでるのか! という催促…… 僕は本格的にどうするべきか分からなくなりそうです。

これまでの人生的にも、とりあえずもがいていれば何か結果に結びついていたのになあ…… これからの人生は厳しくなりそうです。これまでと同じやり方じゃもう成功できないのかもしれない。もっと頭使って、大人の顔色を伺って観察して狡猾にやらないといけないような気がしてます。僕は社会に於いてはまだまだ双葉にもなれない種子若僧。

さて、種子若僧の僕が本当に種子、小学生低学年の頃から兄の影響で読み続けてきた大好きな作品が1つあります。ここ数年で特に脚光を浴びてきました「ジョジョの奇妙な冒険」。

この作品はジョースター家と宿敵DIOの因縁の闘いということが念頭に置かれており、それぞれ第1部〜現在第8部に渡る壮大な作品です。(作者・荒木飛呂彦によると全9部構想とのこと)

各部で舞台や主題は異なっておりますが、1部,2部では波紋とよばれるエネルギーを武器に敵と戦うストーリー、第3部からはスタンド(幽波紋)と呼ばれる超能力を具現化したイメージを操る者同士が戦うというストーリーになっております。最近はアニメ化もされていて、10月より第5部が始まっております。

僕自身、5つ上の兄の影響で小学生低学年の頃からジョジョを読んでいました。小学3年の夏休みの読書感想文で、ジョジョの奇妙な冒険12巻のジョセフvsカーズの死闘のクライマックスと第3部の導入の感想を書いて先生に怒られた記憶があります。

それ以来、ジャンプを買って毎週ジョジョをチェックして単行本もゲームも全部読んだりプレイしておりました。特に1番好きなのは、最近アニメも始まった第5部。イタリアのギャング・マフィア社会を舞台にギャングスターを目指す気高い主人公ジョルノ・ジョバァーナと個性豊かな仲間が、対立する敵グループやボスからの逃避行を繰り広げる作品です。

ジョジョという作品は各部毎に主人公がいるのですが、(1部を除いて)主人公が(正義なのですが)正義漢ぶっていない、しかも妙にアツくないというところが僕の好きなところ、それでいて敵味方問わずそれぞれ個性的なキャラクターと言動が割り振られているところがステキです。どのキャラクターを選んでもサイドストーリーが作れてしまうくらい。

そして、今回の第5部の主人公ジョルノ・ジョバァーナという人間は実は正義の血統ジョースターの血と野心家のDIOという人間の両方の血を継いでいます。(長くなるので詳細は割愛)例えるなら三国演義の曹操と劉備のハーフっていう感じです。

いずれギャングスターになり組織を乗っ取るという目標の為にしたたかにも己の正しいと思う選択をするジョルノは本当にカッコイイと素直に思います。やっぱり男の子っていうのは野心を燃やして、自分の信じるものを勝ち取るために生きないといけないなあと再確認。

前作の第4部の最後には、主人公達の中に「黄金の精神」があるという台詞があります。この「黄金の精神」というのは、正義の輝きの中にある勇気や覚悟、優しさとそれらを成し遂げる意志のことを指しているのですが、それを引き継ぐかのように第5部にはそれをハッキリと継承している主人公がいます。こういった壮大なストーリー生がこの作品の魅力の1つなんじゃないかな、と。

決して正義でありたいとは思わない僕ですが、気高く生きたいという意志だけは明確に持っているつもりです。野心と気高さこそが自分の人生をより善くする素質なんじゃないかな…… どうにかのしあがってやりたいなあ。

先日のアニメ第1話もなかなかのクオリティでした。PS2のゲーム版の声優のイメージが強かったですが、やがてジョナサンの肉体とDIOの首のように馴染んでくるでしょう。アニメ入り口でも良いので是非ジョジョという作品を堪能してみてください。

ではまた来週、よしなに。

※「【連載】なにが好きかわからない」は毎週木曜日更新予定です。
エビナコウヘイ(えびな・こうへい)
1993年生まれ、青森県出身。進学を機に上京し、現在は大学で外国語を専攻している。中国での留学などを経て、現在では株式会社WACKで学生インターンをしながら就職活動中。趣味は音楽関係ならなんでも。

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