BiS、BiSH、GANG PARADE、EMPiREのマネジメントを行う株式会社WACKが、2019年3月24~30日にかけて合宿型合同オーディション「WACK合同オーディション2019」を長崎県の離島・壱岐島を舞台に開催。
今回の合宿オーディションには、書類審査と2次オーディションを通過した22名(うち4名は前日壱岐島で行われた全員面接で合格)に加え、WACKによる育成プロジェクトWAggの7人(愛は不参加)、現役メンバーも途中から参加する。
BiSHからは、アユニ・D、
GANG PARADEからは、ヤママチミキ、
EMPiREからは、MAYU EMPiRE、
BiSからは、戦力外通告を受けたアヤ・エイトプリンス、YUiNA EMPiRE、トリアエズ・ハナ、ムロパナコ、
が途中より参加予定となっている。
また、最終日の3月30日(土)には、壱岐の島ホールにて、入場無料のフリー・イベント「WACK EXHiBiTiON」が開催。合格者の発表に加え、BiSH、BiS、GANG PARADE、EMPiREがライヴを行う予定となっている。
その様子は最終日までニコニコ生放送ですべて中継される。
3月24日(日)12時~「前半」:https://live.nicovideo.jp/watch/lv318959031
3月27日(水)12時~「後半」:https://live.nicovideo.jp/watch/lv318959045
■6時〜 脱落者救済措置ーー渡辺淳之介を笑わせろ
合宿の舞台となっている壱岐島の旅館・太公望のロビーには、昨日脱落を告げられたモモチハマカンパニー、パンダ・ルナリーフィ、カリン・トウ、ウ・ンコの4名全員が集まった。
カルピス(※牛乳から変更)を口に含んだ渡辺淳之介を15秒以内に笑わせた候補生は救済措置の対象となり、2日目の合宿に参加することができる。
朝のまだ薄暗い中、それぞれが考えた一発ギャグやネタを披露していった。「ウーパールーパー」と叫ぶネタ、BiSHのハシヤスメアツコを取り入れたウ・ンコのモノマネネタなど、各々が深夜に考えたもので笑いを取ろうとしたが、結果渡辺はカルピスを吐き出すことなく、全員脱落となった。
以下に、モモチハマカンパニー、パンダ・ルナリーフィ、カリン・トウ、ウ・ンコのインタヴューコメントを掲載する。
モモチハマカンパニー
「あまりに序盤に脱落したから、来た実感もあまりなくて。もっと勉強しておいたほうがよかった。今、悲しいという気持ちはなくて。脱落が発表されて泣いたときに気持ちが全部流れてしまった。最初は悔しいっていう気持ちもあったけど、周りの子がたくさん練習しているのを見て「この程度で悔しいと思ったら失礼」だと思ってあまり言えなくなってしまった。私は歌が好きなのに、なんで歌を中心に練習しなかったのかという後悔はあります。合宿を通して「つもり」というのはよくないなと思いました。そのときは恥をかくかもしれないけど、後に引きずる気持ちのほうがよっぽど嫌だなって思うし、失恋したような気持ちです。1年あったら変われると思うけど、今はいろいろ考えてしまってすぐには来年受けるかどうかは答えられない。昔から「歌うといい声しているね」って言ってもらえることが多かったから、声を活かせる仕事はしたいけど、往生際が悪いのも自分の人生としてどうなのかなと思うと……。もう一皮むけたかったです」
パンダ・ルナリーフィ
「今1番強く思っているのは、悲しいとか悔しいっていうよりも、絶対また来てやるって気持ち。正直、歌唱審査ときの私はあれしかできなかったし、悪い意味かもしれないけどやりきった。でも頑張り方を間違えたというか、それをいいふうには捕らえられなかったから、人に好かれるのって難しいなって……。WACKは、自分の好きなものであり憧れでああり、自分の中ではそれ以外選択肢がみつからない。私の中でWACKに入りたいって気持ちしかないし、他のアイドルになりたいと思ったことはないので、来れるかわからないけど応募は絶対にします。私は今の私じゃなくなりたかったんですけど、渡辺さんに「それは逃げだよ」って言ってもらったので、自分を捨てるんじゃなく、受け止めた上で変化しないとなと思います」
カリン・トウ
「今は率直に悔しい気持ちです。せっかく合宿まで来れたはずなのに、来れたというところで満足していた自分も実際いたのかなと思うし、もっとやれることがあったんじゃないかと自分に腹が立って悔しいです。合宿に来て学んだことは、本当になりたいんだったら、なりたいなりに努力をしなきゃってこと。もっとオーディションを研究して、事前にやることはやるとか、自分のいいところとか悪いところとかを考えて、もっと自分のことを話せたらよかったと思います。来年また機会があったらオーディションは受けたいです。WACKもそうですけど、個人的にはいろいろなアイドルが好きなので、他にもチャンスがあって自分がなりたいと思うものがあれば受けたいなと思っています」
ウ・ンコ
「悔しいと、恥ずかしい、若干の安心感…… が全部ちょっとずつあります。去年観てくれていた人は、たぶん失望したと思うんですよね。何もできなかった。それに対しての恥ずかしさがある。やりきれなかった後悔みたいなものはなくて、気づけなかったというか、気持ちを理解することができなかった悔しさがあります。この1年間で頑張ってきたことを出そうと思ってやってきたんですけど、スタッフの人たちや視聴者が期待していたものとは違ったのかなと思っていて。自分に足りなかったのは気持ちの方向。渡辺さんと約束したことがあるんですけど、私はそれを理不尽に思うことはなかったし、残らなければいけないところで残れなかった。来年のオーディションは…… 受ける可能性はなくはないです。ただ、今回の合宿で何かを掴めた気がしなくて。掴めたらもっと先に行けていたと思うんですよ。絶対来年ここをこうして戻ってくるぞって明確なものが見えていない。でも、そんなに簡単に諦められるんだったら今年は来ていないので。今年ダメだったからもう絶対来ないです、とは死んでも言えないです。いまはまだ渡辺さんに叱ってもらったことを考えている状況です」
■6時30分〜 早朝マラソン
その後、6時30分より約5kmにわたる早朝マラソンが行われた。折り返し地点には課題が用意されており、1位で到着したナルハワールドはメロンパンを、2位のハナエモンスターはドクターペッパーを、3位のアンズピアは罰ゲーム茶を飲むことに。それを経た最終的なマラソンの順位は下記の通り。
■マラソン順位
1. サアヤイト
2. キイロコ・バンパイア
3. ウタウウタ
4. アンズピア
5. マリン・バ
6. ムイ・ガ・ドクソン
7. ウルウ・ル
8. テラヤマユフ
9. ポリ・ウブ
10. 太陽ノライオン
11. アユノ・B
12. ミャークラブ
13. フィフスサマーウイカ
14. アイノ・ジ・エンド
15. ハナエモンスター
16. パー・ルイ
17. オキタユア
18. セントチヒロノイモウト
19. バシヤスメ・アツコ
20. ドンドン
21. パルナ・パッ・チーン
22. ゴミヤ・ガキ
23. ナルハワールド
24. チン・パーティン・ココ
マラソンの後は、宴会場にて朝食タイム。今回も時間内に完食できないとポイントがマイナスされるルールの中、アジの干物や壱岐納豆など地元ならではのおいしいご飯をそれぞれ一生懸命食べた。
そして候補生たちはバスに乗って練習場の体育館へ移動、昨晩から練習してきた課題曲「BiSH-星が瞬く夜に」をチーム毎に披露した。
披露する前の心得として、渡辺が「目の前にお客さんがいると思って意識してパフォーマンスをして絶対に下を観ない。プロも失敗することはあるけど、失敗を失敗として見せません。そこもできる限り意識してやってください。ここからは特に本番として観ていきます」と述べ、各チームがダンスを披露。それぞれのチームの好評は以下のとおり。
■サアヤイト、アユノ・B、チン・パーティン・ココ、アイノ・ジ・エンド、パルナ・パッ・チーン、ムイ・ガ・ドクソン
まず、サアヤイト、今みたいな感じでライヴやっているの? 全員待っている間の顔が暗すぎる。これからライヴなのに盛り上がるに盛り上がれないよね。チンもできなくていいけど笑っちゃったり、パフォーマンス以前の問題。何しにきたのって思われても仕方ない。全体的にそんな歌の声の出し方だったら聴こえないよ。パルナとアユノはまだできているけど、それでも足りないくらい。まだ数時間しか練習できていないだろうから、これからブラッシュアップしてほしいけど、ここがステージだというイメージトレーニングをしないとダメだね。
■ハナエモンスター、ウタウウタ、太陽ノライオン、ゴミヤ・ガキ、バシヤスメ・アツコ
まずはハナエ。不安な顔になりすぎだね。あとは全体的に声が小さいから全然伝わってこない。もっと意識してやってほしい。あと、がなってもいいんだけど、基本的にお客さんに何を言っているかが伝わらないと、ただの耳触りになってしまうので、やるなら意識してやってほしい。
■アンズピア、パー・ルイ、ポリ・ウブ、キイロコ・バンパイア、テラヤマユフ、ミャークラブ
全体的にもっと声を出さないとというのと、せっかく伝えたいことがあって何かをいうのであれば、まっすぐ見ないと伝わるものも伝わらなくなるかな。あと、いろいろ詰め込んでいるんだけど、もうちょっと精査しないとごっちゃごちゃな気がした。不安なときに不安な顔になったり、声になるので、一定にできるようにできたらいいかな。でも、そんなに立ち位置が変わらずできていたから、立ち位置の番号を観てやってくれたらよくなると思います。
■マリン・バ、ウルウ・ル、オキタユア、フィフスサマーウイカ、セントチヒロノイモウト、ドンドン、ナルハワールド
1番気になったのは、マリンバの笑顔がチアリーダーっぽいというか、嘘っぽい感じの笑顔に見えたので、もっと楽しんでやってほしい。気持ちが先行して行動に出るのがマリン・バのいいところでもあるけど、悪いところでもあるので意識したほうがいい。候補生に関しては目が泳ぎすぎ。まっすぐ見れないのは自信のなさの現れ。ウルウ・ルは最後のところがよかった。短期間にしてはよかったと思います。マリンのスパルタもあったのかなと思うけど、夜の披露を期待してます。
今回の暫定的な順位は以下のとおり。
1. アンズピアチーム
2. マリン・バチーム
3. ウタウウタチーム
4. サアヤイトチーム
その後、総評として渡辺から厳しめのコメントが伝えられた。
「グループって1個でひとつで、そのグループとして観られる。そこの信頼関係が1番見えなかったのが、サアヤイトのグループ。もっと話し合したり、ダンスとか以前の問題だから考えてほしい。あと、僕たちはライヴを見せることでお金をとるので失敗はできない。でも失敗は誰でもするから、それをいかに失敗に見せないか。そこはイメージトレーニングだからやってほしい。そしてWAgg。全体として残念。ぶっちゃけ今、候補生となんら変わらないよ。すごく意識を低くやってきちゃったとしか思えない。これじゃあ先輩グループに入れられない。圧倒的な差を見せてくれると思ったけど、買いかぶりだった。候補生は君たちのことなめていると思うよ。そんなんでいいのかなって思っちゃう。もうちょっと考えてください」
そして12時までグループごとに練習をし、再び12時にダンス審査が行われた。ここでも各チームに厳しい講評が行われた。
サアヤイトチーム
さっきよりよくなったけど、全体的にこんなものなの? っていう部分は拭えず、まとまろうねって話をしたのも正直そんなにまとまったのかなって感じがした。
ウタウウタチーム
1番伸びたのかなと思います。ところどころ固くなっちゃう部分と、歌っているとき不安そうな顔をしているのが残念だったので、そこを気をつけてください。
アンズピアチーム
いい意味でも悪い意味でもあまり変わらなかったかなというのが正直なところ。小手先とかそういう問題ではなくて、しっかり変えてこないと求められるものが伝わらない。(ステージを越えて渡辺のところまで押し寄せてきた)ミャークラブは下手くそだよね。そこで魅せるんじゃなくて、別のところで魅せたほうがいいんじゃないかなって。簡単なことで目立とうとするより、そこじゃないところでやらないと上手くいかないんじゃないかな。
マリン・バチーム
正直そんなに変わらなかった。ミャーと同じでセリフを叫ぶ部分があったけど、なんの意味があったのかなって。うまく曲と重なっているならいいんだけど、歌詞の意味を考えてくれている気がしなかった。「BiSH-星が瞬く夜に」は、BiSHの最初の曲だけど、みんなにBiSの影を見られている気がした。そうじゃなくて、この曲はもっと違うところを見てもらうんだって意味があると思っていて。だから、そこに違う意味を加えないほうが伝わるんじゃないかなって。
あと、これはWAggに対してだけど、自分が候補生だったらWAggを信用しないだろうなって。まとまりをもとうねって言ったけどマリンのチームはWAggメンバーだけで分かれてしゃべっている時間が長かった。自分だったら除け者にされているとかバカにされているのかなって思うし、納得いかないんじゃないかって。遠慮している場合じゃない。候補生もWAggもどんどんやらないと、本気で失敗の巻き添えを食らう可能性もある。そこも考えてやらないといけないと思うよ。
今回の暫定的な順位は以下のとおり。
1. ウタウウタチーム
2. アンズピアチーム
3. サアヤイトチーム
4. マリン・バチーム
そして、昼過ぎから練習を行うチーム分けが行われた。チームは下記の通り。
ーーーーーーーーーー
テラヤマユフ
ハナエモンスター
セントチヒロノイモウト
オキタユア
サアヤイト
バシヤスメ・アツコ
ーーーーーーーーーー
アンズピア
フィフスサマーウイカ
ムイ・ガ・ドクソン
太陽ノライオン
キイロコ・バンパイア
ウタウウタ
ーーーーーーーーーー
マリン・バ
ナルハワールド
ウルウ・ル
アユノ・B
チン・パーティン・ココ
ポリ・ウブ
ーーーーーーーーーー
ミャークラブ
アイノ・ジ・エンド
パー・ルイ
ドンドン
パルナ・パッ・チーン
ゴミヤ・ガキ
ーーーーーーーーーー
練習を前に渡辺はこう告げた。
「次の課題は、とにかく楽しくなってください。それは楽しもうねじゃなく、心から楽しいと思えるようにやってください。歌詞もちゃんと意味を考えてやってください」
次のダンス審査は17時から行われる。
本日の脱落者はWAggを含む5名以上の予定です。#WACKオーデ
— 渡辺”ジュンジュン”淳之介 (@JxSxK) 2019年3月25日
取材&文:西澤裕郎
写真:外林健太
WACKのオーディション合宿を今年もニコ生で独占生中継
24時間、WACKオーディションに密着!布団監視も実施!6泊7日全て見せます!
最終日に行われるWACK EXiBiTiONも生中継!
3月24日(日)12時~「前半」はこちらから:https://live.nicovideo.jp/watch/lv318959031
3月27日(水)12時~「後半」はこちらから:https://live.nicovideo.jp/watch/lv318959045
■イベント詳細
WACK EXHiBiTiON概要
2019年3月30日(土)壱岐の島ホール(壱岐文化ホール)大ホール
時間:開場 12:00 開演 13:00
入場料:無料
※FCツアーの参加者が優先入場となります。
※9:00からイベント会場入り口付近にて整列開始いたします。
※整理券の配布はございません。
出演:BiSH、BiS、GANG PARADE、EMPiRE、WAgg、WACKオーディション参加者
特典会:CD販売開始時間:9:30〜
販売場所:壱岐の島ホール(壱岐文化ホール)大ホール ロビー
特典会時間:
終演後〜17:00:BiS/EMPiRE/WAgg
17:00〜18:00:BiSH/GANG PARADE に分けて実施させて頂きます。
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