【連載】BiSインタビュー Vol.8 トリアエズ・ハナ「BiSのことを好きになってもらえる合宿にしたい」

2018年のWACK合宿オーディションに参加し合格を勝ち取った、BiSの乾杯担当、トリアエズ・ハナ。投票によってBiSを2つに分ける〈BiS.LEAGUE〉の第1回では、新メンバーの中で唯一BiS1stでの活動を獲得。しかし昨年末行われた第2回の〈BiS.LEAGUE〉では最下位という結果に終わった。活動当初から「歌姫としてワールドツアーをしたい」と発言していたハナの2018年のBiSでの活動、戦力外通告として参加するWACK合宿オーディション2019のことなどを訊いた。

インタヴュー&文:西澤裕郎
写真:大橋祐希


メンタルが強くなりました

──ハナさん、なんか雰囲気が変わりました?

トリアエズ・ハナ(以下、ハナ):化粧を変えたんですよ。アイシャドウを黒っぽくしたんです。大人になりました!

──変えようと思ったきっかけがあるんですか?

ハナ:BiS1stの時は末っ子的なポジションでいられたんですけど、9人体制になってそれはちょっと違うなと思って、徐々に前髪を伸ばしていたんですよ。MV撮影の時にペリに化粧してもらって、変えてみようと思って。

──もともとハナさんは、2018年のWACK合宿オーディションは自分を変えたいと思って受けにきたんでしたっけ?

ハナ:いや、歌で生計を立てたかったんですよ。誰も知らないような地底アイドルをやっていた時期があって。バカにされることもあったから、認めさせたかった。WACKだったらみんな知っているし、誰にも文句を言わせない大きいところに受かってやるって。

──見事合格してBiSに加入したわけですけど、いきなり〈BiS.LEAGUE〉という投票制度が始まりました。自分に順位がつくのはどんな気持ちでした?

ハナ:入ってすぐ比べられたじゃないですか? 基本、負けず嫌いなので、中間発表で落ちる時もあったんですけど…… トータルでは楽しかったです。私は最初からBiS1stの4人として活動させてもらったので、BiSのトリアエズ・ハナを知ってもらえる機会が多くて。私にとって〈BiS.LEAGUE〉があったことは良かったなと思うし、あと、メンタルが強くなりました。

──メンタルが強くなったというのは?

ハナ:承認欲求が強いのでエゴサーチしちゃうんですけど、ブスとかめっちゃ書かれていて。いなくなったメンバーじゃなくて、私がいなくなればいいのにとかも結構言われていて。活動が始まる前からメンタルがやられていたんですよ。でも、忙しくてダンスや歌に気持ちを向けるうちに、それを気にしなくなっていったんです。今でも定期的に悪口が書いてあるんですけど、あまり気にならなくなりました。なんでですかね?

──自信ができたんじゃないですか。

ハナ:逆に、最初の頃は自信があり過ぎたのかもしれない。何があっても絶対に自信満々でいこうと思っていたんですけど、そう思い過ぎてしゅんっとしちゃっていた。今は程よくバランスが取れたのかもしれないです。

──いい意味でプライドがなくなったというか。

ハナ:そうかもしれないです。今思うと、他のメンバーが個性的なので、絶対に負けないと思ってダンスもみんなより早く覚えたり、BiS1stが始まった時もネルに負けないようにとか、ゴジパンを食おうとか気負い過ぎていたんです。今は程よくなったのかなって思います。

私にとって最初のBiS1stって特別なんですよ

──第1回〈BiS.LEAGUE〉では結果を残して、BiS1stで続けられることになりました。それは嬉しかったんじゃないですか。

ハナ:単純に嬉しかったんですけど、特典会の列は1番短かったので、なんでだろうって思っていました。1人がいっぱい買ってくれているんじゃないかと思ったら、ちょっと申し訳なくて。でも順位は単純に嬉しかったです。

──たしかに日々、順位は気になっちゃいますよね。

ハナ:しますよね。負けず嫌いだから。でも、1位になろうとまでは思わなくて、1stになりたいって思っていました。私の中で〈BiS.LEAGUE〉は、個人の順位よりも、絶対に1stでいたいという想いが強かった。1stの順位なのか、2ndの順位なのか気にしていたので、認めてもらえた感じがして嬉しかった。

──年末のZepp Tokyoで発表された第2回〈BiS.LEAGUE〉の結果発表では最下位でしたが、それに対してはどんな気持ちだったんでしょう。

ハナ:1回目は謎の自信があったので、「投票してください!」って何も気にせず言えたんですけど、良くも悪くも前より自信がなくなっていたので、自分をアピールできていなかったと思って。それが結果に表れたんだろうなと思います。悔しいけど、思い当たるところがいっぱいありました。

──同時に戦力外通告があり、ハナさんも名前が呼ばれました。それに対してはどんな気持ちだったんでしょう。

ハナ:2回目の〈BiS.LEAGUE〉の時はメンタルが落ちちゃっていて。中間発表で毎回ビリだったので、より自信がなくなっていたんです。1stに対しては自信を持ってやっていたけど、自分には自信がなかった。終わった後、ステージの袖で泣き叫ぶくらい悲しかったけど、どうしてだよとは思わなかった。

──その直後、同期で入ったネルさんが脱退を発表しました。それもズシンとくる出来事でしたよね。

ハナ:私にとって最初のBiS1stって特別なんですよ。たくさん成長させてくれたグループだったし、ネルを信頼していたし好きだったんです。だから悲しかった。だけど、1月3日にはお披露目ライヴがあったので切り替えなきゃと思って。その後、WACK SHOPに展示してあったネルの衣装の写真を撮った時、ネルの衣装にぎゅっとしたら泣けてきちゃって。自分が思っている以上にさみしかったんだなって。でも、今、ネルが幸せだったらいいなって思います。本音を言えば10人でライヴをしたかった。…… しゃべっていると悲しくなっちゃいますね。

むしろ気合いでしかなかった

──1月3日の9人体制での初ライヴはいかがでしたか?

ハナ:必死過ぎて本当になにも覚えていなくて。その日から生歌になったんですよ。BiSの曲って想像以上に難しいなと思ったのと、いかに被せに頼っていたかを実感しました。悔しい部分は多かったけど、感情をめっちゃぶつけて歌えたと思います。

──気持ちというか気合いが入っている感じは伝わってきましたよ。

ハナ:気合いはめっちゃ入っていました。むしろ気合いでしかなかったです。

──それらの出来事を乗り越えたことによって、9人での結束力は強くなりましたか?

ハナ:そうですね。1stと2ndの時代は行動が別だったから、しゃべる機会もそんなになくて。1月3日まではずっと9人で一緒にいたので親密になりました。

今9人で歌えるってことが嬉しかった

──9人体制初シングルの「Are you ready?」は11分24秒の曲です。最初、この曲をもらった時はどんなことを思いました?

ハナ:最初にデモをもらったときは長いなと思ったんですけど、聴いていたら本当にあっという間で。駅から家までの間、聴いているうちにちょうど着くぐらいの距離なので、帰り道が早く感じました(笑)。電車とかも2回ぐらい聴いたら大体着くので楽しいなと思って。長いけど短く感じます。

 

──9人で初めてのシングルって感じはします?

ハナ:そうですね。9人いるので、この子はかわいい歌い方もできるし、格好いい歌い方もできるんだっていう、どちらの面も見てもらえる曲だなって。個性的な9人が集まっているから、うるさいし、ガヤガヤしているし、そういうのを曲で見せることができていたら嬉しい。9人の曲って感じがします。

──カップリングには新生BiS始まりの曲「BiSBiS」の現体制バージョンが収録されています。どんな気持ちで歌ったんでしょう。

ハナ:ライヴではずっと歌っていた曲なんですけど、9人で再録したものを音源として聴いてもらえることが嬉しかった。意味のあり過ぎる、とっても大切な曲だから。それを今9人で歌えるってことが嬉しかったです。

 

──話を聞いていると、ハナさんはつらいことがあっても、最終的に自分の中でポジティブなところに気持ちを変換できる人なんだなと思いました。

ハナ:そうですね。そうしないとやってられない部分もあるから。渡辺(淳之介/WACK代表)さんも映画『世界でいちばん悲しいオーディション』の中で言っていたけど、悲劇のヒロインになったらダメだなって。BiSに入ってから気持ちが落ちちゃう時もあったし、私自身浮き沈みが激しいんですけど、最終的には楽しいし嬉しいと思うようにしています。

BiSを4倍好きになってもらうチャンス

──今年3月からは再びWACK合宿オーディションに参加します。去年は候補生でしたが、今回は戦力外通告を受けて行くという点で、合宿への臨み方や気持ちも違うのかなと。

ハナ:そうなんですよ。去年は自分のことしか考えていなかったし、周りが見えていなかった。だけど、今回は周りを見ないといけないんです。パンちゃんも合格した1年後に合宿にメンバーとして参加していたけど、すごく格好よくて。私もパンちゃんみたいになれるかと思うと不安です。候補生の子たちは人生をかけて来ているから、自分がダンスを教えるの失敗して、その子にとってマイナスになっちゃったらと考えると怖いんですよ。だから、参加者の子たちを背中押してあげるじゃないですけど、お尻を持ち上げてあげられるように頑張ろうと思っています。目立ってない子も頑張ろうって思わせてあげたいです。69時間イベントの後なので、ちゃんと声が出るかが心配ですけど。

──たしかに終わってすぐですもんね。自らがお手本になって引っ張っていけたらいいですね。

ハナ:私は(キャン・GP・)マイカさんが映画で見せていたような細かな気配りはできないんですよ。気が遣えないからこそ、背中で見せたい。去年パンちゃんが、最初にダンスを教えてくれたんですよ。パンちゃんはダンスが上手だし、動きが大きいし、大きい声で歌う。それ観て私も真似しようと思って、ダンスを大きく踊って、ニコ生もパフォーマンスの時は褒められていたんです。他の候補生も先輩の姿を観て大きく動こうと思ったから、私もそうなりたい。語彙力がなくて説明も下手なので、背中で魅せられるように頑張りたいと思っています。

──最終日にはフリーイベント〈WACK EXHiBiTiON〉があります。毎年何かしらのサプライズ発表があるので、今年はどうなるか気になると思いますが、どんな気持ちで合宿、〈WACK EXHiBiTiON〉に臨みたいですか?

ハナ:良い方向に持っていくために頑張ります。BiSから4人合宿に参加するということは、BiSを4倍好きになってもらうチャンスがあるわけなので。そう考えるとBiSは有利なんですよ。戦力外ではあるんですけどBiSのことを好きになってもらえる合宿にしたいです。


WACKのオーディション合宿を今年もニコ生で独占生中継

24時間、WACKオーディションに密着! 布団監視も実施! 6泊7日全て見せます!
最終日に行われるWACK EXiBiTiONも生中継!

3月24日(日)12時~「前半」はこちらから:https://live.nicovideo.jp/watch/lv318959031
3月27日(水)12時~「後半」はこちらから:https://live.nicovideo.jp/watch/lv318959045


■【連載】BiSソロ・インタビュー

>>Vol.1──ゴ・ジーラ「BiSの曲を聴いて生きてくれたらいいなって」

>>Vol.2──ペリ・ウブ「みんながBiSに必要で唯一無二な存在になれたら」

>>Vol.3──キカ・フロント・フロンタール「誰でも受け入れる存在にしたい」

>>Vol.4──アヤ・エイトプリンス「誰でも受け入れる存在にしたい」

>>Vol.5 パン・ルナリーフィ「9人でのBiSを絶対に作り上げたい」

>>Vol.6 YUiNA EMPiRE「最後までほんとに負けたくない」

>>Vol.7 ミュークラブ「おもしろくて飽きないグループにしたい」


BiS PROFILE

2010年に結成し、2014年に解散、2016年9月に再始動したWACK所属グループの原点的アイドル・グループ。全裸PVや水着ライヴなど過激なプロモーションが話題となり、インディ・ロックの要素を取り入れた楽曲や非常階段とのコラボなどが評価を得た。2018年3月、「Jリーグ方式」を取り入れBiS 1stと2ndに分裂したが、12月にZepp Tokyoで行われた47都道府県ツアーのファイナルにて1つに統合。現在のメンバーは、ゴ・ジーラ、アヤ・エイトプリンス、キカ・フロント・フロンタール、ペリ・ウブ、パン・ルナリーフィ、ミュークラブ、YUiNA EMPiRE、ムロパナコ、トリアエズ・ハナの9名。


■リリース情報

BiS 『Are you ready?』
2019年3月20日(水)発売
・完全生産限定盤(豪華BOX仕様)
CD+Blu-ray+PHOTOBOOK (100P)+T-Shirts
CRZP-39 / ¥10,000+税(税込¥10,800)
・初回生産限定盤(スリーブケース仕様)
CD+DVD
・CRCP-10423 / ¥3,000+税(税込¥3,240)
・CRCP-10424 / ¥1,000+税(税込¥1,080)

◼︎BiS Are you ready to go? TOUR
2019年4月6日(土)沖縄・output OPEN 16:00 / START 17:00
2019年4月14日(日)福岡・DRUM Be-1 OPEN 16:00 / START 17:00
2019年4月21日(日)埼玉・HEAVEN’S ROCKさいたま新都心VJ-3 OPEN 16:00 / START 17:00
2019年4月27日(土)神奈川・F.A.D YOKOHAMA OPEN 13:00 / START 14:00
2019年4月28日(日)香川・高松MONSTER OPEN 16:00 / START 17:00
2019年4月29日(月・祝)広島・SECOND CRUTCH OPEN 16:00 / START 17:00
2019年5月1日(水・祝)愛知・NAGOYA CLUB QUATTRO OPEN 14:00 / START 15:00
2019年5月2日(木・祝)宮城・SENDAI CLUB JUNKBOX OPEN 16:00 / START 17:00
2019年5月4日(土)大阪・UMEDA CLUB QUATTRO OPEN 14:00 / START 15:00
2019年5月6日(月・祝)北海道・BESSIE HALL OPEN 16:00 / START 17:00
2019年5月11日(土)東京・マイナビBLITZ赤坂 OPEN 17:00 / START 18:00BiSオフィシャルHP:https://www.brandnewidolsociety.tokyo/受付URL:http://w.pia.jp/t/bis/
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