【連載】なにが好きかわからない vol.65「どうして人はキスをしたくなるんだろう?」

皆さんこんにちは。

5月も気がつけば既に半分が終わり、僕は会社でバタピーを食べながらパソコンを眺める日々。好きな仕事でもやはり肩も凝るし、そろそろ切実に運動がしたくなってくる。ただ当てもなく走るマラソンとかは好きじゃないので、終わりが見えるものが好き。小学4年生から高校1年生までバスケットボール部だったので、バスケットボールをしたい。じゃあどうやって人数集めるの? ここはアメリカじゃないから、そこら辺にバスケットゴールがあるわけじゃないし。

そういえば、毎日通りかかる渋谷センター街はなんで「バスケットストリート」っていう名前にしたんだろう? 調べると、「元々あった不健全なイメージを払拭する為に名前を変えようとしたところ、若者の持つ情熱やエネルギッシュなイメージと、クリーンなスポーツのイメージを結びつけ、渋谷のヤングカルチャーや国際性という持ち味を全て表現できるのは『バスケットボール』だと判断した」って事らしい。

へえ、全然しっくり来ませんね。あれ、そういえば最初は「運動したいなあ」ってぼんやり思っていただけなのに、結局は、当初の「運動したい」っていう問題はすっぽり忘れちゃってるし、解決できてねえじゃん。

最近、自分ってこういう思考の「癖」があるなあって思い始めました。悪く言えば、集中力が無いなあという感じです。ちょっとぽけーっとすると、色々な事にばかり考えが派生して、1つの事象に深く考えてみようと思ってもそこに留まってられない感じ。致命的。YouTubeを観ちゃうと、どんどん色々な動画観ちゃって、結局は元々観たかったものと全く関係ない動画を観ちゃってるような感覚。関連するものを勝手に連想しちゃったりするんですよね。良くないなあって思ってはいるんですけど……。どうやって改善したら良いものやらトホホ。

まあそんな事はどうでも良いんですわ。

今日僕がお話したいのはね、コレ。ドン。

「どうして人はキスをしたくなるんだろう?」

宮藤官九郎さんとみうらじゅんさんの対話集? みたいなものです。男と女、人生、仕事……。人生について回る色々な謎を、サブカル界のカリスマともいえる御二方がおしゃべり形式で考えてみる、ちょっと下世話な問答集? 対話集? みたいなものです。これが本当に笑える。大学時代に授業終わって退屈やわ〜って言いながら、大学近くの小さい居酒屋に友達と入って飲みに行って話したことあるような内容のお話ばかりが詰まっているこの作品、めっちゃ好きなんですよね。

具体的に掲載されているテーマを挙げると、「セックスにはどれくらい時間をかけたらいいんだろう?」「道程を喪失すると何が変わってしまうんだろう?」のようなテーマから、「お金が大事なのはどうしてなんだろう?」「どうして人は遅刻をしてしまうんだろう?」「”粋な大人”ってどんな大人だろう?」など、人生や日常に潜んでいる様々な素朴な疑問について、2人らしい答えを導いていくスタイルになっています。

他愛もない、最近あった出来事を冗談を交えながら切り出し始めて、「よくさあ、A(事象)があるじゃん? あれってなんで起こるんだろうね。」「〜〜じゃないですか?」「そうなるとBみたいなこともあるじゃん? あれは〜〜ってこと?」みたいに議論を重ねていく。まあ、テーマも俗っぽい感じですし、すごく取っ付きやすいと思います。でも、冒頭のような思考の「癖」がある僕、最近、自分でやってみたい企画のアプローチとか内容を考えてみるのですが、どうしてもいい結論に達する前に、本元から外れたこと考えたりしちゃうので……。色んな方向に思考を飛ばした後に、面白い角度から大元の考えたい事に着地できるようになりたいな〜と思ったり。

ただ、この本で様々なテーマでたくさん雑談して語らっていくけど、結局結論は出ないというか、それらしい結果に思い至るけどやっぱりふざけていたり、しっくり来ていない事もある。そういった雑談の会話とか結論までの過程を、本や記事など何かしらの形にできたら面白いのかなあ? とふと思いました。指針だけで、具体的な物は何も思いついてないんだけど、何かしっかりとした結論を出すまでが考えるっていう事じゃないのかな。まあ、僕は企画は形にしないといけないんだけど。

あーでもないこーでもないを反芻しながら、文字数ばかり積んでしまいました。何か面白いものでも探しに行こう。

今週はこの辺で。

また来週、一つよしなに。

※「【連載】なにが好きかわからない」は毎週木曜日更新予定です。

エビナコウヘイ(えびな・こうへい)
1993年生まれ、青森県出身。進学を機に上京し、現在は大学で外国語を専攻している。中国での留学などを経て、現在では株式会社WACKで学生インターンをしながら就職活動中。趣味は音楽関係ならなんでも。

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