【REPORT】Kenmochi Hidefumi新作アルバムリリイベ開催「癒されながら、踊り狂ってください!」

6月20日、21日の2日間に渡ってKenmochi Hidefumi新作アルバム『沸騰 沸く ~FOOTWORK~』のリリースパーティー〈TENKA/SAITENKA〉が東京・恵比寿BATICAにて開催された。

初日の〈TENKA〉には、Kenmochi Hidefumi、DÉ DÉ MOUSE、xiangyu、TPSOUNDが登場。2日目の〈SAITENKA〉には、Kenmochi Hidefumi、D.J.G.O.、KΣITO、みとこんどりあ(DJ mitokon)、Akiocamが登場した。

2日間に渡って、フロアを点火し沸騰させた本イベントをレポートする。


TENKA

19時に恵比寿BATICAをオープンした初日。出演者に関して、Kenmochiは「今日は音楽性というよりも、駄菓子好きの3人が集まったリリースパーティーです(笑)」とコメント。

TPSOUNDがDJをおこなう中、出演者がチョイスしたお菓子(Kenmochi HidefumiオススメのTakis、DÉ DÉ MOUSEオススメのリーズチョコ、xiangyuオススメのマイクポップコーン)をつまみに会場のお酒が進む。開演の時間には、すでにChillな雰囲気が出来上がっていた。

ライヴステージには、まずxiangyuが登場。「まだまだ沸騰できますか!」とKenmochiのアルバム名にかけて会場を煽る。「ヒューマンエボリューション」でのコールアンドレスポンスや、「風呂に入らず寝ちまった」でのビニールプールに乗って客席を回遊する恒例の演出などで盛り上げ、会場をまさに“TENKA”させた。

次に登場したのは、DÉ DÉ MOUSE。MCでは、「今日のためにオシャレな感じにアレンジしてきました! この曲に乗るといい感じにオシャレになれます(笑)!」とコメント。会場の誰よりも楽しむDÉ DÉ MOUSEのDJ Playが、フロアの一体感を一気に高める。全身を使ったDJパフォーマンスには「かわいい(笑)」と会場から思わず声が上がった。最後の曲では、DÉ DÉ MOUSEと交流のあるトラックメイカーのPrimulaがダンサーとして登場し、6月7日にリリースしたChip Tanakaとのコラボ曲「Pot of Peas」を披露するというサプライズもあった。

 

そして最後にKenmochiが登場。新アルバム『沸騰 沸く ~FOOTWORK~』の曲をあますところなく披露する。ライヴならではの超重低音に圧倒されたフロアは、その日最高潮の盛り上がりを見せた。本ライヴでは、新アルバムを出したばかりだというのに、さらに新曲2曲を披露。Juke/Footworkを更にKenmochi流に再解釈した曲に会場は大きく揺れた。「今年はKenmochi Hidefumiで頑張っていくので、応援よろしくお願いします!」と締めると、会場からは温かい拍手が送られた。


SAITENKA

初日と同じく、19時に会場をオープン。2日目の出演者は、Juke/FootworkやGqomなどクラブカルチャーによりフォーカスした5人が集結した。

同じ恵比寿BATICAという会場にも関わらず、初日のPOPな雰囲気と比べて、2日目はクラブハウスとしての恵比寿BATICAといった様相を見せた。2日間通しで来場したお客さんには、こんなにも雰囲気が変わるのかと驚いている方もいたほどだった。

まずはKenmochi HidefumiがDJとして登場。KenmochiのDJもライヴも楽しめるという贅沢なイベントがスタートした。ニュージャージー州で生まれたブレイクビーツのジャンル“ジャージークラブ”でフロアを「SAITENKA」。ストイックにDJ playを行うその様子は、初日と比べ2日目の雰囲気を象徴していたとも言えるだろう。そのDJ playの模様はKenmochiの公式Twitterで生配信が行われ、アーカイヴも残っているので、チェックして見てはいかがだろうか。

Kenmochiの曲から休みなく引き継ぎ、みとこんどりあ(DJ mitokon)が登場。初日はライヴイベントとして、アーティスト間は30分の休憩があったが、2日目はアーティスト間もDJで繋がった。そんな入れ替えも、クラブイベント感のある演出だ。2日目の出演者がフロアに表れると、みとこんどりあがかけるアフリカンなビートに、会場は更に一体感を増して体を揺らした。

続いて、4月30日に行われたリリース記念トークイベントにも参加したKΣITOが登場。怒涛のフィンガードラムスキルで会場を圧倒した。ダークでクール、かつ熱いプレイでKΣITOの世界へ引きずり込む。先日行われた『沸騰 沸く ~FOOTWORK~』リリーストークイベントでも言及していた映画音楽的なアプローチを見せたり、トークイベントでも話題になった「令和gqom」を披露するなど、トークイベントにも来たお客さんは更にこのイベントを楽しめたのではないだろうか。「令和gqom」で、「新しい元号は令和であります」という菅官房長官の声が流れると、会場からは大きな歓声が起こった。

そして、Juke/Footworkを真っ先に取り入れ、シーンの最先端で活動するD.J.G.O.(aka. SAUCEMAN)が登場。トークイベントでKenmochiが紹介した、DJ Funkの「Pump it」が流れると、KenmochiがフロアでJuke/Footworkの足さばきを魅せ、会場が盛り上がるという場面も。

4人目に登場したのは、Kenmochi Hidefumi。初日同様、新アルバム『沸騰 沸く ~FOOTWORK~』のLIVEパフォーマンスを行った。Kenmochiが「今日は、DeepでDopeな感じでやらせてもらってます!」とコメントすると、「This is How We Juke」というフレーズが印象的な「Aesop」へ。初日にも披露した曲だったが、2日目のJuke/Footwork のアーティストの並びの中では、そのフレーズがより際立つ。Juke/FootworkもGqomさえも取り入れるKenmochiの曲は、2日間をかけ色々なアーティストの中で、その魅せ方を変えていった。「Chill out な時間をお楽しみください」と語り、披露した「Tiger Balm」では、会場にアンビエントで重みのあるchillな空間を演出し、「癒されながら、踊り狂ってください!」というKenmochiの言葉が、会場の様子をまさに物語っていた。

いつの間にか埋まったフロアに最後登場したのは、Akiocam。クライマックスの深夜帯に差し掛かり酒も進んだ会場は、Deepさ、Dopeさを増していく。カップルが抱き合っていたり、キスをしていたりと、ハッピーな雰囲気も漂う微睡みの中で、観客はただしっかりとリズムに揺れていた。Kenmochiの『沸騰 沸く ~FOOTWORK~』の曲が披露され、会場から歓声が上がるという場面も。特筆すべきは、Juke/Footworkに精通したAkiocamのリズムの魅せ方。自由にリズムが変化していくその発想に、Juke/Footworkの可能性の広さが詰まっていたと言えるだろう。

「TENKA」「SAITENKA」の2日間で、Kenmochi Hidefumiの新アルバム『沸騰 沸く ~FOOTWORK~』を、思う存分満喫できるイベントだった。Kenmochi Hidefumiと出演者の今後に目が離せない。


・Kenmochi Hidefumi 公式Twitter
@h_kenmochi

・DÉ DÉ MOUSE 公式HP
http://dedemouse.com/

・xiangyu 公式Twitter
@xiangyu_fish

・TPSOUND 公式HP
https://www.tpsound.jp/

・D.J.G.O. 公式HP
https://linktr.ee/go_hayama

・KΣITO 公式HP
https://keitosuzuki.com/

・みとこんどりあ(DJ mitokon) 公式Twitter
@mitokon

・Akiocam
@akiocam

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