【連載】ヨコザワカイト「digる男。」Vol.13「Galapagos Rock City Sakura」

お世話になっております、株式会社SWインターンのヨコザワカイトです。

先日、佐倉市で開催された“くさのねフェス”という野外ロックフェスでボランティアをしてきました(主催者であるシラハタさんへのインタビューはこちら)。

佐倉にゆかりのあるアーティストや地元の方が協力して作り上げたこのイベント。今年は規模を拡大し、4つのステージに38組のアーティストが出演しました。ライヴハウスSound Stream Sakura(以下、サンスト)が築き上げて来た“佐倉ロック”というジャンル/文化の集大成がそこにはあり、設備が整っているとは言い難いような環境ではありましたが、だからこその純粋な音楽愛がこのイベントを成立させていました。

佐倉ロックというジャンルは一般に認知されてはいません。しかし実際、佐倉からは多くのアーティストが輩出され、1つのバンドシーンを作り上げています。その根底に共通する歌詞世界や、サウンドが佐倉ロックというジャンルを形成しています。

 

そこには、佐倉出身バンドの代表格BUMP OF CHICKENへの憧れから始まる、代々受け継がれてきた先輩後輩の歴史が一本の軸として通っていることは間違いありません。サンストという1つのバンド世界の中で、後輩は先輩の背中を見て曲作りやサウンドメイキングからバンドマンとしての生き様まで様々なことを学び吸収していくというサイクルがそこには確かにあるからです。

そのようなバンド文化が一つの場所に集結するくさのねフェスという特別な場所が毎年開催されているということは、音楽史的に見ても重要なことだと思います。本イベントに出演するに至った個々のバンドのストーリーを追うとさらに面白いのですが、今回の「digる男。」では、くさのねフェス2019に出演した意味を大きく残したこのバンドの1枚です。これを聞けば“佐倉ロック”の今がわかるはず。

BOYS END SWING GIRL

千葉県成田市出身の4人組ロック・バンド、BOYS END SWING GIRL。〈ROAD TO EX 2017〉優勝バンドの称号を引っ提げ待望のメジャー・デビュー! 大きな期待を背負い新たな一歩を踏み出します。ヴォーカル冨塚大地の透き通りながらも力強い声、そしてメロディアスな楽曲、更には4人から発せられるグルーヴやアンサンブルを武器に突き進みます。(C)RS

『FOREVER YOUNG』

=楽曲リスト=
1. フォーエバーヤング
2. Goodbye My Love
3. 縋 -sugare-
4. Boo!! Let it go!!
5. 毛布の中で抱き合って
6. Wonder Light
7. クライベイビー
8. ストライド
9. MORNING SUN
10. リベラル・セブンティーン
11. ナニモノ
12. Alright!! ~令和若者賛歌~

 

本アルバムで今年の6月にメジャーデビューした4人組ロックバンドBOYS END SWING GIRL。くさのねフェスでのライヴの1曲目に選んだのが、本アルバムタイトルにもなっている「FOREVER YOUNG」でした。この青春の甘酸っぱさを感じる熱い歌詞がギターの轟音に乗るまさに佐倉ロックの王道チューンです。

フォーエバーヤング
いつだって生きていたい

歌詞には大きくなっていってもその初期衝動を強く持って進んでいきたいというメッセージが込められています。もがきながらも地に足を付けて前に進み続ける美しさを求めるその姿は、くさのねフェス、ひいては佐倉ロックシーン全体の姿勢も重ねてみることができるのではないでしょうか。

アルバムを通して「毛布の中で抱き合って」のようなラヴソングから、しっかり中指を立てていく「Boo!! Let it go!!」のような楽曲まで幅広い表現を堪能することができ、必聴の1枚となっています。

今回はくさのねフェスの物販で購入した本アルバムの紹介でした。佐倉ロックに興味を持った方は、本アルバムを含め色々なバンドを是非チェックしてみてはいかがでしょうか。FOREVER YOUNG!!

※「【連載】digる男。」は毎週月曜日更新予定です。

ヨコザワカイト(よこざわ・かいと)
1997年生まれ、千葉県出身。大学では社会学を専攻している。株式会社SWで学生インターンをしながら就職活動中、そして迷走中。ガガガSPが大好き。

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