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『QJ クイック・ジャパン』が手掛けるウェブニュースメディア始動&ティザーサイト公開

StoryWriter

1994年刊行の『クイック・ジャパン』が手掛けるウェブニュースメディア『QJWeb クイック・ジャパン ウェブ』のティザーサイトが、2019年12月25日(水)に公開された。

『QJWeb クイック・ジャパン ウェブ』は、4代目編集長・森山裕之が編集長を務め、創刊以来核としてきた、「本当におもしろい」と確信したことだけを活字にするウェブニュースメディアとして、2020年1月15日(水)より毎日の配信がスタートとなる。

それに先駆けたティザーサイトでは、編集長・森山裕之のステイトメントを公開。雑誌『クイック・ジャパン』が創刊されて、今年で25年。25年前にどんな想いから生まれ、何を伝えたかったのか。そして25年が経ち、主要なデバイスも日常も変化する今『QJWeb クイック・ジャパン ウェブ』を通じて何を伝えていこうとしているのかが語られている。(横澤魁人)


『QJWeb クイック・ジャパン ウェブ』編集長 森山裕之 ステイトメント

2020年1月15日、『QJWeb クイック・ジャパン ウェブ』を創刊します。

雑誌『クイック・ジャパン』は1993年8月、編集者の赤田祐一が私費を投じ、創刊準備号が出版されました(発行:飛鳥新社)。その後、1994年(平成6年)10月、太田出版から創刊号が発行され、2019年(令和元年)現在まで編集長を交代しながら25年間刊行をつづけています。

『クイック・ジャパン』はテレビや新聞が報道しない、自分が「本当におもしろい」と確信したことだけを活字にする雑誌として創刊されました。1960年代のアメリカ西海岸で起こった、ロックを聴くことと同じように読むことのできるニュー・ジャーナリズムの精神を、1990年代の日本で展開する試みでした。

それから25年後の今日、日本も世界も、外に見える風景も人の中にある風景も大きく変わりました。テレビも新聞もコマーシャルな雑誌も、その頃の元気はありません。雑誌があふれていたコンビニエンスストアは24時間営業をやめるところも出てきました。雑誌の棚が大幅に縮小され、イートインのスペースに変わりました。紙の雑誌も次から次へとなくなっていきました。それに代わるかのように創刊されたウェブメディアも、急速に変化する時代、収益構造に右往左往しながらあがきつづけています。

私たちは、混み合う通勤電車の中スマートフォンでニュースを読み、ワイヤレスのイヤホンで定額サービスの音楽を聴き、仕事中もタイムラインを眺め、夜は配信で映画を観て、眠る前に本、タブレットで文章を読みます。週末は音楽ライブに行き、劇場に出かけ、早起きをして山に登り、フットサルをして、昼からお酒を飲んでSNSにつまみの写真をアップします。10人がいれば10人の場所があります。リアルもネット上もそれぞれが私たちにとって、もうなくてはならない場所になっています。それでもブレないために、ブレないように変わり続けるために、今の時代を生きる言葉が、モノをみる眼が必要です。

2020年1月15日、『QJWeb クイック・ジャパン ウェブ』を創刊します。雑誌『クイック・ジャパン』の刊行と並行し、創刊以来核としてきた私たちが「本当におもしろい」と確信したことだけを活字にするウェブニュースメディアとして毎日の配信をスタートします。

個人の声、個人の視点にこだわり、カルチャー(生活)からニュース(世界)を読むことを実践していきます。今日の世界を知り、生活し、楽しみ、記録し、考えつづけます。あなたにとってもそれが、大事な場所のひとつになりますように。


■サイト情報

『QJWeb クイック・ジャパン ウェブ』

配信開始:2020年1月15日(水)

ティザーサイト:https://www.qjweb.jp

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