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ホロライブ初の全体イベント開催──VTuberがバーチャルの壁を越えて豊洲PITを熱狂させた夜

StoryWriter

今、VTuberの勢いが止まらない。

YouTubeの動画視聴時間は、今や1日当たり10億時間を超え、世界を巻き込んだエンタメコンテンツとなっている。特に、日本では仮想空間の中で活動するVTuber(バーチャルYouTuber)が一大勢力となっており、活動人口は10000人を超える。その中でも、今特に熱いのが「ホロライブ」である。

「ホロライブプロダクション」はVTuber専門のタレント事務所。YouTubeで累計430万人以上、中国の動画サイトbilibiliで累計450万人以上のファンを持ち、日本での知名度もトップクラスだ(以下、グループ全体を指して「ホロライブ」と呼ぶ)。

そんなホロライブが、1月24日(金)東京・豊洲PITにて初の全体ライヴ〈hololive 1st fes. ノンストップ・ストーリー〉を開催。本公演は、ニコニコ生放送でも生中継された。

出演者は、ホロライブ所属のときのそら、ロボ子さん、さくらみこ、星街すいせい、ホロライブ1期生の夜空メル、アキ・ローゼンタール、赤井はあと、白上フブキ、夏色まつり。ホロライブ2期生の湊あくあ、紫咲シオン、百鬼あやめ、癒月ちょこ、大空スバル。ホロライブゲーマーズの白上フブキ(1期生と兼任)、大神ミオ、猫又おかゆ、戌神ころね。ホロライブ3期生の兎田ぺこら、潤羽るしあ、不知火フレア、白銀ノエル、宝鐘マリン。イノナカミュージック所属のAZKi、の23名。

本記事では、豊洲PITに熱狂を巻き起こしたライヴの様子をレポートする。


#とまらないホロライブ

ライヴ前、Twitterのトレンドには「#とまらないホロライブ」という文言がランクインしていた。物販に並ぶ人からのグッズ完売情報やファンアートが飛び交い、そのお祭り熱がほとばしる。

会場前に到着すると、グッズに身を包んだファン達が今か今かと開場を心待ちにしていた。そんな熱気を通り抜けて、会場に入る。ロビーには、ファンから贈られたフラスタが所狭しと置かれていた。しばらくすると、ときのそらの友人でホロライブの裏方を担当する友人Aの影ナレが流れた。「皆さん、今しかないこの瞬間を十分に楽しむ準備はできていますか?」と煽ると、会場の期待が一気に高まる。

客電が落ち、〈hololive 1st fes. ノンストップ・ストーリー〉のロゴが映し出されるとOPムービーが始まった。「2年前、1人から始まったこの想いは20人以上のメンバーとの大きな想いになって実現する。個性も夢も目標も違うそんな私たちが、初めてみんなで見る同じ景色。これからもずっと輝くために、笑顔でいるために。私たちは、前をむいて進み続ける」。ときのそらがそんな文章を読んだ音声が流れると、過去の動画がフラッシュバックのように映し出された。

ときのそら

ホロライブの歴史は、2017年9月7日(木)ときのそらのデビューから始まった。活動当初から「横浜アリーナでライヴをすること」を夢見て、日々バーチャルアイドルとして活動する彼女。VTuberが全く認知されていなかった時代から、この日の豊洲PITを埋めるまで走り続けてきたことを表すエモい演出だ。そして、本公演に出演するメンバー23人全員をライヴへの意気込みの文章とともに紹介。観客も推しの名前を高らかに叫ぶ。「1人の想いは、23人の大きな想いに これは1つの大きな物語の、始まりのステージ」そんな文言で映像は締められた。

感動も束の間、ステージに出演者23人全員が登場。ホロライブ初の公式全体曲「Shiny Smily Story」からライヴが始まった。入れ替わり立ち替わり、全員が3Dの姿でのパフォーマンス。想像を超えるような体験に観客の熱気は一気に最高潮。コールの声が圧。曲が終わりメンバー全員が「私たちが、ホロライブです!」と声を合わせると、観客から大きな歓声が上がった。肌で感じるほどの熱気が、会場に充満する。

豊洲PITが23色に染まっていく

そこからは、23人全員のソロパートへ。ステージがふわッとオレンジ色に染まると、1期生の夏色まつりが登場。会場もオレンジのペンライトの光で一杯になった。彼女が披露したのは、音楽ユニットHoneyWorksの「ファンサ」。昨年の8月に歌ってみた動画を投稿していた楽曲だ。ステージ上方には、メンバーをアップに写す3つの画面が配置され、その表情や動作をしっかりと楽しめるようになっていた。まさにそこにいる事を実感させられる技術の高さには驚かされた。

夏色まつり

2人目は、3期生の兎田ぺこら。声優・田村ゆかりの「fancy baby doll」をチャーミングに披露した。その一挙手一投足に、興奮の歓声が上がる。「世界一可愛いよ!」というコールに、「どうも、ありぺこ!」と、とびっきりの笑顔で応えた。

兎田ぺこら

3人目は、2期生の癒月ちょこが登場。3Dお披露目生放送でも披露していたDECO*27のボカロ曲「おじゃま虫」をセクシーに歌い上げた。曲中の「好き」というワードを、様々な言い方で魅せるちょこ先生。去り際には「大好き」と呟き、会場は完全にノックアウト。

癒月ちょこ

続く4人目は、ロボ子さん。映画『殺さない彼と死なない彼女』の主題歌、奥華子の「はなびら」を披露。消え入りそうなほどの儚げな声から、伸びやかな声まで表情豊かに歌い上げた。曲が終わると、思わず拍手と歓声が贈られた。

ロボ子さん

5人目は、ゲーマーズの大神ミオが登場。元気よく「ミオだよー!」と挨拶すると、西沢さんPのボカロ曲「夜もすがら君想ふ」へ。手拍子で一体となり全力の盛り上がりを見せた。「まだまだライヴはこれからだよー! 盛り上がっていけー!」と煽り、次へと繋ぐ。

大神ミオ

そして6人目に登場したのは、2期生の湊あくあ。歌配信で「覚えて欲しい!」と言っていた、松浦亜弥の「♡桃色片思い♡」。オリジナルのダンスを完コピしてのキュートなパフォーマンス。会場には、すでに真冬とは思えないほどの熱気が溢れていた。

湊あくあ

ここで、ときのそらとロボ子さんが登場してMCパートへ。豊洲PITという大きな会場でライヴをしている事をしっかり確かめるように、コールアンドレスポンスや煽りを楽しそうにおこない、観客も大歓声でそれに応える。ときのそらは、大歓声を前にして、この会場の大きさに「どうしていいか分からない」と語るも、「圧巻だよね!」と2人で笑いあう。2人も舞台袖で、他のメンバーのパフォーマンスでは、コールをしながら見守っていたという。怒涛のスタートを見せたライヴ。ロボ子さんが「もう泣いちゃった人いる?」と訊くと、会場中から「はーい!」と声が上がる。2人も「早いよー!」と笑いながらも、裏でうるっと泣きそうになっていたことを明かした。

MCが明けて、7人目に登場したのはゲーマーズの戌神ころね。コミック化もされたうたたPのボカロ曲「こちら、幸福安心委員会です」を披露。「幸福なのは、義務なんです」と連呼する衝撃的な歌詞も、戌神ころねにはなぜかぴったりと言った印象。曲間に「みんな、きてくれてありがとう!」と話すといつもの訛りで安心する。低音に心臓を掴まれる。まさに会場に幸せが溢れた4分間だった。

戌神ころね

8人目は、3期生の潤羽るしあ。ボカロPとあの楽曲『13』を披露。切ない恋心を歌い上げるこの曲は、彼女のウィスパーな歌声にぴったりだ。その踊りに目を奪われ、聴きいる観客たち。会場は、緑色のサイリウムの光でいっぱいになっていた。

潤羽るしあ

9人目に登場したのは、星街すいせい。事務所に所属しない個人勢として活動を開始し、様々な事を乗り越えてこの日のステージに立つ彼女。披露されたのは、自身のデビュー1周年を記念して製作された2ndオリジナルソング「天球、彗星は夜を跨いで」。そのイントロが流れた瞬間、大きな歓声が上がる。しかも、彼女の3Dとしての姿は、このステージが初のお披露目。そんな物語が伝わってくるような堂々とした歌声とパフォーマンスだった。

星街すいせい

10人目は、1期生の赤井はあとが登場。「みんな、行くわよー!」と叫び披露したのは、CHiCO with HoneyWorksの「私、アイドル宣言」。チャンネル登録者数10万人の記念にも歌っていた楽曲だ。「もっと声出さないと、打ち首にしちゃうんだからね!」と煽り、とても盛り上がった。

赤井はあと

11人目は、いつも通り気怠そうに登場するゲーマーズの猫又おかゆ。10月に歌ってみた動画を公開していた、Eve feat.ナユタン星人の「惑星ループ」を、ゆっくりとステージを歩きながら素敵な歌声で披露。観客も「トゥットゥルルットゥ ルットゥットゥル」と声をあげる。

猫又おかゆ

12人目、前半戦最後に登場したのは、2期生の大空スバル。「ちわっす! ホロライブ2期生、大空スバルっす!」といういつもの挨拶にも、会場の熱気もグンと増す。何度も練習したであろうダンスとともに披露したのは、HoneyWorksの「金曜日のおはよう」。ステージ上の彼女は、まさにアイドルだった。

大空スバル

そして、再びMCパートへ。2回目を担当したのは、白上フブキ、大神ミオ、夏色まつり、宝鐘マリンの4人。「こんこんきーつね!」、「ミオかわいいー!」、「夏色まつりは? 清楚ー!」、「Ahoy!」のコールアンドレスポンスをバッチリ決めると、ハイテンションな4人のトークへ。宝鐘マリンは、この場が3Dの姿が初お披露目。動きも多めに、3Dならではの表現をたっぷり楽しんでいた。

13人目に登場したのは、ホロライブ内の音楽レーベル「イノナカミュージック」に所属し、音楽特化VTuber/Vsingerとして活動するAZKi。2019年11月12日(火)にリリースされた1stアルバム『without U』の中から、表題曲の「without U」を伸びやかな歌声で披露すると、観客もそのパフォーマンスに思わず見入っていた。

AZKi

14人目は、2期生の百鬼あやめ。黒うさPの大人気ボカロ曲「千本桜」をパフォーマンス。彼女の衣装と曲の世界観もマッチして、真っ赤に染まったペンライトの光もその演出の一部へ。「うぉー、はい!」と全力のコールが会場に響いた。

百鬼あやめ

15人目には、先ほどのMCでも活躍した宝鐘マリンが登場。アニメ『涼宮ハルヒの憂鬱』の劇中歌「Lost my music」をチョイス。この日お披露目になった3Dの全身を使ってのパフォーマンスに、観客も「i still i still i love you!」と全力の合唱。どの歌詞もはっきりと聞き取れるようなキレのある歌声と美しいビブラートには驚かされた。

宝鐘マリン

気がつけばもう後半戦、16人目に登場したのは、1期生のアキ・ローゼンタール。異世界からやってきたハーフエルフの女子高生である彼女が披露したのは、エルフの伝承歌「シャ・ル・イース」(オリジナル曲)。曲の冒頭はアカペラで披露。澄み切った声が響きわたると、独自の言語で綴られた歌詞が表現する幻想的な世界に豊洲PITが飲み込まれる。

アキ・ローゼンタール

17人目は、3期生の白銀ノエル。ナユタン星人のボカロ曲「太陽系デスコ」を披露。他メンバーと比べると歌が得意ではない彼女だが、そんなことを感じさせないアイドルらしいステージ。その可愛らしいダンスと歌声に合わせ、「オーオオー!」というコールが地鳴りのように響いた。

白銀ノエル

18人目に登場したのは、1期生の白上フブキ。パフォーマンスしたのは、全国4都市で開催したソロイベント〈Congratulations!!FUBUKI BIRTHDAY PARTY.2019〉(FBKBP2019)にて初披露した自身のオリジナル曲「Say!ファンファーレ!」。彼女の全力の煽りもあり、会場全体を巻き込んで大きく盛り上がった。

白上フブキ

3度目のMCパートを担当したのは、兎田ぺこらとさくらみこ。普段から“ぺこみこ”としてコラボ配信をしている仲の良さが溢れるハイテンションなトークが始まるも、途中2人の姿が映らなくなるというトラブルが。しかし、2人は焦りを見せることなく、すぐに戻ってこれるように応援のコールを煽る。最終的には、ホロライブプロダクション社長のYAGOOコールまで巻き起こり2人は復活。配信で培われたトラブルも盛り上がりに変えるスキルには驚かされた。

そして、最後のソロパートコーナーへ。19人目に登場したのは、2期生の紫咲シオン。TOKOTOKO(西沢さんP)のボカロ曲「Booo!」を、見た目からは想像できない大人らしい歌声で披露。「そろそろ疲れてきたんじゃないのー?」と煽り、観客はここにきてさらに熱量を増して盛り上がる。

紫咲シオン

20人目には、不知火フレアが登場。彼女も、この舞台が初の3Dお披露目である。そんな特別な舞台で披露したのは、164のボカロ曲「天ノ弱」。彼女らしい綺麗な高音が、オレンジ色に染まった会場に響く。

不知火フレア

気がつけば、残りもあと3人。21人目に登場したのは、先ほどのMCパートでも活躍したさくらみこ。昨年公開した自身初のオリジナル曲「マイネームイズエリート☆」を披露した。彼女の可愛らしさが詰まった楽曲に会場のコールも熱が入る。

さくらみこ

22人目には、1期生の夜空メルが登場。披露したDECO*27のボカロ曲「ヒバナ」は、彼女のキュートなイメージとギャップのあるロックな楽曲だ。さらに、腰の入ったヘドバンも披露。去り際、彼女が「大好き!」と呟くと会場は大きく沸いた。

夜空メル

最後は、ホロライブの歴史をスタートさせたときのそらが満を辞して登場した。昨年10月にリリースしたオリジナル曲「フレーフレーLOVE」を披露。その堂々としたパフォーマンスに、そらとも(ときのそらのファンの総称)も観客も一体となってノンストップで盛り上がった。

ときのそら

23人全員がソロパートをおこなったということは、各々が1人で豊洲PITのステージを背負える力を持つまでになったということである。また、会場のファンがホロライブのメンバー全員を応援しようという気持ちを持っているということを見越してのセットリストだったのではないだろうか。

そんな余韻に浸る間もなく、4度目のMCパートへ。あやすばとしてよくコラボをおこなう百鬼あやめと大空スバルが登場。持ち前の明るさで、会場は爆笑の渦に巻き込まれた。

ユニット曲で魅せるホロライブの絆

キラッとサインからビジュアルが発表される某アイドルゲームのガチャSSR演出のオマージュが流れ、まずはときのそら、ロボ子さん、さくらみこ、AZKi、星街すいせいがフライヤーでも描かれていた、お姫様のような新アイドル衣装に身を包んで登場。ときのそらとキノシタPがコラボしたオリジナルソング「Dream☆Story」を披露した。ソロパートでは見れなかった、ホロライブの横の絆がパフォーマンスから伝わってくる。

左からAZKi、星街すいせい、ときのそら、さくらみこ、ロボ子さん

続いて、1期生の夜空メル、アキ・ローゼンタール、赤井はあと、白上フブキ、夏色まつりが新曲「夢見る空へ」を披露。ホロライブを初期から盛り上げ続けてきた5人が、可愛らしくそろったダンスに乗せてこれからの夢を歌う。「1人1人違う色で描き出すトキメキ」という歌詞に呼応するように、観客は各々推しのペンライトを光らせ全力で声を上げた。

左から夜空メル、白上フブキ、アキ・ローゼンタール、夏色まつり、赤井はあと

2期生の湊あくあ、紫咲シオン、百鬼あやめ、癒月ちょこ、大空スバルが登場は、TVアニメ『五等分の花嫁』OPテーマ「五等分の気持ち」を披露した。当日は気がつかなかったが、ホロライブ公式チャンネルで投稿されている3Dアニメ作品『ホロのぐらふぃてぃ(ホロぐら)』の6話内に一瞬流れた『五等分の二期生』というオマージュCMを回収するという、コアのファンにはたまらない演出だった。

左から、大空スバル、紫咲シオン、湊あくあ、百鬼あやめ、癒月ちょこ

白上フブキ、大神ミオ、猫又おかゆ、戌神ころねからなるゲーマーズは、まさかのサカナクション「新宝島」を披露。MAD動画ではよく使われるこの楽曲を公式のステージでみることができるとは思わなかった。サビでは、この日一番の大合唱にエモーショナルな空気すら流れる。

左から、戌神ころね、猫又おかゆ、白上フブキ、大神ミオ

3期生の兎田ぺこら、潤羽るしあ、不知火フレア、白銀ノエル、宝鐘マリンはhalyosyのボカロ曲「Connecting」を息ピッタリのパフォーマンス。個性の強い5人の魅力がしっかりと伝わってくるようなステージングだった。

左から、宝鐘マリン、潤羽るしあ、兎田ぺこら、不知火フレア、白銀ノエル

ユニット曲パートの最後に登場したのは、ときのそら、白上フブキ、湊あくあの3人。八王子Pの「気まぐれメルシィ」を披露した。一旦暗転すると、劇場版『ホロぐら』へ。アイドルで居続けた23人の普段の姿に安心させられる。動画も「いつも通りが一番!」と締められた。動画はホロライブ公式YouTubeチャンネルで現在公開中。

https://youtu.be/NJUkbQJ8swM

 

私たちの夢はまだまだ終わりません

そして、メンバー全員がステージに現れると1人1人が将来の夢を語った。

不知火フレア「見に来てくれるみんなや、応援してくれるみんな、それから大好きな3期生のみんなと一緒に、ユニットライヴがしたいぞ!」

AZKi「みんなの心や記憶に残り続ける音楽を作りたいです」

兎田ぺこら「ぺこらの夢は、歌や色々な活動でもっともっともーっと多くの人にぺこらのことを知ってもらうことぺこ」

星街すいせい「全部オリジナルソングのアルバムを作ってメジャーデビューがしたいです。たくさんの人に私のことを知って欲しいな」

宝鐘マリン「船長の夢は、海賊船を手に入れ、コスプレ女を卒業し、一味の君たち、ホロライブの先輩、同期、後輩と大海原へ出港することです」

戌神ころね「ころねは、ホロライブのみんなとずっと一緒にいられればそれでいいかな。あ、でも億万長者になる、なりたい、なります」

潤羽るしあ「みんなが笑顔になれるように、これからも楽しい時間をみんなとたくさん過ごしていきたいです。色々な思い出も、もっともっと作っていきたいです。これからもるしあは、みんなを笑顔にしたいです」

大神ミオ「うちは、ホロライブのみんなと武道館ライヴやりたーい! 豊洲PITも嬉しかったなー」

白銀ノエル「ホロライブの先輩や同期みたいに歌もゲームもおしゃべりも自他共に認めるつよつよVTuberになって、自信を持ってステージにまた立ちたい。今度は可愛い後輩たちと一緒にライヴするぞ!」

猫又おかゆ「僕は、一等地におにぎり屋のビルを建てることが夢かな」

紫咲シオン「みんなを笑顔にさせれるようなVTuberになりたいです!」

百鬼あやめ「人間様の元気になれたり、頑張る源になること。そして余をたくさんの人間様に知ってもらって、みんなで楽しむこと!」

赤井はあと「私の夢は大きな養豚場を作って、快適な打ち首ライフを送ることです!」

アキ・ローゼンタール「アキロゼは、バーチャルベリーダンサーとして、みんなにキラキラとした素敵なショーをお届けしたい。そしてホロライブのみんなともワクワクするようなショーをいっぱいやることです」

夏色まつり「夏色まつりは清楚だよなぁ! 全人類まつりす計画!」

大空スバル「スバルの夢は、最強の地獄の人になって、先輩たちみたいなつよつよスーパーアイドルになることです!」

夜空メル「夜空メル、そしてホロライブをもっともっと色んな人に知ってもらいたいです。そしてまたホロライブのみんなでいつか武道館でライヴしたいな。歌って踊って、またみんなと楽しい思い出作っていきたいな。メルもそのために頑張るから、これからもよろしくね」

さくらみこ「みこの夢は、今ここにいるみんな、そしてまだみこのことを知らいないみんなに、エリートだって思わせられるようなアイドルになることです」

湊あくあ「やっぱり日本一、いや世界一、宇宙一、いやいやもっと銀河一のトップアイドルになりたいです!」

白上フブキ「いっぱいいっぱい悩んだんですけど、やっぱハリウッドかなー。みんなー! ハリウッド行くぞー!」

癒月ちょこ「私の夢は、まだ癒月ちょこを知っていただいている方って、ここにはね、知ってる方がいっぱいいると思うんだけど、まだね、全人類には知れ渡ってないので、もっともっとちょこ先生を知ってもらってね、ちょこ先生大好きって言ってもらえるようなねVTuberになりたいと思います。だからこれからもよろしくお願いします」

ロボ子さん「僕がみんなの心のオアシスになれるような存在になれたら嬉しいな。あ、高性能なところも、もちろんもっともっと知って欲しい!」

ときのそら「いつか横浜アリーナでソロライヴがしたい! 今日は、豊洲PITに遊びに来てくれて、ありがとうござます。私は、2017年から活動を始めています。その頃は、全然VTuberというものも知られていなくて、本当に少ない人数の中で頑張っていました。でも、みんなの「頑張れ!」っていう声が大きくなっていって、こんなに多くの仲間に囲まれて。こんなに大きな舞台で、しゃべることができるようになって、本当に嬉しいです! 私を支えてくれてる裏方の皆さん、そしてホロライブの仲間、そして応援してくださっている皆さんのおかげです。本当にありがとうございます。私たちの夢はまだまだ終わりません。これからみんなと一緒に歩いていきたいし、もっともっと楽しいことを、幸せなことをみんなと分かち合っていきたいと思っています。なので、これからも私たちホロライブをどうぞよろしくお願いします!」

湊あくあ「今日は〈hololive 1st fes. ノンストップ・ストーリー〉にきてくださって、本当にありがとうございます。皆さん、今楽しかったですかー? 私もとーっても楽しかったです! 今日のライヴが皆さんの大切な想い出になってくれると、とっても嬉しいでです!」

白上フブキ「ライヴタイトルにもある通り、私たちは今日来てくださった皆さん、そしていつも応援してくださっている皆さんと一緒にノンストップで進み続けます! 止まるんじゃねーぞ! 皆さんの想像を超えるような未来を作っていけるよう頑張っていきますので、応援本当によろしくお願いします!」

おわらないホロライブ

そう、この日は大きなストーリーのほんの1部であり、23人の大きな夢へのスタート地点でもあるのだ。ライヴの最後に披露されたのは、23人が語った夢が乗せられたホロライブ全体の新曲「キラメキライダー☆」。締めのエンドロールでは、メンバー全員のセットリストを紹介。SpecialThanksには、各メンバーのファンネームが映し出された。映像の最後には、「おわり」という文字が「おわらないホロライブ」という文字に変化する熱い演出。これで、合計2時間半、30曲以上を披露したライヴが終了した。友人Aが、ED後の影ナレをおこなうも、まだまだ帰れないとアンコールの声が上がる。しかし、この日はアンコールはおこなわれず終了。その期待は、次回のライヴに持ち越されることとなった。

熱狂の渦を巻き起こした本公演は、現在のVTuber業界の盛り上がりを象徴している。この記事を読んで、その存在が気になった方は、これからも夢に向かって進んでいく彼女達を追い始めてみてはいかがだろうか。

取材・文:横澤魁人
写真:Ayo Kajino(https://twitter.com/ayokajino)、
Kota Hirano(https://twitter.com/_kota_0508


■公演情報

〈hololive 1st fes. ノンストップ・ストーリー〉

2019年1月24日(金)東京・豊洲PIT

=セットリスト=
影ナレ:友人A
OPムービー
1. 「Shiny Smily Story」
MC
2. 夏色まつり「ファンサ」
3. 兎田ぺこら「fancy baby doll」
4. 癒月ちょこ「おじゃま虫」
5. ロボ子さん「はなびら」
6. 大神ミオ「夜もすがら君想ふ」
7. 湊あくあ「♡桃色片思い♡」
MC ときのそら・ロボ子さん
8戌神ころね「こちら、幸福安心委員会です。」
9. 潤羽るしあ「『13』」
10. 星街すいせい「天球、彗星は夜を跨いで」
11. 赤井はあと「私、アイドル宣言」
12. 猫又おかゆ「惑星ループ」
13. 大空スバル「金曜日のおはよう」
MC 白上フブキ・夏色まつり・大神ミオ・宝鐘マリン
14. AZKi「without U」
15. 百鬼あやめ「千本桜」
16. 宝鐘マリン「Lost my music」
17. アキ・ローゼンタール「シャ・ル・イース」
18. 白銀ノエル「太陽系デスコ」
19. 白上フブキ「Say!ファンファーレ!」
MC 兎田ぺこら・さくらみこ
20. 紫咲シオン「Booo!」
21. 不知火フレア「天ノ弱」
22. さくらみこ「マイネームイズエリート☆」
23 夜空メル「ヒバナ」
23. ときのそら「フレーフレーLOVE」
MC 百鬼あやめ・大空スバル
25. ときのそら・ロボ子さん・さくらみこ・AZKi・星街すいせい「Dream☆Story」
26. 1期生「夢見る空へ」
27. 2期生「五等分の気持ち」
28. ゲーマーズ「新宝島」
29. 3期生「Connecting」
30. ときのそら・白上フブキ・湊あくあ「気まぐれメルシィ」
『劇場版ほろぐら』
MC
31. 「キラメキライダー☆」
EDムービー
影ナレ:友人A

■配信情報

ニコニコ公式生放送有料配信

チケット価格:8,000ニコニコポイント(1円=1ポイント)
ニコニコ生放送配信先 : https://live2.nicovideo.jp/watch/lv323506379
チケット販売ページ : https://secure.live.nicovideo.jp/event/nonstop_hololive
※2020年2月9日(日)23:59までチケット購入可能。
※生放送直後からタイムシフト視聴可能となり、2020年2月10日(月)23:59まで視聴できます。
※2020年2月10日(月)23:59を過ぎると、タイムシフト視聴中でも視聴できなくなります。
※タイムシフトでは一部楽曲の音声が視聴できません。

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