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StoryWriter

皆さんこんにちは。

最近彼女ができて、普段の生活にもなにやらブーストが掛かり気味だったのですが、徐々にブーストが失速気味になってると言われた僕です。自分で自己肯定感爆上げていく良い術がありましたら、ebina@storywriter.co.jpまでご連絡くださいませ。

僕って基本的に世の中のブームが1クールくらい遅れてくるような電波の立っていない人間なのですが、最近たまたま録画していた昨年のM-1グランプリをちゃんと見直してみたんですけど、ミルクボーイが本当に面白いなと思って一気にハマりました。ミルクボーイYouTubeチャンネルで上げてるネタも全部一通り見たんですけど、どんなテーマでも当てはめられるので汎用性が高く、キャッチーなツッコミ(ボケ?)のフレーズも皆が真似しやすそうで、人気が出るのも納得の面白さです。誰かもっと早く教えてくれよ〜。

普段のネタも面白いんですけど、特にオススメなのがYouTubeチャンネルに上がっている「おやすみミルクボーイ」シリーズ。動画の概要欄にもあるように寝る前に見て(聴いて)ほしいのですが、定番のネタのテンポを落としつつ囁き声で披露するというだけの動画です。高校の修学旅行やサークルの合宿の夜寝る前のテンションを感じるのですが、あの妙なワクワク感を思い出して妙に暖かい気持ちになりつつ、しかもじわじわ笑えてしまう内海さんの独特の話し方。下手な安眠系BGMよりも、よっぽど寝る前にいい気持ちになれます。

 

ただ彼らのネタを見ていて思うのが、王道で分かりやすいスタイルだと思う反面、ネタのテーマになるものを何かしら少し貶しているような部分はあるなと感じました(僕はミルクボーイ大好きですよ!)。そういう意味では、昨年のM-1決勝戦に残った”ぺこぱ”のネタの方が、相手の違和感のあること(ツッコミどころ)を敢えて肯定的に捉えようとする”ノリ突っ込まないボケ”ってめちゃくちゃ優しくて同じくらい面白いなと思いました。昨今の風潮的にも受け入れやすいし、そういった時代の変化が日本のお笑いにも表れてきていると考えると面白いですね。何をどこまで許容するのかって大事だと思うんですけど、これからぺこぱのように優しいスタンスでお笑いができる人がもっといてもいいのかなあと思ったり。

最近の芸人さんってどんなネタをやっているんだろう? ってお笑い事情に興味を持てる昨年のM-1を今更見て思ったという話でした。

あぁ。天津飯食べたい。

また来週、ひとつよしなに。

※「【連載】なにが好きかわからない」は毎週木曜日更新予定です。

エビナコウヘイ(えびな・こうへい)
1993年生まれ、青森県出身。進学を機に上京し、現在は大学で外国語を専攻している。中国での留学などを経て、現在では株式会社SWで活動中。趣味は音楽関係ならなんでも。

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