下北沢にあるライヴハウス「ろくでもない夜」の店長・原口雄介が、クラウドファンディングサイトSILKHATにて、「コロナに負けるな!『ろくでもない夜』」プロジェクトをスタートさせた。
コロナウィルスで様々なイベントキャンセルが発生している中、「ライヴハウスとスタッフ、アーティストを助けたい! そしてライヴ・イベントという娯楽をなくしたくない!」という思いから、集めた資金をライヴハウス・アーティストに分配するこのプロジェクト。
リターンには、
・下北沢ろくでもない夜 原口雄介のライヴハウスの今!(3月31日 20:00〜)を観れる権 500円
・ホームレス小谷の自宅ライヴ(3月(日程調整中))を観れる権 500円
・西野亮廣(キングコング)の自宅ライヴ(3月(日程調整中)を観れる権 500円
などが用意されている。
プロジェクトの開催期間は、2020年4月20日23:59まで。(横澤魁人)
原口雄介 コメント(SILKHATサイトより)
はじめまして!下北沢にあるライブハウス「ろくでもない夜」の原口雄介です!
今回コロナウィルスで様々なイベントキャンセルが発生している中キングコング西野さんに相談してこの用なクラウドファンディングを立ち上げる事にしました!
ライブハウス、バンドさん、芸人さん、アイドルさん、やむ得なくキャンセルが続いてる最中ですが
少しでも何かになればと言う気持ちです!是非皆さん宜しくお願い致します!
下北沢ろくでもない夜 原口雄介
西野亮廣 コメント(SILKHATサイトより)
原口君へ。
ライブハウスなのに、「人を呼べない」というのは、ろくでもない夜だね。
接客業をする以上は、お客さんの安全を最優先すべきだけど、とはいえ、コロナウイルスが終息するまでの当面の資金は必要になってくる。
こうなったら、人と人とが接触しない「オンライン」で何とかしなきゃいけないと思うんだけど、せっかく『ライブハウス』なので、「“ライブハウスならでは”のオンラインの使い方」を探った方がイイと思う。
そこで。
「自宅で『ろくでもない夜』」とタイトルを付けて、クラウドファンディングを立ち上げ、「コロナウイルスが無ければ『ろくでもない夜』に出演する予定だったアーティスト」に、自宅で弾き語りライブをしてもらって、それをYouTubeを限定生配信して、その限定生配信を観れるチケットを、クラウドファンディングのリターンで500円とかで売り出せばいいと思うよ。
リターンの売り上げの一部は、ライブハウス同様、アーティストに入れる。
こういう時、ありがちなのは、アーティストが個々にライブ配信&投げ銭をしたりするけど(それも素晴らしいんだけど)、それだと、そのアーティストは「自分の集客力」しか使っていないので、結果、パイが小さい。
大切なのは、「アーティスト同士が互いの集客力に少しあやかり合える環境」を作ることで、それを普段やっているのが『ライブハウス』だと思う。
「自宅で『ろくでもない夜』」のクラウドファンディングのリターンとして自宅ライブが決定したアーティストは、必ず、そのクラウドファンディングを自分のファンに向けて宣伝する。
リターンでライブをするアーティストが増えれば増えるほど、結果的に、自分のライブの集客が増えるので、アーティストも応援できて、ライブに行きたかったけど行けなかったファンも助けることができて、今回のプロジェクトで、アーティストを見つけられた人もできて、ライブハウスも救われるので、「四方良し」だと思う。
「ライブハウスを助ける」「アーティストを助ける」という『支援』を軸に、テレビで番組をザッピングするみたいに、クラウドファンディングの支援一覧の中から、お気に入りのアーティストのライブを選べるといいよね。
こういうのは、世界的な感染症が直撃した時ぐらいにしかできない企画なので、ファンの方も、「逆に、良かった」という特別感を持てると思うよ。
あとは実現までのスピードだね。
死ぬ気で頑張らないと死ぬので、死ぬ気で頑張ってね。
西野亮廣
■プロジェクト情報
「コロナに負けるな!『ろくでもない夜』」
URL:https://silkhat.yoshimoto.co.jp/projects/1218/preview?token=BJgLjXzJl5v0fweO