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StoryWriter

皆さんこんにちは。

猛威を奮っているコロナウィルス、それに加えて情報が錯綜しすぎてもはや何をどうするべきなのかさえも分からず世の中は混乱している状況でございます。テレビ観てもTwitter開いても、人が集まるイベントの類は中止だとか、永遠に続いている、ここ1~2週間がコロナ対策の正念場だっていう話、しょうもないデマだとか景気の落ち込み、正直気が滅入ることがいっぱい。コロナウィルス感染が怖いから結婚式も開催するか悩んでるっていう知人もいます。上の対応が悪いのか、皆が騒ぎ過ぎなのか。

こんな不穏なムードだからこそせめて自分の好きなもの、楽しい出来事があれば少しは元気も出せそうなのに。そう思っても、映画館も人が集まる場所だからちょっと気が引けちゃうし、ライヴは軒並み中止だし。正直カルチャーというものの場が失われています。もちろん一大事の状況だし、ライヴやイベントを開催しないっていう判断は賢明だと思います。自分の生活や健康には代えられない。

でもそんな時だからこそカルチャーが欲しい。多数のミュージシャンやその関係者が自身の身を切る思いで頑張って、物販の通販も現場ほど売れず、チケットは払い戻しで利益はおろか元手さえも回収できなくても、配信ライヴやなにかしらの対策を講じて頑張ってくれている姿。世の中を少しでも明るくしてくれよう、ファンを元気付けようとしてくれています。これって本当に素晴らしいことだな。カルチャーっていう存在自体がもう愛おしくなります。僕はカルチャーが好きで、きっとこれまでもカルチャーに囲まれてきたから生きてこれた。そういう人は少なくないはず。

そしてだからこそ、今回の状況下で大打撃を受けている人々の生活も考えないといけない。表舞台に立つ人だけじゃなくて、事務所、会場、イベンターetc……。大学生の頃から、特に音楽業界の末端に携わらせてもらってた立場からこそわかります。本当にたくさんの会社やスタッフがいて成り立っている。彼らがいるから僕らを救ってきてくれたカルチャーは存在してきていたし、ここから立て直すのも非常に苦しいことのはず。我々受け手側もどうにか彼らをサポートしないといけない。保険や保障も充実していないシビアな状況にある彼らをサポートできるように、我々は何ができるのか。コロナが落ち着いた後にもカルチャーが生きていけるように、カルチャーを生かしてあげられるように何ができるか考えてあげてアクションを起こせればいいなと思います。皆さんもどうか自分の好きなカルチャーのために何ができるか考えてみてください。僕も自分なりに考えていきます。

100回とちょっとくらいこんなことをだらだら書いてきましたが、カルチャーというものが好きだということを痛感してきたので、この連載は一旦終わりにしようと思います。何が好きかという話より僕の内心をだらだら垂れ流すようになって申し訳ないです。これからもテーマは違えど色々なものを書いていきますのでよろ。

それじゃあこんなところで。

どうか皆が自分の好きなものに触れながら生きていけますよう。

※「【連載】なにが好きかわからない」ご愛読ありがとうございました。

エビナコウヘイ(えびな・こうへい)
1993年生まれ、青森県出身。進学を機に上京し、現在は大学で外国語を専攻している。中国での留学などを経て、現在では株式会社SWで活動中。趣味は音楽関係ならなんでも。

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