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【現地レポート】WACK合宿オーデ7日目③ーー2020年合宿最終日、合格を勝ち取った2名のコメント掲載

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BiSH、GANG PARADE、BiS、EMPiRE、CARRY LOOSE、豆柴の大群のマネジメントを行う株式会社WACKが、2020年3月22~28日にかけて合宿型合同オーディション「WACK合同オーディション2020」を開催した。

今回の合宿オーディションには、書類審査と2次オーディションを通過した候補生に加え、WACKによる育成プロジェクトWAggの5人、ア・アンズピア、サアヤイト、ウタウウタ、キラ・メイ、アイナスター(愛とナアユは不参加)、現役メンバーも途中から参加。

BiSHからは、セントチヒロ・チッチ
BiSからは、トギー
GANG PARADEからは、月ノウサギ、ユイ・ガ・ドクソン
EMPiREからは、MiDORiKO EMPiRE
CARRY LOOSEからは、ウルウ・ル
豆柴の大群からは、ナオ・オブ・ナオ
が途中より参加し、様々なドラマを生み出した。

最終日の3月29日(土)、WACK所属グループの全メンバーが集結し、合格者発表がニコニコ生放送で中継された。


最終審査の開始時刻の12時を6分くらい過ぎた頃、WACK代表の渡辺淳之介がステージに登場し、WACK所属メンバーたちをステージに呼び込んだ。そして合宿最終日まで残ったWAggのア・アンズピア、サアヤイト、キラ・メイの3名、候補生のワキワキワッキー、モンスターアイドルの2名がWACKメンバーの前に並んだ。

WAggのア・アンズピア、キラ・メイ、サアヤイト、候補生のワキワキワッキー、モンスターアイドルが6泊7日の合宿を終えて最後のスピーチを行った。

ア・アンズピア:1週間WACK合宿オーディションを見ていただき、本当にありがとうございました。私は、この合宿を通して、自分の中の自分を壊すことができました。今までの自分は挑戦することが怖くて、ダンスも歌も今まで失敗したら嫌だからと思って、挑戦することをあまりしてきませんでした。この合宿で後悔を残したまま帰りたくないと思っていたので、今までの綺麗に見せていた自分を捨てて、一生懸命暴れようという気持ちでライヴをしました。そしたら自分の中で吹っ切れた感じがして、今までの自分を壊せたと感じました。この合宿が終わっても、私は自分自身の限界を超えることを諦めないし、私の憧れでもあるチッチさんを超えることを諦めません。本当に1週間ありがとうございました。

キラ・メイ:1週間、みなさん本当にありがとうございました。私は毎日本当に不安で、「今日落ちるのか、今日落ちるのか」って1日が終わるごとにすごく不安になっていました。でも、次の日もできるってなるたびに「絶対に昨日よりもすごい私になろう」と、昨日の自分を超えることを毎日の目標にしてがんばってきました。そしてその結果、ずっと昨日の自分を超え続けることができたと思っています。最終日まで残ることができて本当にうれしいです。1日1日を乗り越えることに精一杯で、1週間終わってみて本当にあっという間だったなって思っています。この1週間で本当にたくさんのことを経験して、たくさんのことを学んで、いろんなことを吸収できたと思っています。この合宿が終わっても、「昨日の私を超える」をこれからも目標にし続けて、この合宿で私に興味を持ってライヴに来てくれた人に「合宿から変わってないじゃん」って絶対に思われないように、常に「昨日の私を超える」をがんばります。これからも精一杯がんばるので、よろしくお願いします。本当にありがとうございました。

サアヤイト:ニコ生をご覧のみなさん、そしてここにいるみなさん、週間ありがとうございました。私は、失敗することが怖くて、動きもちっちゃくなってしまったりすることも多かったし、やり切れてない部分とかも今までにはあったりもしたけど、この合宿オーディションでは、全力を出し切れたかなって思っています。私はすごく諦めやすいんですけど、この合宿では気合いと根性で乗り越えた感じがします。ウルウ・ルとやった「STUPiD」では、めっちゃやりたかったことができたような気がして、全力を出すってこんなに楽しい、楽しい、楽しい、楽しい、楽しい……(会場笑)すごい、心がキラキラ、キラキラ?(会場再び笑)になりました。全力っていいものなんだなって思いました。ここで知れたこととか、手に入れたものは絶対に自分の身体の中とか心の中とかに入れて、これからも何回も繰り返して再生していこうと思います。ありがとうございました。

ワキワキワッキー:合宿1週間ありがとうございました。私はこの合宿に来るまでがんばってきたつもりだったけど、全然自分はがんばれてなかったし、変われてなかったし、でも、この合宿でたくさんの人に助けてもらって、自分も全部全力で、本気でがんばったら「すごく変わったね」って言ってもらえたり、自分でも変わったんじゃないかなって思えるようになりました。こんなにたくさん全力でがんばったのは初めてで、これからもずっと全力でがんばって生きていけたらなって思います。ありがとうございました。

モンスター・アイドル:私は今まで、何十回渡辺さんに変われ変われ変われって言われ続けてきたんでしょうか……。今の今まで、ここに立つまで、まだ変われたのか自分ではわかっていません。常に私は、変わろう変わろうってこの3年と7日間、ひたすら変わろうって思ってきたのは事実です。渡辺さんが1回1回チャンスをくれることで、私はどこまでもがんばれました。全てやり切ったので、どんな結果になっても受け止めて、ありのままの自分を受け入れます。応援してくださった皆さん、本当にありがとうございました。

そして、渡辺が合格者の発表を行った。


■BiSH

該当者なし

■GANG PARADE

・WAgg キラ・メイが加入。
※2020年5月23日、中野サンプラザホールにてお披露目。

■BiS

該当者なし

■EMPiRE

該当者なし

■CARRY LOOSE

該当者なし

■豆柴の大群

該当者なし

■WAgg

・ワキワキワッキーが加入。
※お披露目時期は未定。

残念ながら、合宿中3度の脱落からの復活を見せたモンスターアイドルは最終審査では合格者として名前が呼ばれず、その場を後にした。

また、合格者の発表の他にも以下の発表が行われた。

■GANG PARADE

「GO TO THE BEDS」と「PARADISES」という2グループに分裂。「GO TO THE BEDS」はヤママチミキ、ユメノユア、キャン・GP・マイカ、ココ・パーティン・ココ、ユイ・ガ・ドクソンの5名、「PARADISES」はテラシマユウカ、月ノウサギ、ナルハワールドに加え、オーディションで昇格したWAggのキラ・メイを含む4名で活動していく。

以下は、上記発表にあたっての「GO TO THE BEDS」、「PARADISES」それぞれを代表してのコメント。

ユイ・ガ・ドクソン:皆さん、初めまして。我々この度GO TO THE BEDSとなりこれから活動させていただきます。これからも、どうぞよろしくお願いいたします。

テラシマユウカ:PARADISESです。突然の発表でまだ受け止められていない方や困惑している方も多いと思うんですけど、そういう気持ちも全部ひっくるめて寄り添っていきたいと思っていますし、GANG PARADEという括りを脱いで、PARADISESとしてここから、0から新しい道を、新しい可能性を生み出し続けていきたいと思いますので、これからもよろしくお願いいたします。

 

そして、PARADISESに昇格したキラ・メイ、WAgg加入が決まったワキワキワッキーが、それぞれ想いを述べた。

キラ・メイ:気持ちもふわふわなまま合宿に参加してしまって、最初の面談のときに「お前も昇格を目指せ」って言われました。本当にそうしないとすぐ落ちてしまうな、今までの私のパフォーマンスでは絶対に足りないと思って本当にがんばりました。さっきも言ったことにはなってしまうんですけど、この1週間の中で、昨日より今日の自分っていうのを繰り返し繰り返しやってきて、合宿前と比べてすごく変われたと思っています。今、このグループに昇格することになって、まだ全然実感が湧いていないんですけど、ここで精一杯がんばるので、これからも応援よろしくお願いします。

ワキワキワッキー:合格したかったんですけど、自分が合格できるって確信を持てるくらい自信はなくて。だから、すごく嬉しいです。ずっとWACKに入りたかったし、ライヴにも行ってすごくかっこよかったWAggさんに入れるのは嬉しいです。たくさんありがとうございました。がんばります。

続けて、現役WACKメンバーたちもグループを代表してコメントを述べた。

ユメカ:CARRY LOOSEも、体制が変わるんじゃないかと思って、みんなでたくさん見ていました。これからも、4人でがんばります。応援してねー!

ネオ・トゥリーズ:今回の合宿、メンバー3人で見ていたんですけど、候補生のことをみんなしっかり見て、すごく感情移入してしまって…… 全員がんばっていたし、気持ちは全員受かって欲しかったし…… すごい考えていることはいっぱいあるんですけど、出てこない。

ナルハワールド:私は去年の合宿で合格したんですけど、合宿を観ていてみんな全力というか、すごく泣きそうになる場面がたくさんあって。こうやってキラ・メイちゃんも入ってくれたので、私たちもがんばろうっていう気持ちにすごくなったし、考えさせられることが毎年あるなあと思って。グループは2つに分かれるけど、力を合わせてがんばっていきたいなと思いました。

ココ・パーティン・ココ:1週間、ニコ生を見てくださった皆さんありがとうございました。3年前にここでBiSのオーディションに落ちたので、上のスタジオとか見ていると、エモーショナルな気持ちになって苦い思い出が蘇ってきました。いろんな候補生の子を見ていると、その時の自分に似ているなあって思う子がいたり、すごく刺激をもらって、初心を思い出させてくれるなあと思いました。こんなご時世でライヴができなかったりするんですけど、こうやってWACKが大きくなって、新たな仲間も増えたので、がんばっていきたいなと思いました。

モモコグミカンパニー:本当にWACKの未来を真剣に考えさせられるというか、未来はどうなるんだろうって考えさせられる合宿で。ここのステージに立つっていうのはチャンスでもあり運でもあり、責任感もあり、ステージに立っている以上、候補生の子の何百倍も努力して、WACKを大きくしていかないといけないんだなと思いました。でも、月ノちゃんのコント、サンシャイン月ノウサギをみて、私は大丈夫だって思いました。これからもお願いします。

MAYU EMPiRE:EMPiREが出来てからの合宿は、毎回新メンバーが入ったり人が抜けたりっていうのがあったんですけど、今回はなくて。わかりやすい変化はメンバー編成が変わることだと思うんですけど、それが無いということは自分たちの本当の変化というか、力が試されているんだなって思いました。合宿を見ていて、1日で変わらなきゃいけない緊迫感は私たちにとっては日常だなとすごく思ったので、これからどんどん変わり続けなければいけないし、自分たちに甘えず、もっと自分たちがワクワクできるようなことを探しに行かないと、いろんな人に応援してもらえないなと改めて思えたので、これからがんばっていきたいなと思います。

カエデフェニックス:がんばっている候補生の姿をニコ生で見て、私は合宿を経験していないからこそ、WACKのアイドルとして活動していきたいと思っていた候補生の子たちの気持ちを背負って、ちゃんと責任を持ってがんばっていかないといけないと思いました。歌とかダンスとかをがんばるだけじゃなくて、そういうもっと大切なものがあるんだと気付かされました。これから5人でがんばっていこうと思いました。よろしくお願いします。

ナアユ:WAggは今回、私と愛ちゃん以外の5人が参加していて、私と愛ちゃんは参加していなかったんですけど、参加していなくても、同じぐらい、それ以上、学べることとか、感じられた思いとか忘れかけていた気持ちとかすごい思い出せました。今回メイちゃんが昇格して、WAggにはワキワキワッキーちゃんが入りました。WAgg全員いろんな感情がこの1週間であると思うんですけど、全部の感情とか、学んだことを全部自分たちのものにして、これからWACKを大きくしていけるように、全員がもっと上を目指していけるようにがんばります。これからよろしくお願いいたします。

各グループの挨拶が終わると渡辺が「WAggのキラ・メイはPARADISESに昇格ということで、新しい仲間が増えて僕としても嬉しいなと思っています、今日ここまで合宿をやってきて、みなさんもわかると思うんですが、WACKという会社は、さっき言ってたように、どんどんどんどん、まだ足りない、まだ足りないって追い求めていかないといけないと思っています。僕たちは、それを見せることによって、みなさんに愛してもらえるようなグループを目指して欲しいなと思っています。参加者はもちろん、見ていたメンバーのみんなも、絶対に忘れないように行動してもらいたいなと思います」

そう話すと「というわけで、番長のチッチさんに最後の締めを……」とBiSHのセントチヒロ・チッチがマイクを握った。

セントチヒロ・チッチ:こうしてこの合宿に参加して私が感じたものはものすごくたくさんあって。ここに来たからわかったことも、ものすごくたくさんありました。この数日間で出会った女の子たちは、誰一人甘く見ていなくて、全てのことに誠実に、前向きに、がむしゃらに取り組んでいて、私には全員が格好よく見えたんですね。だからこそ、どんな結果であろうと、ここでみんなが生きていた証は確かにあって。成長しようと、自分を変えようとがんばっていたことに変わりはないので、強く強く、生きていって欲しいなと私は願っています。候補者だけじゃなくて、WACKに所属しているメンバーたちも、本当にみんな必死にみんなを成長させてあげたいと、変えたいと思って生きてきた数日間だったので、人を変えるっていうことはものすごく難しいことだけど、人を変えたいと思える人間でいる私たちは、すごく今すごく人間として生きているなあと思える時間でした。多分これからも、私たちにはいろんなことが起こって、いいことも悪いこともたくさんやってくると思うんですけど、ここにいる全員、全力でこれからの人生を楽しんで、私自身も、BiSHのセントチヒロ・チッチという人生を全力で楽しんでいきたいなと思いました。応援してくれた皆さん、ありがとうございます。どうかこれからもよろしくお願いします。私は、WACKが大好きだなって再確認した数日間でした。

そしてチッチが「よかった!」といって片腕を天に挙げ、渡辺が「イエーイ」というものの手はまばらにしか上がらず、「がんばってイエーイって持って行ったのに」と笑った。渡辺は「そういう事務所じゃん。誰も合わせらんないからここにいるからさ」と返し、チッチは「それがいいんですよね」と述べた。

そして、メンバー全員と渡辺が手を繋ぎ、「We are WACK!」と叫ぶと、この合宿の最終審査のテーマ楽曲となった「primal.」のインストver.が流れた。

最後に渡辺が「今日までに落ちた候補生のみんな、一次面接、それこそ書類審査すら受からない奴ら、何回でも応募してきてもらってかまいません。WACKは何か変化があれば絶対に受け入れる体制でがんばっていきます。これからもよろしくお願いします!」と投げかけ、6泊7日に渡ったWACK合宿オーディション2020は幕を閉じた。


WACK合宿オーディション2020 合格者コメント

 

ワキワキワッキー

びっくりという感情が1番大きいです。それと同時にWACKに所属できることが嬉しいです。私は人前に出るのが結構苦手だったので、先輩たちの前に立って結果発表を待っていたときは緊張しました。パフォーマンス審査の時はそんなに緊張しなかったけど、合格者発表の練習はしていなかったので緊張しました。名前を呼ばれたときは本当にびっくりしました。私は、友だちもいないし、学校にも行けていなくて。自分のことが本当に大嫌いでした。でも、WACKに入りたいという夢を持って、去年の合宿オーディションの全員面接に行って、渡辺さんに選んでもらったことがすごく嬉しかった。去年はその後で落ちてしまって悔しかったので、今年は絶対に入れるように頑張ろうと思っていろいろしました。合宿中1番多かった感情は「悲しい」です。一緒にやっていた子が落ちちゃうのは悲しかったし、自分が脱落するかもしれないと思うのも悲しかった。インポッシブル・マイカっていう子がずっと一緒にいてくれて、お互いにいろいろ話して、私の話も聞いてくれていっぱい励ましてくれて。(救済措置のオセロ対決で)自分が負けて脱落するのは嫌だったけど、自分が勝って(インポッシブル・マイカと)一緒にいられないこと、一緒に合格ができないというのがつらかった。なんて話しかけたらいいのかも分からなかったし、もし自分が勝ったらどう接したらいいのか分からなくなるんじゃないかと思って昨晩から今朝を迎えました。(オセロの終盤)自分が勝つかもしれないと思った時に頭が真っ白になって。勝ちたいって気持ちはあるのに、一緒にいた大好きな子が負けてしまうことに自分がつらくなっちゃって。どうせ勝つんだったら、別に白の数が少なくてもいいやと思って角を取りませんでした。(対決が終わったあと、インポッシブル・マイカは)「絶対に受かるから大丈夫だよ。頑張ってね」って言ってくれました。この合宿を通して学んだことは、諦めちゃいけないんだなっていうこと。ダンスとか上手くなりたいっていうのはあるんですけど、みんなが愛したくなるような、好きになってもらえるような人になりたいです。

キラ・メイ

合宿を通して、やりきれた達成感がすごくあります。合宿参加前より、最終日に自分の力がすごく出せるようになったと思っています。最終発表を待っているときは、自分が昇格するということは全然思いつかないというか、実感が本当に湧いていなくて。「該当者なし、該当者なし、該当者なし」っていう発表が続いていたので、呼ばれた瞬間、本当に驚きの感情がすごくて。ちょっとパニックみたいな感じで、挨拶も全然上手く喋れなかったと思うんですけど、頑張ろうという気持ちです。自分の名前が呼ばれたときは、本当にめちゃくちゃびっくりして「うわーーー!」みたいな心境でした(笑)。この合宿を通して学んだことは、人間に限界なんてないんだなっていうことです。一気にパっと壁を飛び越えるのは難しいですけど、少しずつ、少しずつだったら、それが積み重なってすごく大きな変化になっていく。そういうことを大切にして、これからもやっていきたいなって思います。合宿中に自分が変化できたなと思ったのは「Plastic 2 Mercy」をやった時、めちゃくちゃ飛べると感じた瞬間です。今までも頑張って飛んでいたんですけど、これが終わったら死ぬ、ぐらいの気持ちで本当に思い切り飛んだとき、それまでにないパフォーマンスができたと思っています。PARADISESの活動では、合格者発表の挨拶で言った通り「昨日の私より、今日の私」ということを大切にしていきたい。昇格ということに安心しないで、もっともっとという気持ちを大事にして頑張っていきます。


WACK合宿オーディション2020 WAgg最終審査登壇者 コメント

 

ア・アンズピア

自分の中では、やりきった感がすごくあります。ずっと喜怒哀楽がいったりきたりで「泣泣泣泣」みたいな時もあったんですけど、スタッフさんが声をかけてくれたり、メンバーもたくさんLINEをしてくれたので7日間頑張れました。私はダンスとかのパフォーマンス面ですごく頑張ろうと思っていたんですけど、それ以前に気持ちを曲に込めるっていうことをチッチさんに教わって。今回の合宿では「STUPiD」で「ここはアンズが歌ったら絶対感情を込められるから歌うべきだよ」って言ってくださって。昇格したいという気持ちはあったんですけど、みんなが頑張っていたので誰が選ばれてもよかった。悔いはなかったので、おめでとうという気持ちが1番あります。メイちゃんはすごく明るくてやさしい人なので、PARADISESに行ってもメイちゃんらしくやっていけると思います。ワッキーちゃんとは結構グループが一緒だったんですけど、自分の思っていることをちゃんと言ってくれる子で。集中力も人一倍あるし、朝のマラソンも食いついている感じがすごい伝わってきて、頼もしいメンバーが増えたなって思ってます。この合宿を通して自分自身を壊せたと思っています。それに気づかせてくれたのもチッチさんでした。自分は綺麗に見せようと思って、すぐ次の動きにいったりしているんですけど、チッチさんに「そういう自分は捨てて本気で暴れるように」「歌い方も今のままじゃおとなしいから、自分が歌いたいように歌ってみて」って言われて。そうやって歌ったときが1番自分的に変われたと思いました。私たちは先輩たちの曲をやらせていただいているので、「primal.」みたいに、もっともっと曲の意味を考えないといけないし、パフォーマンスよりも気持ちを伝えられるように頑張っていきたいと思っています。

サアヤイト

去年と比べて、やり残したという気持ちはないんですけど、コンディションが悪い状態だったので、まだまだやれることはあったなと思います。合宿前からスクワットの対策とかもしていれば足を崩さないで済んだのかなと思いつつ、合宿中は「やるしかない」という気持ちしかなかったです。本当に根性と気合いでやりきりました。前回の合宿は、全力でできてないという理由で脱落してしまったんですけど、今年の合宿は全力でできました。この6日間で変わったのかなって思う部分あったなと思います。この合宿を通して、ライヴで手の角度を揃えたり、表情を揃えたりするのも大事だけど、それを伝える気持ちが大事だなということを学びました。WAggでいえば、やっぱりパフォーマンスのことで、先輩の曲だからというのもあるんですけど、これまでは感情より振りをこうしないととか、そういうことに気を取られてしまっていることが多かった。そうじゃなくて、この曲は何を伝えたいのか? というのをちゃんと理解して、お客さんに向けて歌うべきだなと思いました。メイちゃんが昇格したことは、すごいという気持ちと、そうだろうなという気持ちがありました。初日らへんから、絶対どこかのグループには受かりそうだなと思っていました。GANG PARADEが2つに分かれるということで、実質新グループなわけじゃないですか? 1から始めるのはすごく大変そうだけど、困ったときはWAggのメンバーにもいつでも頼ってほしいって気持ちです。ワッキーちゃんは合宿中、めちゃめちゃ頑張っていたのがすごく伝わってきていたので、これからは仲間として支え合っていけたらと思います。

取材&文:西澤裕郎
写真:外林健太

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