おいっす。
昨年8月に今の家に引っ越してきたものの、転入届を出すのを忘れていたことに気づきました。どうりでマスク2枚も届かないわけだ……。4月27日までに転入届を出さないと10万円も受け取れないみたいなので、まだの方はお早めに。今日行けばまだ間に合うやも。
10万年もらったら楽器の二胡を買う予定、火鍋栄光です。
市役所に転入届を出して小言を言われた帰り、家でご飯食べるのも飽きてきましたな……。というわけで帰り道にふらっと立ち寄ったかの名店がこちら。
いやー、言わずもがな過ぎてごめんなさいね! 大阪王将!
男性がとりあえず外食で済ましたい時に近所にあったら嬉しいお店ランキング(があれば)第2位くらいだと思います! 大阪王将! 大阪、餃子、中華、王。男がテンション上がっちゃいそうなものを詰め込んだ夢の国へ来ちゃいましたテヘヘ。いざ店内へ。
オッホー!
上下左右どこ見ても白米が欲しくなるようなラインナップ!
このメニューの料理が並んでる場所に山盛りの白米を持って行って、野郎同士で小一時間キャッキャしたい! 茶色いおかずってのは大体米に合うんですわ! 初見ではチキン南蛮食いてえという欲に塗れたものの、小生の目を引くアイツが中央にドンと構えてらあ。
「ふわとろ天津炒飯」
皆さん覚えておいでだろうか。本連載第5回で天津飯をボリュームの少なさという弱点を補いすぎて、暴力的なボリュームを生み出した「ルースー天津飯」を。実は彼もまだ健在でした。
こいつは本当に荒くれ者のような凶暴性を持ってました……。高校野球部か大学アメフト部しか食べきれないんじゃないかっていうほどの。今回は反省も込めて、大阪王将のスタンダードメニューより「ふわとろ天津炒飯」ちゃんを注文。
注文を済まして顔を上げると、そこにはなんと大阪王将ヒストリーがデデンと。
ちなみに2019年の項には50周年を迎えて「皆が笑顔になる中華料理を探求し続けまっせ」とのこと。飽くなき探究心、イイネ👍👍 この気持ちが男の子の食指を刺激し続けてるんだなあ、なんて思っていると
\オマタセシマシター/
オホッ
うまそ! なんでこんな耽美的なんだ? と思ったら、よくご覧くださいよ。卵の巻き方が着物の前合わせみたいになってません!? 焦げ目もいい感じの柄のように見えるし、偶然の産物なのかもしれないけどすごい! 茶柱が立ったようなもんですわ! 吉祥‼︎ そんな縁起物をば早速…‼︎
炒飯にもいい感じにお顔を覗かせて頂きました! 纏った着物を少しづつ剥いでいく背徳感…… ゲフンゲフンッ!
うおー‼︎^^ この画像の卵の色気すごいな‼︎
そしてフワッフワ‼︎ 大和撫子のような柔和な感じ、さすが”ふわふわ”天津炒飯‼︎
しっかり味もついて香ばしい大阪王将の定番炒飯と、醤油ベースのあんってぶつかっちゃうんじゃないかと思ったけど、そんなことはない‼︎ それぞれ質の違う塩分の味わいを補い合ってる‼︎ ジグソーパズルならキミらは絶対隣り合ったピースだよ‼︎ 2ピースで完成される天津飯ジグソーパズルここにあり! 単純なうまさで描かれる芸術やで‼︎ うちも大阪弁なってもうたわ! 地元青森やけどな‼︎ ガハハ!
ところで天津飯と一緒に頼んだ餃子食べてて思ったんよ。餃子の皮と中身のあん、天津飯のふわふわ卵とその下の炒飯って、もしかして近い関係性なのではないかと。というわけで、
ラー油と酢をかけてみました! そしてコレが美味い!!!!
白飯の天津飯に酢とラー油をかけた時は、シンプルな味にがっつり新しい味を加えるイメージだったけど、コレはどこか全体のクオリティを底上げするようなアクセント。
例えると白米天津飯にラー油と酢を足す時は、ガッツリかっこいいアウターを羽織らせる感じ。天津炒飯の場合は、首元に光るシルバーネックレスを付けたような感じ! えっ、伝わってるよね!? ちょっとした爽やかさとパンチのある辛みがよく絡んでる! もう止まらウオォオオォオオオオ‼︎
ぷはぁ〜。食った食った!
普段は優しいのに、酢とラー油もかかってくると新しい一面を見せてくれる。君は本当にいい女だよ。一緒にこの辛い時期を乗り切ろうね。
お会計を済ませてお店を出ると、外は小雨。
ちょっとやるせない気持ちになっちゃうけど、また恋しくなったら君に会いに行くヨ。
今日の天津飯豆知識:
餃子の王将なら、タレのお味は甘酢・塩・京風の3種類から選べる。
大阪王将 調布店
住所:〒182-0024 東京都調布市布田4丁目17−3
営業時間:11:00〜23:00
電話番号:042-490-2941
大学時代には中国に留学、何度も旅行で現地に赴いては中国各地の料理に舌鼓を打ってきた若武者。現在はネオン輝く大都会トーキョーで、本場の味が楽しめる中華料理屋を彷徨う神出鬼没のゾンビ。普通の中国人はチンプンカンプンの日本発祥中華料理の代表格「天津飯」に人生を狂わされかけている。記事中の写真は©︎Photo by Kopei。