お世話になっております。digる男・ヨコザワカイトです。
アナログ盤の売り上げが30年ぶりにCDの売上を追い抜くそうです。（参照LINK : https://rollingstonejapan.com/articles/detail/31901）
digる男としてはレコ屋に通う人口が1人でも増えたらいいなと思っているのですが、音楽業界というマクロの目ではそんなに良いことでもなさそうです。
レコードの比率が増えるということは、みんなが昔の曲を聴いているということのようで。ちなみに、以下が2010年代のアナログ盤売り上げTop10のリストです。
2. Pink Floyd『Dark Side of the Moon』
3. 『Guardians of the Galaxy Awesome Mix Vol. 1』
4. Bob Marley & The Wailers『Legend』
5. Amy Winehouse『Back to Black』
6. Michael Jackson『Thriller』
7. The Beatles『Sgt. Pepper’s Lonely Hearts Club Band』
8. Fleetwood Mac『Rumors』
9. Miles Davis『Kind of Blue』
10. Lana Del Rey『Born To Die』
いつの時代なんでしょう、と嘆いていてもしょうがないですね。メディアはなんであれ、今の僕にちょうどいい曲が聴ければそれが常に必要十分なわけです。
そんなことを考えてタワレコを歩いていたら、こんな一枚に出会いました。
オトウトの課題『二つ三つ』
正直そこまで期待せずに視聴したのですが「あれっ」と2度見ならぬ2度聴き。
特に2曲目「ああ、なんて素晴らしい！」が素晴らしい。予想を少しずつ裏切っていくコードとメロディが癖になります。ベランダ「エニウェア」を初めて聴いた時の衝撃に似ています。
歌詞を見てみるとですね、いい意味で欲がない（笑）。かといって擦れているわけでもなくちょうどいいんですね、これが。
今の気分は、2, 3分ほどの明るい曲が丁度いい
部屋でエアギターかき鳴らして
気付いたらヘコむくらいがいい
オトウトの課題「ああ、なんて素晴らしい！」より
やっぱり今の時代「ヘコまないで！」よりも「ヘコむくらいがいいよね」と歌う方が良いですよね。あと正直、サビのメロディは瑛人「香水」を思い出します。ここだけの話です。
※「【連載】digる男。」は毎週月曜日更新予定です。
1997年生まれ、千葉県出身。大学では社会学を専攻している。StoryWriterで連載を担当しながら就職活動中、そして迷走中。最近は、密かに音源も制作している。
