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GO TO THE BEDS、無人島サバイバル生活を経て“はじまりの地”で行なったワンマンライヴ

StoryWriter

GO TO THE BEDSが2020年9月27日(日)、約1週間にわたる無人島でのサバイバル生活〈現状間違いなくGO TO THE BEDS in 無人島 〉を終え、ニコニコ生放送にてワンマンライヴをオンライン配信した。

9月21日より1週間にわたり、無人島でのサバイバル生活を行なってきたGO TO THE BEDSの5人。無人島での生活の様子は24時間毎日ニコニコ生放送で中継され、自分たちで火を起こしたり、魚を釣ったり、生きるために必要な物資を得るためさまざまなミッションをこなした。最終的に自分たちでイカダを制作、自力での脱出を試み、無事に成功を果たした。

その集大成として東京・中野heavysick ZEROにてワンマンライヴが生中継された。

同会場は、所属事務所WACKが手がけるBiSが2011年に初ワンマンを行なった場所。それ以降、WACK所属グループが始動する際にワンマンが行われる由緒あるライヴハウスでもある。

SEに載せて登場した5人は「はじめまして、私たちGO TO THE BEDSです。よろしくおねがいします」と挨拶をすると「現状間違いなくGO TO THE BEDS」の3連発からライヴがスタート。同楽曲のMVでは103連続でパフォーマンスを行なっているだけに、すっかり身体に染み付いている迫真の歌とダンスを見せた。

続いて、ヘヴィーなロック楽曲「GO TO THE BEDS is my life」、彼女たちにとっての初楽曲「Don’t go to the bed」を披露。「今日はみんなで楽しんできましょう!」とココ・パーティン・ココが煽り、「パッパラパー」へ。キャン・GP・マイカが曲中に「無人島から脱出したぞーー!」と1週間の無人島生活を曲に昇華するよう叫んだ。続く「SCREWY DANCER」でゾンビダンスが印象的なダンスを見せつけた。

1人ずつ自己紹介し、ユイ・ガ・ドクソンが「今日はみなさんよろしくおねがいします!」と挨拶をすると「I don’t say sentiment」のタイトルコールとともに同楽曲を激しいダンスでパフォーマンス。オリエンタルなイントロで始まる「MISSING」、しっとりしたはじまりから壮大なサビへと繋がるバラード曲「Where are you?」、一転、疾走感あるロック楽曲「EGOIST」へ。

ユメノユアが、「短い時間ですけど、今日は最後までライヴを見ていってください。それでは次の曲聴いてください」と語り、「ANSWER」へ。しっとりしたダンスミュージック「ROOM」を披露すると、ユメノユアだけがステージ上に残り曲がはじまる「GROOVE」へ。メンバーたちがステージに再登場し、つり革を持つような仕草で満員電車を模した演劇調の振り付けで楽曲を表現してみせた。

「無人島に行ったのはこの5人なんですけど、目の前にいつもずっとみなさんがいてくれて、みなさんと過ごした5泊になりました。いつでも私たちの問いかけや質問にすぐ答えてくれたり、心が折れそうなときに助けられたことを、これから先も忘れないと思います。いつか直接会って感謝の気持ちを伝えたいです。今回無人島企画を見て知ってくれた人には、もっと知ってもらって好きになってもらいたいし、まだ知らない世界中の人に音楽を届けていきたいと思います。そのために私たちはこれから先、どれだけ薄汚れても生きていきます」と、ヤママチミキがMCで語った。

そして、ヤママチミキのソロヴォーカルからはじまる「VILLAIN」へ。最後は「おやすみなさい」というフレーズとともに全員がステージに横になり終了。5人は「ありがとうございました」と挨拶をし、ステージを後にした。

「まだ足りない」「まだ寝れない」というアンコールの書き込みで埋め尽くされたニコ生の画面。止まることのないコメントに再び、ステージに登場した5人。マイカがゆっくり一つ一つの言葉を噛みしめながらMCを行なった。

「今までの私たちは後一歩のところで自分たちに甘えが出てしまって、チャンスを逃してきていました。今回の無人島では、1日1日生き延びること、本当にそれが必死で、たくさんのことに向き合ってきました。本気で目の前のことに向き合わないと1日すら生き延びることができない。そんな状況でした。それを今回の無人島で学びました。私たちはGO TO THE BEDSがないと生きていけません。自分で限界を作らないで、これからも限界を超えてたくましく生きていきたいと思います。今回、無人島5泊6日、誰の力も借りることができなかった状況の中で、唯一みなさんだけが私たちの力になっていました。本当にありがとう。そして、これからもよろしくおねがいします」

アンコールは「行かなくちゃ?」の三連発。2曲目、3曲目と重ねていくうちに、サビの振り付けを模した指の絵文字がニコ生の画面上に弾丸で流れ、この1週間にわたる無人島生活で視聴者と生み出した結びつきを感じさせた。3回目の「行かなくちゃ?」ではメンバーがステージから降りて、客席も使いながらパフォーマンス。5人はイカダに乗り込んだときのように固まり、ユメノユアが旗をふりながら、全員で「オーエス」と叫びながら「行かなくちゃ?」を歌いきった。

「これからもGO TO THE BEDSをよろしくおねがいします。以上、私たちGO TO THE BEDSでした。ありがとうございました!」とユメノユアが挨拶をし、ワンマンライヴは幕を閉じた。

ニコ生上ではそのまま、この1週間の無人島生活の様子が写真のスライドと動画とともに編集されたハイライトVTRが流れた。そして、「重大発表」という文字とともに、2021年1月13日(水)に新作EP『タイトル未定』のリリース、2020年11月3日(火・祝)に宮城・仙台市若林区文化センターにて〈ARE YOU SLEEPER?〉追加公演開催が発表された。

1週間の無人島生活、24時間生中継という前代未聞の企画を乗り越えたGO TO THE BEDS。この先の彼女たちの活動がどんな変化を見せていくのか。WACKのグループの中でも最も泥臭く、しかし諦めることなく一歩一歩前へとあゆみを進めていく彼女たちから一層目が離せなさそうだ。

取材&文:西澤裕郎

2020年9月27日(日)@東京・中野heavysick ZERO
セットリスト
1. 現状間違いなくGO TO THE BEDS
2. 現状間違いなくGO TO THE BEDS
3. 現状間違いなくGO TO THE BEDS
4. GO TO THE BEDS is my life
5. Don’t go to the bed
6. パッパラパー
7. SCREWY DANCER
8. I don’t say sentiment
9. MISSING
10. Where are you?
11. EGOIST
12. ANSWER
13. ROOM
14. GROOVE
15. VILLAIN
アンコール
16. 行かなくちゃ?
17. 行かなくちゃ?
18. 行かなくちゃ?

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