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【連載】WAgg Vol.23 ウタウウタ「自分の言葉や表現を伝えていけるよう頑張りたい」

StoryWriter

PARADISESの新メンバーを見出すオーディション企画〈PARADISESの素晴らしき未来〉に参加中のWAggメンバー5人。

2020年11月21日(土)と22日(日)には1泊2日で合宿審査が開催され、その様子はすべてニコニコ生放送にて生中継された。合宿を迎えるにあたり、ウタウウタは、PARADISESのテラシマユウカとペアを組み、合宿や日々のインタビュー取材などにも同行。先輩からライヴ以外のエッセンスも吸収しながら成長を続けている。

12月13日には名古屋市公会堂で〈PARADISESとWAggの素晴らしき未来 -TEAM BATTLE-〉が行われ、ア・アンズピア、愛、サアヤイトの3名が最終審査に進む権利を獲得。残念ながらウタウウタは星が足りずに最終審査を勝ち取れなかった。しかし、12月14日(月)よりタワーレコードで限定発売されている企画盤CD『WAggとPARADISESの素晴らしき世界と未来』の、12月18日(金)までの販売数が一番多いメンバーは無条件でファイナルステージに進むことができる敗者復活システムが発表。

そんな佳境に迫ったオーディションに挑戦中のウタの現在の心境を訊いた。

取材&文:西澤裕郎
写真:大橋祐希


これまでできていたことも、もっとできるようにならないといけない

──〈PARADISESの素晴らしき未来〉も開始から約2ヶ月間が過ぎました。合宿審査やクイズ対決、歌詞審査など、いろいろなことに挑戦してきましたが、ウタさんの中でどんな変化がありましたか?

ウタウウタ:うーん、なんだろう。いろいろとしゃべれるようになりました。

──オーディション企画では、ニコ生視聴者投票やスタッフ評価などで順位がつくわけで、評価が数字で表されていくプレッシャーもあるんじゃないですか。

ウタウウタ:評価されることに対して嫌だなと思う気持ちはゼロではないんですけど、オーディションだから当たり前だなと思えるようになってきて。人に見られて評価されるので、今まで以上に目に見えるように何かを伝えたり、見せていかないといけないということは考えるようになりました。

──その中でも、自分の思っていることをしゃべれるようになった、と。

ウタウウタ:オーディション企画が始まる前までは、WAggの1人として見られていたから、例えば自分がしゃべらなくても、アン(ア・アンズピア)ちゃんがしゃべってくれるとか思っている部分があったんです。それぞれの役割があるから、しゃべれなくてもそのままでいたんですけど、今は自分ができないこともできるようにならなくちゃいけない。その事実に対しては、そんなにつらいと思わなくなりました。

──それはどうしてなんでしょう。

ウタウウタ:例えば、自分がしゃべることに関して最下位になったとしたら、しゃべれない自分が悪いということじゃないですか。だから、絶対にしゃべれるようにならないといけない。そう考えると、つらいとかよりも、自分のできないことをやらないとという気持ちが強くなって。同時に、これまでできていたことも、もっとできるようにならないといけないとも思っていて。渡辺(淳之介/WACK代表)さんに鎌倉の審査で「全員が五十歩百歩」と言われてからは、圧倒的にできるようにならなきゃいけないと、すごく練習したり、考えたりしています。

WACKっぽくないって言われるけど、そんなことは全然ない

──今までWAggとして見られていたものが、個人として見られるということは、自分のことをより知ってもらえる機会でもあるわけで、それをチャンスと思えるようになったんですね。

ウタウウタ:はい。全員が個人で見られるようになったからこそ、個人のいいところがより見えるようになって。アンちゃんもインタビューで言っていたんですけど、この子はこんなに歌が上手だったんだとか、ダンスが大きかったんだとか、振り付けがおもしろいなとか、そういう部分がよりわかるようになったんです。今までグループ単位だったから、他のメンバーのことが客観的に観られなかったんですけど、それができるすごくいい機会だなと思いました。

──その中でウタさん自身は、どんなものを見せられるようになりましたか?

ウタウウタ:私はいままで自分の考えていることをあまり言わなかったんですけど、インタビューとかニコ生とか合宿でこれまでよりもしゃべれるようになって。今まであまりしゃべってこなかった部分を見せられるようになりました。

──アンズピアさんはインタビューで、ウタさんはもともと明るくて、それがみんなに伝わっているのが嬉しいと話してくれました。

ウタウウタ:みんなから明るくなったって言われます。

──言われてみて、自覚はありますか?

ウタウウタ:ちょっとあります。前よりかはマシになりました(笑)。

──いまはパートナー制でPARADISESのユユさんとペアを組んで活動をしています。特に合宿で2人がやっていたコントは、すごく楽しそうにやっていたのが伝わってきました。僕も2人から女装してほしいといわれてびっくりしたんですけど、2人のエネルギーに圧倒されて参加させていただきました(笑)。

ウタウウタ:その節はすみませんでした(笑)。

──合宿では、無双状態のような感覚もあったんじゃないですか。

ウタウウタ:最初の方は、いけるぞ! って気持ちだったんですけど、後半に面談をして「自分の武器がなんなのか?」って訊かれた時に自信がなくなっちゃって。そこからはなかなかうまくできない部分もありました。

──PARADISESのメンバーと一緒に活動してみて、グループへの印象やメージはどのように変わりましたか。

ウタウウタ:最初思っていたイメージとは全然変わりました。かわいいだけじゃなくて、かっこいいとか、いろいろなイメージがあるんです。WACKっぽくないって言われることもあるんですけど、そんなことは全然ない。一緒に練習したり、取材や収録などについていって見学させてもらっているうちに、キラキラだけじゃないグループだし、すごく印象が変わりました。

どんでん返しってこれなのかなと思えました

──12月13日には、愛知県・名古屋市公会堂でPARADISESとWAggの2マンライヴが開催されました。正直、WAggがPARADISESよりもいいライヴをするかもしれないと期待していたんですが、結果的に、渡辺さんから「なにも心が動くものがなかったといっても過言ではい」という評価を得てしまいました。ウタさんとしては、名古屋でのWAggのライヴを振り返ってみていかがでしたか。

ウタウウタ:あの日は5人体制で初めてのWAggのライヴだったので、楽しもうという気持ちが先行してしまったんです。5人とも楽しいという気持ちが強くなってしまって、ライヴでなにを伝えようとか、どういう気持ちでやろうかという統一ができていなかったんです。久しぶりの5人でのライヴだから楽しもうというテンションでやってしまったから、渡辺さんにも、観てくれている人にも、必死さが伝わらなかったと反省しています。WAggの中で、ライヴに対するコミュニケーションがあまり取れていなかったからバラバラに見えてしまったり、気持ちが伝わらなかったのかなと思います。

──5人体制では初のライヴという面で、ライヴは楽しんでできた?

ウタウウタ:楽しかったんですけど、渡辺さんに評価されたことに対しては何の反論もできなくて。あの評価になってしまった原因とか理由とか自分でも分かっていたので悔しいし悲しいです。

──今回のオーディション企画のテーマ曲「PLEASE LISTEN TO MY」は、ウタさんにとってどんな曲になりましたか?

ウタウウタ:WAggも、PARADISESさんも、聴いてくれている人も、自分と似た状況だと思う人が少なくないと思うんです。自分も今「どんでん返し」ってフレーズが当てはまっていて。いろいろな人が聴いて共感できる曲だなと思います。

 

──今回のオーディションを通して、より自分に響いた出来事はありましたか。

ウタウウタ:合宿の時、コントのニコ生投票でしか1位をとれず、飛び抜けたものが見せられなかったんです。次にあったクイズ大会でもダメダメで上手くいかなかった。でも、その次にあった作詞審査では1位になったんですよ。そこで、どんでん返しってこれなのかなと思えました。

──WACKは失敗や負けをチャンスに変えて、ここまで大きくなってきた会社だと思います。そういう意味で、ウタさんが今置かれている状況は大きな見せ場なんじゃないかと思います。ここからどうやってどんでん返しを作っていきたいと思いますか?

ウタウウタ:これに関しては自分だけでどうにかできることではないんですけど、CDが発売された日に「買ったよ」ってツイートしてくれる人がたくさんいて。「1枚しか買えなかった」とか「ちょっとだけでごめんね」ってツイートしてくれる人もいたんですけど、本来CDって1枚持っていればいいものじゃないですか? なのにこれだけたくさん応援してくれている人がいる。買ってくれた人がつぶやいてくれる度に自分になにができるのか考えているし、頑張りたいと思っています。買わなきゃよかったと思わせないように頑張らないとと思っています。

──泣いても笑っても、企画はあとわずかです。私のここを見てほしいなという部分などあれば教えてください。

ウタウウタ:今も自分の武器がなんなのか、はっきりとは分からないんですけど、オーディションを通して少しでも変われたと思っているので、もっといい方向に変わって、自信が持てるようになれたらと思っています。自分の言葉や表現を伝えていけるように頑張りたい。応援してくれている人もそうだし、これから知ってくれる人にも、自分の気持ちを伝えられるように頑張ります。


オーディション企画「PARADISESの素晴らしき未来」特設サイト
https://paradises.jp/event

2020年12月19日(土)20:00~「PARADISESの素晴らしき未来」振り返り特番
https://live2.nicovideo.jp/watch/lv329417229

■デジタルリリース詳細
PARADISES「PLEASE LISTEN TO MY」
配信URL:https://PARADISES.lnk.to/PLTM

「PLEASE LISTEN TO MY」+WAgg ver. 配信URL
+サアヤイトver.
https://paradises.lnk.to/PLTM_SAAYA
+ア・アンズピアver.
https://paradises.lnk.to/PLTM_ANZU
+アイナスターver.
https://paradises.lnk.to/PLTM_AINASTAR
+ウタウウタver.
https://paradises.lnk.to/PLTM_UTA
+愛ver.
https://paradises.lnk.to/PLTM_LOVE

■イベント概要

PARADISES&WAgg〈PARADISESとWAggの素晴らしき未来 -FINAL STAGE-」FINAL MISSION〉
2020年12月26日(土)@サンリオピューロランド 1Fエンターテイメントホール
時間:Open 16:00 / Start 16:30
特典:PARADISESとWAggメンバーとの囲みサイン入りワイドチェキ付き
[問] サンリオピューロランドゲストセンター 042-339-1111
[受付時間] 9:30〜17:00(休館日を除く)
チケット料金(税込)
【通常チケット】指定席 8,000円(税込・サンリオピューロランド入場料 3,900円込)
※当公演のチケットは全てデジタルチケットでの取り扱いとなります。
※年齢制限/未就学児童入場不可
※写真撮影可能・動画撮影不可となります。
チケット一般販売日
【通常チケット】12/19(土)AM10:00〜
電子チケット発券開始日
12月19日(土)AM10:00〜

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