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天津飯放浪記第53回 恵比寿 大龍軒「恵比寿で出会った、卵がとてもクリーミーな天津飯」

StoryWriter

おいっす。

先日、仕事で恵比寿にあるLIQUID ROOMへ向かう道中に天津飯を探す旅へ。

恵比寿というオシャレな場所には本格中華や洋食は数あれど、天津飯があるような街中華はなかなか見つからず、駅周りを歩き回ること小一時間。恵比寿や代官山という場所はなかなか敷居が高く、歩いてるだけで動悸がしてくるような気持ちになる。

横断歩道でふと顔を上げると、いきなり周囲の雰囲気とはちょっと異なる親しみやすそうな看板が。こちら「大龍軒」。時刻は13時を回ろうというのに、外には空席待ちの客までいる。もしかしたら恵比寿界隈では知る人ぞ知る名店なのかな? 1993年創業ということで僕と同い年という点もグッド。ムクムクと希望と食欲が湧いてくるじゃねーか! 少々の待ち時間を経て店内へ。

サンプルもいい感じ!

おお、メニューも恵比寿プライスにしては安め。ラインナップも皆大好きな良い意味でのオーソドックスメニューが集まった、これは期待大! 早速、天津飯(780円)を注文させていただく。

店内の写真は混み合っていて撮れる雰囲気ではなかったので割愛。待たないと入店できなかっただけあって、ものすごい混みようと活気である。テーブルやカウンター席など、全部込み込みでも30席くらいかな? こじんまりとした店内に、近所で働くお兄さんお姉さん方々からおじさんまで幅広い客層でぎっしりと大繁盛。飲食店で27年も経営が続くのは、ほんの一握り。ごま油の匂いが染み付いた、ここもまた歴戦の勇者なのかもしれない。一通り店内を楽しんだ後は、最近ハマっているエガちゃんねるを眺めながら天津飯の到着を待つこと、ほどなくして……。

\オマタセシマシター/

ハイ! これはニラが入っているのかな……? にら自体はニラ玉として卵に合う。じゃあ天津飯にも合わないわけがないわな! 思い返せば、ニラ入り天津飯はここで紹介してきた中でも初めてかもしれない。いざ実食!

あんの量は控え目。

ん! 舌当たりのまろやかな醤油ベースのあんは久しぶり! あんだけでもスープとして飲みたいレベル!

そして肝心の具材は白髪ネギとニラのみという、竹の子や人参、蟹肉という一般的に想像される天津飯ではあまり見かけられないラインナップ。そしてそれを包む卵がまた一癖あるお味だったのに驚いた。チーズも入っているかのような、濃厚なクリーミーさと風味が一口噛むごとに口内に広がって美味い! チーズ党の僕、ニンマリです。そんな風味でも米とはがっしりベストマッチ。最高! 中華を食べてる気がしないけどうまい! 量も普通盛りでちょうどいいくらいでグッド。味や食感を変えるものは入ってないけど、飽きずに最後まで楽しく食べられる!

見た目はちょっと少ないかなと思ったけど、食べ終わってみるとしっかりお腹に溜まっている。午後も仕事だけど、ちょうどよいお腹の膨れ具合。オシャレだし苦手な場所だと思っていたけど、こういうものもあるなら何度でも来たくなる。恵比寿にあってくれてありがとう!

今日の天津飯あるある:基本的にあんの味が濃い目なので、スープは中国風の薄味かき玉スープがベスト


⭐︎今日のお店⭐︎

恵比寿 大龍軒

住所:東京都渋谷区恵比寿南2-3-15 インペリアルビル 1F
営業時間:
【平日】11:00〜26:00(L.O/25:30)
定休日:なし
電話番号:03-5725-1030

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