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作家こだま、場所と記憶をめぐる笑いと涙の紀行エッセイ『縁もゆかりもあったのだ』発売

StoryWriter

講談社エッセイ賞受賞作家こだまが、最新作紀行エッセイ『縁もゆかりもあったのだ』を2021年4月23日(金)に太田出版より刊行する。

今作は紀行エッセイ。ニューヨークを舞台に今話題の場所へと繰り出す…… のではなく、実家、病院、学生時代のアパートなど、こだまが「自分と縁のある場所へ訪れる」紀行文となっている。

2ヶ月の「メロン断ち」の末に夫婦で行った夕張、かにめしを食べようとしたら刑務所上がりのおじさんに絡まれる網走。さらには尻を温存すると言ってなかなか車から出てこない父を連れての東北家族旅行など、一筋縄ではいかないものばかりの内容。

一方で、昨年亡くなった猫との思い出や学生時代に行ったうどん屋を再び訪れたときの話。東京で道に不慣れな老夫婦を案内するタクシー道中記など、心温まる話も収録。また、台湾、ハワイ、ロンドンなど数少ない海外旅行も収録している。(玉澤香月)


■書籍情報

こだま『縁もゆかりもあったのだ』
発売日:2021年4月23日(金)予定
価格:1,300円(税抜)
四六版変形/192 ページ
【目次】
京都を知っていた(京都・南禅寺) / 祈りを飛ばす人、回収する人(台湾) / 東京は、はじまりの地(東京・品川) / メロンと郷愁(北海道・夕張) / 監獄のある街で(北海道・網走)/母を知る旅(京都・嵐山) / 私の藻岩山(北海道・札幌) / 乗り合わせた縁(飛行機・タクシー) / 事件は風呂場で起きる(某所) / 浅草寺と奇縁(東京・浅草) / ブルーシートの息吹(自宅→新居) / ただ穏やかなホノルルの夜(ハワイ) / 祖母の桜(病院) / 熊の恋文(実家) / 双葉荘の同窓会(学生時代の借家) / 寄る辺のない旅(ロンドン、パリ、ローマ)
※初出 KINOBOOKS ウェブマガジン『キノノキ』
【書き下ろし】
あの世の記憶(青森、秋田、岩手) / 猫を乗せて(車) 凍える夜の鍋焼きうどん(ビジネスホテル) / ロフトとニジョージョー(京都)

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