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【LIVE REPORT】GANG PARADE、カミヤサキ脱退ライヴ「愛してるぞ! GANG PARADE!」

StoryWriter

GANG PARADEが5月22日(土)、東京・中野サンプラザホールで、カミヤサキ脱退ライヴ〈FOREVER GANG PARADE FOREVER〉を2部制で開催した。

本来であれば、2020年5月22日に、ギャンパレ初のホールツアー〈MY FIRST HALL TOUR〉のセミファイナル公演を中野サンプラザで行い、カミヤサキがギャンパレから脱退する予定だったが、新型コロナウィルス感染拡大の影響によって公演は中止。スタッフ及びメンバー間で再三にわたる協議の結果、当初の予定通り、カミヤは5月22日のニコ生特番をもって脱退となった。

同時期にカミヤのラストライヴを賭けたクラウドファンディングが行われ、2020年5月20日には目標の2000万円を達成。コロナ禍が落ち着いた後、「GANG PARADEカミヤサキのラストライヴ」の開催が中野サンプラザ或いは同規模の会場で行われることになっていた。

そして決定した1年越しの中野サンプラザホール公演。2020年4月よりギャンパレが分裂し、現在はGO TO THE BEDS、PARADISESとして活動するメンバーたちに、現在は振付師として活躍しているカミヤサキが加わり、この日限りで9人体制のGANG PARADEとしてワンマンライヴに臨むこととなった。

1年越しのギャンパレとしての大舞台。この日を迎えるために、GO TO THE BEDS、PARADISESそれぞれの活動の合間を縫ってギャンパレの練習をしてきた。9人全員で集まれる機会は多くなかったというが、ギャンパレ時代に培った振り付けは皆、身体が覚えていたという。

実際、2021年3月に開催されたWACK合宿オーディション2021では、ココ・パーティン・ココ、テラシマユウカ、月ノウサギが3人でペアを組み、「pretty pretty good」を披露。合宿という舞台の中、それまでとは見違えるような堂々とした表情とパフォーマンスを見せ、ギャンパレ魂を見せつけた。

また、2021年4月8日にGANG PARADEのオフィシャルTwitterが久しぶりに投稿した中野サンプラザでのライヴ決定のつぶやきには2600以上のリツートが付き、遊び人(※GANG PARADEファンの総称)をはじめ多くのリスナーたちからの期待の高さを感じさせた。

 

5月20日ゲネプロでの9人それぞれの想い

5月19日、20日には都内某所にてゲネプロ(本番同様に行う最終リハーサル)が行われた。20日のゲネプロに足を運ぶと、和やかな雰囲気の9人がそこにいた。いい意味で緊張感が漂う雰囲気ではなく、常に誰かがしゃべっていて笑い声が起こっている状態。1年間という期間が空いているとは思えない、ギャンパレの姿がそこにあった。

カミヤサキとは最後となるライヴを前にした心境を、短いながら9人に訊くことができた。

ナルハワールド「こうして9人でライヴができることがずっと嬉しくて。練習がはじまったときから、この日を楽しみにしてきました。ギャンパレは私にとって変わるきっかけになったグループ。WAggから昇格して活動を始めて、たくさんのことを教えてもらったり、経験させてもらった場所です。自信が持てたのもギャンパレがあったからこそ。サキさんとのライヴが最後というのもありますし、中野サンプラザでもう1回できるのも楽しみなので、遊び人のみなさんにとっても、私たちにとっても、その場にいる全員にとって最高の日にしたいなって思います」

月ノウサギ「嬉しい気持ちと、緊張の気持ち、サキさんとの最後の寂しさ、全部が100%ずつあります。このライヴをやるってなったとき、最初はサキさんとのラストライヴというのをあまり意識していなかったんですけど、昨日今日のゲネで、だんだん実感が沸いてきました。嬉しさと同時に、サキさんと立つステージは最後なんだと寂しい気持ちも大きくなってきています。でも久しぶりに遊び人と会えること、このメンバーでステージに立てる喜びが今は1番大きいです。GANG PARADEを好きになってよかったなと思ってもらえるライヴにしたい。私にとってギャンパレは原点です。ギャンパレという場所にいるとすごく安心します。来てくれるお客さんもいろんな気持ちを持ってきてくださると思うんですけど、終わっちゃうのが寂しいというより、最高だったなと思って帰ってもらいたいです」

テラシマユウカ「意外とフラットな気持ちというか。サキちゃんと最後のライヴだから悲しいというより、もう1回みんなでできるのが嬉しいし、遊び人のみんなにも会えるのが嬉しいワクワクな気持ちが強いです。練習も久しぶりにやって、1曲終わるたびにみんなが口々にしゃべる感じとかめちゃ懐かしいと思って。人生のなかでGANG PARADEというものが1番自分の譲れないものになっていたんです。ギャンパレになる前は人が決めたことに乗っかるとか、別に自分がやりたいことはなかったんですけど、サキちゃんにいろんなことを叩き込まれたり、それについてきたユア・ミキの精神だったり、みんなが食らいついていく姿を見て、自分も人生の中で初めてこれじゃないとダメだと思った場所なんです。お客さんも寂しい気持ちを持っているだろうし、完全にその気持ちを消すことはできないと思うんですけど、それよりも楽しかったなという感想が湧き出ちゃうような日にしたい。やっぱりギャンパレはみんなを幸せにするってずっと言ってきて。それは今も変わっていないし、みんなで一緒に幸せになりたいと思います」

ユイ・ガ・ドクソン「緊張や不安を感じるときもあったんですけど、今は楽しみな気持ちが大きいです。サキちゃんが練習で軸にいてくれて進めてくれる瞬間、懐かしい気持ちになります。ギャンパレは、私の中ではベースで自分の核の部分。ギャンパレがあるから今の自分がある。それは大きなことです。もしギャンパレじゃなかったら、同じことが起こっても感じ方が全然違っていただろうなって。今回、クラウドファンディングで支援してもらってやらせてもらえるライヴというのがすごく大きくて。サキちゃんのラストライヴで寂しい、でも早く見たいとか、いろんな気持ちを持っていてくださると思うんですけど、今までで1番楽しいと思ってもらえる時間にできるよう、みんなで目指したいです」

ココ・パーティン・ココ「ギャンパレの練習をしたり、みんなと会っていて楽しいなって再確認しています。それと同じくらい今、自分はGO TO THE BEDSが大事な気持ちもあって。サキちゃんも未来に向かって、みんなも未来を見据えた上での決断をしてきたので、その上で5月22日を最高に楽しい思い出にして次に進みたい。めっちゃ楽しみです。みんな歴は違うんですけど、ギャンパレに所属した人にしか宿っていない魂とか気持ちがあると思っていて。ココ・パーティン・ココとしての基盤みたいなものを1番築いてきた場所。だから、ギャンパレって概念を私自身も感じ尽くしたい。たしかにさみしい気持ちもあるけど、一生懸命全力でやって楽しみたい。ギャンパレらしいライヴにしたいです」

キャン・GP・マイカ「ギャンパレが、こんなにたくさんの人に知ってもらえていたんだって不思議な気持ちです。正直それに追いつかない自分もいて戸惑いもあったんですけど、みんなが楽しみにしてくれているのがすごく伝わって嬉しいです。1年離れていたけど、9人集まると細かい足の歩数とかまで手の高さもばしっと揃うんですよ。叩き込まれたカミヤサキの精神がある。いい意味で気持ちわるって(笑)!これがやっぱりギャンパレだよなって思います。私にとって、ギャンパレは救ってくれた存在。ギャンパレに入って、人生がより楽しくなったんです。とても大切なグループです。サキちゃんがいなかったら私はここにいないので、安心してもらえるというか、1年前よりもパワーアップしたギャンパレを見せたいなって思います」

ユメノユア「5月22日が来て欲しいけど来てほしくないですね。クラウドファンディングで1年越しにやらせてもらえる場所を作っていただいてすごくありがたい気持ちと、遊び人に会えるのが楽しみだなって気持ちもあるけど、サキちゃんの脱退公演でもあるので。練習している中で、すごくギャンパレが好きだし、楽しいという言葉じゃ表せないくらい自分にとってギャンパレが大切だったと思うんです。最後になっちゃうかもと想像するだけで悲しくなっちゃうし寂しいなって。でも未来に向かって歩いていかないといけないし、歩いて行くべきだし、サキちゃんとは最後だし、いろんな感情がうわーって湧いてきます。ギャンパレは、存在自体が自分自身だなって思う。いつだってライヴは最後かもしれないと思ってやらないといけないなとずっと思っていたし、今日が最後かもしれないと思ってやれよって渡辺(淳之介/WACK代表)さんからも言われてやっていたけど、それを改めて感じて。みんなに会えるのはすごく楽しみだし、サキちゃんともう一回できる時間を作ってもらえていることはすごくありがたい。ギャンパレの曲をもう一回歌えることがすごくうれしい。お客さんに、これまで見てきたライヴの中で1番よかったと思ってほしいし、楽しんでほしい。未来はわからないけど、一分一秒、ステージに立つことへの感謝の気持ち、みんなの顔をしっかり見て大切に、無駄にしない時間を過ごしたいです」

ヤママチミキ「楽しみだけど、楽しみじゃない。楽しみだけど、怖いですね。ちょっと複雑な気持ちがあります。私にとってサキちゃんってめちゃくちゃ大きな存在なので。5月22日にもう一回一緒にギャンパレの曲をできることはすごく嬉しいし、今も準備段階もめちゃくちゃ楽しいんですけど、5月22日が終わって、これから先、サキちゃんと一緒にステージに立つ機会がなくなってしまうんだなと思うと嫌だなって気持ちがあって。その気持ちが交互にきています。これはサキちゃんラストライヴなので、送り出すというか、今までありがとうの気持ちを込めたい。個人的には、サキちゃんが辞めるって聞いたときに世界が終わるんじゃないかってくらい泣いたので、5月22日は笑顔で過ごしたいなと思います。お客さんにもギャンパレを見ると幸せになるとか楽しいと思ってもらいたい。悲しい気持ちで終わらず、ギャンパレらしい楽しい気持ちで終われるライヴにしたいですね。ギャンパレは私の原点だと思います。原点っていうのが正しいのかわからないんですけど、私の中にずっとあり続けるものというのは変わらない。すごく大切なものです」

カミヤサキ「シンプルに楽しみです。正直、自分の中でも1番いい感じに肩の力が抜けていて。純粋にギャンパレの曲ができるのが楽しみだし、メンバーと一緒にステージに立てるのが楽しみ。この7年間の中で1番ポジティブな気持ちかもしれないです。昔と変わらないところもあれば、自分が気づけなかったことに気づく時間も多くて。例えば、「GANG 2」を円になって歌ったとき、真面目な曲だから真剣に歌うかと思ったら、みんなが想像しているようなギャンパレの雰囲気で歌い出していたんですよ。もう一回ちゃんとした形で歌ったほうがいいかなと思ったんですけど、曲の最後になるにつれて勝手にエモーショナルな雰囲気になっていって。それがひとつのギャンパレ像というからしさなのかなと思って。昔だったら、そういうときにちゃんとやりたいのに、と思っていたかもしれないんですけど、今はそういうのを見て、このメンバーだから、それがギャンパレらしさにつながって、より感動する表現になっているんだなってことに気づけたんです。それが昔の自分の感覚と違うなと思って。去年開催することがお客さんの気持ちとして1番よかったのかもしれないんですけど、自分でギャンパレから離れる決断をしたことで大事な部分を再認識して、もう一度ステージに立つ。ポジティブな想いを伝えられると思っています。お客さんにはシンプルに楽しんでほしいです。今までは小難しく考えていたんですけど、お客さんに1番に楽しんでもらいたい気持ちが強いですね。本当にギャンパレが大好きなんだと感じる瞬間がこの準備の期間だったので、お客さんを含めて、みんながギャンパレを好きな気持ちを持ち寄って、それを大爆発できる日にできたらと思います」

カミヤサキ最後のライヴ

開演5分前になると、ライヴ中の注意事項などが影アナで流れた。一通りしゃべり終え、それを話していたのがカミヤサキだと発表する前に、会場からは大きな拍手が湧き起こり、まだステージに登場する前のカミヤ自身を驚かせた。

その直後、ステージ脇から9人の気合いを入れた掛け声が漏れ聞こえ、再び拍手が起こった。定刻になり暗転。久しぶりとなるGANG PARADEのSEとともに9人が登場し、横並びになり「私たち、エンジョイプレイ、みんなの遊び場、GANG PARADEです! よろしくお願いします」と挨拶すると再び大きな拍手が起こった。

カミヤのタイトルコールでギャンパレの前身グループ・プラニメ時代に初めて生まれた楽曲「Plastic 2 Mercy」からライヴがスタート。客席で声は出せないものの、全員がその場で飛び跳ねてメンバーと一緒に手をあげて盛り上がりを見せた。続けてプラニメ時代の2ndシングル「UNIT」、POP時代の1stシングル「Happy Lucky Kirakira Lucky」、POP時代の2ndシングル「QUEEN OF POP」と歴史を追っていくようなストーリーに客席では涙を流しながらも一緒に踊っている遊び人の姿も数多く見えた。

「改めまして。私たちエンジョイプレイ、みんなの遊び場、GANG PARADEです」と挨拶をし、一人ずつ自己紹介。最後にカミヤサキが自己紹介すると一層大きな拍手が起こる。

「遊び人のみなさん、お久しぶりです。お元気でしたか? エネルギーがすごい! 本当に素晴らしい光景です。ありがとうございます。今日こうして中野サンプラザ公演ができたのも、今日ここに来れなかった方も含めて、昨年クラウドファンディングで本当にたくさんの方々が力を貸してくださったおかげです。改めて本当にありがとうございます。あの日止まってしまった時計の針を、今日、遊び人のみんなと一緒に動かします」

そう挨拶をすると、ギャンパレ時代の2ndシングル「FOUL」、メジャー1stシングル「ブランニューパレード」、アルバム『Barely Last』収録のカワイイ四つ打ちポップ「sugar」、カミヤとBiSのアヤ・エイトプリンスが期間限定レンタル・トレード中にリリースされたシングル曲「Beyond the Mountain」と4曲を駆け抜けた。

MCでは、1部を月ノが、2部はヤママチが行った。

月ノウサギ「遊びに〜ん!! 遊びに~ん!! ずっとずっとこの名前を叫びたくてたまりませんでした。遊びに~ん!! 世界や日常がたくさん変わってしまって。でもそんな中でもGANG PARADEの音楽を通して、遊び人とこうやって出会えたことが本当に嬉しくて幸せで仕方がないです。今日ここに来てくださったこと、そして、今日という日まで待っていてくれたこと、本当にありがとうございます。私はいまPARADISESでもGO TO THE BEDSでもなく、WAggという研修生のグループに移籍をしていて、そのグループはWACKのいろいろな曲をやらせていただくんですけど、私は別の形でGANG PARADEの音楽に触れることになりました。その中で、GANG PARADEっていうグループがどれだけたくさんの人に支えられてきたのか、GANG PARADEの音楽がどれだけの人に愛されていたのかを、改めて痛感して。だから、改めて伝えさせてほしいです。いままでGANG PARADEを支えてくださった全てのみなさん、そしてGANG PARADEを愛してくださっている遊び人のみなさん、本当に本当にありがとうございます。未来がどうなるかは正直何もわかりません。でもGANG PARADEが積み重ねてきた思い出は絶対に消えないものです。私はWACKに入って、GANG PARADEに入って、遊び人のみんなにあえて、サキさんの背中を追うことができて、本当に幸せものでした。これからもこのみんなの遊び場が遊び人のみんなの心の中で、どうか生き続けますように」

ヤママチミキ「みなさん、楽しんでくれていますか? 私は今日が近づくにつれて、すごく楽しみな気持ちが大きくなっていく一方で、今日が終わってしまったらサキちゃんと同じグループでこうして隣に立つことがもうできなくなってしまうんだと、すごく寂しい気持ちもどんどん大きくなって。遊び人にも会いたいし、久々にギャンパレの曲もやりたいしで、来てほしい1日ではあったけど、それと同じくらい来てほしくないなって、そんな思いで毎日過ごしていました。なので、今日を自分がどういう気持ちで迎えられるかがわからなくて、正直ずっと怖かったです。でも、今日こうして大好きなメンバーと、大好きな遊び人のみなさんと、こんなに素敵な時間を過ごせて、私にとってとてもとてもとても特別な存在のサキちゃんともう一度同じステージに立つことができて、いまとても幸せで、今日を迎えることができてよかったなと思っています。ありがとうございます。これからGANG PARADEというグループがどうなるかはわからないんですけど、ギャンパレの精神と遊び人のみんながいれば、これからどれだけ険しい道があっても、どれだけ涙を流しても、諦めずに進んでいけます。ギャンパレの持つ力と、遊び人の持つ力を信じて、これから先も私たちは進んでいきます」

当時の9人体制でリリースした初シングル「GANG 2」、アルバム曲ながらブリッジをしたりステージを縦横無尽に使うパフォーマンスが印象的な「イミナイウタ」、同じくアルバム曲「GANG PARADE」、BiSの「primal.」をオマージュした「LAST」と、ギャンパレの精神を色濃く反映した4曲を披露すると、再びMCへ。1部をココ、2部をテラシマが行った。

ココ・パーティン・ココ「4年半前、私は何者でもなくて、どこにも必要とされていなかった人間のはずだったんですけど…… サキちゃんに、そしてGANG PARADEのメンバーに、そして遊び人のみんなに受け入れてもらって、今日こうしてここまで活動してくることができました。負け続けてばかりの私たちを支えてくれた遊び人のみんな、そしてメンバー、感謝してもしきれない恩がまだまだ私にはたくさんあります。ギャンパレは、今、これから先どうなるか誰にもわからない、そんな状態なんですけど、こうして一緒に戦ってきたメンバーのみんなと、場所は違えど、GANG PARADEの魂といいますかイズムみたいなものは根強くずっと心の中に思います。ずっと生き続けると思います。今日私は、遊び人にたくさんのありがとうを伝えにきました。GANG PARADEを愛してくれてありがとう。そして、これからもGANG PARADEをよろしくおねがいします。本当にみなさんありがとうございました。でもね、こういう感じはギャンパレらしくないじゃないですか。なので、叫べないですけど、みんなの心の声はめちゃめちゃ届いているので、ギャンパレらしくラストスパート、最後は笑顔で踊って楽しくみんなでハッピーな時間を過ごしましょう!」

テラシマユウカ「ずっとずっとみんなに会いたかったです。グループが分裂する前にちゃんとGANG PARADEの姿をみんなに見せる機会がなくて、みんなにはすごいもどかしい想いをさせていたと思います。本当に1年間たくさんお待たせしました。待っていてくれた遊び人のみんな、本当にありがとうございます。今日この9人と遊び人のみんなと一緒に過ごせる時間はあとほんの数曲で。みんなそんな寂しい気持ちを断ち切れなかったり、今日でもう終わりだと思っている人もいると思うんですけど、みんな誰もみんなの遊び場を諦めないでいてほしいです。私たちGANG PARADEがみんなを幸せにするって口を揃えて言ってきたこと、明日からもそれぞれが今生きる道に戻っていってからも、その言葉をみんなを幸せにするってことを叶え続けていきます。今日はみんなが持ち寄ったいろんな気持ち、全部全部抱きしめて、今日が一生記憶に残り続けるような幸せな日になるように、最後の最後まで最高の遊び場を届け続けます」

そしてPOP時代から今年のWACK合宿オーディションでも歌われてきたサビで海老反りをする「pretty pretty good」、メジャーでリリースした楽曲で最後に9人が腕を組み合わせてハートを作る「らびゅ」と2曲をパフォーマンスし、本編は幕を閉じた。

鳴り止まないアンコールの拍手に応えて再び9人がステージに登場すると、9人で手を繋ぎながら飛び跳ねるギターロック調の「CAN’T STOP」をパフォーマンスした。そして、カミヤサキがMCを行った。

カミヤサキ(1部)「遊び人のみなさん、お久しぶりです。改めまして、カミヤサキです。今日どういうふうになるかなと不思議な気持ちというか、緊張とも違う不思議な感覚だったんですけど、ここに立ってみたら生まれて1番朗らかなんじゃないかってくらい、素晴らしい暖かい気持ちになっていて。それはきっと遊び人のみなさんが、アイドルとファンという関係性じゃなく、もっと大きな家族のような存在だからかなと改めて思いました。

今日に向けて準備していく中で、メンバーとまた再びできることや、ここから見える景色を想像して、みんなの表情を想像して、それだけで胸がいっぱいでした。公演が決まってから久しぶりにGANG PARADEの曲を聴いたときに、GANG PARADEに関わってくださっていたすべてのみなさんの顔や思い出が本当に自然と浮かんできて、ここには自分一人では到底感じることのできない喜びや感動がたくさん詰まっていたんだなと、その暖かさに何度も何度も気付かされて涙が出そうでした。本当に素晴らしい景色を見せていただいてありがとうございます。今日こうして改めてみなさんの前に立って、今まで同じ時間をともにし続けてきたメンバー、そして私たちが少しでも前を向いて活動できるようにとたくさん支えてくださったスタッフさん、そしてどんな私たちでも信じて、いつも暖かい声援を送ってくださった遊び人のみなさんのことが私は本当に大好きだったんだなと改めて実感して、それが何よりも幸せで仕方ありません。本当にこのような素敵な場所を作っていただき、ありがとうございます。

カミヤサキの人生において、遊び人のみなさんは間違いなくなくてはならないかけがえのない存在です。それはGANG PARADEを離れても一生変わりません。大好きな人たちにこうして「大好きです」と直接伝えられることが本当に嬉しく思います。カミヤサキは遊び人のみなさんが大好きです。そして胸をはって、自信を持って、こう言えます。私はGANG PARADEが大好きです。7年間本当にありがとうございました!

すごいもう溶けそうな拍手をいっぱい浴びています。拍手であああとなっちゃうくらい一生分の拍手をみなさんからいただいている気がします。本当にありがとうございます。もう最後の曲になってしまうんですけど、この曲は、はじまりの曲です。これからもずっとこの曲が歌い継がれていくよう、私は願っています。そのときはみなさん、大声で叫んでください。今はたくさん手を振ってください。みんなの遊び場をみなさんと作れて幸せでした。言葉にしても足りないくらいの愛を込めて」

カミヤサキ(2部)「GANG PARADEの前身グループであるプラニメを始めたとき、私はグループを作るということがどういうことなのか、きちんと理解できていませんでした。メンバーへの頼り方もわからなければ、存在の大切さもわかっていないような、残念なヤツだったと思います。だけど、この7年間で涙が出そうになる瞬間や、どうしようもなく楽しくて、嬉しいときはいつも側にメンバーやスタッフさん、遊び人のみんながいてくれました。今日を迎えるまで、メンバーと再び過ごしていく中で、間違いなく心が一つになった瞬間がありました。今日この場所でもそれを強く感じながら、メンバーだけでなく遊び人のみんなも一緒にまたこうしてみんなの遊び場を再び作れたことが何よりも嬉しく、すべてが愛おしい時間です。

2014年7月8日、何も知らないまま始めたプラニメから今日まで、メンバーや大切な人とともに目標に向かって気持ちを分かち合いながら歩んでいくことがどれだけ難しく、素晴らしいものなのか教えてくれたのは、メンバー、メンバー、メンバー、ですよ。ふふふ。そしてスタッフさん、遊び人のみなさん、プラニメ、POP、GANG PARADEそのものでした。私は最高のグループで、最高の仲間とともに、最高の遊び人のみんなに囲まれて活動することができて、本当に幸せでした。愛しています。

「不安でも蹴り上げて飛べ」。7年前、新しい道が始まる自分の不安な気持ちに、それでもやってやるんだと誓いを立てた言葉です。私自信もメンバーも、そしてここにいる遊び人のみんなのそれぞれの明日が、明日からの道のりがどんなものであろうとも、GANG PARADEが活動を持って証明してきた精神が、それぞれの未来を明るく照らしてくれるよう、すべての力を振り絞って、全身全霊でみなさんに届けます。今まで本当にありがとうございました」

そしてカミヤのタイトルコールとともに、これまでの7年間で何千回とやってきたであろう「Plastic 2 Mercy」を9人と客席も一緒になり、床が揺れるくらい壮大な一体感を生み出した。最後にカミヤが全身全霊で「愛してるぞ! GANG PARADE!」と叫び、カミヤサキのギャンパレ最後のパフォーマンスはすべて終了した。

最後は9人が横並びになり手を繋ぎ、「BODY & 9 SOUL!!!!!」と叫び、遊び人たちに大きな感謝を述べた。バックにプラニメ時代の「too misery」インストが流れる中、ステージを左右に動いて遊び人たちに感謝の言葉を述べ続け、9人はステージを後にした。

カミヤサキが作ったプラニメが、POP、GANG PARADEと名前を変えて進んできた7年間。これまでのライヴで、もっとも力が抜けていて、楽しむこと、ステージに立つことへのありがたみ、遊び人への感謝をストレートに示したようなライヴだった。

本来であれば1年前の同じ日に行わていたはずだった同ワンマン。それから1年という月日は短くなかったが、カミヤサキのGANG PARADEを最もいい形で終わらせるためには必要だった期間だったようにも思える。グループ脱退を決めたときのカミヤは、どこか自信や目標を喪失したような顔をしていたし、メンバーたちも余裕がなくなっていたようにも見えた。それが今回のワンマンでは、カミヤも自信を持って迷いなくステージに立っていたし、他のメンバーたちも楽しむ余裕を持てていた。

GANG PARADEは他グループに比べて苦難が多い中で這いつくばって登ってきたグループだ。それと同時に、とても明るくて人懐っこくて、エネルギーに溢れたグループでもある。そんな彼女たちの魅力が余すことなく発揮されたライヴでカミヤサキを送り出せたことは、本人たちにとっても、遊び人たちにとっても、本当に幸せなことだったに違いない。これからまた、カミヤサキは振付師へと、8人はGO TO THE BEDS、PARADISESでの活動を続けていく。それぞれの胸の奥にギャンパレは生き続けるだろうし、遊び人たちも一緒だろう。それは筆者も一緒だ。未来のことはわからないけれど、またいつかGANG PARADEに会える日が来ることを清々しく想像したい。GANG PARADE史上、最高のライヴだった。

取材&文:西澤裕郎
写真:YukiOhashi

〈FOREVER GANG PARADE FOREVER〉
セットリスト
1. Plastic 2 Mercy
2. UNIT
3. Happy Lucky Kirakira Lucky
4. QUEEN OF POP
5. FOUL
6. ブランニューパレード
7. sugar
8. Beyond the Mountain
9. GANG 2
10. イミナイウタ
11. GANG PARADE
12. LAST
13. pretty pretty good
14. らびゅ

EN1. CAN’T STOP
EN2. Plastic 2 Mercy

PICK UP