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StoryWriter

こんにちは! 最近台湾のホラー映画にハマっているたまざわです。

特に先日観た『怪怪怪怪怪物!』はかなり印象に残った作品。ちょっとグロテスクなシーンもあるので、血やゾンビが苦手な方にはおすすめできませんが、ここ最近の日本ホラーに物足りなさを感じていた私にはかなり響きました。

人間を食べて生活している姉妹の怪物が出てくるのですが、人間を襲う時に涙を浮かべたり、なんとも言えない悲しい表情をするんです。彼女たちも元人間で、同じ人間を捕食しないと生きていけない。そういう心の葛藤が怪物になっても残っていることを示唆していて、人間側にも怪物側にも感情移入してしまいました。ホラー好きな方、ぜひおすすめです!

生活に寄り添う本を紹介するこの連載。前振りでホラーや捕食というキーワードを出しておいて申し訳ないのですが(笑)、第11回目は『チーズ図鑑』です。

vol.11 『チーズ図鑑』

『チーズ図鑑』

文:増井和子 / 山田友子 / 本間るみ子 写真:丸山洋平
発売:1995年
出版社:文藝春秋
https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784163481302

 

本書はその名の通り、チーズの図鑑です。435種888個のチーズが写真付きのオールカラーで紹介されています。

みなさんはチーズ好きですか? 私はとにかくチーズが乗っているもの、単体でも大好きです。めっちゃ大きいラクレットチーズの断面を炙って、お肉やポテト、野菜にかける料理が最近よくテレビで紹介されていて、近々食べに行きたいなと思ってます。

まず、チーズが5000年以上の歴史があるということにも驚きましたが、この図鑑だけでも435種888個のチーズが世の中に存在していること。私が知っているチーズとは? とちょっと疑問に思ってしまうほどの驚きの数です。本書は普通の図鑑と違って、名前の由来や作り方、味など1つずつ丁寧に掲載されています。中には作り方を写真で分かりやすいように取り上げているページもあり、さらにチーズのことが好きになりそう。

個人的には湿度が高い地帯はカビが多いチーズが主流なんだという発見がありました。もしかしたら、捉え方によっては地理の勉強にもなるかもしれません。チーズ好きな方はもちろん、ニッチな図鑑が好きという方にもおすすめです。ぜひ一家に一冊!

それでは今週はここまで。来週もよろしくおねがいします。

※「本と生活と。」は毎週水曜日更新予定です。

たまざわかづき
1993年生まれ。SWスタッフ。もともとクラリネットとドラムをやってました。音楽以外の好きなもの:本、映画、動物、ドラマ、Netflix、Hulu、ぬいぐるみ、文房具など諸々たくさん。モルモットのごまちゃんと生活してます。30歳になるまでに本屋さんの開業を目指しています。

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