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Bunkamuraル・シネマによるオンライン映画館「APARTMENT」、8月にオープン

StoryWriter

東京・渋谷の映画館、Bunkamuraル・シネマが、オンライン映画館「APARTMENT by Bunkamura LE CINÉMA」を開設。2021年8月にサービスを開始する。

APARTMENTは、Bunkamuraル・シネマが、独自に権利を取得した日本初公開作品を中心にオンラインで配信上映するサービス。渋谷の劇場で上映される作品とは異なるラインナップとなっている。

オープニングを飾るのは、2021年英国アカデミー賞で『ノマドランド』の7部門を上回る最多8部門でノミネートされ、「最もパワフルなシスターフッド映画」と評される『Rocks/ロックス』(サラ・ガヴロン監督)。さらには、リレーションシップ、ロマンス、そもそも映画を観ることとは──『恋人たちの予感』から『ブリジット・ジョーンズの日記』、『ゴッズ・オウン・カントリー』まで幾多のロマコメ映画の名場面を引用。その魅力とこれからについて語り合うフィルム・エッセイ『Romantic Comedy/ロマンティック・コメディ』(エリザベス・サンキー監督)の2本となっている。月額等を支払うサブスクリプション形式ではなく、1本ごとに買い切りの有料鑑賞となる。

 

https://www.youtube.com/watch?v=ssfQCAVJ-Cw

 

APARTMENTの名称は、「ひとりでも、親しい誰かとでも、ひとりひとりに寄り添う映画を、よりパーソナルな空間で心地よい孤独とともに楽しむ空間」というコンセプト。このたび発表のティザーサイトには、メインビジュアルとして、イラストレーター・ototoiによるイラストを掲載、あわせてオープニング作品の日本語字幕付き予告編も公開した。(玉澤香月)


■サービス概要

「APARTMENT by Bunkamura LE CINÉMA」
8月サービス開始予定
URL: https://www.bunkamura.co.jp/cinema/apartment
イラストクレジット:ototoi(イラストレーター)

■上映作品

『Rocks/ロックス』
2021年8月、APARTMENT by Bunkamura LE CINÉMAにて配信上映開始
© GIRL UNTITLED LIMITED
配給:Bunkamuraル・シネマ
2019年/イギリス/英語/93分
監督:サラ・ガヴロン(『未来を花束にして』)
脚本:テレサ・イココ、クレア・ウィルソン
撮影:エレーヌ・ルヴァール(『17歳の瞳に映る世界』『幸福なラザロ』)
編集:マヤ・マフィオリ
キャスティング:ルーシー・パーディー
キャスト:ブッキー・バックレイ、コーサル・アリ、ディアンジェロ・オセイ・キシェドゥ、シャネイヤ=モニク グレイソン、ルビー・ストークス、トゥヒーダ・ベガム、アナスタシア・ディミトロウ、アフィ・オケイジャ、サラ・ナイルズ
日本語字幕:上條葉月
【あらすじ】
15歳の少女ロックスは、いたずら好きな弟エマニュエル、そして母親とイースト・ロンドンの公営住宅で暮らしている。メイクアップ・アーティストになることを夢見る彼女は、親友にも囲まれ学校では人気者。しかしある日、母親が突如姿を消してしまう。心配した隣人が福祉局に連絡するも、「見つかれば弟とはなればなれになってしまう」と恐れたロックスは、右も左も分からないままロンドンの街を漂流する。やがてお金も尽き限界を迎えるロックス。そんな彼女に助けの手を差し伸べたのは、これまでいつも支え合ってきた親友たちだった──。

『Romantic Comedy/ロマンティック・コメディ』
2021年8月、APARTMENT by Bunkamura LE CINÉMAにて配信上映開始
配給:Bunkamuraル・シネマ
2019 年/イギリス/英語/ 78 分
監督・脚本・編集:エリザベス・サンキー
音楽:Summer Camp、ジェレミー・ワームスリー
キャスト:ジェシカ・バーデン(『このサイテーな世界の終わり』『ロブスター』)、チャーリー・ライン、アン・T・ドナヒュー、キャメロン・クック、シムラン・ハンス、ブロディ・ランカスター、エレノア・マクドーウォル、ローラ・スネイプス
日本語字幕:岡田悠里
【あらすじ】
ティーンエイジャーの頃、私はロマコメ映画に狂おしいほど恋をしていた。ロマコメ映画は孤独への不安を和らげ、甘美な人生が待っていると約束してくれた。大人になった今はいろいろなことを考えてしまう。なぜ『プラダを着た悪魔』でアンディはネイトの誕生日に怒られるの?マグノリアのカップケーキじゃだめ?ブリジット・ジョーンズが57kg でオーバーウェイトだとバカにされるなら、私はどうなるのだろう。ロマコメ映画ではなぜ、キャリアウーマンはみんな惨めに描かれるの?みなが白人で、異性愛者で、誰もが結婚を望む、非現実なおとぎ話の世界。なのに、なんで私はまだロマコメ映画を観てしまうのだろう。何度も、何度も。あなたはどう思う?ロマコメ映画のこと──。
※劇中に登場する名作ロマコメ映画
ラブ・アクチュアリー、(500) 日のサマー、フォー・ウェディング、ユー・ガット・メール、恋人たちの予感、素顔の私を見つめて…、ゴッズ・オウン・カントリー、ラ・ラ・ランド、卒業、プリティ・ウーマン、紳士は金髪がお好き、ノッティングヒルの恋人、ヒズ・ガール・フライデー、プラダを着た悪魔、メリーに首ったけ、40男のバージンロード、ビッグ・シック ぼくたちの大いなる目ざめ、ブリジット・ジョーンズの日記、ルビー・スパークス etc……

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