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切なさが胸を貫く、サスペンス韓国映画『声もなく』日本公開

StoryWriter

韓国映画『声もなく』が、2022年1月21日(金)より、シネマート新宿、シネマート心斎橋ほかにて公開される。

本映画は切なさが胸を貫く、珠玉のサスペンスとなっている。闇の仕事を請け負う口のきけない青年と、両親に身代金を払ってもらえない少女の物語。出会うはずのなかった者たちの巡り合わせが、韓国社会で生きる声なき人間たちの孤独感を浮き彫りにする。

テインを演じるのは、『バーニング 劇場版』(2018)のユ・アイン。一切セリフのない難役に、体重を15kg増量して撮影に挑んだ。ベテラン俳優たちをおさえ、青龍賞主演男優賞および百想芸術大賞最優秀演技賞を受賞。人懐っこい相棒チャンボク役は『梨泰院クラス』(TVドラマ/20)で悪役を務めたユ・ジェミョン。相棒であり、父や兄のような存在であるチャンボクを、絶妙なバランスでコミカルかつリアルに演じている。

監督は1982年生まれの新人ホン・ウィジョン。犯罪映画の常識を覆すユニークな演出と個性的なキャラクター描写で、切なさとアイロニーの入り混じる全く新しい映画を作り上げた。初長編にして、韓国で最も権威のある青龍賞新人監督賞と、韓国のゴールデングローブ賞と呼ばれる百想芸術大賞監督賞を受賞している。(玉澤香月)


■映画情報

『声もなく』
2022年1月21日 (金)、シネマート新宿、シネマート心斎橋ほか全国順次ロードショー
監督・脚本:ホン・ウィジョン
製作:キム・テワン『Okja/オクジャ』
撮影:パク・ジョンフン『悪女/AKUJO』
音楽: チャン・ヒョクジン&チャン・ヨンジン『鬼手(キシュ)』
編集: ハン・ミヨン『藁にもすがる獣たち』
出演:ユ・アイン『バーニング 劇場版』
ユ・ジェミョン「梨泰院クラス」
ムン・スンア
2020年/韓国/韓国語/99分/ビスタサイズ/原題:소리도없이
英題:Voice of Silence/G
配給:アット エンタテインメント
© 2020 ACEMAKER MOVIEWORKS & LEWIS PICTURES & BROEDMACHINE & BROCCOLI PICTURES. All Rights Reserved.
ストーリー:
普段は鶏卵販売をしながらも、犯罪組織から命令され死体処理などの裏稼業で生計を立てる、口のきけない青年テイン(ユ・アイン)と相棒のチャンボク(ユ・ジェミョン)。ある日、犯罪組織のヨンソクからの無茶な命令で、身代金目的で誘拐された11歳の少女チョヒ(ムン・スンア)を1日だけ預かることになる。ところが、依頼をしたヨンソクが組織に始末され、ふたりは予期せず誘拐事件に巻き込まれていくことに……。

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