トリプルファイヤーのヴォーカル・吉田靖直による書籍『ここに来るまで忘れてた。』が、2021年10月28日(木)に発売される。
本書は毎回一つの街をテーマに、吉田が自身の思い出をつづった連載エッセイで、『散歩の達人』2018年7月号から2021年9月号までの掲載分に大幅加筆修正をほどこし、新たなエピソードも書き下ろした一冊になっている。
また、『散歩の達人』2021年11月号では、『ここに来るまで忘れてた。』単行本発刊記念として作家・爪切男と吉田靖直による対談が実現した。(玉澤香月)
■ライムスター宇多丸 コメント:
ヒヤヒヤするほどの身もフタもなさが、いつしか詩情の域に突き抜ける、「吉田文学」の真骨頂! こんな風に世界を見ている人物と直接お会いするときは、だからいつもちょっとだけ、緊張する。
■書誌情報
『ここに来るまで忘れてた。』
著者名:吉田靖直
発売元:交通新聞社
定価:1,500円(税抜)
発売日:2021年10月28日(水)
ISBN:978-4-330-05521-3
体裁:四六変型判 256ページ
内容紹介
友を失い、恋が残った[渋谷]/スターロードに行きつけが欲しかった[阿佐ヶ谷]/夜行バスが爆発しそうだった[名古屋] /合コンのハシゴで背筋が凍った[五反田]/ピザ屋のバイトで嘘を重ねた[西五軒町]/マックでいいんじゃね?と上司は 言った[溜池山王]/警官に変質者と間違えられた[下落合]/大垣は絶対に自分の非を認めなかった[徳島]/ラジオに出 るときに酒を飲んで怒られた[木場]/俺たちは「東京の人になった」。ただそれだけでうれしかった[高田馬場]/他、全37話