watch more
StoryWriter

こんにちは! 2週間も連載をサボりました、ごめんなさいなたまざわです。

実はここ最近夜になると、文章が読めはするけど頭に入ってこないという状態になっていて、本や長い文章が読めていません(私は不安障害と診断されているのですが、主治医曰く、抑うつ症状の一種らしいです)。

休日の昼間とか元気な時に本屋に入ると、あれこれ購入してしまうので積読が溜まっていくばかり。早く読みたいなと思いつつも、焦れば焦るほど本から遠ざかってしまうような気がして、今は時の流れに身を任せてます。

朝活しようかなとも思ったのですが、極度の心配性なので次に予定がある場合、その予定への準備や間に合うかなどの不安で逆に集中できないんです(笑)。ちょっと前までは悲観的に捉えていたけど、今はこれも私だから仕方ねえな、付き合ってやるかと自分で自分に思えていてちょっと成長しました。

さて、生活に寄り添う本を紹介するこの連載。そんな状況の中、第33回目に紹介するのは小さい頃から何度も読み返していて、もはや体に染み付いている漫画・佐々木倫子『動物のお医者さん』です。

vol.33 佐々木倫子『動物のお医者さん』

 

『動物のお医者さん』
著:佐々木倫子

内容:今日も獣医学部のユニークな仲間とかわいい動物たちは大騒ぎ。思わずニヤリのおもしろさで、国民的人気大爆発のドクトル・コメディ!
https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784592881414

 

本書は動物好きなら知らない人はいないであろう佐々木倫子さんが作者の漫画『動物のお医者さん』の文庫版です。主人公のハムテルがH大学獣医学部に進学して獣医師を目指すお話なのですが、とにかく登場する動物や人間もキャラが濃すぎて全く飽きません。

本作品のヒロイン的存在のハムテルの飼い犬で、顔は怖いけど心はすごくやさしいハスキー犬のチョビがとにかくめっちゃかわいい。さらに、ハムテルの親友・二階堂は獣医を目指しているのににねずみが大の苦手だったり、大学の教授が教室のシンクをお風呂として使っていたり、かなりはちゃめちゃです。

『動物のお医者さん』に出会ったのはたしか小学校1年くらいで、その頃のわたしは獣医師になりたかったので、叔母が全巻セットをプレゼントしてくれました。犬や猫、鳥と大まかな動物の種類しか知らなかった私に、世の中にはこんなにたくさんの種類の動物がいるんだということを教えてくれた個人的にも大事な漫画です。

あと、当時ドラマも放映されていてまさにタイムリー! ドラマの方にもドハマリしていました。若かかりし頃の要潤さんとか出演していたはず……。 今でもたぶんどこかで配信されていて視聴可能だと思うので興味ある方はぜひです!

今年は気圧の大きな変化やニュースが多くて、自律神経が不安定な状態の人も多いと思います。自分が気づかないうちに身体や心が蝕まれていることがたくさんあるので、好きなものを摂取したり、好きなものさえなんだか触れる気になれない時は無理せずボーッとしたり、「こうしなきゃいけない」という何かに縛られなくいいと、個人的には思います。自戒でもありますが、お互い健やかに生きていきましょう!

なんだかもはや自分語りになってしまった気がします。すみません! 人間になんだか疲れてしまったなという時、『動物のお医者さん』はまさにおすすめです(笑)。それでは今週はここまで。来週もよろしくお願いいたします。

※「本と生活と。」は毎週水曜日更新予定です。

たまざわかづき
1993年生まれ。SWスタッフ。もともとクラリネットとドラムをやってました。音楽以外の好きなもの:本、映画、動物、ドラマ、Netflix、Hulu、ぬいぐるみ、文房具など諸々たくさん。モルモットのごまちゃんと生活してます。30歳になるまでに本屋さんの開業を目指しています。

PICK UP