年の始まり。
今年は去年より、もっとよくなりたい。
そんな風に思う人は多いのではないでしょうか。
私もそのひとり。
2021年から2022年に変わったあと、お餅やおせち、お正月ならではの美味しいものをお腹いっぱいに食べ、ゴロゴロしては、また食べて。そんな時間も幸せだけど、「いかんいかん。こんなにだらけてちゃダメだ」という気持ちに。
思い立ったら、即行動。
紙とペンを用意したらいつもより背筋を伸ばし、
「今年の目標」
と書いてみた。
するとなぜだろう。
誰に見せるわけじゃないのに、キチンとした立派な目標を書かないといけない気分になって、全然浮かばない。
なので、
「わくわくすること100」
に言葉を変えてみたら、あっという間に100個書けちゃったから、あら不思議。
やり方は、超簡単。
ノートは本当になんでもよくて、真っ白なページに1〜100まで数字を書き込む。そのあとに「気になってた○○に行ってみる」「○○さんに会いに行く」「○○を勉強する」「月に1度○○する」「可愛いお皿を集める」と、至ってシンプルなことだらけだけど、プライベートなことから仕事のことまで、書き方のルールは決めずに、思いついたら思いつくだけ、いつも持ち歩くノートに書いていく。
最初はすらすら書けるけど、途中思いつかなくなるので、一旦ペンを置いてお茶を飲んだり、外を歩いてみたり。
気分転換してる中で、ハッと思いついたら、また書き込む。
「わくわくすることを全て書き込むこと」も100個のうちの1つにしたりしちゃって。
そして最後100個目は「年末に全て赤ペンで丸をつける」を書いて、終わり!
「あれ〜今年何してたかな〜」って思い出せない年よりも、1年の終わりにノートを開いて、自分が立てた100のわくわくリストにどんどん丸をつけていくって、なんだかとっても気持ちよさそう。
大人になってから、丸をつけてもらうことって減っちゃうから、だったら自分で自分にたくさん丸をつけよう大作戦。
頭で考えるだけじゃなくて、紙に書くことによって、自分の興味あることが目で見て分かったり、考えが整理されたり。これを書き込んでる時間は今の自分自身とすごく向き合えた感覚になれたので、とってもおすすめです。
そうそう。
わくわくすること100の中に書いたもののひとつに、「珈琲にちょっとこだわってみる」と書いてみました。
なんでかというと実は最近、ものすごく「わくわくするアイテム」を頂いてしまったのです。
その名も「ソロカノ」。
珈琲をいれる道具が全てひとつのバックに入ってて、お湯だけは別で用意する必要がありますが、ほぼこれひとつで、いつでも、どこでも、本格的な珈琲が楽しめます。
今はコンビニに行けば挽きたて美味しい珈琲が飲めますが、自分でやるっていうのが、楽しい。
外で、手軽に、挽きたてを。
最近は、朝起きて天気がいいと、半分に切ったリンゴとこのソロカノとコーヒー豆を持って公園に行くのがお決まりです(りんごは半分に切ると、俄然食べやすいのだ)。
そういえば、珈琲を好きになったのっていつだろう。
思い返すと、今は3人の子供を産んでる超ウルトラスーパー大尊敬お姉ちゃん(長い)の旦那さまがキッカケかもしれない。
まだ結婚する前の二人のお家に行くと、いつも「ろんちゃん、いらっしゃい〜」って優しい笑顔で迎えてくれて、私はソファに座ってお姉ちゃんとくだらない話をしてるんだけど、その間にキッチンに立って豆からガリガリと手動で挽いて、ゆっくりとお湯を注いでいく後ろ姿が今でもとっても印象的で。
お部屋に珈琲のいい香りが広がっていく、あの優しくて温かい時間と、その美味しい珈琲をみんなでまったりとお喋りしながら飲む時間が大好きで、最初は少し苦いと思っていたブラックコーヒーも、それと同時に好きになった気がします。
「どうやって淹れたの?」と聞くと、
「ん? 適当に〜」
って姉ちゃんも旦那さんもいつもニコニコ笑顔でこう答えるけど、自分の中でのこだわりや楽しみ方がたくさんあるんだろうなって思わされます。
淹れてもらう珈琲も、自分で淹れる珈琲も、違う魅力があって、どちらも大好き。
私の珈琲の研究はまだまだ続くのであった。
岡田ロビン翔子(おかだ・ろびん・しょうこ)
1993年生まれ。2006年から2018年8月2日の解散まで、チャオ ベッラ チンクエッティ(THEポッシボーから改名)のリーダーとして活動。 頭の回転の良さからくるトーク力には定評があった。解散後はラジオDJを中心に、MC、モデル、自身のアコースティックライブ「ロン喫茶」など、マルチに活動中。 様々なジャンルに興味を持ち、多方面にアンテナを張りめぐらせ、スキルアップのために努力を欠かさない向上心の持ち主。
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