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【LIVE REPORT】WAgg、3人体制初ワンマン「情熱と覚悟を持って突き進んだ先になにがあるのか見に行きたい」

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WAggが2022年4月24日(日)、ワンマン公演〈WAggs〉を東京・Spotify O-WESTにて開催した。

BiSHや豆柴の大群などが所属する事務所WACKの研修生グループ、WAgg。基本的に同事務所所属の先輩グループたちの楽曲をライヴで披露して実力をつけ、WACKグループへの昇格を目指す。これまでナルハワールドがGANG PARADEへ、ハナエモンスターが豆柴の大群へ昇格するなど、WACKグループへの昇格者も何人も輩出してきている。

今年3月に行われたWACK合宿オーディションでは、アイナスターがGANG PARADEへ昇格。4月3日に兵庫・神戸VARIT.でアイナスターの卒業公演が行われ、今回のO-WEST公演がアイナスターを除く新体制での初ライヴとなった。

愛、YUiNA EMPiRE、ベル・ナルドの3人で挑んだ新体制初ワンマンの様子をレポートする(ア・アンズピアは持病の腰痛の悪化のためライブ出演休止中、サアヤイトは体調不良のため当面活動休止中)。

WAgg、3人体制で初のライヴ

ステージ脇から「おーー!」と気合を入れる掛け声が聞こえ、13時になると暗転。愛、ベル・ナルド、YUiNA EMPiREの順で3人が登場すると、「はじめまして、私たちWAggです。よろしくおねがいします!」と元気に挨拶をした。

第3期BiSはじまりの楽曲「STUPiD」でライヴをスタートさせると、豆柴の大群「FLASH」、EMPiRE「Have it my way」と一気に駆け抜け、3人それぞれ簡潔に自己紹介。BiSH「本当本気」、GANG PARADE「sugar」、豆柴の大群「りスタート」、GANG PARADE「Happy lucky kirakira lucky」と、WACKグループの楽曲を縦横無尽にパフォーマンスしていった。

「ついにWAgg、3人で渋谷公演を迎えました!」とベルが語り、「3人で立つとステージがすっごく広く感じる」と愛がステージに立った感想を述べ、この日の想いを語っていると、YUiNAが「っていうか2人は、パンクってわかっている?」と唐突に質問。「2人からパンクが感じられないんだよね、私がパンクを教えてあげる」となぜかゴムパッチンを2人に対して同時に行う流れに。ゴムを引っ張ろうとするYUiNAの背中を愛が追いかけ一緒に歩くなど、2人のボケにベルが突っ込む寸劇をしばらく行い、最終的に愛とベルがゴムパッチンを受けた。

「パンクがわかった気がしました!」という愛の言葉を受け、YUiNAが「パンクといったらこの曲!」とタイトルコールをし、BiSHの「GiANT KiLLERS」へ。YUiNAがかつて所属していたEMPiRE「SO i YA」とCARRY LOOSE「にんげん」の2曲を3人で笑顔とともに披露した。

「私は、音楽にはメロディーや歌詞と一緒に思い出がついていると思っています。WAggは、WACKのグループが歌い続けてきた曲を唯一届けられるグループなので、そのときの特別な思い出を思い出したり、みなさんがかっこういい楽曲に出会えるきっかけになれたらと思っています。私自身、WACKの楽曲を通して見失っていたことを取り戻したり、みなさんと過ごすこの時間が大好きだと実感することができています。WAggだからできることを探していきたいし、3人で立たせてもらえるのも今しかできないことでワクワクしています。どうかこれからも一緒に楽しんでくれたら嬉しいなと思います」

YUiNAがMCで想いを伝えると、CARRY LOOSEの「When we wish upon a star」、BiSH「サラバかな」、GANG PARADEから分裂して生まれたグループPARADISESの「PARADISE RETURN」を感情を乗せて歌いきり、3人はステージを後にした。

新米(※WAggファンの総称)たちの拍手に応えて、WAgg唯一のオリジナル楽曲「WAggの素晴らしき世界」のイントロとともに、走って再びステージに登場した3人。疾走感のある同楽曲をパフォーマンスした。そして、愛がMCでこの日の想いを語った。

「今日、3人でステージに立たせていただけることになって、この3人だからこそ何ができるんだろうって、この期間いっぱい考えて、いろんなことに挑戦してみました。正直、最初は、今まで以上により1人1人の存在が重要になってくるから、ちゃんとできるか考えるときもあったんですけど、練習でいっぱい話したりしているうちに、すごく楽しみになってきたし、貴重な体験をさせてもらえるんだと、改めてステージに立たせていただける感謝を感じました。

合宿が終わって、何度も自問自答を繰り返して、自分の心が向いている方向を再確認できました。これからも想像もつかない予定外のことが起こると思います。でも、情熱と覚悟を持って突き進んだ先になにがあるのが見に行きたいと強く思いました。今日は最高の日を作りに来ました。いま私たちの持っている感情のすべてを最後の曲で本気でぶつけるので、みなさんも日常で思っている感情を全部音楽に、WAggに本気でぶつけてくれたらうれしいなと思います。本気と本気をぶつけあって、みなさんにとっても、私たちにとってもこの先につながる最高の締めくくりをしましょう!」

そして、最後はBiSの「CURTAiN CALL」を3人とも感情をこめて歌い、新米たちの鳴り止まない拍手の中、〈WAggs〉5月公演の告知をして、WAggとして初の3人体制でのライヴは幕を閉じた。

取材&文:西澤裕郎
写真:外林健太

〈WAggs〉
2022年4月24日(日)@東京・Spotify O-WEST
セットリスト
1. STUPiD
2. FLASH
3. Have it my way
4. 本当本気
5. sugar
6. りスタート
7. Happy lucky kirakira lucky
8. GiANT KiLLERS
9. SO i YA
10. にんげん
11. When we wish upon a star
12. サラバかな
13. PARADISE RETURN
En.1 WAggの素晴らしき世界
En.2 CURTAiN CALL

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