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【LIVE REPORT】GANG PARADE、新体制初ツアー完走「何があってもみんなを笑顔にしていくので、続きを一緒に観にいってください」

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GANG PARADE(以下、ギャンパレ)が、5月より行ってきた全国ツアー〈GANG PARADE THE GREATEST SHOW TOUR〉。同ツアーのチケット全公演SOLD OUTを受け発表された、東名阪を巡る追加公演〈GANG PARADE THE GREATEST SHOW TOUR “HIGH HOPES”〉。そのファイナル公演が、7月12日(火)、Spotify O-EASTにて開催された。

ギャンパレは「みんなの遊び場」をコンセプトに活動するアイドルグループ。2019年4月にワーナーミュージック・ジャパン内レーベル「FUELED BY MENTAIKO」よりメジャーデビュー。2020年3月よりGO TO THE BEDSとPARADISESの2グループに分裂したが、2022年1月1日発行の読売新聞・朝刊広告にて突如再結成を発表。3月に行われた事務所主催のWACK合宿オーディションで合格したタンタンが、カ能セイ(読み:かのうせい)に名を改め新加入。育成グループWAggより昇格したアイナスター、活動休止から復帰したナルハワールドが加わり、13名体制で活動をスタートさせることとなった。

本来、5月13日の東京 SHIBUYA CLUB QUATTRO公演をきっかけに全国ツアーがスタートする予定だったが、メンバーの新型コロナウイルス陽性により、東京公演と5月15日の広島・HIROSHIMA CLUB QUATTRO公演が中止に。神奈川・YOKOHAMA BAY HALL公演で新体制初ライヴを行い、遊び人(※GANG PARADEファンの総称)たちと大団円を迎えた。そんな彼女たちの、東名阪を巡る追加公演、東京ファイナルをレポートする。

東名阪追加公演、東京ファイナル

18時31分になり暗転。お馴染みのオープニングSEが流れると、ヤママチミキ、ユメノユア、キャン・GP・マイカ、ココ・パーティン・ココ、テラシマユウカ、ユイ・ガ・ドクソン、月ノウサギ、キラ・メイ、チャンベイビー、キャ・ノン、ナルハワールド、アイナスター、カ能セイの13人がステージに登場。

ステージいっぱいに横並びになり、「はじめまして! 私たちエンジョイプレイ、みんなの遊び場、GANG PARADEです! よろしくおねがいします!」と挨拶すると、カ能セイの「〈THE GREATEST SHOW TOUR “HIGH HOPES”〉はっじまるよー!」の掛け声とともにギャンパレ復活の楽曲「PARADE GOES ON」でライヴがスタート。サビでメンバー13人と遊び人たちの両手が目一杯上がり、様々なメンバーカラーのライトが会場を彩った。

メロコア調の楽曲「BREAKING THE ROAD」、前身グループPOP時代の1stシングル曲「Happy Lucky Kirakira Lucky」とアッパーな楽曲を続けて会場の熱を上げると、ステージが明るくなり、「はじめまして! 私たちエンジョイプレイ、みんなの遊び場、GANG PARADEです! よろしくおねがいします!」と挨拶、1人ずつ名前を言って自己紹介をした。チャンベイビーが「ブーーーーーーー! レディース&ジェントルマ〜ン、ボーイズ&ガールズ。ウェルカム・トゥ・遊び場―――! Please enjoy GANG PARADE! イッツショ〜タイム!」と元気いっぱいにアナウンスし、「GANG PARADE」へ。「ヘイヘイヘイ!」と13人が大きなサークルを作ってステージをぐるぐる回り、息ぴったりのチーム感を見せると、側転やブリッジなどアクロバティックな動きとユニークで怪しげな動きを組み合わせた「イミナイウタ」で13人の存在感を示した。一転、ナルハワールド作詞のエモーショナルなギターバラード「お願い」をじっくり聴かせると、POP時代から歌い継がれる「pretty pretty good」へ。ドクソンが「ファイナル行くぞ!」と叫び、遊び人たちは大きな手拍子で合いの手を打ち、サビで一緒に振り付けの海老反りを行った。

続いて、MCのコーナーへ。ヤママチとユアとマイカがクロストークを行い、マイカが「俺らの渋谷に帰ってきたぞ!」と話すと大きな拍手が起こった。話題はツアーで起こった出来事へ。ユアは、ホテルに併設されている大浴場に1人でこっそり入ったら、ひょろ長いキラ・メイが現れ一緒に入りドキドキしたと初体験を告白。マイカは風呂をあけたら全裸の月ノウサギと鉢合わせになったことを笑って語った。ミキは、追加公演から物販に追加されたガチャガチャを名古屋公演でメンバー全員で回したが、50回くらい回したけれど、狙っていたヘアゴムが当たらなかったことを明らかにした。

続いて、キラキラしたアイドルソングかと思いきやヘヴィなロックへと移り変わる「マジ神」へ。13人が肩を組みヘッドバンキングをするなど、重みのある楽曲に負けないエネルギーを見せた。PARADISESの楽曲「BRIGHT FUTURE,YOUR SMILE」、ギャンパレ曲「RATESHOW」と続けると、キラ・メイが「変わっていくものも変わらないものも全部大切にしたいと思って書いた曲です」と語り、新体制初シングル『シグナル』のカップリング曲「少し大人になって」へ。”ギャンパレZ世代”と呼ばれる、キラ・メイ、キャ・ノン、チャンベイビーが作詞を担当した同楽曲をしっとりと気持ちを込めて歌った。

同楽曲を終えると、ギャンパレ名物のコントコーナーへ。ベビ・メイ・ノンがMCだからとダラダラしてUber Eatsを頼もうとし出すと、ナルハがきつい口調で説教をし、喧嘩に発展。それを仲介するドクソンが、パンスト相撲で決着をつければいいと提案。1人対3人で勝負をすることになり、メンバーが4人にパンストを装着させると、ハッケヨイ……の言葉とともに対決開始。3人がかりで挑んだキラ・メイ、キャ・ノン、チャンベイビーが勝利を収めた。ナルハの「くやしーーー!!」という言葉で照明が暗転すると、タオルを頭の上でぐるぐると回す夏曲「LOVE COMMUNICATION」へ。新体制初シングル曲「シグナル」を颯爽とパフォーマンスすると、ギャンパレの歴史を感じさせるエモーショナルな楽曲「FOUL」、「LAST」を続けて披露した。

アイナスターがMCで、「今日遊び人のみなさんの顔がすごくよく見えて、タオルをすごく回してくれたり、コントで少しニヤニヤして見てくれていたり、今日が楽しいと思えるのはみなさんのおかげです。楽しかった分、終わるのが寂しいです。私は、ちょうど1月にお向かいさんのO-WESTさんで行われたGANG PARADEの再始動ライヴを見学に行かせてもらっていたんですけど、めちゃくちゃワクワクしました。なんとそこから半年経って、自分がそこにいました。びっくり。大家族すぎる大家族、ワクワクしたパレードの続きにいることがすごく嬉しいです。今日でツアーは一区切り迎えるんですけど、夢は大きくこれからもパレードを続けていきます。これからも遊び人の皆さんと一緒にパレードを続けていきます。最後の最後までよろしくおねがいします!」と語ると大きな拍手が起こった。

そして、ギャンパレのメジャー1stシングル曲「ブランニューパレード」、前身グループ・プラニメ時代から歌い継がれる「UNIT」、メンバーが手を繋ぎジャンプしながら〈続きはもっと大勢で見ていきたいな〉と歌う「CAN’T STOP」を披露し、テラシマユウカの掛け声に合わせて全員で挨拶をし、本編は幕を閉じた。

鳴り止まないアンコールの拍手に応えて登場した13人。キャ・ノンがMCを行った。

「あと少しでライブが終わってしまうのかとすごく寂しくて、帰りたくなくなるくらいライヴをしている時間が、みんながいてくれる時間が大好きです。遊び人がいて、GANG PARADEがいてできる遊び場が世界で一番楽しいんだぞと自慢に思っています。みなさんにとっても、そうであってくれたら嬉しいと思っています。ツアーを回って、その土地以外から来てくれる人もいて、本当はその人のいる場所にいってライブをしたいと思っていて。いまはできないけど、絶対売れて会いにいくので待っていてください。私は強欲なので、みんなの笑顔をずっと見ていたいです。GANG PARADEが、なにがあってもみんなのことを笑顔にしていくので、続きを一緒にみにいってください。今日は本当にありがとうございました!」

そして、「Period」へ。サビでメンバー3人が入れ替わりステージ中央でユニゾンで力強く歌う姿、その中心にいるココ・パーティン・ココの伸びのある歌声が芯を持って響く。最後は、プラニメ〜POP〜GANG PARADEへとグループ名やメンバーが変わろうとも絶えずに歌われてきた「Plastic 2 Mercy」。エレクトロで低音が響くドロップでジャンプをしながら手を振りより遊び人との一体感はピークを迎えた。

遊び人たちの拍手が鳴り止まない中、ユアがメンバーを代表して感謝を述べ、秋に新たな全国ツアーを開催することを発表。「みなさん、私たちに会いに来てくれますか?」と投げかねると、さらに大きな拍手が起こった。そして、「以上、私たちエンジョイプレイ、みんなの遊び場、GANG PARADEでした! ありがとうございましたー!」と、全力で感謝の気持ちを述べて13人はステージを後にした。

取材&文:西澤裕郎
写真:外林健太

〈THE GREATEST SHOW TOUR”HIGH HOPES”〉
2022年7月12日(火)@東京・Spotiffy O-EAST

セットリスト
1. PARADE GOES ON
2. BREAKING THE ROAD
3. Happy Lucky Kirakira Lucky
4. GANG PARADE
5. イミナイウタ
6. お願い
7. pretty pretty good
8. マジ神
9. BRIGHT FUTURE,YOUR SMILE
10. RATESHOW
11. 少し大人になって
12. LOVE COMMUNICATION
13. シグナル
14. FOUL
15. LAST
16. ブランニューパレード
17. UNIT
18. CAN’T STOP
En.1. Period
En.2. Plastic 2 Mercy

GANG PARADE オフィシャルサイト:https://www.gangparade.com/

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