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【GANG PARADE 短期集中連載 Vol.3】キャン・GP・マイカ編「常に憧れられる存在でありたい」

StoryWriter

「みんなの遊び場」をコンセプトに活動するWACK所属の13人組アイドル・グループGANG PARADE(以下、ギャンパレ)の1人1人のパーソナルに迫る短期集中連載がスタート。毎回1人ずつ、どんなファッションを好み、どんな音楽や漫画やゲームなどに影響を受けてきたのか、ギャンパレでの歌詞や振り付けについてなど、これまでの単独インタビューとは違った切り口からメンバーに迫る。

第3回は、GANG PARADEに2016年10月に加入したキャン・GP・マイカに、これまでの髪型の変遷から、彼女の代名詞でもあるダンスのこと、そして小さい頃から大好きだったというアイドルのことなど、ざっくばらんに話を聞いた。インタビュー内でも話題に出てくるように、その見た目とはギャップのある話し方や、雰囲気なども感じてもらえたら幸いです。

取材&文:西澤裕郎
写真:まくらあさみ


も〜う!私の枠どこ!って感じですよ(笑)

──マイカさんは最近、少しずつ髪型が変わったりしていますが、最近はいろいろ試している時期なんでしょうか?

前髪風な髪の毛を一瞬作ったんですけど、面倒くさくなって最近は流しています(笑)。

──デビュー当時は前髪パッツンでしたよね。あらためて、髪型の変遷を聞かせてもらえますか?

最初はパッツンで加入して、アヤ(・エイトプリンス)がレンタルトレードしていた時期ぐらいのとき前髪を流し始めたんです。渡辺(淳之介/WACK代表)さんからずっと地下アイドルみたいだって言われていたのと、衣装の外林(健太)さんから流してみればって言われたのがきっかけで。自分的にも地下アイドルみたいって言われているのが嫌だったから、ちょっと空気を変えたいなと思って流し始めたんです。

──そういうきっかけがあったんですね。

アヤのトレード解消の儀を行った両国国技館のときバッサリ切ってボブにして、それが人生初ショートだったんです。そのときは、ずっと同じ髪の毛だったので、それにシンプルに飽きちゃったのと、ガラリとイメージを変えたくて切りました。そこから伸びたり、切ったりの繰り返しなんですけど、どう見られたいとかっていうより、自分のその時の気分でやっていて(笑)。あと衣装によって、こっちのが合うかなみたいな感じで髪型は変えています。

──最近、前髪があったときもありましたね。

13人体制になって初めてのアー写撮影の前にふんわり前髪みたいなのを作ったんですけど、未だにファンの人たちから喋りづらいって言われることがあって。実際に話してみたら話しやすいんだけど話しにいくまでに勇気がいりましたって未だに言われるんです。ちょっとつんってしてるイメージがまだあるのかなあって。そんなことまったくないのに!

──たしかに、イメージとは真逆ですよね(笑)。

人って、前髪がなかったらちょっとクール系とか、長めだったらかわいい系とかってイメージに縛られているだろうと思ったので、ちょっと前髪を作ってやろうと思ったんです。あと、雰囲気もちょっとマイルドにしたいなって思って作って。そしたら……ちょっとだけ特典会に来てくれる人も増えました(笑)! ちょっとだけど。

──それがきっかけで初めて特典会に並んでくれた人もいたんですね。

おでこにかかるちょっとした毛だけで印象が変わるんだってびっくりしました。それだけでも、かわいいって言われて。なんじゃこりゃ?! って(笑)。

──マイカさんは、綺麗なお姉さんってイメージなので、緊張していけないだけの人も多いかもしれないですよ。

例えば、ココ(・パーティン・ココ)とかだといっぱい喋ってくれるってイメージがあると思うんですよ。実際、めっちゃいっぱい喋るんですけど(笑)。逆に私は、自分から喋るイメージが外に広がってないというか。

──どちらかというと、本当はおバカキャラですよね(笑)。

そうなんですよ! それが私の力不足で広がりきっていない。

──それぐらい綺麗に映っているということなんだと思いますけど。

これまでビジュアル担当とか、「キャンマイかわいい」とかってやってきたのに、本当に可愛いメンバーが増えちゃって。も〜う!私の枠どこ!って感じですよ(笑)。

──しかもギャルまで入ってきて(笑)。

そうですよ! 明るくて馬鹿なのが取り柄だったのに、全部みんな持ってっちゃう(笑)。

──StoryWriterではいつも私服で撮影させてもらっているので、普段の洋服のポイントだったりどんなものが好きかみたいなところも教えていただけますか。

SNSでコーディネートを載せたりはあまりしていないんですけど、自分の身だしなみに関わることは好きで。でも、おしゃれかと言われたら、自分ではわかんない(笑)。仲のいいお店の店員さんに選んでもらったりしているので一応最先端のものを着ていたりはすると思うんですけど、自分が優柔不断で最終的に決められなかったりするから、いまでも買い物もパパと行ったりするんです。でも、こだわりはあるっちゃあります。

──どういう部分にこだわっているんでしょう。

私服は、基本黒が多いかもしれないです。あと、ちょっと形が変わっているとか、痩せて見えるとか。でも、みんながあまり着てなさそうな服を着るのが好きです。かぶるのが好きじゃないんですよ。お揃いにしようってするのはいいんですけど、街を歩いていてなるべく被らない洋服を選んだりしています。あと同性にも好かれたいなって気持ちはずっとあって。私もずっとアイドルが好きなので、インスタとかを見て「あの子が着てたから着たい!」とか、そういうのにめっちゃ憧れるんですよ。

──ネイルには、どんなこだわりがありますか?

いまは、黒に見えるんですけど、角度によっていろんな色に見えるようなものにしてもらっていて。基本的に私服もアクセサリーやネイルも、かわいすぎない、ちょっといい女感が出るようなものが好きです(笑)。

「ママ頑張るよ!」って気持ちですね

──マイカさんが、アイドルを好きになったきっかけってなんだったんでしょう?

私が生まれたときから身近な存在だったんですよね。お父さんとお姉ちゃんがアイドル好きでライブに行っていたから、私も幼稚園のときからいろいろなコンサートに連れていってもらったり、様々なアイドルの番組が地上波でやっていたので、アイドルが日常みたいな感じで。なので小さい頃からずっと好きですね。

──特に好きだったグループとかアイドルの子はいましたか。

ハロープロジェクトが大好きで、めっちゃちっちゃいときは矢口真里さんが大好きでした。あと藤本美貴さんめっちゃ好きで。そこからハロプロも変遷があったり、私もどんどん成長して推しが変わったりはしているんですけど、超原点は矢口真里さんです。ミニモニとかを見て、すごくかわいいと思ったし、私もなりたい!って気持ちで見ていました。

──マイカさんが好きになるアイドルに共通項みたいなものはある?

最近、自分は完璧な子は推しにならないんだなってことに気づいて。ビジュアルはピカイチだけどちょっと抜けているとか、歌割りが少ないけど頑張っているとか、パフォーマンスはめっちゃ全力とか、そういう子に惹かれますね。

──ギャップみたいなものがあるというか。

あと、原石系の美少女が好きです。ノーメイクでも溢れる透明感みたいなものを持っている子が好きで。一番最初に推すポイントはそこですね。やっぱり、自分にないものを持っている子を好きになるのかなって。透明感だったり。

──マイカさんにないとは思わないですよ。

もうないんですよ! 本当に(笑)。あとは、最近行けていないですけど、チェキ会だったり握手会の対応で決めたりとかもします。また会いたいってなるかどうか。そこは見習いたいところですね。

──いまギャンパレの活動が忙しいと思うんですけど、どんなに忙しくてもプライベートで絶対に欠かさないでやることってありますか?

お家の掃除と、茶豆(※飼っている犬の名前)の散歩、YouTubeを見る……あと最近は毎日ヤクルトを飲む!

──ヤクルト1000ですか?

はい! でもヤクルト1000が売ってないときもあるんですよ。そしたら普通のヤクルトを2本ぐらい飲めば同じなんじゃないかってことに気づいて、最近2本ぐらい飲んでいます。

──あははは。一緒かはわからないですけど。

いいこと思いついたと思ってやってますね(笑)。

──家の掃除を欠かさずやるぐらい綺麗好き?

綺麗好きで、仕事が終わって帰ったときだったり朝起きたときに家のビジュアルが保たれているのがとても気持ちいいと思うんです。A型だし。だから結構掃除はしますね。

──モノもそんなに多くない?

元々あまりモノを捨てられない性格だったんですけど、最近は絶対使わないから捨てるとか、誰かにあげるようにして居心地の良い空間作りを重視しています。

──優柔不断でなかなか決められない性格って言っていましたが、どうして捨てられるようになったんですか?

モノが溢れすぎて、お部屋のビジュアルが保たれないことの方がストレスになっちゃったんです。あと、茶豆くんが家にいるから、床にモノを置いてあったりすると食べちゃったりするんで、多分そういうので変わりました。

──茶豆くんを飼ったのは大きく影響を与えている?

大きいかもしれない。自分以外の命なので、もう1児の母みたいな生活です(笑)。自分がしっかりしないとダメじゃないですか。毎日何回も水を換えたり、ご飯をあげたりとかしていて。過保護にしすぎてご飯自分で食べなかったりするんで、食べなさいってしつけをしたり。

──本当にお母さんみたいですね(笑)。

うんちをした後、すぐ片付けないと食べちゃったりするんで。そういうのをちゃんとやってます。朝からお仕事のときは夜帰ってきてからお散歩に行ったり、夕方からのときはお昼に行ったり、雨降っちゃった日は雨だから無理だよって言ってお散歩行けなかったり。「ママ頑張るよ!」って気持ちですね。子がいる母は強いって言うので(笑)。

私、ファンの人のことが本当に好きなんですよ

──マイカさんといえば、ギャンパレのダンスと振り付けってイメージも強いですが、いつぐらいから、どういうきっかけでダンスは始めたんでしょう?

幼稚園ぐらいで新体操を始めて、そこから9年ぐらいやっていました。それと並行して小学生低学年頃に近所の公民館でやっていたダンス教室に行ったら楽しくて。親友と一緒に通っていました。高学年になるにつれてスケジュールも難しくなってきて、どっちを取るかってなってダンスを取って。そこから学生時代はダンスばかりって感じで、学校の部活動でもダンスをやって、放課後は外部のダンススクールに通うって日々でしたね。

──そこまでのめりこんだダンスの魅力って、どういうところにあったんでしょう。

元々人前に立つのは好きで。小学校の頃とか、お遊戯会だったり学芸会も主役をやりたかったり。あと、ちっちゃいときからアイドルが好きだったから、いろんなオーディションを受けたりしていたんですけど歌詞が覚えられなくて。それでダンスにシフトチェンジしたのもあります。マイケル・ジャクソンもすごい好きで。この前、メンバーから言われて気づいたんですけど、普通にアイドルの曲とかも聞くけど、マイケル・ジャクソンの曲もめっちゃ聞いていたんですよ。それが結構変わっているよねって。

──マイカさんの作る振り付けは、そういう影響を受けてきたものがベースにある?

そうですね。ダンスにも流行りがあるので最近の流行を踊れって言われたら多分踊れないんですけど、ダンス漬けで過ごしてきたときの振りが下敷きになっていると思います。

──実際に、どういったダンスとか振り付けが影響にあると思いますか?

基礎の部分はもちろんなんですけど、マイケル・ジャクソンとか、EXILEさんのスクールに通っていた時期もあったので、そこで学んだこととかも反映されていると思います。どっちかというと、女の子チックというより男性の振り付けに影響を受けているかもしれないです。

──いろんな曲がありますが、マイカさんらしさが反映されているギャンパレの楽曲をあげるとしたら?

えー! ダンスと振り付けってちょっと違うのと、特にギャンパレは見ている人も一緒に手を挙げて楽しめることを重視で作っていたりするんですけど、「Dreamer」はすごく好きですね。あとは「POISON」。メンバーと一緒に久しぶりに「POISON」の映像を見たら自分たちがすごいことをしていたみたいに話題になって。いま踊れって言われたら踊れないかもしれないって。いろんな人から振りが格好いいって言ってもらって、すごく嬉しかった曲ですね。

──ちなみに、どのようなプロセスで振り付けは作られているんでしょう。

私はどっちかというと音重視というか、振り付けというよりはダンスっぽいというか。みんなで一緒にやるよりは、見て楽しんでもらう系の振りを好き勝手詰め込ませてもらっていたりもして。例えば、「イミナイウタ」とかも、今あれを作れって言われても作れないような意味がわからないダンスができたなって思います。

 

──最初の話に戻りますが、この記事を読んでいる人で、マイカさんに興味を持っているけれど一歩を踏み出せていない人に伝えたいことはありますか?

何だろう。本当に優しいと思います、私。何でも受け入れます。ふふふふ。私、実はTwitterも結構見ていて。エゴサーチもしているんですけど、いいねはしていないんですよ。それには理由があって……ここで多くは語らないですけど、バカはバカなりに考えてるんで。ふふふふ。私、ファンの人のことが本当に好きなんですよ。

──マイカさんの中での美学があって活動しているわけですよね。

私が好きなアイドルは正統派アイドルが多くて。自分がそうなろうとは思っていないけど、常に憧れられる存在ではありたいなって気持ちがあるんです。そういう意味では、ちょっと握手に行きづらいっていうのはブランディングに成功しているのかもしれないですけど……実際はちょっとマイナス(笑)。

──あははは。ぜひマイカさんに話しにきてほしいですね。

話しに来てくれたら、とても嬉しいなって思っています。


GANG PARADE 短期集中連載 一覧

Vol.1 ヤママチミキ編「1人ぐらいは自分のことを必要としてくれる人がいるんだよ、って伝えたい」
Vol.2 ユメノユア編「自分を救ってくれた、支えてくれたのは音楽だった」


■リリース情報

GANG PARADEメジャー4thシングル『Priority』
2022年11月16日(水)リリース
価格:1,100円(tax in)
品番:WPCL-13427
収録内容:
1. Priority
2. MELT

購入リンク:https://GANGPARADE.lnk.to/4thSG

メジャー4thシングル「Priority」
9月19日(月)各配信サイトにて配信開始
https://gangparade.lnk.to/Priority

■ツアー情報

〈EVERYTHING MUST GO TOUR〉

2022年10月8日(土)@福岡 DRUM LOGOS
開場/開演 16:00/17:00
お問い合わせ:BEA 092-712-4221

2022年10月17日(月)@大阪 BIGCAT
開場/開演 17:30/18:30
お問い合わせ:サウンドクリエーター 06-6357-4400

2022年11月2日(水)@宮城 Rensa
開場/開演 17:30/18:30
お問い合わせ:G/I/P https://www.gip-web.co.jp/t/info

2022年11月10日(木)@東京 Zepp Haneda
開場/開演 17:30/18:30
お問い合わせ:KM MUSIC 045-201-9999

■イベント詳細

〈Even without BiSH, this is WACK〉
2022年11月23日(水祝)@千葉 幕張メッセイベントホール
時間:Open/Start 13:30/14:30
出演:ASP/BiS/ExWHYZ/GANG PARADE/豆柴の大群
[問] KM MUSIC 045-201-9999

料金:【通常チケット】全席指定 7,000円(税込)(入場時にドリンク代別途必要)

WACK 公式WEBサイト:https://www.wack.jp/

オフィシャルサイト:https://www.gangparade.com/

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