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【LIVE REPORT】WAgg活動終了、代官山UNIT公演で示した素晴らしき未来への一歩

StoryWriter

WAggが2022年10月18日(火)、ワンマンライヴ〈WAggの素晴らしき未来〉を東京・代官山UNITで開催した。本公演を持ってグループの活動終了が発表されており、チケットはソールドアウト。また、本公演の様子はニコニコ生放送で中継された。

WAggは次世代のアイドル育成を目指し、活動するプロジェクト。レッスンや実際のライヴ活動を通して実績を積み、WACKグループへの昇格や、新グループ結成に起用されてきた。これまで、ナルハワールド、キラ・メイ、アイナスターがGANG PARADEへ昇格、ハナエモンスターが豆柴の大群のメンバーとしてデビューするなど、数々の実績を残している。

現在のメンバーはア・アンズピア、愛、サアヤイト、YUiNA EMPiRE、ベル・ナルドの5人。10月13日に突如、本公演をもってグループの活動終了が発表され、オフィシャルサイトでは、「それぞれのメンバーの将来にとって一番良い形が何か」を踏まえ、活動終了することになったと発表された。

ライヴの会場には平日の夜にも関わらず満員の新米(※WAggファンの総称)たちが詰めかけ、5人のライヴを見守った。同公演の様子をレポートする。


WAgg、4年間の集大成を飾るラストライヴ

5人が登場し、「改めまして、私たちWAggです。よろしくおねがいします!」と全員で挨拶をすると、初期BiSの代表曲でアイドルソングのアンセム「nerve」で明るくライヴがスタート。サビでの海老反りダンスでは新米たちも一緒になって踊り、のっけから会場の温度があがった。続けてBiSHの「GiANT KiLLERS」、GO TO THE BEDSの「現状間違いなくGO TO THE BEDS」と疾走感あふれる楽曲を3曲続けて披露した。

「改めまして、私たちWAggです。よろしくおねがいします!」と全員で挨拶をし、1人ずつ自己紹介。アンズピアが「WAgg、ありったけの愛と感謝を最後まで精一杯新米のみなさんにお届けします。今日は最後までよろしくおねがいします」と丁寧に言葉を紡ぎ、2期BiSはじまりの楽曲「BiSBiS」へ。続けて、GANG PARADEのメジャーデビュー曲「ブランニューパレード」、EMPiREの代表曲「Buttocks beat! beat!」、GANG PARADEの代表曲「Plastic 2 Merry」とWACKグループにとっての節目の楽曲を披露していった。

MCでは、「ありがとう選手権」をしようとベル・ナルドが提案。感謝の気持ちをそれぞれの方法で新米に伝え誰が一番グッドだったかを判断してもらうというもの。YUiNAはシンプルに「ありがとう!」と言葉を伝え、アンズピアは歌と振り付けで可愛らしく感謝を伝えた。ベル・ナルドはステージ脇から生声で「ありがとうーーー!」と叫び、愛は「ありがとう、かける100だよ、ありがとう」と川柳式に感謝を伝えた。最後にサアヤイトは新米の手拍子に合わせて西野カナの「Best Friend」を歌うなどして感謝を示し、結果、全員を讃える新米たちの拍手が会場を包んだ。

続いてGANG PARADEの前身グループPOP時代のシングル曲「QUEEN OF POP」、EMPiREの楽曲「S.O.S」、2期BiSの楽曲「ロミオの心臓」、EMPiREの楽曲「Black to the dreamlight」とミドルテンポやしっとりした楽曲でまた違った表情を見せた。

YUiNAが「本日はWAggのラストライヴに来てくれてありがとうございます。WAggは結成して4年目を迎えました。人生の中のほんの一部かもしれないけど、あなたの人生の一部にかかわることができて本当にうれしく思います。最後まで、私たちらしく精一杯届けさせてください」と感謝を語り、PARADISESの楽曲「PARADISES RETURN」、YUiNA EMPiREとWAggから昇格したウルウ・ルが所属していたCARRY LOOSEの「にんげん」をパフォーマンス、最後は初期BiSのラストシングル「FiNAL DANCE」を披露し本編は幕を閉じた。

鳴り止まない拍手に、ステージ脇から気合いを入れる声が聞こえ、5人が再登場し、BiSHの楽曲「beutifulさ」を披露。新米たちとともに両手を天に突き上げて一体感を生み出した。そして1人ずつ挨拶をした。

愛「今日までこうしてWAggとして覚悟を持って活動してこれたのは、ライブにきてくださるすべてのみなさんがいたから続けてこられました。本当にありがとうございます。WACKに所属して活動してきた日々は、毎日WAggでヘンテコなことをしたり、憧れの先輩と大きなステージに立たせてもらったり、本当に夢のような濃密な時間でした。本当に本当にたくさんのことを学べたし、大切なメンバーにも出会えました。この経験は人生の大切な宝物になると思います。そして、みなさんとライブで感じてきた経験は一生の大切な宝物です。全然まだまだ諦めたくないです。ここでみつけた夢の続きを見れるように、素晴らしい未来をみつけられるよう、次のステージでもがんばりたいなと思っています。いつかまたみなさんに出会えますように。4年間本当にありがとうございました! 最後に愛の大好きな一発芸をやっていいでしょうか? さらりとした右折♪ ライヴハウス超最高です! ありがとうございます!」

ベル・ナルド「今日ライヴをしていて、WAggの曲で新米のみなさんと一緒に過ごせる空間が大好きで本当に楽しいと思いました。約1年半、空回りして失敗することもあったし、研修生としてスタートに立てず悔しいこともあったんですけど、本気でやったら本気で返ってくるってことを知ることができました。今日みたいにみなさんが会いにきてくれて、一緒に過ごせることが、この時間があるならもっと続けたい、まだできるって諦めず進んでこれたと思っています。WACKのアイドルとしてもっと大きいステージに立ちたいと思って過ごしてきた1年半がこれからの自分の力になると思います。これだけは諦めたくないってものをここで見つけることができました。その気持ちをずっと大切にしたいと思えるくらい必死になれた時間だと思っています。景色も感じたことも全部忘れたくないです。根拠のない自信を持って、変化を求め続けて変わり続けていきたいと思います。今日は本当にありがとうございました」

YUiNA EMPiRE「私はWAggに所属してもらって、4つのグループで歌わせていただきました。誰よりも応援しづらいメンバーだったと思います。それでも一緒に乗り越えてくださったみなさん、新米のみなさんの存在が一番の活力になって、諦めずここまで来れました。私は公開とか失敗とかたくさんしてきてしまったけれど、だからこそ巡り会えたみなさんやメンバーがいて、いままでの経験すべてを誇りに思っています。私はWACKの音楽を通して、いろんな感情を共有しあうライヴが本当に幸せでした。これからもWACKもライブもみなさんのことも大好きでいたいです。関わってくれたみなさんの幸せを心から願っています。本当に本当にありがとうございました」

サアヤイト「私はこの4年間、同じ夢を追い続ける仲間と全力でがんばってこれて、一緒に歩んできた楽曲があって、すごく幸せでした。でも幸せなことばかりでなく、苦しくてどうしようもないときもあったんですけど、そんなとき新米のみなさんが応援してくれたこと本当に心強かったです。本当にありがとうございました。改めて今日でWAggは終わります。でもWACKは続いていくし、地球は終わらないし、私たちはまだまだ人生があります。今日が終わって、明日がくると思います。明日がきたときに私たちにあるのは4年間ライヴをしてきたことと、いまを超えていく未来だけです。これからの私たちの未来をどうか応援してくれると嬉しいです。今日は本当にありがとうございました! 最後に私はWAggもWACKも新米も大好きです。本当に4年間、ありがとうございました!」

ア・アンズピア「新米と会えた4年間は生きる活力でした。出会いと別れがつきもののなか、新米のみなさんと一緒にライヴを作り上げる空間で、ものすごく生きている心地がしました。こんなにも感情と愛情をすべて注ぎ込んで無我夢中になれたのは、みんなと出会って、叶えたい夢がWACKにいっぱい詰まっていたからです。いつからか私の生きる理由は大好きな人たちの生きる活力になりたいということでした。最高に幸せな人生を歩んだと自分に自信を持って言えます。あなたたちも私と出会って、全部ひっくるめて最高だったと思えたと笑えて話せたら、その人生は素敵なものだったのかなと思います。今日までずっと考えないようにしていたことがありました。考えちゃったらきっと胸がいっぱいになって苦しくなると思ったから。でも、いまステージに立って、音楽と触れてライヴをして、みんなといっぱい感情を共有していたら、私は確信したことがありました。私はやっぱりWACKの音楽も新米のみんなもWAggもすごい大好きだなと思いました。4年間、素敵な時間を奇跡のような時間を、忘れられないライヴを、WAggメンバーと新米のみなさんに出会えたこと、これからの活力になります。WAggに関わってくれたすべてのみなさん、こんなにクソ生意気な自分の面倒を見てくださり、本当にありがとうございました。そして、大好きな新米のみなさん、今日までWAggをたくさん愛してくれてありがとうございました!」

最後にアンズピアが「泣いても笑っても次がWAggの最後の曲です。とびきりの笑顔をください。最後、一緒にたのしんでいきましょう!」と力一杯叫び、最後は、WAgg唯一のオリジナル楽曲「WAggの素晴らしき世界」を全身全霊でパフォーマンスし、WAggの4年間の活動は笑顔で幕を閉じた。

■セットリスト
挨拶
1. nerve
2. GiANT KiLLERS
3. 現状間違いなくGO TO THE BEDS
4. BiSBiS
5. ブランニューパレード
6. Buttocks beat! beat!
7. Plastic 2 Merry
8.QUEEN OF POP
9.S.O.S
10.ロミオの心臓
11. Black to the dreamlight
12. PARADISES RETURN
13. にんげん
14. FiNAL DANCE
EN1. beutifulさ
EN2. WAggの素晴らしき世界

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