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【LIVE REPORT】ExWHYZが初ライヴで魅せた新しいスタイル、全国ツアーを仙台GIGSでスタート

StoryWriter

突如解散したEMPiREのメンバー6名により結成された新グループExWHYZ(イクスワイズ)が、全国ツアー「ExWHYZ First Tour xYZ」の初日公演を2022年11月3日(木・祝)、宮城県SENDAI GIGSにて開催した。

11月2日にリリースした1stアルバム『xYZ』を引っ提げてのExWHYZとしての初ワンマンライヴ。チケットはソールドアウトし、会場には満員の観客たちが詰めかけた。

開演直前に影アナでmahoが会場での注意事項をアナウンスし、定刻になり暗転すると大きな拍手の中、yu-ki、mayu、mikina、maho、now(※midorikoは持病の悪化により活動休止中)が登場。EMPiREの楽曲「Have it my way」のイントロが流れ、「元EMPiREです。よろしくおねがいします!」というmahoの一言とともに、元EMPiREがオープニングアクトとしてライブを行った。

「Buttocks beat! beat!」リリース時の衣装に身を包んだ5人は、「今日はExWHYZのツアー初日ということで、その前に私たちが仙台を熱く盛り上げようと思いますので、短い時間ですがよろしくおねがいします!」とEMPiREの楽曲を4曲披露。「このあともExWHYZのライヴをお楽しみください」と会場を暖めてステージを後にした。

しばらくしてWACK代表の渡辺淳之介がステージに登場。WACKグループの初ライヴでは恒例の3箇条の発表が行われた。

ExWHYZ 3箇条
1. ExWHYZのファンの総称は“マスター”です。
2. 写真撮影はOK。動画の録画、録音は禁止となります。
3. ダイブ・リフト・サーフは禁止となります。その他は社会情勢に鑑みて自由とさせていただきます。

「ExWHYZ初めてのツアー、今日のために準備してきました。記念すべき初ライヴ楽しんで帰ってください。よろしくおねがいします!」と、渡辺は挨拶をしステージを後にした。

しばらくの間をおいて、青をベースにワンポイント黄色が差し込まれたアートワークと連動した衣装を身に纏ったExWHYZの5人が登場。初ライヴの幕が切って落とされた。

ここからはツアーが始まったばかりということもあり、セットリストや詳しい楽曲については触れずに書いていこうと思うが、前評判通りのドープなダンスミュージックをベースしつつ時よりバラード曲などが組み込まれていくスタイルで、サウンドメイキングに圧倒的にこだわり抜いているライヴとなった。前座の元EMPiREと比較すると圧倒的に音量は大きく聞こえるが、心地よい耳障りかつ身体への音の振動がダイレクトに伝わってくる。

また印象的なのが、メンバーが何度も「自由に楽しんでいこう」とマスターたちに投げかけていたことだ。mayuは「一緒にフリをするのもよし、なんでもありのライブです。それぞれが自分の楽しみ方で自由に楽しんでくれたら嬉しいです。あなたの楽しみ方で最後までよろしくおねがいします」と語りかけた。WACKのグループは振り付けでメンバーと一緒に手を挙げることのできる振り付けをすることが多いが、あくまでも自分のスタイルで音楽を楽しんでほしいと強調しているのもExWHYZならではだ。

初ワンマンにして新曲を披露したのもExWHYZらしい。「次やる曲はガヤコンビが活躍する曲です」とyukiとmikinaがサビで「イエーイ」「フー」と飛び跳ねる様を笑顔で説明するなど、EMPiREからメンバーの明るいキャラクターが踏襲されているのも嬉しい。mikinaが「ExWHYZの楽曲が電車の発車メロディに起用されるのが夢」と語り、他のメンバーがそれに乗っかりツッコミを入れたりするのも微笑ましい光景だった。

アンコールではmayuが代表して挨拶をした。

「今日やっとExWHYZとしての第一歩を踏み出せました。最後のチャンスだと思っているし、自分を別人にしないといけないと思って、どうしようと考えていくうちに塞ぎ込んでいくような時期があったんですけど、アルバムを作っている中で、ライブを準備している中で、考えるのはいつもみんなのことでした。そんな中、出来上がったアルバムは、みんながいてこそのものだなと改めて思えて。だからみんなを大事にしたい気持ちはずっと変わらずに、目の前にみんながいてくれているんだと安心しました。

ExWHYZで挑戦していく中で、今まで見せられなかった新しい一面に気づけたりしてできることが広がったなと思っています。覚悟を持っていろいろなことに挑戦していきたいなと思っています。これからどうなっていっちゃうんだろうとポジティブだけじゃない気持ちで来てくれた方もいると思うんですけど、まだアルバムが出る前にチケットを買ってくれて、実際足を運んでくれたみんなには感謝の気持ちでいっぱいです。本当にありがとう。

そんなみんなと一緒にもっと楽しい時間を共有できるよう、愛を持って向き合っていきたいと思います。最後はアルバムには入っていない曲があるんですけど、みんなに聴いてほしいので聴いてください」

アンコールで披露されたのは、重いビートをベースにサビでウワモノが華を添る、全面に歌が前に出たExWHYZなりの歌モノだった。

「次はdoriちゃんも一緒に、6人で仙台のみんなに会いに来ます。今日はありがとうございました」と全員で挨拶をし、ExWHYZの初ワンマンは大きな拍手の中で大団円を迎えた。

ツアーは2023年1月12日(木)のZepp DiverCity(TOKYO)まで続いていく。

取材&文:西澤裕郎
写真:外林健太


■ツアー情報

ExWHYZ First Tour xYZ
2022年11月3日(木祝)@仙台GIGS
2022年11月11日(金)@KT Zepp Yokohama
2022年11月12日(土)@新潟Lots
2022年11月20日(日)@Zepp Fukuoka
2022年11月22日(火)@Zepp Haneda
2022年12月2日(金)@Zepp Sapporo
2022年12月17日(土)@広島BLUE LIVE
2022年12月18日(日)@高松Festhalle
2022年12月23日(金)@Zepp Osaka Bayside
2022年12月25日(日)@Zepp Nagoya
2023年1月12日(木)@Zepp DiverCity

ExWHYZオフィシャルHP: https://www.exwhyz.jp/

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