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“カレーの曲しか歌わない”かりぃーぷぁくぷぁくが新曲MV公開、南インドのカレー・バナナリーフミールスのバッグ片手に全編渋谷ロケ敢行

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カレーを愛し「カレーの曲しか歌わない」ジェンダーレス・エイジレス・アーティストかりぃーぷぁくぷぁくが、新曲「パンが無ければナンを食べればいいじゃないのよ」を11月20日にリリース、同楽曲のMVを公開した。

かりぃーぷぁくぷぁくは、性別・年齢にとらわれないジェンダーレス・エイジレスアーティストで、歌唱するすべての楽曲の作詞を担当、全曲カレーやスパイスに因んだ歌にするという縛りで音楽制作活動を行っている。特技はWEBデザインができることで、自分自身の公式サイトのデザインも担当している。

同MVでは、90年代渋⾕系の雰囲気を⾊濃く踏襲しつつ「渋⾕は夜の8時 どこもあいてない」という緊急事態宣⾔下の渋⾕を描いており、バナナの葉の上に盛り付けられた南インドのカレー「バナナリーフミールス」のバッグを片手に全編渋谷ロケを敢行している。

 

なお「パンが無ければナンをたべればいいじゃないのよ」は、スウィンギンなビートとスキャットはフリッパーズ・ギターへの、歌詞やビジュアルはピチカート・ファイヴへのオマージュ。その背後には90年代渋谷系ムーブメントと現代のスパイスカレーブームの広がりが似ているからというメッセージが隠されているとのこと。


■『パンが無ければナンをたべればいいじゃないのよ』楽曲紹介
スウィンギンなビートとスキャットはフリッパーズ・ギターへの、歌詞やビジュアルはピチカート・ファイヴへのオマージュ。こんなにも渋谷系を意識するのは、その背後に90年代渋谷系ムーブメントと現代のスパイスカレーブームの広がりが似ているから、というメッセージが隠されている。日本に南インドカレーのジャンルを根付かせたエリックサウス総料理長イナダシュンスケ氏はラーメンとカレーを対比させ、次のように語る。「ラーメンにおいてはいわゆる中華そば的な醤油ラーメン、つまり日本人がまずイメージするラーメンらしいラーメンがその中心部分に確固たる地位を今だに築いているのに対し、スパイスカレーは日本のカレーの中心にあるドロっとしたルーのお家カレーや欧風カレー、あるいはらっきょうや福神漬けといった古典的アイテムからなるべく離れようという遠心力も同時に備えている(出典:カレーZINE vol.2『カレーの境界線』)」あくまで国内志向のこれまでの日本の歌謡曲をラーメンだとすると、内側よりも外側に目を向けた、すなわち洋楽志向である渋谷系は、南インドやベンガル料理をルーツとすることを名乗りたがる最近のカレーに酷似している。昭和のねっとり感からできるだけ離れシャバシャバな口当たりを目指すところも似ているし、かつてはレコード屋を巡っていた熱気を帯びた音楽ファンの動きは現代のカレーマニアの動きに還元される。これらの背景を踏まえ、「カレー≒渋谷系」であることを伝えたいとの願いがこの曲には込められている。

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