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【密着レポート】GANG PARADEがトークにライヴにマネキンに!? タワレコ渋谷店を1日ジャックした「ギャンパレ衣装大展示会」を徹底レポ

StoryWriter

GANG PARADEが2023年8月27日(日)、『ギャンパレ衣装大展示会』をタワーレコード渋谷店にて開催した。

このイベントは、「ギャンパレ衣装総選挙」上位7種類の衣装を着用したFC限定ツアー〈津々浦々愚連隊大行進 ~百鬼夜行~〉を経て開催されたもの。FCツアーにてメンバーが実際に着用した7種類全91着の衣装展示に加え、衣装とともにギャンパレの歴史を語る4回のトークイベントや2回のミニライヴが実施された。さらにメンバー予想で第1位に輝いたユメノユアの初ソロライヴもありと、盛りだくさんの内容となっており、衣装展示スタート直後からカメラを持った多くの遊び人(ギャンパレファンの総称)が集まり賑わった。その様子をレポートする。

12:00~ 衣装展示「GANG 2」

衣装展示は、3F、4F、6F、7Fにて行われた。早速3Fに行ってみると、そこにはナルハワールドとテラシマユウカが、ヤママチミキの衣装を着せたトルソーと共に立っていた。どうやらトルソーが足りない、ということでマネキンとして参加したようだ。訪れた遊び人が写真を撮影しては通り過ぎていく。視線を合わせるわけでもなく穏やかな表情で立っている2人。その背後では、「Träumerei」、この日EPから先行配信リリースされた「ソムニウム」、さらに未発表の新曲「Gangsta Vibes」がBGMとして流れていた。各階に展示された衣装を見ていくと、7Fには、月ノウサギ、キラ・メイが現れた。ソウル、クラシック、ワールドミュージックなどの音楽が販売されており外国人客も多い7Fフロアで、黙ったまま立っているアイドルを撮影するという、なんともシュールな光景が広がっていた。

13:00~ 衣装展示「GANG PARADE takes themselves higher!!」

13時からは総選挙で見事1位を獲得した「GANG PARADE takes themselves higher!!」の衣装が展示された。3Fにはヤママチミキ、キャ・ノンが参加しており「愚連隊行進」と描かれた衣装を着た2人はクルクル回ったりしながら遊び人の撮影に応えていた。7Fにはキャン・GP・マイカ、アイナスターが登場。無表情のマネキン風に立ってみたり、派手なポーズを取ってみたりと、サービス精神も発揮していた。インカメラで一緒に記念撮影する女性ファンの姿が目立っていた。

14:00~ ユメノユア ソロライヴ

14時からはB1Fにて、ユメノユアが初のソロライヴを行った。開場時間になると、遊び人が集まってステージ前をギッシリと埋め尽くした。イントロが鳴ると、ユアがステージに現れて、「みなさん、こんにちは! ユメノユアです! 短い間ですがよろしくお願いします!」とのひと言から歌い出したのは、「WE ARE the IDOL」。POPからGANG PARADEへ改名した2016年に第1弾シングルとしてリリースした、ユア自身の作詞による思いの籠った楽曲だ。熱唱すると大拍手。「今日は朝早くからありがとうございます! 1人でライヴをやるのが初めてなので不安だったんですけど、たくさん来てくれてとても嬉しいです。遊び人のみんながいるからGANG PARADEはステージに立てているし、今私もこうして歌わせてもらえます。いつも本当にありがとうございます!」と感謝。

「今回、ソロの曲を作ってもらいました!  KEYTALKの小野武正さんに曲の作曲とプロデュースをしてもらいました」と告げると、フロアからは「おおっ!」とどよめきが起こる中、「ミラージュ」と曲名を告げて歌い出す。パンキッシュなサウンドに乗せて次々とリリックを畳みかける序盤から一転、疾走感を増してエモーショナルに歌い上げるサビメロが印象的なロックチューンだ。間奏では「Hey! Hey!」とオーディエンスを煽るシーンも。さらにフロア後方では私服のメンバーたちが「ユアちゃん、カッコイイ!」と声を上げてバックアップしている姿もあった。終盤、右手を振り上げてステージ上を駆け回るユアに、「Hey! Hey!」と答える遊び人たち。大盛り上がりの中、初ソロライヴを終えた。「楽しかったです! ありがとう。機会があれば、みんなの前でもっともっと歌いたいですし、みなさんと一緒に遊べたらと思います! これからもよろしくお願いします! 今日は一日楽しんで行ってください!」と手を振りながら去っていくユアに大歓声が送られた。

ユメノユア ソロライヴ セットリスト
1. WE ARE the IDOL
2. ミラージュ

14:00~ 衣装展示「CHALLENGE the LIMIT TOUR」

7 Fでは、ユイ・ガ・ドクソンとキラ・メイがマントを纏った「CHALLENGE the LIMIT TOUR」の衣装を着て登場。遊び人のリクエストに応えて、ラーメンを啜るポーズも見せていた。3 Fには、ココ・パーティン・ココ、ナルハワールドが登場して、クールかつユニークなポーズをキメて楽しませていた。

14:45~トーク① ヤママチミキ、ユメノユア、キャン・GP・マイカ

B1にて、トークイベントを実施。メンバーに加えて、ゲストMCとしてGANG PARADEの歴史を一緒に辿ってきたライター/編集者の西澤裕郎(株式会社SW)を迎え、さらにギャンパレのマネージャーを務める辻山陽大(株式会社WACK)も参加して、ギャンパレの歴史を衣装とともに振り返ろうというものだ。

第1部にはヤママチミキ、ユメノユア、キャン・GP・マイカが「3人合わせて“ユアミキャン”です!」と、ツアー中のコント内で誕生したというユニット名を名乗って登壇した。それぞれ自分がお気に入りの衣装を身に着けており、「PLEASE LISTEN TO MY」の衣装を着たマイカは「これはGANG PARADEが分裂していた時期の、初代PARADISESの衣装なんです。だから当時私は着ていなくて、いつも衣装を作ってくれている外林(健太)さんが今回の総選挙のためだけに作ってくれたので、せっかくなら1回でも多く着たいなと思って選びました」と理由を語った。

ユメノユアは、「ギャンパレが分裂する前の曲、「涙のステージ/FiX YOUR TEETH」の衣装を着てきました。この衣装は見事総選挙2位にもなりましたし、思い出の衣装です。(アーティスト写真もモノクロで)いつもの衣装がカラフルだったから、自分はモノトーンが好きだし、嬉しかったです」と紹介。

ヤママチミキは「サキとアヤがトレードしていたとき(当時BiSのカミヤサキ、GANG PARADEのアヤ・エイトプリンスのレンタルトレード)、「GANG PARADE takes themselves higher!!」の衣装です。あんまりないスカートなのも嬉しかったし、外林さんが、後ろにメンバーの名前を漢字の当て字で入れてくれているのがめちゃくちゃ嬉しかったです。それと、やっぱり総選挙1位の衣装が良いなと思って選びました」と語った。

2つのグループに分かれていた当時を振り返った3人は、辻山マネージャーを巻き込みつつ、GO TO THE BEDS、PARADISESがギャンパレとして1つのグループに戻るまでの心境、エピソードが語られた。ギャンパレが2022年の元日に再始動を発表した際、神社に行って成功祈願をしようとしたところ閉まっていたものの、その後西澤がギャンパレのために神社に行き成功祈願をしてくれたという深イイ話が辻山から披露されると、西澤に向けて遊び人から称賛の拍手が送られた。

衣装をきっかけに語られるエピソードの数々で話が尽きることがなかったが、あっという間にタイムアップとなった。「1日いられる方は、是非楽しんでください。新EPの最初のイベントなので、盛り上げていければと思います」(マイカ)、「私の初ソロ曲や、新しい一面も詰まったEPですので、今から発売を楽しみにしてください」(ユア)、「今日は1日、タワーレコードさんをジャックさせてもらいました。この後もトルソーに扮したメンバーが現れますので、みなさん楽しんでください!」(ヤママチ)。

15:00~:衣装展示「REINCARNATION」

3 Fにチャンベイビー、月ノウサギが登場。それぞれ黄色、水色をあしらった爽やかなカラー使いも相まった一際華やかなムードで、この時点でこの日一番の大盛況となっていた。7 Fには、テラシマユウカ、キャ・ノンのコンビが参加。エッヂの効いた衣装に似合うクールビューティーな雰囲気が、クラシックの演奏が優雅に流れる中で光っていた。

15:45~トーク② ナルハワールド、アイナスター、カ能セイ

トークの第2部は、ナルハワールド、アイナスター、カ能セイが登壇して行われた。ナルハワールドとアイナスターはすでにマネキンとして衣装展示に登場しているが、カ能セイはこの日まだ参加しておらず、「どこかで出るかもしれないのでお楽しみに」と登場を予告した。

続いて、それぞれが身に着けているお気に入りの衣装についてのトークへ。ナルハワールドは、「日比谷野音にギャンパレが初めて立ったときの衣装「CHALLENGE the LIMIT TOUR」です。すごく思い出深い衣装なんですけど、数回しか着ることができなかったのでもう1回着たいなと思って選びました。過去の衣装をもう1回着るってなかなかないじゃないですか? ギャンパレでいろいろ積み重ねてきたけど、何も知らなかった最初の頃の自分を思い出しました」と実感を込めて語る。

アイナスターは、「総選挙で3位に輝いた「PLEASE LISTEN TO MY」の衣装を選ばせてもらいました。ギャンパレが分裂していたときに、PARADISESのオーディションに研修生の立場で参加していたときに着ていた衣装で結構思い入れが強いです。今回はマントもつけてもらって、ギャンパレになって着れて嬉しいなと思って選ばせてもらいました」。

カ能セイは、「第2位の「涙のステージ/FiX YOUR TEETH」の衣装です。2020年の合宿を見ていて、この衣装にギャンパレのイメージがすごく強くて、カッコイイなと思っていたので、選びました。じつは、カミヤサキさんが着ていた衣装を着させていただいています。だから最初はこの衣装を着て踊るのがプレッシャーだったんですけど、とても光栄です」と感慨深げだった。

直前まで行われていたFCツアーについての質問では、「ライヴごとに思い出とかをメンバーが話してくれたり、色んな衣装を着させてもらうことで、昔のギャンパレにも仲間入りさせてもらったような気持ちになりました」(カ能セイ)、「お客さんとしてギャンパレを見ていた頃とかを思い出したりしたんですけど、振り返るだけじゃなくて、“これからも13人でこんな風に泣いて笑えるような思い出を作って行こう”みたいなあったかい気持ちになりました。こんな愛に溢れたグループってなかなかないんじゃないかなって。ギャンパレにしかできないツアーだったと思います」(アイナスター)、「FC限定ライヴで、たくさんの人が来てくれるって本当にありがたいことだなって。ギャンパレのことをずっと知ってくださっている人も、最近知ってくださった人もみんな一緒に色んな歴史をなぞったと思うんですけど、今の13人体制でライヴができて、過去も未来も含めて色んな思い出を更新できたなと思いました」(ナルハワールド)。

サプライズで公開された新曲「Gangsta Vibes」について、「どんな曲ですか?」と訊かれた3人は、1人ずつ身体の動きだけで表現することに。そこに西澤と辻山マネージャーも加わり、5人で新しいギャンパレの世界観を体現。静かにそれを見守る遊び人の優しさに、アーティストとファンの素敵な関係を見た。

「衣装やFCツアーの振り返りができて、充実した時間でした。この後も衣装展示をお楽しみにしてください」(カ能セイ)、「FCツアーも名残惜しかったので、トルソーにもなったりこうしてゆっくり話せて嬉しかったです。この後はミニライヴもありますし、夏の最後の締めくくりのお祭りみたいな感じで、みんなとコミュニケーションを取れたらいいなと思いますので最後までよろしくお願いします」(アイナスター)、「自分が好きな衣装が着れたり、トークができたりして、楽しい夏だったなと思います。まだまだ展示もライヴもありますので、今日1日最後まで一緒に楽しみたいと思います。よろしくお願いします」(ナルハワールド)。

16:00~衣装展示「OUR PARADE」

3 Fにココ・パーティン・ココ、6 Fにユメノユア、7 Fにユイ・ガ・ドクソンが参加。それぞれのフロアで長い行列を作っていた。6 Fでアナログレコードをdigるお客さんの傍で写真撮影が行われる光景は異空間であった。

16:45~ トーク③ キラ・メイ、チャンベイビー、キャ・ノン

第3部ではキラ・メイ、チャンベイビー、キャ・ノンが登壇。それぞれ着ている衣装をステージ前に立って披露しつつ、選んだ理由を語った。キラ・メイは、「「GANG 2」の衣装です。まず形がすごく好きなんです。ワンピース型でフードがついているのが可愛くて。このフードが、もともと着ていたメンバーのものと新しく作ってもらったメンバーとで、ちょっとだけ色が違うのがお気に入りポイントです。FCツアーの名古屋公演で着させてもらったんですけど、新しい衣装を着させてもらったのがその日初めてだったので、そういう意味でもとってもお気に入りの衣装です」と嬉しそう。

チャンベイビーは、「「REINCARNATION」の衣装です。シンプルにデザインが好きだったのと、自分も着たいなと思っていたので、選挙中もずっと投票していました。メンバーカラーの衣装も初めてだったので、めっちゃ可愛くてお気に入りです」と語った。

キャ・ノンは、「私がお客さんとしてギャンパレをよく見ていたときの衣装が「GANG PARADE takes themselves higher!!」なんです。すごくカッコイイなと思って憧れていましたし、総選挙でも1位を獲ったので、みんなもやっぱり見たいんだなって思って嬉しかったです」と、後ろに描かれたキャ・ノン由来の文字 “大砲”を見せた。

FCツアーについては、「着たことがない衣装を着られることが嬉しかったし、その時代にリリースされた曲や印象が強い曲とかを、当時の衣装を着て自分がやれていることがすごく嬉しかったです。13人のギャンパレで新しい思い出を作れました。めちゃうれしいツアーでした」(キラ・メイ)

衣装を担当している外林健太との関係に話が及ぶと辻山マネージャーが「Träumerei」の衣装を例に出して、「僕から出したオーダーが、“13人がバラバラでメンバーごとに合った衣装”ということだけだったんです。外林さんはその衣装を作るためにわざわざ春ツアーの仙台公演に来てくれて、ライヴを観てイメージを膨らませて作ってくれたんです。だから「Träumerei」の衣装はメンバーごとにデザインがバラバラになっているんです。そういう作り方もあれば、例えば今チャンベイビーが着てる「REINCARNATION」の衣装は、『魔法少女まどか☆マギカ』みたいなやつをイメージして作ってもらいました」と制作エピソード明かした。

途中、新曲「Gangsta Vibes」がどのように完成した曲なのかをそれぞれが語る場面も。詳しい制作過程は今後インタビューなどで改めて語られるはずだ。

「この後も衣装展示、ミニライヴもあるんで、まだまだ今日1日私たちに付き合ってくれたら嬉しいです」(キラ・メイ)、「またこうして衣装を着れるのも、みなさんのおかげです!まだまだトルソーたちも衣装展示にいるので見に来てください」(チャンベイビー)、「この衣装を次いつ着られるかわからないので、写真撮ってください(笑)。まだまだ衣装も見て行ってください!」(キャ・ノン)。

17:00~ 衣装展示「PLEASE LISTEN TO MY」

3 Fにアイナスターとカ能セイが参加。それぞれ遊び人の要望に応えアクティブに体を動かしながら、楽しそうに撮影に応じているのが印象的だった。7 Fではフロアを半周するほどの行列の先に、キャン・GP・マイカ&ヤママチミキの姿が。「餅餅」とマントに描かれた月ノウサギの衣装を挟んで、スカートをつまんでみたり可愛らしいポーズで楽しませていた。

17:45~ トーク④ テラシマユウカ、ココ・パーティン・ココ、ユイ・ガ・ドクソン、月ノウサギ

最後のトークとなる第4部は、テラシマユウカ、ココ・パーティン・ココ、ユイ・ガ・ドクソン、月ノウサギの4人が参加した。まずはそれぞれが着用した衣装について1人ずつ選んだ理由とお気に入りのポイントを紹介。ユイ・ガ・ドクソンは「ロボコのメイドをモチーフにした「OUR PARADE」の衣装を選びました。でも本当は選べなくて! “全部かわいいやん!”って。でも結果この衣装にしました。燕尾もお気に入りです」と、悩んだ末の選択だった様子。

ココ・パーティン・ココ、は「私は「CHALLENGE the LIMIT TOUR」の野音ワンマンライヴの衣装がめちゃくちゃ好きなんですよ。靴も踊りやすいし、マントも良いので野音の衣装にしました。マントがついているっていうのが、この時初めてで。私は装飾がついているのが好きなので、これにしました」と全身を見せてアピール。

テラシマユウカは、「「REINCARNATION」だけ新しい衣装を作ってもらったんですけど、1回きりだともったいないから、これにしました。濃くて私の理想の紫色なんです」とカラーへのこだわりを語った。

月ノウサギは、「「GANG 2」の衣装にしました。私が初めていただいた衣装なので、やっぱりこれにしました」と、自身が加入して9人体制となった際の衣装への思い入れを感じさせた。

FCツアーの思い出を語ってもらおうと西澤が話を振るものの、いつの間にか辻山マネージャーがWACKに入社した当時のエピソードが披露され、場内爆笑となった。

この日配信リリースされた新曲「ソムニウム」についての話題に。同曲の作詞を担当したテラシマユウカは、「この曲は、“Kawaii Future Bass”っていうジャンルなんですけど、曲をいただいたときに“Kawaii Future Bass”ってなんだ?と思って色々勉強したんです。そしたら歌詞は女の子の恋愛のもどかしい気持ちを描いているものが多いなと思って。それをそのままやってもいいんですけど、ちょっと変な風にしたくて、現代でもないどこか遠くの未来かどこかの、男でも女でも地球の人でもないどこかの星の人の恋愛のことを書いたんです。でも、恋愛の感情ってどんなところにいてもあんまり変わらないのかなと思って。昔の恋愛映画とかを見ても、いまだに共感できたりするじゃないですか? だからそういう気持ちは変わらないんだろうなと思いつつ、不思議な言葉を入れてみたりしました」とコンセプトを語った。

さらに「ソムニウム」についてドクソンが、「私の一番好きなフレーズで、この曲の中で一番キュートなポジションでもある「にゃんにゃん鳴いてみて」っていうフレーズがサビ前にあるんですけど、ココが歌ってます(ユア、セイ、ココで歌っているとのこと)。イメージのない人が意外なパートを歌っていたりして、今までの見たことのない顔が見えたりして面白いです」と明かして拍手喝采。さらにドクソンが幻の「にゃんにゃんレスポンス」を録ったものの残念ながら採用されず音源には入っていないとのこと。しかし、「にゃんにゃん鳴いてみて」「にゃんにゃん」と、遊び人とコール&レスポンスしてみるとかわいい感じになって好評の様子だった。

「まだまだライヴも展示もありますので、最後までそってぃさんが作ってくれたギャンパレの衣装をたっぷり見て行ってください!」(月ノウサギ)、「EPは今までと違ったギャンパレの一面を見せていける作品になっていると思うので、EPの方も楽しみにしてください。そして、この後もまだまだ今日のイベントは続きますし、(小声で)何が起こるかわからないです」(テラシマユウカ)、「衣装総選挙からツアーファイナルが終わって、こういう集大成のイベントがみんなの前でできて嬉しかったです。みんな好きになった時期が違うと思いますし歴史は色々ありますけど、これから新しく作っていくことが大事だと思っています。ここから先、まだまだいろんな衣装、ライヴとかでみんなと思い出を作っていきたいなと思ったツアーでしたし、みんなと過ごした最高の夏でした。この後もよろしくお願いします」(ココ・パーティン・ココ)、「FCツアーを終えてみて、めっちゃ思ったのが、想像以上に今いろんな気持ちが湧きあがってきていて。当時も“うちら最高!”と思ってやっていたんですけど、でも今回のツアーを終えたときに、“今のギャンパレが最高だ”って思えたんですよ。それは遊び人でいてくれるみんなのおかげであり、衣装を作ってくれるそってぃさんのおかげであり、本当にこの企画でもらえた気持ちがたくさんありました。改めてみなさんありがとうございます。今日も、まだまだ思い出が作れると思いますのでよろしくお願いします!」(ユイ・ガ・ドクソン)。

18:00~:衣装展示「涙のステージ/FiX YOUR TEETH」

3Fにユメノユア、6Fにカ能セイ、7Fにチャンベイビーがそれぞれ単独で登場。日曜日の渋谷の夕方過ぎ、タワレコを訪れた大勢の人が「これ、何!?」と驚いていたほど、各フロアで大行列を作っていた。

19:00~ 「新作衣装」

予定されていた衣装の展示は7着だったが、19時からサプライズで8着目として新作衣装が公開された。上下ジャージ風で、高級ブランド風なデザインも目を惹く。メンバーによってはショートパンツスタイルも。ここでは各フロアに別れてメンバーが全員集結した(3F:キラ・メイ、チャンベイビー、キャ・ノン 4F:ナルハワールド、アイナスター、カ能セイ 6F:ココ・パーティン・ココ、テラシマユウカ、ユイ・ガ・ドクソン、月ノウサギ 7F:ヤママチミキ、ユメノユア、キャン・GP・マイカ)。

メンバーは各フロアでクールにカッコよくポーズをキメていた、と思いきや3Fのキャ・ノン、キラ・メイ、チャンベイビーの3人は組体操をやって和ませたり、突然クールな表情になってポージングしたりと自由奔放に新衣装をアピールしていた。

20:30~ミニライヴ1部

ミニライヴにはフロアぎっしりの遊び人が集結。先ほどサプライズ公開された新衣装でメンバーがステージに上がると大歓声で迎えられて、「Plastic 2 mercy」からライヴがスタートした。

オープニングからものすごい盛りあがりで、「BREAKING THE ROAD」へと続く。新衣装でのパフォーマンスがじつに新鮮だ。ユメノユアがMCで「今日はお越しいただいてありがとうございます。総選挙の上位7種類の衣装を作ってもらってツアーをやったので、せっかくなのでタワーレコード渋谷さんに展示してもらいました。たくさんの遊び人が来てくれて愛されてるなって実感した1日でした。11月には初EPの発売が決まりました! そして、新EPのために新衣装を作ってもらいました! 今日来てくれたあなたのために初披露です」と挨拶すると歓喜の声が上がる。

続いて「ソムニウム」へ。重点音のビートが響くエレクトロポップが新境地を感じさせる。トークコーナーでドクソンが言っていた“幻のにゃんにゃんレスポンス”に応える遊び人も。熱い歌詞に背中を押される「ブランニューパレード」、さらにダンスチューン「Träumerei」では両手を大きく掲げた振り付けにフロアが一体となった。月ノウサギがマイクを取り、「新しい楽曲と新しい衣装と、夏にたくさん遊び人と作った思い出を胸に、GANG PARADEはまだまだ進んでいきますので、秋もよろしくお願いします!」とこれからの活動への想いを伝えて、ミニライヴ第1部は終了となった。

〈ミニライヴ1部セットリスト〉
1. Plastic 2 mercy
2. BREAKING THE ROAD
3. ソムニウム
4. ブランニューパレード
5. Träumerei

21:30~ミニライヴ2部

2部のミニライヴは、「ソムニウム」からスタート。それぞれ別々のファッションでステージに立った13人にどよめきが起こる中、テラシマユウカが「今日は衣装展示にお越しいただきありがとうございます!(メンバーを見渡して)おやおや~!? こんな衣装なかったですよね? じつは「ソムニウム」MVの衣装です!」と、それぞれがスタイリングしてもらったMV用の衣装であること、このライヴが終わる22時に「ソムニウム」のMVが公開されることも告げられ、遊び人からは「かわいいー!かわいいー!」「大好き!」と絶叫に近い声援が飛び交った。この衣装はこの日のライヴでしか観れないようだ。

TVアニメ「僕とロボコ」のテーマ曲としてリリースされた「lol」から「シグナル」 へとライヴは続き、命を燃やすような熱い盛りあがりで会場が1つになった。キャ・ノンがMCで「11月15日にEPを発売することが決まりました!このEPと共に、一緒に駆け抜けてきた夏を越えるぐらい楽しい秋冬をみなさんと一緒に過ごしていけたらと思います!」と、改めて初EPのリリースについて触れると、1部でラストを務めた「Träumerei」へ。終了かと思いきや、すぐに始まったイントロは「CAN’T STOP」。メンバーと同様に手を繋いで飛び跳ねながら歌う遊び人の姿も見られ、明るく賑やかながら感動的なエンディングとなった。最後はココ・パーティン・ココがMCを務め、「今日は朝から1日ありがとうございました! これから私たちも楽しみにしていることも色々待ってますので、よかったら秋からのGANG PARADEもよろしくお願いします! 以上、私たちエンジョイプレイ! みんなの遊び場、GANG PARADEでした! ありがとうございました!」と締めくくり、GANG PARADE『ギャンパレ衣装大展示会』の長い一日は幕を下ろした。

まさに1日中“みんなの遊び場”と化していたタワーレコード渋谷店。いつまでも記憶に残るであろう2023年夏の最後の思い出ができた、最高に幸福感に包まれた楽しいイベントだった。

〈ミニライヴ2部セットリスト〉
1.ソムニウム
2. lol
3. シグナル
4. Träumerei
5. CAN’T STOP

取材・文:岡本貴之
写真:大童鉄平


■リリース情報

GANG PARADE
1st EP『タイトル未定』
2023年11月15日(水)発売
WPCL-13520 / 2,200円(税込)
https://GANGPARADE.lnk.to/1stEP
収録内容:MBSほかドラマシャワー枠で8月10日より好評放送中のドラマ「体感予報」のオープニング主題歌に抜擢されたKOTONOHOUSE作の「Träumerei」や、Aiobahnの手がける新曲「ソムニウム」、さらに新曲を収録予定。

■ライヴ情報

ワンマンライヴツアー〈TRICK OR SMILE TOUR〉
2023年9月2日(土)@神奈川 KT Zepp Yokohama
2023年9月9日(土)@新潟 新潟LOTS
2023年9月16日(土)@北海道 Zepp Sapporo
2023年9月24日(日)@宮城 仙台GIGS
2023年9月30日(土)@大阪 Zepp Osaka Bayside
2023年10月4日(水)@愛知 Zepp Nagoya
2023年10月6日(金)@福岡 Zepp Fukuoka
2023年10月7日(土)@熊本 B.9 V1
2023年10月14日(土)@広島 BLUE LIVE
2023年10月15日(日)@香川 festhalle
2023年10月24日(火)@東京 Zepp Haneda(TOKYO)
2023年10月25日(水)@東京 Zepp Haneda(TOKYO)

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