【Road to 日比谷野音】ASP is Real. 連載INTERVIEW マチルダー・ツインズ「野音とASPのこれからは直結している」

ASPが2023年12月23日（土）、日比谷公園大音楽堂にて自身2度目となるワンマンライヴ〈But I love you TOUR FiNAL -I can fly!!!!!!-〉を開催する。

現在、野音を満員にすべく、メンバーによるチケット手売り販売＆実質無料ライヴツアー〈Actually FREE but You must come YAON Tour〉の実施や、24時間を公開していく連載「ASP is Real.」を行うなど、ならず者たちとともに野音に向けて熱を帯びていっているASPメンバーたち。StoryWiterでは、7人それぞれが野音へ向けてどのような想いでいるのか、個別インタビューを行った（※取材日：12月4日（月）WACK事務所にて）。第4回は、マチルダー・ツインズのインタビューをお届けする。

取材＆文：西澤裕郎
写真：大橋祐希

野音という存在があまり怖くなくなった

――現在、ASPは実質無料ライヴツアーを回ってますけど、どんなことを感じていますか？

このツアーをやる前と今で、野音に向けての気持ちが全然変わりました。ツアー前は、なんとなく7人vs野音みたいに感じていたんですけど、ツアーをやっていくうちに、ならず者の言葉や来てくださる方々の力をもらって、野音という存在があまり怖くなくなったというか。今は野音が楽しみだなって思うようになりましたね。

――これまで、ならず者と直接コミュニケーションをとる機会ってそんなになかったと思うんですけど、実際にコミュニケーションしてみてどんなことを思いましたか。

ライブ前にチケットを手売りさせてもらっているんですけど、そのときに「また友だち連れていくね」って言ってくれたりして。ライブは会話じゃなく手や表情でコミュニケーションできるよさがあると思うんですけど、実際に言葉にしてもらうと安心する感じはありますね。

――マチルダーさんは謎多きメンバーという雰囲気があるので、直接しゃべることができるのはみんな嬉しいと思います。

いや、謎多くないです！　通常人間です。通常ガタガタ人間です、はい！

――あははは。いろいろな人とコミュニケーションするのは楽しいですか？

ASPに入る前は全然人とコミュニケーションをとらなかったので、楽しいなって思いますね。ならず者のことを知れるのがうれしいです。

――野音に向けて連載している「ASP is Real.」は、どんなことを思いながらやってますか？

1日をまとめた写真と言葉を見ると、めっちゃ1日しっかりできてる！と思えて。それがすごくうれしいんです。ツアーを回らせてもらったり、こういう取材をしていただいたり、野音に向けて自分たちができることをできていることがすごくうれしくて。私、あまりメンバーと写真を撮らないんですけど、撮る機会になりましたね。それはよかったと思います（笑）。

――他のメンバーも言ってました。メンバーと意外と写真を撮らないんですね。

撮る雰囲気にならないというか。ASP is Real.がなかったら撮ってなかった写真がいっぱいあるなと思います。本当に年に1回か2回しか撮らないので、ありがたいですね。

――他のメンバーのリアルを見て、どんなことを思いますか？

チーチーさんの、寝る前はドライヤーで髪を6割ぐらいしか乾かさないって投稿を見て、ああ見えて結構ズボラなんだなって思いました（笑）。きっちりそうに見えて、安心しました。みんな結構リアルで。私は見栄を張っちゃうんです。だから、朝ごはんとか普段からヨーグルトとかでよかったなあって思いました。

――ユメカ・ナウカナさんのおにぎりは嘘です、ってリークがありましたが（笑）。

あー、あれは嘘ですよ（笑）。あんなのしないです。

――関係性がおもしろいグループですね。

おもしろいと思います（笑）。

――ならず者のリアルも募集して掲載させてもらいましたが、どんなことを感じました？

本当にそれぞれの生活がバラバラというか。一人一人の生活の中でASPが交わっているのがうれしいなと思って。ライブ前にネイルを変えたり、マツエクに行ったり、誰かのモチベーションになれていることがすごくうれしい。私はマツエクとかしないんですけど、大事な人と会うときにおめかしって大事だなって思いました。あと、仕事のあとに車で来たり、来るまでの過程が人それぞれ違うからこそ、ライブハウスで一緒になれる瞬間は特別だなと思いましたね。

――本当にいろいろな人生あるんだなって思いますよね。

はい、1つかと思ってました（笑）。みんな朝起きて、昼ごはん食べてって感じだと思ってました。

死ぬ気でやらなきゃと思って死ぬ気でやりました

――あははは。ASPは昨年、野音ワンマンを行っていますが、前回を振り返ってみてどんなライブになりましたか？

ASPはライブ前、よく死ぬ気って言葉を使うんですよ。円陣を組むときも「死ぬ気でいきましょう！」とか、「死ぬ気でやるぞ！」って感じのことを言うんですけど、それを一番体で感じたのが1回目の野音だったと思います。真夏で暑いからっていうのもあったんですけど、情報量が多すぎて。自分が野音に立っているのと、野音にならず者がいるのと、いろいろ重なっていて、ある意味死にそうでしたね。野音に立たせていただけるのは、最初で最後だと思ったので、それこそ死ぬ気でやらなきゃと思って死ぬ気でやりました。

――まさか、そこからわりとすぐに2回目があるとは思わなかったんじゃないですか？

そうです、ありえないことでありがたいです。

――今回の野音ワンマンに関してはどんなライブにしたいなと思いますか？

1回目がメジャー・デビュー前という空気感もあったんですけど、今回はそういうわけでもなく、まっさらな状態から野音に立つというのもあるので、覚悟というか堂々とドシッと構えていたいなという気持ちですね。

――マチルダーさん、前取材させてもらったときからすると、すごいちゃんとしましたね。

実は影武者です……ごめんなさい。本人じゃないんです、すみません！三つ子なんで（笑）。

――（笑）。今回の野音は、グループにとっても大事なワンマンになりそうですね。

2回目の野音を発表してから、浴衣を着てイベントを開催したり、今回のツアーを回ったり、野音に向けて準備してきたものがいっぱいあって。なにより、会場を満員にしたいと公言したのが初めてで。今まで満員にしたいです！ってあまり言ってこなかったんですよ。でも、このツアーで言霊というか言葉の力がすごいと実感していて。なので、今回の野音は満員にする前提で行かせていただきます！　よろしくお願いいたします！

――そうやって明言してくれたからこそ、ならず者も自分のこととして一緒に向かっているんだと思います。

私たちにとっても、前回の野音があって今があるというか。今頑張れているのも、今回の野音があるからなので、野音とASPのこれからは直結していると思うんです。これからのASPが楽しみになるようなライブにしたいなと思っております。

日比谷野音ワンマンまで

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■ライブ情報

「But I love you TOUR FiNAL -I can fly!!!!!!-」
2023年12月23日（土）@東京・日比谷公園大音楽堂
開場／開演 16:30／17:30
[問]@-Information https://supportform.jp/a-information
通常チケット【指定席】¥6,000-（税込）
※入場時1d代別途有り
https://w.pia.jp/t/asp-tour-t/