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【イベントレポート】ExWHYZ、VAアルバム『Dress to Kill』爆音試聴祭で語られた楽曲制作秘話「midorikoの声も入ってようやく完成した」

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ExWHYZが2024年3月16日(土)、‘ExWHYZ 主催 Dress to Kill 爆音試聴祭’を、東京・晴れたら空に豆まいてにて開催した。

本イベントは、3月20日にリリースされるVAアルバム『Dress to Kill』全曲をメンバーと一緒に聴きながら、メンバーによる解説と供に紐解いていくアルバム最速試聴会。リリースパーティー抽選対象商品の購入者の中から抽選で選ばれた120名が参加した。

会場の晴れたら空に豆まいては、東京・代官山駅からすぐの場所の地下2階。開場前には、階段上まで和装をした人たちの行列ができていた。なんと、この日のドレスコードは「和」。小物などでもなんでもOK。もしくは「ExWHYZグッズ」を身につけていればOKとのことだったが、ほとんどの人たちが和装姿だ。街を散歩している人たちからも大きな注目を集めていた。

会場内も和装姿のマスター(※ExWHYZファンの総称)たちで溢れており、和なテイストの内装と相まって雰囲気がよい。定刻になると、スタッフの篠崎氏による呼び込みによって、メンバー5人が登場(midorikoは活動休止中のため欠席)。着物を着たメンバーたちの姿にマスターたちは湧き立った。

最初にメンバーたちは、それぞれ着付けのポイントを解説。mayuは、あえてかんざし一個というのが大人なポイントだという。それとは対照的に、装飾をつけられるだけつけたというのがnowだ。mahoは、mikinaに似合うといってもらった着物と、マネージャーがかわいいと選んできれた帯を身につけていると明かした。yu-kiは、「顔が派手なのでシンプル目な衣装を選んだ」と語り、mikinaは「いつも洋服選ぶよりうまく選べました」と自信の着付けについて自ら太鼓判を押した。

それぞれが衣装のポイントを伝えたところで、爆音試聴祭がスタート。メンバーはステージ上の椅子に腰掛け、10曲を4ブロックに分けて流して解説をしていった。和服姿のマスターたちは、ライブのようにスタンディングで音源に聴き入った。会場スピーカーを使用し、爆音で鳴らされるアルバムの音はとても心地いい。ステージ上ではメンバーたちが身体を揺らしながら、自分たちの楽曲に身を委ねていた。

まずは最初の3曲「Dresscode [Prod.Seiho]」「Unknown Sense」「Our Song [Prod.Shinichi Osawa]」を試聴し、楽曲についてメンバーが解説していった。nowは「向い会いながら聴くの照れちゃうね」と照れ笑いしつつ、yu-kiは「Unknown Sense」に言及。現在活動休止中のmidorikoのヴォーカルが入っているのに気づいた?とマスターに尋ね、「2サビをyu-kiとdoriが交互に歌っているので、doriが戻ってきたらよろしっくっす!」とマスターに投げかけた。mikinaは「doriが曲に馴染みすぎているよね」と、ExWHYZが6人のグループであることへの愛を自然と語った。

スタッフの篠崎氏は、「Dresscode」のアレンジとミックスを、Seihoがライブと音源で変えていることを明らかにするとマスターたちからは、おおお、という声が沸き起こった。また、先日O-EASTで開催したライブ『SeihoWHYZ』渋谷公演での「Our Song」のライブ動画を大沢伸一に送付したところ、「素晴らしいです。僕が作った曲という認識はもうとっくになくなっていて、10数年前に存在していた自分らしきやつが残したなにかがこんな形で再生されて、現在の僕に刺激や新しいインスピレーションをもらえるなんて幸せです」と返信をもらったことを共有し喜びを分かち合った。メンバーたちも、関係者たちが「みんなマスターのことを褒めていた」と語り和気藹々とした雰囲気に。

 

続けてのブロックでは、「Secret Secret [Shin Sakiura REMIX]」「ANSWER [Seiho REMIX]」「4:00 a.m [80KIDZ REMIX]」を試聴。yu-kiは「Secret Secret」大好きと語り、「小悪魔を演じていた頃から板についてきた。ナチュラルボーン小悪魔に成長した!」と語り笑いを引き起こした。mayuが踊っている姿が大好きであることも伝えると、mayuは「めちゃ考えて振り付けをつけた。ここ、絶対(マスターたちが写真)撮るだろうなと思って作っている」と笑いながら制作背景を明かした。

nowは「ANSWER」ではmidorikoと歌っており、「嬉しい」と笑顔で語った。mayuは「ANSWER」がアルバムで一番好きで、ドロップで腰を逸らす振り付けが、初めて聴いたとき天と地がひっくり返った衝撃を表現するため、自分の視界を変えようと思ってつけたと明かした。

また、mikinaが振り付けをした「4:00 a.m [80KIDZ REMIX]」は、最初ダンスダンスしすぎようとしていた振りだったことを語った。「あのときダンスモチベが高かった」と語りつつ、80KIDZから最初に届いたBPMが128で、ダンスするには速すぎると感じ、128、126、124の3パターン作ったことも明かした。ライブでやることを前提でメンバーにBPMを決めてもらった結果、126になったという裏話も語られた。

そして、次のブロックへ。「Obsession [English Ver.]」「D.Y.D [Miru Shinoda, Kento Yamada REMIX]」「As you wish」を試聴した後、1曲ずつ解説を行った。ロンドン公演のため、全編英語歌詞で制作された「Obsession [English Ver.]」について、yu-kiは英語が難しかったので全部カタカナに起こして、歌詞ノートがカタカナでいっぱいだったことをnowが明かすと笑いが起こった。同時に、yu-kiの英語のラップが格好よかったことで盛り上がり、「日本語やめたほうがいいんじゃないかというくらい格好よかった」という感想も。ロンドン公演では全部の煽りを英語でやったが、ロンドンのファンも日本語で覚えてきてくれて一緒に日本語で歌ってくれたことを振り返った。篠崎氏は、「久しぶりにオリジナルverを聞いてほしい。いまのExWHYZを感じてもらえる曲。メンバー全員の歌の切れ味が違う。成長の後が見える」と聴きどころを語った。

「D.Y.D [Miru Shinoda, Kento Yamada REMIX]」に関してmayuは振りに苦戦したことを振り返った。「ANSWER [Seiho REMIX]」と同時進行で振り付けを考えていたので、行き詰まったら交互に作っていたことも語った。悩みすぎてじんましんができたことも語り、イメージは湧くけど具現化できなかった、スキル不足を感じてもっと頑張らないとと思ったと振り返った。篠崎氏は、このリミックスが洋楽のメインストリームであるガラージの要素を取り入れたアレンジであることも語り、聴きどころを伝えた。

そして、「As you wish」に関して、midorikoの声も入ってようやく完成したとメンバーは語った。作曲とアレンジをoniが行い、久々に一緒に楽曲制作をした喜びも語り、「私うまくなりましたよという邪な気持ちもあったけどのびのび歌えた」とレコーディングを振り返った。また、エンジニアがサカナクションなども手がける浦本雅史氏で、mikinaが隣にいくだけで顔真っ赤っかになっていたことも明らかになり、メンバーたちのトークは止まることなく続いていった。

 

そして最後は、新曲の「Fleeting」を試聴。mayuとmahoが作詞を手掛けた同楽曲。mahoは「作詞にすごく時間がかかったけど完成してよかった。レコーディング当日の深夜0時すぎまで歌詞を書いていた」としみじみ語り、「みんなに届いてほしい曲ができた」と自信をのぞかせた。また「doriの声も入っていて今日聴いてくれてよかった」と想いを述べた。音源ではnowからmidorikoへヴォーカルがバトンタッチされていることも明らかに。振り付けは全員でパートをわけてつけたことも語られた。

こうしてあっという間に予定の1時間を超えて終了した‘ExWHYZ 主催 Dress to Kill 爆音試聴祭’。まだまだ楽曲の背景や裏話は語り尽くせないという様相だったが、マスターたちはメンバーたちの解説と音源にじっくり耳を傾けており、まさに音楽ラヴァーであることが伝わってくる素敵なイベントだった。VAアルバム『Dress to Kill』は3月20日に発売される。そして、5月からは全19箇所20公演の『ExWHYZ TOUR 2024 ‘Futura Free’』ツアーがスタートする。


■リリース情報
バラエティアルバム『Dress to Kill』
2024年3月20日リリース
Track List
01. Dresscode [Prod.Seiho]
02. Unknown Sense
03. Our Song [Prod.Shinichi Osawa]
04. Secret Secret [Shin Sakiura REMIX]
05. ANSWER [Seiho REMIX]
06. 4:00 a.m [80KIDZ REMIX]
07. Obsession [English Ver.]
08. D.Y.D [Miru Shinoda, Kento Yamada REMIX]
09. As you wish
10. Fleeting
https://lnk.to/ExWHYZ_0320AL_ec
【初回生産限定盤】UPCH-29471 / ¥10,000+税 (税込¥11,000)
【DVD盤】UPCH-20668 / ¥6,000+税 (税込¥6,600)
【通常盤】UPCH-20669 / ¥2,727+税 (税込¥3,000)

■ライブ情報
ExWHYZ TOUR 2024 ‘Futura Free’
2024年5月4日(土)UMEDA CLUB QUATTRO [大阪]
2024年5月5日(日)Takamatsu festhalle [香川]
2024年5月11日(土)NIIGATA LOTS [新潟]
2024年5月18日(土)LIVEHOUSE evoL [福岡]
2024年5月19日(日)CAPARVO HALL [鹿児島]
2024年5月26日(日)HEAVEN’S ROCK UTSUNOMIYA VJ-2 [栃木]
2024年5月31日(金)HEAVEN’S ROCK SAITAMA SHINTOSHIN VJ-3 [埼玉]
2024年6月2日(日)PENNY LANE 24 [北海道]
2024年6月8日(土)1000 CLUB [神奈川]
2024年6月15日(土)KYOTO MUSE [京都]
2024年6月16日(日)LiveHouse Hamamatsu Madowaku [静岡]
2024年6月27日(木)DIAMOND HALL [愛知]
2024年6月29日(土)club JOULE [大阪]
2024年6月30日(日)CRAZYMAMA KINGDOM [岡山]
2024年7月6日(土)EIGHT HALL [石川]
2024年7月13日(土)Morioka CLUB CHANGE WAVE [岩手]
2024年7月14日(日)Music Showa SESSION [山形]
2024年7月15日(月)Rensa [宮城]
2024年7月28日(日)mito LIGHT HOUSE [茨城]
2024年7月31日(水)Zepp Shinjuku [東京]

ExWHYZオフィシャルHP: https://www.exwhyz.jp/

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