WACK所属の13人組アイドルグループ・GANG PARADEが、沖縄を舞台にした自身2度目となるファンクラブツアー「VIVA ASOVIVA IN OKINAWA」を、2024年5月25日(土)から27日(月)にかけて開催した。
3泊4日コース、2泊3日コース、1泊2日コースの3種類のコースが用意され、沖縄を満喫できる充実のツアーとなった本ツアーの密着レポートをお届けする。
ツアー初日、琉球村にバーベキュー、メンバーのお部屋訪問!?
「沖縄、梅雨入り」。
ツアー開催直前、そんなニュースが耳に飛び込んできた。
のっけから出鼻をくじかれるようなニュースではあるが、ギャンパレのメンバー13人は、ツアー前日配信を行うため24日(金)から沖縄に前ノリ。到着した時点ではニュースの通り土砂降りの大雨だったが、生配信では翌日のファンクラブツアーに向けて元気いっぱいな様子を見せた。遊び人(※GANG PARADEファンの総称)たちからも「明日向かいます!」「楽しみ!」などたくさんのコメントが届き、画面越しでもワクワクが伝わってくるようだった。
一晩明けた5月25日(土)。土砂降りの雨は止んでいた。幸先がよい。
小雨の中、バスに乗って13人のメンバーたちは琉球村へ移動。今年の最初のアクティビティは、琉球衣装を着たメンバーとのシーサー絵付け体験と、メンバーとの2ショット写真撮影だ。
琉球衣装を着たギャンパレメンバーが特設ステージに登場すると、遊び人たちから大きな歓声が湧き上がった。アロハシャツやかりゆしシャツを着ている遊び人が多く、沖縄を楽しむ気持ちでいっぱいだ。「めんそーれ、はいさーい。 元気ですか? ついにはじまりました! VIVA ASOVIVA IN OKINAWA!」と13人が挨拶し、ココ・パーティン・ココ(以下、ココ)が「みなさん、浮かれんちゅしてますね!」と投げかけると大盛り上がりの声援が沸き起こった。
そして、メンバー全員と遊び人たちで集合写真を実施。琉球衣装を着たギャンパレメンバーとの記念撮影は普段なかなかできない体験だけに、遊び人たちはちょっと緊張しつつも嬉しそうな笑顔を見せている。集合写真を撮り終えると、琉球衣装を着たギャンパレメンバーだけの撮影タイムも。カメラを構える遊び人たち。それぞれの推しの特別な姿を撮影できるのもファンクラブツアーならではだ。ちなみに、今回の旅のしおりも、メンバーたちの手書きによるものをプリントしたものである。
遊び人たちは、特設ステージ前のテーブルにグループごとに座り、シーサーの絵付け体験へ。あらかじめかたどられたシーサーに好きな染料で色を塗り、自分だけのオリジナルシーサーを作ることができる。絵付けの先生の説明の後、絵付体験がスタートした。メンバーたちは席を歩き回り、遊び人たちの絵付けを見て「独創的だね!」「かわいい!」など声をかけ、遊び人と気さくにコミュニケーションをとっていく。笑顔で客席を歩きまわっているアイナスターをはじめ、ライブとは違ってメンバーもリラックスモードだ。
絵付け体験と並行して、メンバー4人ずつに分かれスマホでの2ショット撮影も実施。琉球衣装の推しと2ショット撮影を取れるのも嬉しいポイントだ。2ショット撮影が終わったメンバーたちは私服に着替え、ステージ上で絵付けに取り掛かっていく。キラ・メイをはじめ、アイスを食べながら絵付け体験をするメンバーの姿も見受けられ、ギャンパレと一緒に旅行に来ているような気分を味わうことができる貴重な体験となった。ヤママチミキとカ能セイは色違いのお揃いのミサンガを買い、それに飽き足らずセイはジンベイザメが書かれたノートを購入するなど、メンバーたちも琉球村を存分に楽しんだ。
その後、美々ビーチにバス移動。心配されていた雨は完全に止んでいる。さすが晴れ女集団、GANG PARADE!
バーベキュー場にグループごと着席した遊び人たちの後方から、メンバーたちはプロレススタイルで登場。ステージに13人が揃うとキャン・GP・マイカの掛け声で「乾杯!」をし、バーベキューがスタートした。客席を乾杯してまわるメンバーたち。遊び人たちは各々、たくさんの肉と野菜を鉄板で焼き、ビールやソフトドリンクなど好きな飲み物とともに堪能。BGMとして流れていたギャンパレの音楽にあわせて踊る遊び人たちもおり、全力で沖縄を満喫している模様。テラシマユウカ、月ノウサギ、チャンベイビーなど、メンバーたちも浜辺でTikTok動画を撮ったり楽しそうだ。
途中、なんとメンバーが握った塩むすびが配られるということがアナウンス。遊び人たちはそれまで以上の大盛り上がりを見せる。それぞれの推しからおむすびを受け取り、大切そうに食べる遊び人たち。ちなみに、筆者は、ナルハワールドの握ったおむすびをいただきましたが、美味しかったです!
日も暮れ始めた頃、ビンゴ大会が開催。バス移動時に、番号の書かれたギャンパレの楽曲リストが渡され、自分でビンゴ用紙に番号を書くカスタム仕様のビンゴだ。好きな曲をどこに書くか選ぶのに悩むのも楽しい。気になる景品は、メンバーが絵付け体験で塗ったシーサー! そして27日のFC Eventの優先入場券! ビンゴが始まると、遊び人たちは一喜一憂しながら楽しんだ。
お腹もいっぱい、推しとのコミュニケーションもたくさん取れ、みんないい顔をしている。そして、「今日はみんなに出会えた奇跡に感謝! ありがとうございまーーーーせいせいせいせい!」とカ能セイの言葉で、充実のバーベキュー&ビンゴ大会は幕を閉じた。
その後は、遊び人たちの部屋に推しのメンバーたちが訪問するというドキドキな企画へ。遊び人たちは、推しをもてなすために部屋の飾り付けをしたり、サプライズを準備したり、それぞれのスペシャルなプライベートタイムを楽しんだ。
こうして、一日中、ギャンパレメンバーとともに遊び尽くして、ツアー初日は終了となった。
■ツアー2日目、音楽・カルチャーを発信するインターナショナル・フェスへ出演
翌日5月26日(日)は、沖縄ミュージックタウン音市場で開催された新しい音楽・カルチャーを発信するインターナショナル・フェス「INSPIRATION OKINAWA 2024」にギャンパレも出演。水曜日のカンパネラをはじめ、ロックバンドAge Factory、沖縄の新世代ヒップホップクルーSugLawd Familiar、アジア全域で人気を集めるタイのクルーH3Fなど、ジャンルもシーンも様々なアーティストとともに、熱いライブを繰り広げた。
この日は、ライブ以外は自由時間ということで、遊び人たちはタオルを振り上げライブを楽しみつつ、それぞれの楽しみ方で沖縄の1日を満喫した。
■ツアー3日目、FC限定の貴重なGANG PARADEのライブへ
そして、最終日5月27日(月)。この日は、11時からウミカジテラスで、13人のメンバーたちが売り子として商品を販売したり、受け渡しをしてくれるという、さらにメンバーと距離の近い企画「VIVA ウミカジテラス」が実施された。
ウミカジテラスは年間来島者数330万人を超える沖縄県No.3の観光地「瀬長島」に位置する観光・ショッピングスポット。かき氷屋から沖縄料理、お土産屋さんなど多くの店が同じ施設内に集まっている。
メンバーはどの店にいるか知らされていないこともあり、遊び人たちは散策しながらメンバーをみつけて楽しんだ。商品を買うとメンバーと2ショットを撮れたり、販売時の様子は撮影OKなど、充実した時間となった。
16時からは、WACKではお馴染みのライブハウス沖縄Outputにてフリーマーケットが開催!? メンバー13人の私物がフリーマーケットで販売された。メンバーの洋服から、化粧品、私物フィギアなどレア商品ばかり。福袋も用意され、GANG PARADE再始動時の新聞広告や、GO TO THE BEDSとPARADISES時代のフラッグなど、貴重品を手に入れることができる、まさにファンクラブツアーならではのフリーマーケットとなった。
最後はいよいよ、FC Event。GANG PARADEのライブだ。
お馴染みのSEが流れると、メンバーたちはギャンパレツアー総選挙で1人1人が考えた13通りの衣装で登場。スペシャルなイベントということで、いつもはOKな動画撮影はNG。この日参加した遊び人たちだけの想い出にしましょう!とライブがスタートすると、トークやメンバー考案の特別な企画が準備されていることが明かされた。
まずは黒いボックスに入った、13人のメンバーが自分のやりたい曲を書いた紙から引き当てた楽曲を即興でパフォーマンスしていく企画がスタート。ライブでほとんど披露していない「Wonderful World」が引き当てられ、「本当に覚えてない! 指だけ揃えよう!」と13人はわちゃわちゃしながらレア曲を披露するなど、普段見ることのできないステージが繰り広げられた。
続けての企画は「ギャンパレ○×ゲーム」。クイズで勝ったお客さんの希望曲をその場でセレクトし披露するという、メンバー考案のゲームだ。一例を挙げると、ユメノユアの「総選挙で7位はセイである」という問題や、ユイ・ガ・ドクソンの「コースター移動時の席決めはじゃんけんで行う」、チャンベイビーの「自己紹介のショートバージョンが存在している」など、コアな質問も出題された。見事勝ち残った遊び人のリクエスト曲「らびゅ」が披露された。
続けて、キャ・ノンがやりたかったというコーナーへ。メンバーがくじを引き、その場で歌割りが決定する「歌割りシャッフル」だ。グループ活動時からもっとも長く歌い継がれている代表曲「Plastic 2 Mercy」のパートを入れ替えて披露。いつもとはまったく違う歌割りにメンバーは戸惑いつつも、その新鮮さに遊び人たちは沸き立った。キャ・ノンは「たくさんの思い出を作れて、またひとつ絆を深められて楽しいイベントでした。ここからもまた絆を作っていけたら嬉しいです」と語り、「CAN’T STOP」へ。遊び人たちはみんなで手を繋いでジャンプし、さらなる一体感を生み本編は幕を閉じた。
鳴り止まない「めんそーれ」というアンコールの声に応え、メンバーたちは、かりゆし衣装で再登場。「夏のバカヤロー」「これはきっとaventure」という、アッパーチューン2曲で、タオルを振り回しつつも全力で盛り上がり、大団円を迎えた。
「本当にこの3日間、みんなの笑顔が死ぬほど見れて、楽しい思い出が一個ずつできたなと思います。これからもいろんな思い出作れたらと思うんですけど、これからも遊んでくれますか? 3日間、本当にありがとうございました!またいろんな場所で会いましょう」とココが挨拶し、この日だけのスペシャルライブは幕を閉じた。
まだまだイベントは終わらない! 22時半過ぎからは、ココのFC会員限定ソロイベント出張版「いつもココカラ番外編〜デイゴが咲き乱れ嵐を呼び ココパテが来た〜」が同じくOutputにて開催。遅い時間にもかかわらず、会場いっぱいの遊び人たちが集結。ココは「島唄」を熱唱。遊び人たちは「いやさっさ」の合いの手を入れ、会場の後ろでは、メンバー12人がココを見守っている。それも微笑ましい。
ココは絶対やろうと思っていたというHY「366日」を、遊び人たちのスマホライトが会場を照らす中、想いを込めて歌った。中には泣いているお客さんも。最後はモンゴル800「小さな恋の歌」をステージに登場したユイ・ガ・ドクソンと肩を組んで歌い、ハッピーな空気感がさらに膨れ上がっていく。そして「いつもココカラ」のエンディングテーマである尾崎紀世彦「また逢う日まで」を大合唱し、本当の大団円を迎えた。
こうしてギャンパレとともに遊び倒した3日間。まさにギャンパレと遊び人たちによる究極の遊び場が生まれたツアーとなった。梅雨入りしたにもかかわらず、ほとんど雨に見舞われることがなかったことが、ギャンパレと沖縄の相性のよさを表しているようだった。ぜひ、また開催されたときは、参加してみては? 強くオススメします!
取材&文:西澤裕郎
写真:軍司拓実
Official HP:https://gangparade.jp/