watch more

【LIVE REPORT】KiSS KiSSとのんふぃく!による2マンツアー開幕、お互いの楽曲カバーからキス顔まで!?

StoryWriter

KiSS KiSSとのんふぃく!による、全国5都市6公演を巡る初の2マンツアー〈FiCKiSS!〉が、8月30日(金)の東京 Spotify O-WESTを皮切りにスタートした。

アイナ・ジ・エンドやBiSら擁する音楽事務所WACK所属の5人組アイドルグループKiSS KiSSと、HEROINES所属の7人組アイドルグループのんふぃく!による本ツーマンツアー。KiSS KiSSにとっては初の試みとなる2マンツアーで、コラボステージやコラボ衣装などの様々な企画がアナウンスされていた。本ツアーの初日公演の様子をレポートする。


8月30日(金)東京 Spotify O-WEST公演

先攻で登場したのは、のんふぃく!。恋星はるか、真白里帆、水瀬ぴあの、藤城なみ、永月十華、海まりん、こるねによる7人組アイドルグループだ。SEに乗せて1人ずつステージに横並びに登場すると、「ビリビリラブゲーム」でライブをスタート。ツーステップを取り入れたメンバーの振り付けに対し、ファンたちはコールとミックスで全力で応える。間髪おかずに「てっぺんコード」「らぶげっちゅ」とアッパーな楽曲を立て続けに披露し盛り上がりを見せた。

1人ずつ簡潔に自己紹介すると、「初日、楽しんでますか? 半年前に発表してからあっという間だったよね。今日は楽しみなこと用意しています!」と語り、WACKの衣装を手がける外林健太による衣装について「ロングスカート衣装が初めて!」と話し、その場で回ってスカートがひらめく姿を披露。「今日は台風なのに来てくれてありがとう! ギリギリまでみんなが来てくれるか心配だった」と、この日を迎えられた喜びを伝えた。

「TIFで披露した、WACKさんに作っていただいた曲です」と「ルンルンパーティー日常」へ。振り付けは、GANG PARADEのキャン・GP・マイカによるものだ。かわいいだけでなく、バカになれる振り付けが印象的だ。そして四つ打ちをベースにしたデジタルチューン「ツヨカワ」をパフォーマンスすると、KiSSKiSSの「KiSSES」をカバー。ふぃくみん!(※のんふぃく!ファンの総称)だけでなく、KiSSERS(※KiSS KiSSファンの総称)も大きな盛り上がりを見せた。楽曲を終えると、「この曲は、のんふぃく!と歌い方もテンポも違って難しかった」と感想を述べつつ、KiSSERSがコールをしてくれたことを喜んだ。また、2階席にはキャン・GP・マイカの姿も。のんふぃく!の楽曲をノリノリで見守る姿に、メンバーたちも「先生〜!」と笑顔で手を振った。

「初日もっともっと楽しんじゃいましょう!」と「一方通行ステップアップ」へ。おぎゃぎゃぎゃーというフレーズが印象的な「絶対優勝おぎゃりマスター」、祭り感のあるサウンドを取り入れたデジタルシンセチューン「ひっぱれ大団円」と続け、キャッチーながらも途中で三拍子や激しく展開するなど多様さを持ったアイドルソング「プラトニックチョロイン」でライブを終えた。

そのまま、KiSS KiSSをステージに呼び込むと、2組12人が勢揃い。KiSS KiSSのナルハワールドが「せっかくなので一緒にやりたい企画を持ってきた」と、KiSSKiSSのツアーでは恒例のボックチュトークへ。箱の中から引いたお題のシチュエーションを行い、お客さんをキュッとさせられたら勝ちという企画だ。のんふぃく!からは恋星はるか、KiSS KiSSからはナルハワールドが選抜され、「花火大会の帰り道、彼をきゅんとさせる一言」を披露。ナルハが「君のことばっかみてて花火見れなかったから、来年一緒にいこ」と可愛く言えば、恋星はるかは「花火楽しかったね。君との時間、すっごく楽しかったから、この時間まだ終わってほしくないな」と可愛らしく語った。ファンの拍手審査により、互角で引き分け。2人は「大好きだよ」というセリフとともにキス顔を披露した。

企画を終えると、後攻としてKiSS KiSSのライブへ。WACK所属のGANG PARADEのメンバーでもある、キラ・メイ、キャ・ノン、チャンベイビー、ナルハワールド、アイナスターによるアイドルグループだ。お馴染みのSEとともに手拍子を叩きながら5人が登場すると、低音の効いたソウルフルな「KiSS KiSS SUNSET」でライブをスタート。続くギターロック調の「雨天決行」では、ファンたちのコールが沸き起こった。

「はじめまして。KiSSをあなたにお届けChu!私たち、KiSS KiSSです。よろしくおねがいします!」と全員で挨拶すると、1人ずつ簡潔に自己紹介。「みんなと一緒にやりたい曲を持ってきました」とチャンベイビーが語ると、「KiSS KiSS KiSS」とコール&レスポンスを練習し、90’sジャパニーズテクノを想起させる「KiSS KiSS KiSS」へ。複雑に絡み合うビートとポップスの対比が絶妙な「チョコキス!!」、ベースラインを中心に踊らせるダンストラック「わんわんおーらぶ♡」と続け、のんふぃく!の「プラトニックチョロイン」をカバーした。

MCで、「緊張したー!」と言いながら、やっていて楽しいと感想を語った。グループを結成して2年目で、どこかのグループとガッツリ絡むことも、カバーも初めてということを語り、MVでのんふぃく!にも出てもらったという最新曲「楽園きゅ〜とぴあ♡」へ。

そして、グループの代表曲でもある「KiSSES」へ。勢いそのままに、疾走感あふれる「いないいないばー」、「ファンファーレ」でファンとともにクラップをして一体感を作り出しステージを終えた。

最後は、のんふぃく!を再び呼び込み、記念撮影。「私たち、のんふぃく!とKiSS KiSSでした」と挨拶をしてツアー初日は幕を閉じた。2組は札幌、仙台、大阪、名古屋、福岡と周り、10月23日(水)には再び東京に戻り、Spotify O-EASTでツアーファイナルを行う。

取材&文:西澤裕郎
写真:ポテヤマムラ


■ライブ情報

FiCKiSS!
2024年8月30日(金)@東京 Spotify O-WEST
2024年9月1日(日)@札幌SPiCE
2024年9月7日(土)@仙台Rensa
2024年9月8日(日)@大阪ESAKA MUSE
2024年9月15日(日)@名古屋SPADEBOX
2024年10月13日(日)@福岡BEAT
2024年10月23日(水)@東京Spotify O-EAST

KiSS KiSSオフィシャルサイト:https://www.kisskiss.tokyo/

PICK UP