日々書き溜めている独り言を毎月放出しています。以下、10月の無職日記です。
【10月】
「本人としては相手を愛してるつもりだけど自己愛に他者を介してるだけの人いるじゃん」と言ったら「お前敵を作りすぎだよ」と言われた
あの、もしかして快楽の放棄が快楽への最短ルートですか?
「付き合う」が「相手を自分のものにする契約」と解釈されていることに全ての元凶があるよな、その傲慢さは相手が自分の思い通りにならないと腹が立つという不明の感情を生み出すじゃん、え?自他境界を曖昧にする心地よさに恋人関係の醍醐味があるんですか?そうですか……
というか、子供を育てるにはそういう文化の方が都合いいのか
高校3年生っていまだに「先輩」じゃない?
愛情の中にマンスプレイニングが溶け込んでいらっしゃる方って相手がなぜ不快になるのか分からないみたいね。私は愛玩動物ではございませんし、実は貴方よりずっと賢いんですの
「おばあちゃんになっても手編み同好会とかしようね」って幼馴染に言った 祈りと約束って何が違うんだっけ
今さら『サピエンス全史』を読む奴は愚からしいので私は愚かなんだけど全然読んでよかった
ククク……私の鋭い観察眼によれば先月つけ始めた読書ノートは3冊坊主になることが予想されていたが完全に読み通りになった
インターネット見てたら嫌悪感を正義感と思い込んで他者への攻撃を正当化してる人が多すぎてiPhoneの鳴き声がヘキエキになっちゃった ほら……\ヘキエーキィ/……可哀想に
今ヘッドホンでYellow Magic Orchestra聴いてるけど、こんなものが合法で出回ってたらそりゃ国力も低下するよってくらい気持ちいいな
その日会って開口一番に時間や空間や無や自我について問い始めても普通に受け入れて議論してくれる存在、助かりすぎる
『無と意識の人類史』読んだ
明るい10代を送った人って精神構造が地盤から違う すみませんがあまりこちらを照らさないでください
数年前に図書館で読んだ「恋愛……にならないように気をつけて今日のよかった写真を送る」という短歌が好きだったんだけど誰の歌かわからなくなってしまった 時実新子さんかな
この世で最も気持ちいい速度って30km/hだから私は一生原付でいいや
↓心に響くMCをしている感じの写真だが、実際は「岡山県のトマト銀行って、なんでそんなすぐに潰れる野菜を銀行名にしたんですか?」みたいな話をしている
視覚思考者か言語思考者かの話、私は体感としては半々くらいなんだけど、たとえば小説は映像で記憶されちゃうからその物語を映画で観たのか小説で読んだのか思い出せなくなったり、考え事してると目は開いてるのに現実世界ではなく脳内の映像を見てるから物にぶつかったり階段から落ちたり電車を逃したりするから割と視覚思考者寄りかも・・・---・・・
学術書に比べて文学を読むスピードが著しく遅いのも、いちいち映像を見てるせいかもしれん
立て続けに起こる戦争でここしばらく気が滅入ってたんだけど、ファンの人から「俺は人前に立ってデカい声で正しいことを言う大切さをお前から学んだんだ」みたいなことを言われて、ああ、そうか……となった。全肯定オタクも全肯定しないオタクも両方必要、いつもありがとう
新幹線で隣の人が雀魂やってたから話しかけて対局して結構仲良くなった 麻雀を始めて以来麻雀が打てるやつは大体友達というマインドになっている
堂園昌彦さんの『やがて秋茄子へと到る』にある「眠るときいつも瞳に降りてくる極彩色の雨垂れ、誰か」という歌を読んで、ステージの光に囚われていた頃はステージを渇望するときも拒絶するときも毎晩これになっていたな、と思い出し、潰れた、心が
友達が「ごめん、もしかしてリスカ痕とかある?」と気を遣ってくれたけど⚫麻モチーフのタトゥーしかなくて気まずい
めちゃくちゃ美味しいチーズケーキを食べたら「何も頑張ってないのにこんな美味しいものを食べて……私は……」となり卒論を書く気になったので一石二鳥だった ラッキー
意識から逃れたい気持ちが強いので曖昧な意識がそのまま音になったような音楽にばかり惹かれてしまう
少なくとも20代のうちは不要な労働はせず好きなことを磨くのに時間を使いたい お金があっても今と同じ暮らしをするだろうから特に必要性を感じていない
投資に使ってた証券会社がサ終して全てが野⚫證券に移行されたらしいんだけど、ログインパスワードの書かれた紙をなくしたからここ数ヶ月自分の資産がどうなってるのか何も知らないんだよね(フラグ)
子供の頃から尊敬する人たちにはあまり近づかない方がいいと思ってたけど、もしかしたら普通に仲良くなったほうがいいのかもしれん、というか近づいても許される人間になればいいのか
父が「いつか誰かと結婚することになったら、家柄がダメって言われるかもしれないから俺たちは死んだことにしておけよ!」とありえない忠告してきて面白かった
「ブラジルのファンって本当にいい人ばっかりだよね」ってマジでいろんなところで言われるんだよね あなたたちは自慢のブラジル国民 BIG LOVE
神様、私が何をしたって言うんですか、学生時代に好きだったバンドがみんな魂のバンドサウンドからスカした電子サウンドになってしまったのですが
踊り狂うことを生業にしていた頃は骨折してても40℃熱があっても踊ってたから、それに比べれば…と思うとほぼ全ての体調不良を無視できる(強制されていた訳ではなく自分の意思で強行していたので田中さんを責めないでください)
今月はかなりドラムが上達した うれしい
好きなタイプ、本当のことを言ってもしょうがないし今度から「ちゃんと投票に行く人です❤」つって投票を促そうかな 全てが虚しいのでやりませんが
カラスって黒くて目がどこにあるか分からないから「鳥」の目にあたる部分の一画を省いて「烏」になったんだって
身分や性別に関係なく平等に選挙権が与えられるまでにどれだけの苦労があったかを考えると投票に行かない選択肢ガチでなくなる
人から借りた歌集について「それどうですか?」と聞かれたとき、なんか気を遣って「……良いです」と言ったあと「良いのもあります」と言い直したんだけど一体どっちが正解のコミュニケーションなんだ 場合による 了解
インタビューで話したバンドの目標について、あえて「武道館」みたいな大きい目標を立てないのはゴールを設定したくないから、とにかくずっと音楽を続けたいから、です。あの言い方で伝わったかしら……
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それではまた来月!
新倉のあ
ミュージシャン、俳優、文筆家。2024年6月に無期限活動休止となったMIGMA SHELTERではブラジルとしても活動。現在、ドラマーとして新バンドの始動準備中。バンドの活動は来春以降を予定しており、準備期間を経て本格的に始動する見込み。