GANG PARADEが2024年11月2日(土)と11月3日(日)、秋のファンクラブツアー「あそびっぱなしinやまなし」を開催した。
これまでギャンパレは沖縄でのFCツアーを実施してきたが、今回は山梨県での日帰りバスツアー。事前に知らされていたのは、推しメンと秋の大運動会、美味しいオリジナルカレー作り、SPミニステージイベントという内容と集合場所だけ。果たしてどのような体験ができるのか。筆者も実際に体験しに、初日の11月2日(土)に現地に足を運んだ。
集合場所は、山梨県の大月駅。新宿駅からJR中央本線特急かいじに乗って1本、約1時間で到着するという交通の便のよさが有難い。3連休の初日ということで、登山やキャンプに行くであろう人たちも多く、車内は満席。少しうとうとしながら電車に揺られていると、あっという間に大月駅に到着した。
改札から出ると生憎の雨。駅から歩いて10分ほどの場所にあるホテルの駐車場に到着すると、大型バスが3台停まっていた。早速バスに乗り込むと、しばらくしてGANG PARADEメンバーたちがバスに乗車。この日は、1台につき4人のメンバーがバスガイドとして乗り込んだ。筆者が乗った3号車には、テラシマユウカ、月ノウサギ、ナルハワールド、キャ・ノンがバスガイドを務め、いざバスツアーがスタートした。
早速マイクを持ち「おはようございます!」と挨拶するメンバーたち。朝早いこともあり声が出ていない遊び人(※GANG PARADEファンの総称)たちに、「元気がないですよ!」ともう一度「おはようございます!」と声をかけると、大きな声がバス内を包んだ。メンバー4人が手書きのしおりを遊び人1人1人に配り、「いまから40分くらいかけて山に行きます!」と行き先を明らかにすると、遊び人たちから笑いとどよめきが起こった。バスが動きはじめると、メンバーのスマホで遊び人たちと記念撮影。テラシマユウカは「一つやってみたいことがある」と、全員でしりとりをすることを提案。席順通りに遊び人としりとりを繋いでいき、見事一周りすると拍手が起こった。
ここで、バスに乗っていたナルハワールドが次回FCラジオの担当ということで、なんと車内でFCラジオ公開収録ナルハ回が行われた。遊び人たちの笑い声や拍手も入るなど、一緒に作り上げる回となった。そして、しおりを見ながら運動会のメニューを発表。PK対決では、ゴールキーパーをマネージャーの坂井氏が行うことも明らかとなった。
目的地まであと10分くらいというところで、遊び人のリクエストに応えて、GANG PARADEの「ANSWER」、玉置浩二の「メロディー」をマイクを通して流すメンバーたち。まだバスツアーは始まったばかりだが、すでに終盤かと思うくらいしっとりとした雰囲気の中、バスは会場に到着した。
会場は、富士五湖の中でも透明度が高く静かで美しい西湖が目の前に広がる絶好のロケーション。まずは体育館に移動し、運動会用に動きやすい服と靴に着替えて待っていると、FIFAアンセムが流れ、メンバーたちが体育館後方から厳かに入場。体育館の中を練り歩いた。選手宣誓では、テラシマユウカが「僕たち私たち遊び人は、チーム一丸となりスポーツマンシップにのっとり、正々堂々と競技を行い、お腹を空かせて、美味しいカレーを食べることを誓います!」と宣言。チャンベイビーの鼻歌による準備体操を全員で丹念に行い、赤黄緑紫の4チームに分かれ、遊び人たちは推しのチームに振り分けられ、それぞれの色のハチマキを巻いた。
最初の競技は、玉入れ。制限時間1分で多くの玉を入れたら勝ちというルールに加え、途中で音楽が鳴ったら全力で踊るというオリジナルルールも。2チームずつに分かれ、円になって玉入れ対決を行った結果、ユメノユア、ココ・パーティン・ココ、アイナスター擁する赤チームが優勝を果たした。わずか2個差という大接戦で敗北してしまった、キャン・GP・マイカ、キラ・メイ、チャンベイビー擁する黄色チーム。もともとの玉の数が違ったと、審判に抗議したマイカがイエローカードを受けるなど、波乱の展開も見せた。
続いては綱引き。ここでは、ヤママチミキ、ユイ・ガ・ドクソン、キャ・ノン擁する緑チームが優勝。なんと、大ヒット韓国ドラマ『イカゲーム』の手法を用い、前半は耐え切り、後半相手の息が乱れたところで一気に引っ張って勝ちをもぎ取った。一番大きな声を出したチームが勝つとういう応援合戦では、テラシマユウカ、月ノウサギ、ナルハワールド擁する紫チームが、118dbを記録し優勝。借り人競争では、チームから3人の遊び人が選ばれイントロクイズで競い、2曲が混ざった楽曲を当てるという難問に遊び人たちは苦戦しながらも一生懸命挑んだ。続くPK対決では、各チーム3人ずつ遊び人がボールを蹴り、マネージャー坂井がキーパーとして守るゴールを狙った。
最後の種目は、○×クイズ。全員参加で、5問中、最後に残った人数×2Pが与えられるという種目だったが、なんと2問目の「キャン・マイカがいつキャン・GP・マイカになったのか」という質問で、マイカの選択に全員がついていった結果、まさかの全滅に!? 審判の判断により、全員復活し、5問目まで行った。山梨県の地理ネタや歴史ネタなどかなり難問もあったが、チームで話し合いながらも大きな盛り上がりを見せた。
チームごとに記念の集合写真を撮影し、いよいよ結果発表へ。1位は、120Pで赤チームが優勝を果たした。ユメノユア、ココ・パーティン・ココ、アイナスターと遊び人とで、全力で喜び合うと、トロフィーが授与された。そして、赤チームの遊び人たちには1人ずつ賞状が授与。さらに、ステージに全員であがり、ワールドカップ優勝のときのようなセレモニーを行った。
ココは、「大人になると全力で体を動かしたりすることもなくなるけど、みんなと童心にかえって素敵な思い出をつくることができました。そして赤組優勝したよ!」と勝利の喜びを爆発させ、「しっかり体をケアして美味しいカレーをみんなで食べましょう!」と伝え、カレー作りの屋外のバーベキュー会場へと舞台を移動した。
屋根付きのバーベキュー場にメンバーが登場すると、乾杯大臣のキャン・GP・マイカがソフトドリンクを片手に「サイコサイコー!」と叫び、みんなで乾杯。遊び人たちは7、8人ごとのチームに分かれ、切った野菜と肉を焚き火の上の大きな鍋に入れて炒めていく。それと同時に、メンバー全員との2ショット撮影も行われていった。メンバーとの距離も近く、遊び人たち同士もカレーを作りながらコミュニケーションをとっていく。ぐつぐつと煮えてきたところにカレーのルーを入れ、それぞれのカレーが完成した。
ステージ上で、推しメンがご飯を装ってくれるというスペシャルなアナウンスを受け、推しによそってもらったご飯に熱々のカレーをかけてパクリと口の中へ運んでいく。少し肌寒い季節ではあるが、焚き火を囲みながら熱々のカレーが実に美味しそうだ。遊び人たちの幸せそうな顔がたくさん見れた瞬間だった。メンバーたちもステージ上で、自分たちの作ったカレーを食べて、ほっこりとした時間が包む。さらに、大抽選会が行われ、この日のために作られたのぼりが、抽選で12人にプレゼントされた。
お腹いっぱいになったところで、再び体育館に移動し、SPミニステージイベントへ。「パショギラ」のSEとともに私服のメンバーたちが入場すると、「最後はギャンパレちゃんカラオケ大会!」と、メンバーによるカラオケが行われることが明らかとなった。「ミニライブと書いてあったんですけど、最後までみんなで盛り上がれたらなと思います!」と、1曲目はココがLiSAの「紅蓮華」を熱唱。二番からはヤママチも参加し、ギャンパレの歌姫2人の熱い歌声が会場を包んだ。
ドクソンが「町内会のカラオケ大会のような感じで楽しんでください!」と語り、2曲目はメンバー全員と遊び人たちとともに、ORANGE RANGEの「イケナイ太陽」を熱唱した。「もし踊れる人がいたら一緒に踊ってください」と、3曲目はAKB48の「ヘビーローテーション」、4曲目はメンバーが一番練習してきた曲というCreepy Nutsの「Bling-Bang-Bang-Born」へ。まさに公民館のカラオケ大会という雰囲気さながらだが、推したちと宴会をしているような特別な雰囲気に包まれた。
そして、運動会優勝の赤組の遊び人チームからリクエストされた真心ブラザーズの「サマーヌード」をココが心を込めて歌うと、「縁もたけなわ。みんな絶対に知っている曲です。みんなで歌おう!」と、GANG PARADEのアンセム曲「ROCKを止めるな!!」へ。メンバーも遊び人たちも手を上げ、大きな声を張り上げて一体感を生み出した。
ココが「素敵な歌声をありがとうございました」と語り、ミキが「楽しい時間をありがとうございました。大人になって子供の頃に戻れる時間は少ないけど、みんなとやれば楽しくなるってことを感じた1日でした」と、この日を振り返り、遊び人たちに感謝を伝えた。大きな拍手と声援で応える遊び人たち。朝から全力で山梨を楽しんだ遊び人たちは、再びバスに乗り、GANG PARADEのメンバー12人に見送られながら、帰路へとついた。
長期旅行となる沖縄のツアーも充実していて楽しかったが、今回の山梨バスツアーは1日という時間ながらも、かなり内容が凝縮されており、常にギャンパレメンバーと一緒にアクティビティを楽しめるのが嬉しいツアーだった。推しメンとの忘れられない想い出を作ることができるFCツアー。ぜひまたの開催があったらぜひ参加してみてはいかがだろう?
■ライブ情報
〈TO BE BORN〉
2024年11月30日(土)@東京 LINE CUBE SHIBUYA
open 16:30 / start 17:30
通常チケット 指定席 ¥7,000円(税込)※SOLD OUT
※全て電子チケットとなります。
※未就学児童入場不可
GANG PARADE Official HP https://gangparade.jp/