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【LiVS Road to リキッドルーム】Vol.2 LiVSの歴史を辿るーー“人間最高!!!!”をコンセプトに駆け抜けてきた2年間の歩み

StoryWriter

“人間最高”をコンセプトに活動を続けるアイドルグループ、LiVS。元WACK代表・渡辺淳之介から出資を受けたALL INc.主催によるアイドルオーディション「THE LAST CHANCE PROJECT」を経て、2023年8月13日にデビュー。2024年には下北沢シャングリラ、SHIBUYA WWWXでのワンマンライブを成功させ、現在はコンニチハクリニック、スズカス・テラ、ミニ・マルコ、ユニセックス、ランルウの5人体制での活動を行なっている。

2025年3月、LiVSは初の全国流通盤EP『WARMiNG』のリリースと、それに伴うツアーやインストアイベント、1年前満員することができなかった下北沢シャングリラのリベンジワンマンに向けて一気に走り抜けようとしていた。そんな矢先、メンバーのコチャキンTVが突如脱退を発表。グループにとっても、個々のメンバーにとっても、動揺と不安が押し寄せるような形となった。

それでも5人は走り続けた。そして迎えた下北沢シャングリラのワンマン公演〈Revenge Shangrila〉。残念ながら、会場を満員にすることはできなかった。それでも、5人は笑顔でライブを届け切った。そこにあったのは紛れもない“今のLiVS”の姿だった。そして、LiVSは、8月18日に、グループ史上最大規模となる東京・恵比寿リキッドルームでのワンマンライブ開催を発表した。

StoryWriterでは、恵比寿リキッドルーム公演という大きな挑戦に向けてスタートを切ったLiVSの軌跡を、さまざまな角度から記録していく。第2弾は、LiVSのデビューから現在に至るまでの歩みを振り返る。

>>Vol.1 メンバーが語る、5人体制で探すアイデンティティ、下北沢シャングリラで味わった悔しさ


2023年:オーディションからデビューへ

LiVSの結成は、2023年5月に開催されたオーディション企画「THE LAST CHANCE PROJECT」に遡る。

同オーディションは、WACK代表の渡辺淳之介の弟子が設立した事務所ALL INc.主催の合宿型オーディションで、合格者にはアイドルデビューの権利、脱落者にはアイドルの夢を諦めることを条件に賞金100万円が贈られるという過酷で覚悟が求められるルールのもとで行われた。

 

 

 

 

最終的にこの合宿で選ばれた6名ーーコンニチハクリニック、マナツサマー、ランルウ、スズカス・テラ、コチャキンTV、ユニセックス、によって新グループが結成。

グループ名はLiVS(リブス)。LiVSは「Life is Very Short」の頭文字を取ったもので、“人間最高!!!!”をコンセプトに人間味あふれる最高のパフォーマンスを目指すグループとしてスタートを切った。ファンの呼称は「目撃者」。

デビューライブは、結成からわずか半月後の2023年8月13日、東京・中野heavy sick zeroにて開催。公演タイトルは、赤ん坊の産声を意味する〈OGYAH-OGYAH〉。メンバーが登場するまでのSEでは、母親の胎内での音のようなBGMが流れていた。そして、LiVSはロック楽曲からダンサブルな楽曲まで詰まった1stアルバム『NEW ERROR』を引っ提げて、たどたどしくも初々しい初ライブを飾った。

 

デビュー後、LiVSは独創的なライブ企画で注目を集めていく。9月23日には下北沢MOSAiCにて初の無料ワンマン〈Not Loss, But Free Live〉を開催。このライブは同年6月に解散したBiSHのロスを埋めるコンセプトで企画され、当日WACK関連グッズを持参した観客は入場料が無料になる試みとなった。ステージではメンバーがスクール水着姿で楽曲を連続披露するなど、WACKの伝統をトレースしたようなパフォーマンスを見せた。

また、10月15日にはSNSを活用した企画ライブ〈いいね! de 言い値! LIVE〉を実施 。LiVS公式Xアカウントの指定投稿を「いいね!」した人は、自分が決めた好きな料金(言い値)でライブに参加できるというもので、ファンとの双方向な盛り上がりを生んだ。

そして、11月15日に年越しの2泊3日合宿オーディション開催を発表。12月30日から実際に合宿オーディションを決行した。候補者全員面接や共同生活の様子はツイキャスなどを通しインターネットで生配信され、リアルタイムで“目撃者”たちは新メンバー誕生の瞬間を見届けた。

 

2023年 主な出来事
5月4日-7日……合宿型オーディション「THE LAST CHANCE PROJECT」を開催(合格者6名がLiVSとしてデビュー権獲得)
8月1日……グループ名を「LiVS(Life is Very Short)」と発表。コンセプトは“人間最高”、ファン呼称は「目撃者」
8月13日……デビューワンマンライブ〈OGYAH-OGYAH〉を中野heavy sick zeroにて開催。同日、1stアルバム『NEW ERROR』を発表 。
9月23日……下北沢MOSAiCにて初の無銭ライブ〈Not Loss, But Free Live〉開催
10月15日……X(Twitter)いいね数連動企画ライブ〈いいね! de 言い値! LIVE〉開催
12月30日……年末2泊3日の合宿オーディションを実施

2024年:新メンバーと飛躍の第一歩

1月1日、年越し合宿オーディションの合格者が明らかになり、「エリザベスCV」と仮名で新メンバー加入が電撃発表。1月7日には、新メンバーの正式名がミニ・マルコであると公表された。ミニ・マルコは元声優という異色の経歴を持ち、「声優の道を捨てアイドルになる覚悟」を決めた人物。彼女の加入によりLiVSは7人体制となり新章がスタートした。

ミニ・マルコ

7人体制となったLiVS

加入後初のライブとなったのが1月21日、東京・中野heavy sick ZEROでのワンマン公演〈LiVSなりの再結成ライブ〉。デビュー時と同じ会場に7人が揃って立ち、ミニ・マルコ加入後初めて既存曲を新陣形で披露するとともに、この日初お披露目の新曲もパフォーマンス。なお、そのライブ音源が会場限定ポストカード配布と連動してOTOTOYで独占配信され、MCまで含め生々しい熱気が真空パックされている。

〈LiVSなりの再結成ライブ〉でのLiVS

2月27日、初期メンバーのひとりであるマナツサマーが長年抱えていた持病の悪化により脱退を発表。デビューから約半年、グループを支えてきた彼女の離脱はファンに衝撃を与えたが、「ずっとここで歌い続けたい」という思いを胸に、残るメンバーは結束を新たにした。

3月30日、LiVSは1st EP『Letter』のリリースを発表。このEP発売に合わせ、購入者は入場無料となるリリースツアーを開催。ツアーは4月末から5月にかけて東京・名古屋・大阪・仙台の四大都市を巡り、各地で「目撃者」を増やしていった。

極めつけはツアー最終公演として企画された「24時間ライブ」。5月11日正午から翌12日正午にかけて、新宿WALLYにて丸一日ぶっ通しでライブを行い、ツアーの幕を閉じた。ツアーファイナルには、販売数限定・プロデューサーとのディナー付きVIPチケット(15万円!)が用意されるなど 、破天荒さとファンサービス精神が同居するLiVSらしい演出が見られた。

デビュー1周年記念ワンマンライブ〈Go To 1st Anniversary Tour Final〉

そして、グループにとって大きな節目となる8月13日、デビュー1周年記念ワンマンライブ〈Go To 1st Anniversary Tour Final〉が下北沢シャングリラで開催。当日はこの1年の集大成として全21曲を披露し、リリースされたばかりの2ndアルバム『Don’t Look Back』から新曲を初披露するなど、これまでとこれからを繋ぐライブとなった。

 

LiVSは、秋から冬にかけて、さらに活動規模を拡大。全国ツアー「Face the Sounds Tour」を開催し、仙台・東京・名古屋・大阪を巡った。ファイナルとなる12月23日にはグループ史上最大キャパシティとなる渋谷WWW Xでのワンマン公演に挑み、大盛況のうちにツアーを完走。WWW X公演では、「目撃者」たちへの感謝を伝えると同時に「もっと大きなステージへ行く」という野心も語られ、LiVSの成長を実感させる夜となった。

渋谷WWW X ワンマン公演

音楽的な進化もしていく。12月20日にはトップシークレットマンしのだ提供による新曲「僕の声、跳ね返る」のミュージックビデオが公開。デジタル・ハードコアと青春パンクを掛け合わせたような攻めたサウンドと、エフェクトがかったメンバーのヴォーカルは、それまでのLiVS像を破壊しつつも、新しい側面を見せた。

 

さらに12月21日には井口イチロウが作曲した新曲「ZOMBiES→」のリリースも発表され 、LiVSの楽曲の幅を一気に拡げていく。これらのコラボレーションによって、LiVSの音楽に新風が吹き込み、グループの個性を保ちつつも多彩なジャンルへ挑戦していることが示された。

2024年 主な出来事
1月1日……新メンバー加入決定速報(合宿オーディション合格者。「エリザベスCV」の仮名で発表)
1月7日……新メンバーの名前を「ミニ・マルコ」と正式発表
1月21日……新体制7名での初ワンマンライブ〈LiVSなりの再結成ライブ〉を中野heavy sick ZEROにて開催
2月27日……初期メンバーのマナツサマーが持病悪化のためグループ脱退
3月30日……1st EP『Letter』発売決定とリリースツアー発表(東名阪仙4都市。ツアーファイナルとして5月11-12日に新宿WALLYで24時間ライブ開催)
8月13日……結成1周年ワンマン〈Go To 1st Anniversary Tour Final〉(下北沢シャングリラ)開催 。同日、2ndアルバム『Don’t Look Back』リリース。
12月23日……全国ツアー「Face the Sounds Tour」ファイナルとして渋谷WWW Xでワンマンライブ開催
12月……新曲「僕の声、跳ね返る」(トップシークレットマンしのだ提供)MV公開 、新曲「ZOMBiES→」(井口イチロウ作曲)リリース決定

2025年:さらなる挑戦と進化、リキッドルーム公演へ

5人体制となったLiVS

2025年に入り、LiVSは勢いそのままに新たな挑戦を続けていく。

年明け早々に東名阪仙4都市ツアー〈IGNiTED SOLiD TOUR〉の開催を発表し、1月から精力的にライブを展開。

3月15日、LiVSにとって2枚目のEPとなる『WARMiNG』のリリース決定が発表。この作品はグループ初の全国流通盤となり、文字通り活動の“ウォーミングアップ”から“本格始動”への転換点となる一枚であることが伺える。

 

あわせて「WARMiNG」発売記念ツアーの開催も告知され、タイトルは過去の雪辱を果たすべく〈Revenge Shangri-La〉と名付けられた。ツアーファイナルの会場には、かつて1周年ライブを完売できなかった下北沢シャングリラを再び選定。5月7日のその公演でリベンジを果たすべく、メンバーは各地を巡った。

しかし、ツアー開幕直前の3月21日、メンバーのコチャキンTVが突然の脱退発表。パフォーマンス向上のために全精力を注ぎたい運営側と、学業との両立で将来の選択肢も模索したいコチャキンTV本人との間で目指す方向性のズレが生じたことが理由であることが明かされた。

このタイミングでの離脱にファンからは不安の声も上がったが、残った5人は気持ちを立て直し、3月30日に下北沢MOSAiCで開催したワンマン〈SEASON OF CHANGE LiVE〉では、当年度に解散した他グループのグッズ持参者を無料招待するという企画で多くの観客を集め 、5人体制での再スタートを力強く印象付けた。

〈SEASON OF CHANGE LiVE〉

そうした困難を乗り越えて臨んだ〈Revenge Shangri-La〉ファイナル公演(5月7日・下北沢シャングリラ)では、会場満員には届かず、MCでマルコは涙を流したが、メンバーは“今の覚悟”を全身で示す白熱のステージを展開した。そして、8月18日に、結成2周年記念ワンマンライブを、東京・恵比寿LIQUIDROOMにて開催することを発表。リキッドルームは、シャングリラよりも大きな会場で、ミュージシャンにとってのひとつの登竜門とも言える会場。1年前に果たせなかったリベンジを胸に、彼女たちはオーディエンスと一緒に未来への新たなスタートラインに立った。

〈Revenge Shangri-La〉ファイナル公演

こうして、リキッドルームへ向かい始めたLiVS。

6月16日には初の試みとなるトークイベント「LiVS Road to LIQUIDROOM 決起集会」を東京・LOFT9 Shibuyaで開催する。ライブではなくトーク主体のイベントで、メンバー5人とスタッフが結成からの軌跡や裏話、2周年ライブへの意気込みをざっくばらんに語り合う。また、6月8日には、Finger Runsとのツーマンライブ(StoryWriter主催イベント〈House of Jealous Lovers Vol.2〉)出演が決定している。

7月には結成2周年ライブへの布石として、東京・大阪・名古屋・仙台・千葉・埼玉・神奈川を巡る全国7箇所ツアーの開催も予定されており、各地で勢いを加速させていく。

デビューライブの会場キャパシティ(約80人)から飛躍し、デビュー2周年にして、約900人規模の舞台に立とうとしているLiVS。そこでどのような景色を目撃できるのか? グループ名の由来である「Life is Very Short」に込められた、「人生は短いからこそ今を全力で生きる」という精神が、リキッドルームでどのように発揮されるのか。ぜひ一緒に目撃してほしいと願う。

2025年 主な出来事
1月26日……東名阪仙4都市ツアー〈GNiTED SOLiD TOUR〉開催決定
3月15日……2nd EP『WARMiNG』発売決定(LiVS初の全国流通盤)&リリースツアー〈Revenge ShangriLa〉開催発表
3月21日……メンバーのコチャキンTV脱退を発表(学業との両立を巡る方向性の違い)
3月30日……下北沢MOSAiCにてワンマン〈SEASON OF CHANGE LiVE〉開催
5月7日……ツアー〈Revenge Shangri-La〉ファイナル公演を下北沢シャングリラで開催
6月16日……初のトークイベント「LiVS Road to LIQUIDROOM 決起集会」をLOFT9 Shibuyaで開催
8月18日……結成2周年記念ワンマン〈LiVS 2nd Anniversary LiVE〉を恵比寿LIQUIDROOMにて開催予定


■イベント詳細

SW presents「House of Jealous Lovers」Vol.2
日時:2025年6月8日(日)
場所:東京・下北沢MOSAIC
時間:OPEN 17:00 START 17:30
料金:3,500円(+1ドリンク)
出演:Finger Runs、LiVS
チケット(先着販売):5/17(土)12:00~
https://t.livepocket.jp/e/j37gp

SW presents「LiVS Road to LIQUIDROOM 決起集会」
2025年6月16日(月)@LOFT9
時間:開場 18:00 / 開演 19:00
料金:前売 2,500円 / 当日 3,000円
※全席自由席でご入場は前売券の整理番号順になります。
※配信チケットあり 1,500円
出演:LiVS
LOFT9スケジュールページ https://www.loft-prj.co.jp/schedule/loft9/318214
会場チケット販売ページ https://t.livepocket.jp/e/ya1mr (5月16日20時より販売スタート)
配信チケット販売ページ https://twitcasting.tv/loft9shibuya/shopcart/375503 (5月16日20時より販売スタート)

<LiVS夏の全国ツアー>
7月5日(土)@仙台BIRD-LAND
時間:OPEN 17:00 / START 17:30

7月12日(土)@千葉LOOK
時間:OPEN 17:00 / START 17:30

7月13日(日)@浦和ナルシス
時間:OPEN 17:00 / START 17:30

7月19日(土)@大阪LIVE SQUARE 2nd LINE
時間:OPEN 17:00 / START 17:30

7月20日(日)@新栄DAYTRIVE
時間:OPEN 17:00 / START 17:30

7月27日(日)@F.A.D YOKOHAMA
時間:OPEN 17:00 / START 17:30

8月10日(日)@下北沢SHELTER
時間:OPEN 11:00 / START 11:30

https://t.livepocket.jp/t/ojw48

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