音楽プロダクションWACKが、6度目となる海外公演〈WACK in the UK vol.6〉を、イギリス現地時間2025年6月5日(木)、6日(金)、英国ロンドンのライブハウスThe Underworldにて開催する。
今回は2日間にわたり開催され、DAY1には、ASP、ExWHYZ、豆柴の大群が、DAY2には、MAPA、PIGGS、ZOCX+藍染カレンが出演する。
それに伴い、英語メディア「DiG YOUR OWN IDOLS」では、出演者へのインタビューが公開中。本記事では、同サイトより、DAY2に出演するZOCXのプロデューサー兼メンバーの大森靖子へのインタビューの日本語訳を転載する。
DiG YOUR OWN IDOLSとは?
渡辺淳之介が名誉編集長を務める、日本の地下アイドルを紹介するウェブメディア。WACKのアイドルを中心に、日本で活躍するアイドルや、日本のアイドルカルチャーをサイトを通じて発信していく。通常の記事に加え、日本のアイドルライブカレンダーや、ファン同士が交流できるBBSも設置している。
なお、同サイトでは、日本で活動するアイドルからのプレスリリースや情報提供も受け付けている。
DiG YOUR OWN IDOLS:https://digyourownidols.com/
プレスの宛先はこちらから:https://digyourownidols.com/forproducers/
公式X:https://x.com/DiGYOUROWNIDOLS
公式Instagram:https://www.instagram.com/digyourownidols/
公式TikTok:https://www.tiktok.com/@digyourownidols
公式YouTube:https://www.youtube.com/@DiGYOUROWNIDOLS
大森靖子インタビュー
大森靖子は、日本のアンダーグラウンドなライブハウスから活動をスタートし、人間の表には出しづらい感情や想いを強烈な歌と歌詞、演奏に乗せて表現してきたミュージシャンだ。
その誰にも真似できない表現は熱狂的な支持を集め、メジャーシーンで活動を続け、リスナーだけでなく、数多くのミュージシャンに影響を与えている。現在は歌手活動を行いながら、ZOCXとMAPAが所属するTOKYO PINK代表取締役も務めている。
その大森が2018年に結成したのが、ZOCだ。2025年1月に、“最後のZOC”として「ZOCX」に表記を改め、新体制で始動することを発表。現在のメンバーは、大森靖子、荼緒あいみ、戦慄かなの、千椿真夢、天國3ゅ、姫猫猫猫はうの6人。今回のロンドン公演では、戦慄かなのに変わって、ZOCの元メンバーでもある藍染カレンが出演する。大森に、日本のアイドルシーンについて、ZOCXについて、楽曲について、話を聞いた。
取材&文:西澤裕郎
写真:大橋祐希
海外から日本に来てくれる人たちって、もっとドープな何かを旅して探してるんじゃないかな
──大森さんが、アイドルカルチャーに興味を持ったきっかけは何だったんでしょう?
大森:私は、自分が「女の子をしている」っていう自覚があまり持てなかった幼少期を過ごしていて。友達も家族も、兄弟もいとこも、みんな男の中で育ってきたんです。あとは漫画とかアニメも、少年ジャンプとかワンピースとかドラゴンボールとか、ああいう少年性のある作品の方が自分には近くて。少女漫画に出てくるキラキラした男の子を好きになる、みたいな感覚がよくわからなかったんです。だから、「それってどういうものなんだろう」って、女の子という存在にすごく興味があったんです。
ちょうど私が育った世代ってインターネットが広がってきた時代で。YouTubeができたり、X(旧Twitter)ができていったり。日本で言えば2ちゃんねるとか、ネットの中で交流が生まれていくタイミングだったんです。そこから、学校のクラスの女の子が言ってくれないような本音を、インターネットの中で探すようになっていって。日本では当時、個人ホームページがすごく流行っていて、有名じゃない女の子たちが作っているページを見るのが好きだったんです。有名なアイドルが、ブログで自分の私生活のことを自分の言葉で話すようになって、好きなポイントが増えるというか、愛していいディテールがどんどん見えてくるのがすごく面白くて、興味を持つようになりました。
──その中でも、どういうアイドルが好きだったんでしょう?
大森:私はハロー!プロジェクトが好きで、つんく♂さんがプロデュースしているグループの道重さゆみさんを好きになったんです。彼女が、ハロー!プロジェクトで初めて事務所に直談判したんですよ。「こういう自分をもっとファンの人に知ってほしい」とか、「本当はこうじゃなかったのに」とか、そういうことをブログで実際に書いているのを見て、すごく好きになりました。なので、アイドルカルチャーそのものが好きというよりは、そういう女の子の一番繊細な部分を知りたい、というところから好きになったんです。
──そうした文化が、いまは海外の人からも大きな注目を集めるようになっていますね。
大森:今、日本にはインバウンドですごくたくさん海外の方が来てくれているじゃなじゃいですか? カルチャーを発信していく原宿だけでなく、下北沢とか高円寺とかそういうドープな場所にも、海外の方がたどり着いてくれているのを見て、海外から日本に来てくれる人たちって、有名なカルチャーや存在だけじゃなく、もっとドープな何かを旅して探してるんじゃないかなと思って。日本って治安がいいけど、同時にすごくドープでもある。たとえば、ゴールデン街に海外の方がたくさんいるのも、わざわざ“海外向け”に作られたカルチャーじゃなくて、もともと日本の中にあるものを彼らが探してきてくれているんだと思うんですよね。
最近だとTikTokとかで、地雷系のファッションやメイクを海外の女性が真似してくれてたりしますけど、それってもともと、日本の女の子が「海外の人みたいになりたい」と思って、自分で開発したメイクだったりして。その元ネタになってる日本の子たちのスタイルを、今度は海外の人が真似しているという、すごい現象が起きている。それがめちゃくちゃ面白い。日本の女の子たちって、「他人にどう思われたい」とか、「男の子にモテたい」とか、そういう欲望からじゃなくて、“自分のため”にこだわっていることが多くて。地雷系のファッションだって、いわゆる男ウケとは違うところにあるものですし。日本には、清純そうで黒髪で、幼い感じの女の子が「アイドルっぽくて可愛い」ってされるカルチャーもあるんですけど、私は自分のこだわりで自分の言葉で表現していけるようになったらいいなと思って、ZOCXというグループを組みました。

ZOCX
──ZOCというグループを作ろうと思ったのは、いつ頃だったんですか?
大森:私はずっとモーニング娘。が好きで、つんく♂さんが30歳のときに『ASAYAN』でモーニング娘。を作ってプロデュースを始めたのを覚えていたんです。それで、私も「30歳になったらプロデュースを始めよう」と、ずっと思っていました。自分が曲をけっこう作れるなって気づいたあたりから、プロデュースもやってみたいなって思っていました。
──ご自身の活動を通して「どういうグループを作ろうか」定まっていったんでしょうか?
大森:私はカウンターカルチャーの人間なので、まだないものを作りたい思いがまずありました。講談社が主催していた「ミスiD」っていうアイドルオーディションがあって、そこに審査員として参加していたんです。そのオーディションは、どこの事務所にも所属していない、もしくはできない、でも自分を発信したいと思っている女の子たちも対象で、「どんな女の子もアイドルだよね」っていうのをテーマにしていたんですね。そこに参加して、自分の曲に共鳴してくれる子たちが集まってくれて組んだグループがZOCなんです。「ZOC」という名前はシミュレーションゲーム用語の「Zone of Control」から取っていて、「その支配領域の“外”にいる人たち」=Zone Out of Controlっていう意味を込めてつけました。ZOCとして5年くらい活動していろいろあったんですけど、新しい形で最後にやりたいことをやろうと思って、「X」をつけて、今のZOCXにしました。今は自分の“かわいい”を体現できるような、いろんな声や性別があっていいよねっていう思いで、年齢も性別もぐちゃぐちゃな幅広い6人でやっています。
日本のアイドルって、“アイドルが歌う”っていう時点で、音楽的にはカウンター
──ZOCXのメンバー選びにおいて、特に重要だったポイントはどこなんでしょう?
大森:「声」ですね。私は音楽がベースにあるので。声が好きになった人って、どんな人でもそう簡単に嫌いにはなれない。声って一番、心を表現できるものだと思っていて。混ざり合ったときに何が生まれるかが面白いし、ボーカルのディレクションもすごく好きなんです。
──大森さん自身がプレイヤーとしてZOCに参加することは、最初から決めていた?
大森:最初にプロデュースしたいなと思っていた時は、プレイヤーとしてやるつもりはなかったです。実際に始めてみて、自分の中でも形にできたなと思えたのが「ヒアルロンリーガール」っていう曲で、ロリータファッションをちょっと着崩したときで。ロリータって、日本の中でもすごくクラシカルで、「こう着なきゃいけない」っていうルールがものすごく強いんですよ。ブラウスを着て、肌をあまり出さないとか。上下すべて揃えるのに、すごくお金もかかる。高校生の頃、自由に着られる感じだったら、もっと着たいのになって、どこかで憧れていたんです。そういう気持ちを曲にしたいなって思ったんです。
「こうあるべき」みたいなものを、内側から壊していくのが、私にとってのパンク精神で。それがやりたかった。私はやっぱりパンクな女の子が好きなんですよね。でも、日本におけるパンクって、10年20年前までは、「ガリガリで、中指立てて、尖ってて、かっこいい」みたいな人しかいなかった。でも最近はいろんな女の子のファッションが出てきて、それがミックスされるようになってきていて。たとえば見た目は“かわいい”けど、心に反骨精神を持っている、みたいなスタイルが許されるようになってきている。それが、この曲を通してちょっと自分の中でも形にできたかなって思っています。
──ZOCXの楽曲の作り方やテーマ、方向性はどのように決めているんでしょう?
大森:ZOCXのメンバーって、短いパートでも全力出力120%で歌うんです。とにかく派手で華やか。それを意識して作っています。今って、「SNSで承認欲求を満たす」って言われる時代じゃないですか? 自分が生きていることを、何か形としてSNSに残したい人もいれば、そうじゃない人もいる。ZOCXは、「残したい」タイプの子が多いんですよね。でも、SNSってどうしても“切り取り”じゃないですか? 言葉一つ、写真一枚で人生すべてが伝わるわけじゃない。私はずっとアイドルを見てきて、推しのミュージックビデオで“好きなカット”に意味不明な歌詞が載ってたりすると、「うわ、もったいないな」って思ってたんですよ。
歌詞って本来、地続きで流れているもので、リズムにも乗ってるし、文脈があるから。そこを雑に切り取られてしまうと、その人の魅力も音楽も伝わりづらくなる。だからZOCの楽曲は、「どこを切り取られても映える」ように意識して作っています。Aメロ、Bメロ、サビ、という基本構成はあっても、ずっとフルパワーで華やかな印象を持ち続けるように。人間だって、外では元気にしていても、家に帰って静かにしていたい時もある。本来は“緩急”があっていい。でもZOCに関しては、ステージの上では全員がずっと全力でいてくれるんです。
──全員が自分のパートでフルパワーを出し切るんですね。
大森:私はソロの歌手として活動しているので、たとえば「ここは内に閉じこもるように」「ここで感情を解放して」みたいに繊細なコントロールを意識してライブを構成してるんです。なので、そういう“繊細な部分”を表現するグループも作りたいと思っていました。今回のロンドン公演に出演する元BiSのコショージさんがやっているMAPAっていうグループも、私がプロデュースしているんですけど、彼女自身すごく繊細な表現を求めていて、それをちゃんと出せる人たちをオーディションで選びました。私は「二面性」って言葉があまり好きじゃないんですけど、「こういうものを作ったら、そのカウンターを作りたい」っていう感覚は、すごく好きなんです。
──大森さん自身、カウンターカルチャー側にいる人間でありつつ、そこから生まれたものにもまたカウンターを当てていく、と。
大森:そもそも日本のアイドルって、“アイドルが歌う”っていう時点で、音楽的にはカウンターなんですよね。J-POPって基本的に、海外の音楽を取り入れてきた文化なんですけど、そこに“女の子が音的に訳のわからないことをする”と、全然違う新しいものが生まれる。それって逆に“オリジナル”なものとして成立したりする。たとえばBABYMETALさんとかもそうですけど、そうやって生まれた“日本発のカウンター”が、海外の人に面白がられる。それがまた取り入れられて、ぐるぐる回っていく。その感じが、私はすごく面白いなって思ってます。
ZOCXを知るための3曲
──今回この記事を読んでZOCXを初めて知る方に向けて、「まずはこの曲から聴いてみてほしい」という3曲を挙げていただけますか?
大森:まず、YouTubeでも海外の方からの再生が多くて人気なのは「ヒアルロンリーガール」です。ロリータファッションを着ている、見た目にもわかりやすい曲なんですけど、それは“生まれ持った少女性”じゃなくて、“自分で作り上げた少女性”をテーマにしていて。たとえばヒアルロン酸を顔に打っていたりするような女の子が歌ってる曲なんです。「清純潔癖でなければならない」とか、そういう固定観念から自由な世界で、男の子が大好きな子もいれば、そうじゃない子もいる、いろんな女の子がいていい。そういう価値観が詰まってる。だから、日本の“可愛い”っていうものが、すごく凝縮された一曲だと思います。
次に、「CUTTING EDGE」。これは、端っこで生きてきたからこそ、ステージで輝くチャンスをつかむ女の子たちのための曲です。今のZOCXのメンバーには、少年院に入っていた子や、男の子として生まれてきた子もいる。そういう人たちが、「自分はこのまま端っこで生きていくしかないのかも」と思ったことがあっても、「でも、やっぱり自分の人生の主役は自分なんだ」って気持ちに立ち返る。そういう覚悟や想いが込められていて、すごく大事にしている曲です。
そして3曲目は、「DON’T TRUST TEENAGER」。この曲はすごくロックで、反骨精神に満ちた一曲。しかも、それをロックバンドじゃなくて、アイドルが歌っているというのが、すごくかっこいいなと思っていて、自分でも気に入っている曲です。
「もう生きていけない」と思ってしまう人をなくしたい
──今回のロンドン公演に向けて、ZOCXメンバーについて、ご紹介いただけますか?
大森:今回ロンドンに今はグループにいない藍染カレンさんも行くんですけど、彼女はZOCを最初に一緒に立ち上げた1番信頼しているメンバーです。自分の表現したいことに真っ直ぐに向き合っていく、“ファイター”みたいな子ですね。今は「女優になりたい」という夢のために卒業したんですけど、「ZOCの音楽を海外に届けられるなら参加したい」と言って、今回一緒に来てくれることになりました。

藍染カレン
本来このツアーに出る予定だったのは戦慄かなのちゃんで、メンバーで、一度卒業して4年ぶりに戻ってきました。見た目はドーリーで、声も“マカロンボイス”って呼ばれるようなふわふわした可愛らしさがあるんですけど、その内面はとても熱くて。SNSでは尖っているように見えるかもしれないけど、それも“心の一番柔らかい部分”を守るためにやっていること。性格的に自分と一番似てるなと思ってる子です。

戦慄かなの
猫猫猫はうは、最初のZOC時代から何度も声をかけて、5年越しにようやく入ってくれた子です。歌が本当に良くて、パフォーマンス力も日本屈指だと思っています。“かわいい”へのこだわりがすごく強くて、それは男女問わず支持されているし、ファッションブランド「Howls」もやっています。

猫猫猫はう
そして、2023年11月にオーディションで加入した2人。1人は荼緒あいみちゃん。彼女は「大森靖子の音楽を表現したい」という想いだけで飛び込んできた、すごく実直な子です。メンバーが少なくなった時期にも「自分がZOCを守る!」と、ずっとライブの勉強をしながら努力してきた、明るくてまっすぐな女の子です。

荼緒あいみ
もう1人は千椿真夢ちゃん。彼女はもともと男の子として生まれてきたんですけど、そうとは思えないほどの美貌と華やかなダンスを持っていて。日本のいろんなアイドルオーディションを受けてきたけど、声が理由でいつも最後に落とされていたんです。でも、うちは逆で「その声がほしい」と思った。低いのに張りがある、輪郭を作れる声。そんな声、他にいないんですよ。顔も声も、“絶対に他にいない”って思える存在です。

千椿真夢
最後に、天國3ゅ姫ちゃん。彼女は元々WACKのグループ「豆柴の大群」にいた子で、私が楽曲提供をした時にボーカルディレクションをした経験があって。その時に「この子、面白い声してるな」って印象に残ってて。飛び道具的な癖のある声。そこがすごく魅力的で、声も面白い子として誘いました。

天國3ゅ姫
──今回のロンドン公演にあたって、「ZOCXのここを楽しんでほしい」というポイントがあれば教えてください。
大森:ZOCXのライブは、かなり“ドープ”なものになっているので、普通のアイドルのライブを想像して来られると、予想以上に引き込まれる部分があると思います。私の楽曲を使ったライブはよく「演劇っぽい」と言われるんですけど、どの曲も可愛く見えればそれでいいじゃなくて、この曲のためにすべてを捧げろっていう気持ちで作ってるんです。可愛いも汚いも、全部使い尽くしてパフォーマンスしているので、きっといろんなものが見られると思います。日本の女の子たちが、どんな気持ちで生きているのか。そういう“心の内側”が伝わったら、もしかしたら何かが開けるかもしれない。そんな思いも込めています。だから、ぜひ楽しみにしてもらえたらうれしいです。
──最後に、ZOCXとして“成し遂げたいこと”があれば教えていただけますか?
大森:個人的な想いですけど、「もう生きていけない」と思ってしまう人をなくしたいんです。だからこそ、すべての女の子の気持ちを歌い尽くしたい。自分がその気持ちをわかっていないからこそ、全部を歌い尽くすことで、ようやくその輪郭が見えてくる。そうすれば、ここに入れないなと思ってしまう人がいなくなるんじゃないかって。だから私は音楽をやっているんです。
ソロのライブでは、若い女の子たちに向けて、乙女心や繊細な感情を綴った歌詞を届けています。SNSでちょっとバズったりして、ライブに来てくれる子も増えていて──そういう子たちに、「本物の音楽」を感じてもらいたいと思ってるんです。私はジャズよりも即興性のあるようなライブをやっているので、それに触れる機会を増やしたい。最近はボカロやアニソンが海外で人気になって、日本の音楽が届く機会も増えましたけど、それはやっぱり“部屋で作れる音楽”が多い。でも私が日本で一番好きだった音楽はライブハウスにあったし、やっぱり“空間を鳴らす”ことが大事なんです。だから、どんな状況でも、照明がなくても、立っていればそこがステージだって言えるグループを絶やしたくない。それが私の意地で、ZOCXを続けている理由でもあります。だから、今回のロンドン公演で、日本のライブグループの姿を見てもらえることが、すごく嬉しいです。
■ライブ情報
WACK in the U.K. Vol. 6 DAY1&DAY2
DATE: DAY1-Thursday June 5 / DAY2- Friday June 6 2025
OPEN: 7PM (DAY1&DAY2)
VENUE: The Underworld (London)
APPEARANCE :
DAY1 – Thursday June 5 : MAMESHIBA NO TAIGUN, ASP, ExWHYZ
DAY2 – Friday June 6 : MAPA, PIGGS, ZOCX
*Kanano Senritsu will not perform at this show; ZOCX + Karen Aizome will perform in a special formation.
General Tickets: £30 (Entry from 7pm)
VIP Upgrade Ticket: £120 – strictly limited. It includes:
· Light lunch with the members
· Cheki photo with group of choice
· Cheki photo with member of choice (plus autograph)
· Exclusive T-shirt (Japanese XL size)
· Early entry to the show.
· VIP ticket holders do not need to purchase a general entry ticket.
To upgrade via DICE please purchase a general ticket, then log into your DICE account and choose the upgrade option.
Day one: https://link.dice.fm/4OqyaX4f4Rb?sharer_id=6560e9e76f7c080001787c1e
Day two: https://link.dice.fm/sfNHad8f4Rb?sharer_id=6560e9e76f7c080001787c1e
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Timetable:
DAY1 – Thursday June 5
12:30 – VIP light lunch and cheki event
14:00 – Cheki ticket sale begins for general ticket holders.
14:30 – General cheki event
18:30 – VIP early entry
19:00 – General entry
19:30 – MAMESHIBA NO TAIGUN
20:20 – ASP
21:10 – ExWHYZ
22:00 – End
DAY2 – Friday June 6
12:30 – VIP light lunch and cheki event
14:00 – Cheki ticket sale begins for general ticket holders.
14:30 – General cheki event
18:30 – VIP early entry
19:00 – General entry
19:30 – MAPA
20:20 – PIGGS
21:10 – ZOCX
22:00 – End