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【LiVS Road to リキッドルーム】Vol.12──LiVSが語る、4人体制で挑むリキッドルームワンマン直前の覚悟と決意「LiVSが消えないための戦いでもある」

StoryWriter

“人間最高”をコンセプトに活動を続けるアイドルグループ、LiVS。元WACK代表・渡辺淳之介から出資を受けたALL INc.主催によるアイドルオーディション「THE LAST CHANCE PROJECT」を経て、2023年8月13日にデビュー。2024年には下北沢シャングリラ、SHIBUYA WWWXでのワンマンライブを成功させた。

2025年8月18日、LiVSはグループ史上最大規模となる東京・恵比寿リキッドルームでのワンマンライブを開催する。StoryWriterでは、恵比寿リキッドルーム公演という大きな挑戦に向けてスタートを切ったLiVSの軌跡を、さまざまな角度から記録していく。

第12回目となる今回は、メンバー全員インタビューを実施。この取材は、メンバーのユニセックスの脱退が決定した翌日に行われた。メンバーと運営スタッフで何度も話し合いを行った結果、この先の活動を5人でやっていくことが困難と判断して、4人体制での活動が決定したという。リキッドルームまで2週間を切っての決断と発表。コンニチハクリニック、スズカス・テラ、ミニ・マルコ、ランルウの4人体制で立つ大舞台。今、彼女たちは何を思い、何を背負ってステージに臨もうとしているのか。その言葉をお伝えする。

取材&文:西澤裕郎
写真:大橋祐希


このLiVSが最善だと判断して、4人でやっていくと決めた

──LiVS史上最大規模でのリキッドルームワンマン。開催2週間を切った段階で体制が変わるという事実に対して、いまの率直な気持ちを聞かせてください。

ランルウ:改めて900人キャパのリキッドルームに立つことについて、自分の中で整理しようとしていた矢先にユニの脱退が決まったので、正直まだ脳が追いついていない部分もあって。ユニが脱退することで悲しむお客さんが出てくるのは当然だと思うし、歌割もフォーメーションも大きく変わるので、見え方もかなり違ってしまうと思うんです。それでも、リキッドルームは、その不安を払拭するライブにしなきゃいけない。そう強く思っています。7人から6人、6人から5人、そして5人から4人──体制が変わるたびに、その前の体制を超えるライブをやらなきゃいけないと思ってやってきて、歌割も立ち位置も変わるのでしんどいことは多いけど、リキッドまでの日々を全力で頑張りたいと思っています。

ランルウ

スズカス・テラ:いろんな気持ちをごまかして、5人で続けるという選択肢もなかったわけじゃないけど、全部の気持ちを考えた上で、このLiVSが最善だと判断して、4人でやっていくと決めたんです。今回の2周年ライブは、この決断があったから、ただ楽しいだけのイベントにはきっとならないかもしれない。来てくれる人もいろんな感情を抱えながら足を運んでくれると思うんです。だからこそ、LiVSとしての決意を見せなきゃいけないし、「2周年ありがとう、3年目もいくぞ!」っていう意思表示ができるライブにしたいと思っています。

スズカス・テラ

ミニ・マルコ:やばすぎて、逆に冷静というか。(この取材の時点で)まだユニの脱退発表はされていないので、発表したあと、「また誰か抜けるのか」と思われてもしょうがないと思うし、フォーメーションも歌割も変わるから、これまでのLiVSと違うなと思う人がいるかもしれない。いまは、全部が「かもしれない」としか考えられないけど、その「かもしれない」を少しずつでも消していけたらと思っています。大丈夫じゃないかもしれないけど、「大丈夫だったよ」と伝えられて、「ありがとう」が言えるようなライブにしたい。本当にやるしかない。フォーメーションも、歌もダンスも、全部これまでより良いものにして、メンバーと一緒に頑張りたい。来てくれる人たちのいろんな思いを大切に、お互いに受け入れ合えるようなライブができたらいいなと思っています。

ミニ・マルコ

コンニチハクリニック:1年前、スタッフさんから「リキッドルームやるよ!」って言われた時は、まさか1年後にこうなっているとは思ってもみませんでした。あと10日近くしかない中で、とにかく立ち位置を覚えるなど、できることを頑張るしかない。ユニは歌が上手かったので、歌割が変わることに対して、ファンの方もきっと違和感を感じるだろうし、納得できない人もいると思う。だけど、いつか納得してもらえるように、もしリキッドに来てくれたら「楽しかった」「来てよかった」と思ってもらえるようなライブをしたいです。

コンニチハクリニック

「この4人で進んでいくんだ!」っていう強い意思をちゃんと見せるライブにしたい

──みなさんにとって、そしてLiVSにとって、今回のリキッドルーム公演は、どんな意味を持つライブになりそうですか?

ミニ・マルコ:生き残るかどうか、のライブになると思います。今回のユニ脱退によるダメージはすごく大きい。だからこそ、本当に良いものを見せないと、LiVSはもう生き残っていけないかもしれない。一番大事なのは、目撃者(※LiVSファンの総称)に「楽しい」と思ってもらえることだけど、LiVSが消えないための戦いでもあると思っています。多分、死ぬまで忘れない日になる。「脱退があったけど、あのライブはLiVSにとっていい分岐点だった」って、思えるような日にしたいし、そう思ってもらいたいです。

スズカス・テラ:今後のターニングポイントになるライブだと思っています。ここで成功しなかったら、きっとこの先もない。2年やってきて、焦りもあるし、目撃者も不安になっていると思う。だからこそ、覚悟を見せなきゃいけない。「この4人で進んでいくんだ!」という強い意思をちゃんと見せる。絶対に、最高の日にしなきゃと思っています。

ランルウ:周年ライブって、目撃者にとっては「1年前はこうだったな」とか「LiVSに出会った頃はこうだったな」って振り返るタイミングになると思うんです。そこで、今が一番いいと思ってもらえなかったら、もういいやと思っちゃう人が出てきてしまうかもしれない。私は、目撃者にもっと楽しい景色を見せたいし、リキッド以上の景色を、みんなで見たい。そのためにも、ここで終わらせない。絶対に、終わらせたくない。堂々と4人でリキッドに立ったぞって言えるライブにしたい。目撃者も安心してLiVSを見てくれるような、そんな1日にしたいです。

コンニチハクリニック:1年前の1周年シャングリラは、私たちにとって初めての大きな舞台で、すごく楽しかったし、目撃者の皆さんも楽しんでくれたと思うんです。あれから倍の時間が経って迎える2周年ライブでは、もっと強くなったLiVSを見せたい。会場を押さえた時点では、こんな展開になるなんて想像もしてなかったけど、「ここでライブをしてよかった」「このライブを観られてよかった」って思ってもらえるような日にしたいです。


■ライブ情報

<LiVS夏の全国ツアー>

8月10日(日)@下北沢SHELTER
時間:OPEN 11:00 / START 11:30

https://t.livepocket.jp/t/ojw48

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