AT系の最先鋒バンドでもあるザ ニンクスが、1stアルバム『Garlic Punk Song Book Vol.1』をリリースした。
同時に、アルバムより「飲め!飲め!ハングオーバー!」のMVが公開された。本作は加藤マニ氏が監督を務め、1時間25分にわたる長編作品となっている。
ザ ニンクスは、8月31日(日)に初台WALLにて、レコ発イベントを開催。バンド初の自主企画となる当イベントは、「クリトリック・リス」と「GASOLINE」との3マンライブとなる。
■加藤マニ コメント
「1曲の演奏ごとにウォッカのショットを1杯飲み続けていくと、ロックバンドはどうなっていくのか」試みなくとも、およそ明るい未来が訪れるとは思えない実験ではありますが、メンバーを含めわたしたちの全員が「それ、やってみたい!」と思ってしまったため、今回のビデオは「楽曲の冒頭で全員が使い捨てのショットグラスでウォッカを1杯あおり、フル尺で演奏。1分間のインターバルをおき、再びウォッカを飲んで演奏。以上を続けられる限り繰り返していく」という内容になっています。
バンドである以上、個人ではなく団体で行うものなので、リタイアしづらい気持ちにはなると思いつつ「命をかけるほどのものでは全くないので、限界が来たらちゃんとやめよう!」という約束のもと、撮影は続き、果たして彼らは何杯のウォッカを飲み、どのような状態となっていったのか。ということが白日にさらされる、かなり見応えのあるドキュメンタリーとなってしまいました。
どんなに苦しくても、決して諦めない姿に、ある種の殉教者のような感動を覚える方もいらっしゃるでしょうし、汚すぎて見ていられない!とお思いになる方もいらっしゃるでしょう。でも、パンクバンドって、本来そういうものだったような気もします。常識的に考えたらとても見ていられない行動が、常軌を逸していくにつれ、何故か目が離せなくなり、心を奪われてしまう。それがパンクへの憧れの一つだったような気がしています。
とはいえ、本件はそんな高尚なものでもなく、令和の世には珍しいクソバカMVが出来ましたというお知らせに過ぎません。笑って楽しめる方はぜひお楽しみください。感受性が豊かな方は、一緒に気持ち悪くなってしまうかもしれませんし、良識のありすぎる方は、胸が痛くなってしまうかもしれませんので、本MVのご視聴はおすすめできません。警告はしましたので、ノンクレーム・ノンリターンでお願いします。本映像はノンリターンではありません。お酒は楽しく、適量で。
■リリース情報
ザ ニンクス
1st Albun『Garlic Punk Song Book Vol.1』
CD:2025年8月27日 発売
サブスク:2025年8月31日 解禁
収録曲:
1. カルバンク◯インパンティプリンセス
2. MAD’EM KILLER lV
3. 飲め!飲め!ハングオーバー!
4. てつはう
5. ファイヤーダーティフラッシュデーモン
6. p.e.d.(豚流行性下痢)
7. A.C.E.(Animal Crew Expansion)
8. ゆけっ!毒坊海賊団!
9. 鷹の目
10. ランドリー
■イベント情報
ザ ニンクス presents『Garlic Punk Song Book Vol.1』
2025年8月31日(日)東京・初台WALL
open 18:30 / start 19:00
ticket ¥2,000(+1D)
出演:
ザ ニンクス
クリトリック・リス
GASOLINE
公式X『ザ ニンクスの最新情報まとめチャンネル』 https://x.com/the_ninks_bro