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CYNHNが雨の代々木公園に刻んだ、初の野外ワンマン――新曲「春を攫った」初披露、Zepp DiverCity公演を発表

StoryWriter

取材&文:西澤裕郎
撮影:真島洸

CYNHN(スウィーニー)が2026年5月13日(水)、初の野外ワンマンライブ<CYNHN代々木公園野外ステージ フリーライブ>を東京・代々木公園野外ステージにて開催した。

本公演は、4月5日(日)に横浜・YOKOHAMA Bay Hallで開催された<CYNHN TOUR 2026 –ループバック・ロールトラッシュ–>神奈川公演で発表されたもの。事前の告知では「フリーライブということで、リリイベの倍くらいの曲数かな〜と思っているそこのあなたに朗報です! 今日はCYNHNメンバーが選曲した”ガッツリ90分間CYNHNといえば”の楽曲をたくさん持って参りました。20:00の音止めギリギリまでライブします!」と、フリーライブの枠を超えた全力のワンマンが予告されていた。

しかし、夕方から天候が崩れ、雨と雷が会場を襲う。安全を考慮しながらスタッフ陣が開場・開演時間を見極め、「雷雨の影響により開場時間を調整しておりましたが、18:25より開場いたします。なお、今後の天候状況や安全面を考慮し、公演を一時中断させていただく可能性がございます」という告知を発表。現場では「18時25分に開場します」というアナウンスに対し、会場近くで動向を見守っていたファンたちから大きな拍手が起こった。そんな本公演には1000名の観客が集まり、ライブの様子はニコニコ生放送でも生中継された。

18時40分、オープニングSEが流れるなか、綾瀬志希・月雲ねる・青柳透・広瀬みのりの4人が静かに登場。「楽の上塗り」でライブをスタートさせると、曲終わりには観客から「やー!」という大きな掛け声が響き渡った。ぽつぽつだった雨が次第に強さを増すなかでも、その勢いに飲まれることなく「ラルゴ」「AOAWASE」を4人それぞれの個性ある歌声と流麗なダンスで魅せていく。

月雲ねる

MCで自己紹介を行うと、月雲ねるが新衣装への変更を発表。春らしい生地で淡さも感じる青の衣装に、観客たちから大きな声援が上がった。綾瀬志希が「この雨を吹き飛ばそう!」と宣言し、「ループバック・ロールトラッシュ」へ。渡辺翔の作詞、UNISON SQUARE GARDENの田淵智也による作曲で「繰り返しをぶち壊す」というテーマを持つ同曲も、前回のツアーで何度も披露を重ねてきたことで完全に自分たちのものにしている、そんな堂々としたパフォーマンスだった。

続く「水生」では、オルタナティブな格好良さと、ふわりと揺れる新衣装が醸す品のある可愛らしさが同居する。「代々木のみなさん、もっと声きかせて!」と「はりぼて」へ。落ちサビのユニゾンが心地いい。メンバー同士のコーラスワークが入れ替わっていく「氷菓」でじっくりと聴かせると、「インディゴに沈む」「くもりぎみ」「息のしかた」「2時のパレード」と間髪入れずパフォーマンスを畳み掛ける。気づけば雨は小雨に変わっていた。

広瀬みのり

そして、さわやかなピアノの音色から、新曲「春を攫った」を初披露。広瀬みのりが、新曲のタイトル、作詞作曲が渡辺翔、編曲が「2時のパレード」以来となる高橋諒であることを明かすと、大きな歓声が沸き起こった。

お知らせとして、すでに発表されている6月29日(月)の恵比寿・LIQUIDROOMでの結成9周年記念ワンマンライブ<CYNHN 9th Anniversary LIVE -Blue Symphony->をアナウンス。さらに、11月16日(月)にZepp DiverCity(TOKYO)でバンドセットでのワンマンライブを行うことを発表すると、客席からはさらに大きな歓声が沸き起こった。前回同会場でワンマンを行った際はパンデミックの影響でキャパシティが制限されていたことを回想しつつ、昨年実施した恵比寿ガーデンホールを超えるキャパシティでのワンマンに向け、「満員で迎えたい」「チケットSOLD OUTを目指す」と力強い想いが述べられた。

青柳透

「CYNHNはこれからも大きな舞台に挑戦し続けます。大きな舞台に立った先で、今日ここに来てくれているみんなの顔が見れて、歌えたら嬉しいなと思っています」と青柳透が気持ちを込めて伝え、「あなたに歌います」と語り「いいおくり」へ。4人それぞれのヴォーカルが、聴き手の感情を静かに揺さぶる。曲の最後に、綾瀬志希が「あなたの居場所は、これからも私たちの歌が守ります。これからも最高のステージを用意して、あなたを待っています。また一緒に遊びましょう!」と想いを伝えた。

綾瀬志希

そして、「通行中に足を止めてくださった皆様、私たちのパフォーマンスを楽しみにしてきてくださった皆様。私たちはこれからも、何色もある”青”を大切に表現していきたいと思ってます。CYNHNの音楽がある場所で、またお会いしましょう」と挨拶を残し、初の野外フリーライブは終焉を迎えた。

レインコートはいつの間にか水滴だらけだったが、途中から雨が降っていることすら忘れるほど、彼女たちのステージに没頭する夜となった。


「CYNHN 代々木公園野外ステージ フリーライブ」
2026年5月13日(水)代々木公園野外ステージ
1. 楽の上塗り
2. ラルゴ
3. AOAWASE
4. ループバック・ロールトラッシュ
5. 水生
6. はりぼて
7. 氷菓
8. インディゴに沈む
9. くもりぎみ
10. 息のしかた
11. 2時のパレード
12. 春を攫った
13. いいおくり

https://cynhn.lnk.to/260513_setlist


■リリース情報

CYNHN
「春を攫った」
2026年6月3日(水)配信リリース
https://cynhn.lnk.to/Haru-Wo-Saratta_paps

■ライブ情報

「CYNHN 9th Anniversary LIVE -Blue Symphony-」
2026年6月29日(月)東京・恵比寿LIQUIDROOM
開場/開演 18:00/19:00

2026年11月16日(月)東京・Zepp DiverCity(TOKYO)

Official HP:https://cynhn.com/

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