
取材&文:西澤メロディ裕郎
写真:外林健太、大橋祐希
GANG PARADEが2026年6月20日(土)、新宿・東急歌舞伎町タワーの屋外ステージ「KABUKICHO TOWER STAGE」にて、グループ史上最大規模のフリーライブ<GANG PARADE LAST & BEST ALBUM FREE LIVE “GANGFUL PARADE”>を開催した。
WACK“第1章”終了に伴い、2026年中の解散が決まっているGANG PARADE。本フリーライブは、6月17日にリリースしたラスト&ベストアルバム『GANG FINALE』発売を記念したもので、ワンマンライブに匹敵するボリュームのライブとなることが告げられていた。
そして迎えた当日。あいにくの大雨にもかかわらず、会場には約2,000人の遊び人(※GANG PARADEファンの総称)たちが集結した。

お馴染みのSEが鳴り響くなか、11人がステージへ登場。幕開けを飾ったのは、グループ最初の楽曲「Plastic 2 Mercy」を現体制でセルフカバーした“GANG FINALE ver.”。リアレンジとレコーディング/ミックスはMEG(MEGMETAL)が手がけ、サポートバンド“GANG BOYZ”に、HISASHI(GLAY)のギターが加わった一曲だ。遊び人たちも肩を組んで飛び跳ね、声を張ってコールやミックスを返す。のっけからステージとフロアが地続きになり、大きな盛り上がりを見せた。続くアッパーな初期シングル「Happy Lucky Kirakira Lucky」で、雨の屋外は一気に熱を帯びていく。

「初めまして。私たち、エンジョイプレイ! みんなの遊び場、GANG PARADEです!」と全員で挨拶し、ひとりずつ自己紹介。アイナスターが、「いけるか遊び人! 雨ぶっとばせるか遊び人! まだまだまだまだ声出せるか! 今日は歌舞伎町で最高に楽しい遊び場を作りたいです。最後までよろしくお願いします!」と投げかけ、その煽りに応えるように歓声が返ってくる。アニメ『デブとラブと過ちと!』オープニング主題歌「Happy Yummy Lucky Yummy」を皮切りに「マジ神」「本当に僕が生きたかったのはこんなんじゃ無え!」「lol」とメドレーで畳みかけ、「来了」のイントロが流れた瞬間、ひときわ大きな歓声が上がった。
キャ・ノンが「私たちGANG PARADEは、東京・渋谷を拠点に活動しているWACKという事務所に所属している11人組のアイドルグループです。3日前、17日に10年を迎えました」と語り、結成時から在籍するヤママチミキとユメノユア、活動10年目を迎えたキャン・GP・マイカ、ココ・パーティン・ココ、ユイ・ガ・ドクソンに触れ、“ご長寿グループ”であることも伝えた。そして、3日前にリリースしたばかりの『GANG FINALE』を紹介し、「たくさんの曲の中から、メンバーで選んだり、遊び人の皆さんに選んでいただいたりした33曲を収録しています」「ファンの皆さんの投票で1位になった曲を披露します」と「LAST」へ。そのままベスト盤Disc1の楽曲を束ねたメドレーへと雪崩れ込み、「PARADISES RETURN」から「グッドラック・マイフューチャー」「Beyond the Mountain」と繋いでいった。

続けて、6月16日から18日にかけてメンバー11人が2泊3日の“特別なHOLIDAY”を過ごした企画「GANG HOLIDAY」で選曲が決まった“ニコ生メドレー”へ。「現状間違いなくGO TO THE BEDS」を皮切りに、「アンビバレント」「SUPER PARTY PEOPLE」「pretty pretty good」を立て続けに投下し、「FOUL」「KIMI☆NO☆OKAGE」と続けた。
キャン・GP・マイカが、「今日はフリーライブですけど、フリーライブとは思えないライブボリュームになってます。ここからまだまだ続くので、みんなの声を聞きたい!」と語り、フロアの前方から中央へと順に呼びかけ、通行人や近くのホテルに向けてもコール&レスポンスを投げかけ、大きな歓声と和やかな空気に包まれた。


そのままタオルを掲げての「LOVE COMMUNICATION」、the telephones提供のダンスチューン「Gang Gang Disco」、KENTA(WANIMA)が作詞作曲を手がけ、演奏もWANIMAが務めた「GANG RISE」と、盛り上がりは加速していく。
降りやまない雨に、ココが「私たち晴れ女なのに、今日は嵐を巻き起こしちゃって。屋外でこんな大雨は初めて。いつもはピーカンなのに」と語る。それに対し、ドクソンが「今日は空が嬉し泣きしてるね」と合いの手を入れる。ココは、最初は雨を心配して緊張していたこと、それでもステージに立てば楽しすぎて一生忘れられない思い出になっていることを率直に語り、「あと数曲で終わっちゃう。あっという間。残りもこの歌舞伎町をGANG PARADEの遊び場にして、歌って踊って笑いたい。準備はいいですか」と客席を引き込んだ。

THEイナズマ戦隊提供の「ROCKを止めるな!!」では、<この人生に意地と誇りを>のパートで、メンバーと遊び人たちのシンガロングが起こった。その声が歌舞伎町に響き渡ると、インディーズ時代の「CAN’T STOP」では、遊び人たちが手を繋いで飛び跳ね、幾重にも重なるコールとともに、雨の屋外がひとつの大きな遊び場と化していく。その熱は、ステージとフロアの内側だけにはとどまらない。たまたま通りかかった人たちも足を止め、11人のパフォーマンスはもちろん、声を上げ、振りを揃える遊び人たちの一体感に引き込まれるように手拍子を打ち、見様見真似で振りをなぞる姿もあった。ステージの上だけでなく、客席も、その外側までも巻き込んでいく。これこそが、GANG PARADEと遊び人がともに作りあげてきた“遊び場”の景色だ。


そして、月ノウサギから“お知らせ”が告げられる。「解散ライブの発表です。2026年10月29日(木)、Zepp Hanedaにて、解散ライブ『GANG PARADE LAST SAY HELLO!!』を開催します」。10年続けてこられたことへの感謝と愛を込めて、「残りの期間も、GANG PARADEらしく全力で駆け抜けていきます。最後まで、そばにいてください」と語りかける。さらに、「次に歌う曲が、このライブ最後の曲。最後の新曲です。泣いても笑っても、遊び人と過ごした日々はかけがえのない勲章。遊び人になってくれて本当にありがとうございます。ギャンパレらしく全力で届けます、聞いてください」と、MVが解禁されたばかりの最後の新曲「GANG PARADE SO LONG!!」を雨の歌舞伎町に響きわたらせ、鳴りやまない拍手のなか、11人はステージを後にした。

大雨の歌舞伎町。その遊び場の真ん中で、雨に打たれてびしょ濡れになりながら、誰よりも楽しそうに笑っていたのは、ほかでもない11人だった。前髪を濡らし、足元の水を蹴り立てて踊りながら、最後まで笑顔を絶やさない。メンバーの入れ替わりも、グループが二分された時期も乗り越えてきた彼女たちだからこそ、雨という逆境さえも、明るく、楽しく、忘れがたい一日へと変えてしまえる。まさにGANG PARADEそのものを体現するようなステージだった。


GANG PARADE LAST & BEST ALBUM FREE LIVE “GANGFUL PARADE”セットリスト
1. Plastic 2 Mercy (GANG FINALE ver.)
2. Happy Lucky Kirakira Lucky
3. メドレー: Happy Yummy Lucky Yummy / マジ神 / 本当に僕が生きたかったのはこんなんじゃ無え! / lol
4. 来了
5. LAST
6. メドレー: PARADISES RETURN / グッドラック・マイフューチャー / Beyond the Mountain
7. メドレー: 現状間違いなくGO TO THE BEDS / アンビバレント / SUPER PARTY PEOPLE / pretty pretty good
8. FOUL
9. KIMI☆NO☆OKAGE
10. LOVE COMMUNICATION
11. Gang Gang Disco
12. GANG RISE
13. ROCKを止めるな!!
14. CAN’T STOP
15. GANG PARADE SO LONG!!
■ラストライブ開催情報
LAST LIVE「GANG PARADE LAST SAY HELLO!!」
2026年10月29日(木)@Zepp Haneda(TOKYO)
詳細は後日発表いたします。
公式HP:https://gangparade.jp/news/detail/1207
■リリース情報
GANG PARADE
Last&Best Album『GANG FINALE』
2026年6月17日(水)発売
楽曲配信&商品購入リンク: https://GANGPARADE.lnk.to/gangfinale
品番:豪華盤:WPZL-32274~7 / 完全盤:WPCL-13744~6 / 厳選盤:WPCL-13743
価格:豪華盤(3CD+1BD):¥16,500(税込) / 完全盤(3CD):¥9,900(税込) / 厳選盤(1CD):¥3,300(税込)
CD収録内容:GANG PARADEの活動10年を締めくくるラストアルバムにしてベストアルバム!活動10年間にリリースされた作品から選りすぐった楽曲に新曲を加え、彼女たちの歴史を凝縮した全33曲。
GANG PARADE オフィシャルサイト:https://gangparade.jp/



