【7/47】BiS、47都道府県ツアー和歌山編「私はオンリーワン格好いいになりたい」

4月15日の沖縄公演を皮切りにはじまった、BiSの47都道府県ライヴ・ツアー「I don’t know what will happen TOUR」。７箇所目となる和歌山公演が、2018年5月19日（土）和歌山・SHELTERにて行われた。

新生BiSとして初の和歌山ワンマン公演にも関わらず、ライヴ終了後には「#BiS和歌山」がトレンド入りするなど、大きな盛り上がりを見せた。

冒頭から新生BiSのアンセム曲「gives」ではじまり４曲を披露すると、メンバーの自己紹介へ。アヤ・エイトプリンスが「世界で１番美しいのは誰？」とペリ・ウブに尋ねると「キカ」という答えが。するとアヤは、キカは「白塗り世界一」と切り返し、会場の笑いを誘った。続いて、白塗りに梅のペイントをしたキカ・フロント・フロンタールが「和歌山、BiSではじめてだけど梅おいしいんでしょ？　買って帰ります」と自己紹介。怪獣担当のゴ・ジーラは、「和歌山のご当地怪獣はウメボーズです」とご当地怪獣を説明した。

パン・ルナリーフィ、ペリ・ウブの元気で力一杯の自己紹介が終わると、突然「にんげんっていいな」が流れはじめ、５人が振り付け付きで歌い踊ってみせた。謎の展開だったが、歌い終わると、ゴ・ジーラが「人間ていいな」と言い放ち「human after all」へ。

「和歌山元気ですかー？　元気があれば何でもできる。ご唱和ください。１、２、３、ダーーー！」と盛り上げた「Never Starting Song」など、新生BiS楽曲を中心に一気に駆け抜けた。この日のMCは、ペリ・ウブが行なった。

ペリ・ウブ「私はBiSになって今年で２年になります。BiSになってからは、経験したことのないことがたくさん起きて、何もかもが新鮮で、毎日がとても早くすぎて行きました。逆にBiSになる前は毎日がとても長くて、ただ何もせず毎日、日々を捨てていました。なので今がとても充実しているなってことを心の底から感じています。今日は大好きなメンバーの紹介をしたいと思います。

アヤ・エイトプリンス。彼女は顔が美人で、いい奴です。親身になって物事を考えてくれて心がやさしい（アヤ…照れる）人です。なので、BiSになった結成当初から仲が良くて、座っているアヤの上に自分の足を乗せたりとかして、よく甘えています。アヤがGANG PARADEにトレードするときはとても寂しかったんですが、いい奴だけでなく自分の意見を持って帰ってきました。しっかりした頼れるメンバーです。

キカ・フロント・フロンタール。彼女は、いつからか白塗りを始めたんですけど、地域によって、今日は梅だったり、いろいろ試行錯誤して、とても毎日楽しみにしています。白塗りを落とすと、とても顔は美人です。キカは料理が上手で面倒見がとてもいいです。歌とかダンスとかとてもストイックで、ライヴの前とかによくアップとかめっちゃしていて、すごく尊敬できるところがたくさんあります。

ゴ・ジーラ。ゴジラは実は陽気でおしゃべりな人です。テンションがおかしいときに目があうとターゲットにされて永遠に話しかけられてちょっと厄介なんですけど、楽しそうなのでいいです。（会場笑）ゴジラはすごく優しくて、敢えて気を使ってそっとしておいてくれたり、すごく気遣いができます。私ははじめて会ったときから言っているんですけど、ゴジラの顔のオタクです。とても顔が好きです。

パン・ルナリーフィ。えっと、パンとは「だっちゅうの同盟」っていう同盟を築いているんですけど、それほど仲がいいのかなと思います。なぜこんなに仲良くなったかというと、パンとは笑いのツボがちょっと似ていて、他の誰も笑っていないのに私とパンだけおもしろいってことが多々あって、シンクロして「だっちゅうの同盟」ができあがりました。味覚とかも似ていたりして、好きでございま～す。パンは、自分より人のことを優先しちゃうような優しい子で、とても人情も強いです。お菓子をちょうだいっていったら百発百中くれます。なので、仲がいいところもあります（笑）。

ペリ・ウブ。私は、お化粧とチーズとハンドメイドとか服が好きです。私はオンリーワン格好いいになりたいと日々思っています。今日ここにいるみんなにも格好いいと思わせるつもりで、ここにいます。私はこのメンバーが大好きです。今日と残りあと４回の公演で、この５人のBiSは終わります。BiSはどんどん変わっていきます。変わり続けていきます。ですが、いまは私たちがBiSです。今日全部の力をすべて出して、歌に乗せて、ここに置いていきたいと思っています。最後まで一緒に楽しみましょう」

ここから、シングル曲を中心に代表曲を連続で披露して一気に駆け抜け本編は幕を閉じた。その後起こったアンコールに応えて、再び５人が登場。キカが挨拶をした。

「改めまして、本日は「I don’t know what will happen TOUR」和歌山公演におお越しくださり、本当にありがとうございます。BiSは常に変化をしていくグループです。次にみなさんに会うときには、どんなBiSになっているか、私たちにもわかりません。でも、もし次に会うとき、絶対私たちは今よりも大きくなって帰ってきます。また絶対ここ和歌山に戻ってきます。待っていてください。今日この５人のBiSで歌える曲は、あと２曲です。心を込めて歌います」

そして「BiSBiS」を披露、「まだ終わりませんよ！　みんなで一緒にスクワットやりますよ！」と楽曲中スクワットをやり続ける「パプリカ」を披露し、初の和歌山公演は幕を閉じた。

この５人でのBiSのワンマン公演はあと４箇所。ツアー７箇所目は、5月20日（日）、奈良・NEVERLANDにて行われる。

取材＆文：西澤裕郎
写真：外林健太