【10/47】BiS、47都道府県ツアー鹿児島編「とにかく伝えたいことは、私はいまのBiSが大好きです」

4月15日の沖縄公演を皮切りにはじまった、BiSの47都道府県ライヴ・ツアー「I don’t know what will happen TOUR」。10箇所目となる鹿児島公演が、2018年5月27日（日）、鹿児島・SR HALLにて行われた。

ツアー定番となったアンセム曲「gives」で幕をあけ、一気に４曲を披露すると自己紹介へ。キカ・フロント・フロンタールは、鹿児島名物「しろくま」になりきったメイクで登場。パインやみかん、いちご、さくらんぼ、寒天を顔に描いた姿に会場が湧いた。怪獣担当のゴ・ジーラは「鹿児島県のご当地怪獣はスギノドンとイモラスです」と自己紹介をした。

そしてゴ・ジーラが「人間というものは、どんどんどんどん昔のことを忘れていくもので、過去を抱きながら生きていることなんてあまりないと思うんですよね。学校時代いっぱい過ごしていたはずなのに二度と合わなくなった人とか、たくさん。私は学校のときの友達は全員ブロックしているから（会場笑）誰１人いないんですけど。でも、きっとこの出会いは偶然じゃないから、今日の出会いを大切にして人間生活を今日も生きぬきましょう。私たちはどうせ人間、結局人間、それでも人間、されど人間です」と語り「human after all」へ。

そこから連続で楽曲を披露したあと、アヤ・エイト・プリンスがMCを行なった。

アヤ・エイトプリンス「今日は「I don’t know what will happen TOUR」in 鹿児島に来てくれて本当にありがとうございます！

早いもので、第一弾のツアー、この５人体制は次の渋谷WWWが最後になります。「WACK EXHiBiTiONi」でBiSが２つに分かれるっていう話を聞いたとき、私は結構前向きで、「やってやるぞ」「前に進もう」っていうポジティヴな気持ちが強かったんですけど、この５人、もも（ももらんど）のいる６人のときも含めてツアーを始めて、国技館の次の日から活動してきたんですけど、ライヴとか練習とか、どんどん５人ラストっていう日や言葉が増えてきて、最近はすごくさみしいです。とてもさみしくて…。

BiS 2ndは（私は）キカとペリと一緒なんですけど、ゴ・ジーラは（自分がGANG PARADEから）戻ってきて３ヶ月しか一緒にいなくて、パンはそもそもまだ（自分が戻ってきてから）３ヶ月しか一緒にいなくて、それが逆にびっくりしていて。このメンバーでたくさんのことを乗り越えてきたので、もっと長い日が経っているのかと思ったんですけど、まだ３ヶ月しか経っていなくて、正直まだ一緒にいたいって気持ちが今は日に日に強くなっています。なんですけど、６月２日からはじまる新しい体制も同時にすごく楽しみです。

とにかく伝えたいことは、私はいまのBiSが大好きです。

実はメンバーみんなそうだと思うんですけど、明るい気持ちだったり、暗い気持ちだったり、毎日違う感情で過ごしている３ヶ月間でした。そういう気持ちを全部持ち続けて最後までやりぬきたいと思います。私たちは最後までどんなことも諦めないので、みなさん見守っていてください。後半戦、BiSの格好いい曲をたくさん持ってきています。最後まで盛り上がっていきましょう！」

アヤの言葉通り、シングル楽曲を中心とした楽曲を連発し盛り上がり本編は終了。鹿児島らしいネタを含んだ熱いアンコールに応えて５人が再びステージに登場した。

「アンコールありがとうございます。「I don’t know what will happen TOUR」、今日で11公演目10箇所目です。今日ここ鹿児島で11公演目を迎えることができて本当に嬉しいです。ありがとうございます。この５人の体制最後が5月31日の渋谷なんですけど、（その前のライヴが）今日ここ鹿児島県だということは意味があることだと思っています。BiSはどんな形になっていくかわかりませんが、私たちの歌で伝えたいこと、根っこにある気持ちはずっと変わりません。今日この５人でここで歌える曲は残り２曲です。心を込めて歌います。一緒に歌ってください」とキカがMCをし「BiSBiS」を披露。最後は研究員（※BiSファンの呼称）と一緒にスクワットをしながら「パプリカ」を披露し鹿児島公演は幕を閉じた。

この５人でのBiSのワンマン公演は、5月31日（木）、Shibuya WWWが最後となる。

文：西澤裕郎
写真：外林健太