【32/47】BiS、47都道府県ツアー高知編「今ここで隣にいることを私は運命だなって思います」

4月15日の沖縄公演を皮切りにはじまった、BiSの47都道府県ライヴ・ツアー「I don’t know what will happen TOUR」。高知公演が、2018年8月25日（土）、X-pt.にて行われた。

6月2日の石川公演から採用された「Jリーグ方式」に則り、昼はBiS2nd、夜はBiS1stが、同会場でライヴを行った。

■BiS2nd「前に進むしかありません」

13時30分からは、ペリ・ウブ、アヤ・エイトプリンス、キカ・フロント・フロンタール、YUiNA EMPiRE、ムロパナコ 、ミュークラブの6人からなる「BiS2nd」がライヴを行った。

「gives」でスタートし、4曲を歌いきると自己紹介へ。高知のご当地キャラであるカツオにゃんこのペイントをしたキカや、最近ロボットの練習をしているというムロなど、個性の強い6人が各々に自己アピールをした。

そして、アヤが「みんなで声出しをしたいと思います。私がカツオと言いますので、そのあとに続いてカツオと言ってください」と、「カツオ」、「磯野」「楳図」とバリエーションを変えてコール＆レスポンスをした。「喉があったまってきたんじゃないでしょうか！　中盤戦もみんなで声を出して楽しんでいきましょう」と「My lxxx」へ。中盤を一気に駆け抜け、YUiNAがMCを行なった。

YUiNA EMPiRE「私たちは、この6人でBiS2ndになりました。今ここで隣にいることを私は運命だなって思います。そう思えたのは、この5人が受け入れてくれたことだし、みんながたくさん支えてくれているからです。ありがとうございます。地球で、みんなに平等なものが1つだけあります。それは時間です。でも時間は1秒1秒今も進んでいて、止まってはくれません。いまここでみんなに出会えて楽しい時間を過ごしているけど、それも止まってくれません。だから前に進むしかありません。BiSもこれからずっと続いていくし、これからもみなさんBiSをよろしくお願いします。高知のみなさん、まだまだ盛り上がっていけますか? BiS2nd、後半も盛り上がっていきましょう」

そこから「ミステリアスホール」、最新シングル『Don’t miss it!!』のカップリング曲「TIME OVER」、シングル曲を連発し本編を終えた。アンコールが起こり6人が再登場。ペリがMCを行った。

ペリ・ウブ「私たちBiSは高知県にくるのが初めてなので、はじめましての人も多いと思います。学生さんとか地方に住んでいたら、なかなかライヴを観に東京に遠征するのは難しいと思うので、少しでもBiSのこと知っているよとか、ちょっとだけ興味あるよって人たちにも会いたくて、その目で見て知って欲しくて、私たちは全国を回っています。それは、地方で私たちBiSを楽しみに待ってくれているみなさんがいるから、私たちは日本中でツアーをすることができています。ありがとうございます。ああ、今日楽しかったなあって、素敵なプラスな気持ちをみんなに持って帰ってもらって、日本中のみんながプラスな気持ちになって、素敵なBiSを広めていきたいなと思います。東京からついて来てくれるお客さんもいたりします。ここにいる端から端まで、真ん中も全員のおかげで、私たちは高知に来ることができました。素敵な素敵な高知県に私たちを連れてきてくれてありがとうございます。今日歌える曲は残りあと2曲になってしまいました。今日という日に悔いが残らないように全力で楽しんでいってください」

そしてこの6人体制で初のシングル曲「Don’t miss it!!」、BiSはじまりの曲「BiSBiS」をパフォーマンスし、BiS2ndのライヴは幕を閉じた。

■BiS1st「BiSのライヴで洗濯して、全部綺麗にしていきましょう」

19時30分から、パン・ルナリーフィ、ゴ・ジーラ、ネル・ネール、トリアエズ・ハナの4人からなる「BiS1st」がライヴを行った。

「gives」を皮切りに4曲を立て続けに歌うと、4人の自己紹介へ。ゴ・ジーラが「私たちBiSは2014年に一度解散して、2016年に再結成をしました。旧BiSと呼ばれている前のBiSで一度高知に来たことがあって、私の推しのヒラノノゾミさんの「ODD FUTURE」MVにここの楽屋が写っておりまして、そこがすごい衝撃を与えるものになっています。その場所に、メンバーは全然違うんですけど再結成して戻って来ることができて感動しています。高知県で待ってくださったみなさん、ありがとうございます」と気持ちを話した。

そして、坂本龍馬の「日本を今一度洗濯し候」という言葉を引き合いに、普段社会で起こる嫌なことをBiSのライヴで洗濯して、全部綺麗にしていきましょうと研究員に伝え、「My lxxx」へ。新旧BiSの楽曲を織り交ぜたパフォーマンスをし会場を熱くしたあと、ハナがMCを行なった。

トリアエズ・ハナ「BiSに加入せていただいて、この47都道府県ツアーを回らせてもらわなかったら、自分では行けない県も会ったし、出会えなかった人もいると思います。それをライヴ中にふっと思って幸せを噛み締めていることがいつもあります。BiSは来週から新しい一歩を踏み出すわけですが、この幸せな気持ちとか、みんなに楽しんでほしい気持ちとか、全部全部忘れないで、高みを目指して笑顔で進んでいきますので、全部全部見逃さないでついて来てください」

そこから「ミステリアスホール」、「primal.」、シングル曲を中心とした楽曲で本編は終了した。アンコールに応え、再びステージに登場した4人。パンがMCを行った。

パン・ルナリーフィ「今日、きっとはじめましての方々もたくさんいると思います。ここにいる1人1人がBiSを見にくるという同じ目的で、研究員として、仲間として、ここにいるわけで、いつもは学校だったり仕事だったり家にいたり、いろんなそれぞれの自分たちの人生がある中で、今日BiSを見にきてくれて本当にありがとうございます。私もBiSに入る前は、普通に勉強をがんばって、スーツを着て就職してという人生の選択肢もあったと思うんですけど、私にはやりたいこととか、そういう生き方は向いていないと思って、人生を変えるためにオーディションを受けて、こうしてパン・ルナリーフィとして活動しています。私たちはアイドルなので、みなさんをめちゃめちゃ幸せにしたいし、私たちを見てみなさんの生活がワンダフルに、パワフルに、そういうプラスなこと全部、私たちBiSを見て元気になってほしいです。今日来てよかったなって、1人1人の人生で1番楽しかったと思えるくらい最高の思い出に私たちはします。残り2曲。私たちBiS1stは今日を含めてあと2回、BiS1stは、もっともっと格好よく、もっともっと大きくなるので、ここにきたことを自慢できるくらい、最後どかんとやって帰ります。今の私たちを見逃さないでください」

そして新曲「Don’t miss it!!」、BiSはじまりの曲「BiSBiS」を披露し、BiS1stの高知公演は幕を閉じた。

文：西澤裕郎
写真：外林健太